「喰らえよ!」
Xタイプの装備である、ダブルキャノンと対艦ミサイルを放つ。
「甘いな!」
ブルーフレームが、ミーティアに装備されていた陽電子リフレクターを使用して防ぎきる。
逆に、ミーティアのビームソードを使ってXタイプを襲う。
「危ねぇ!何しやがる!」
アルテミスの傘と陽電子リフレクターを組み合わせたマルチシールドを使って完全に防ぎきる。
「遅い!」
ドラグーンを放って、マルチ攻撃を始めるブルーフレーム。
「無駄だってことにそろそろ気づけよ!」
カノンは嘲笑しながらドラグーンを防ぎきる。
「逆にやってやるよ!誘導ミサイルの操縦技術の高さを見せつけてやる!」
Xタイプの至るところから放たれた大量のミサイルが、
コックピットに設置された電子キーボードを使用して動きを制御する。
「そこだっ!」
ミーティアの脆い部分を見つけて、そこに集中的にミサイルを当てた。
「よし!」
カノンは自分の高い操作技術を誇るように叫ぶ。
だが、その高いプライドが彼女の判断を鈍らせていた。
そして、ミーティアに装備されていた2門のローエングリンが臨界を始めていたことにさえ気づいていなかった。
「ローエングリンの臨界を確認・・・・・外さん!」
ブルーフレームのコックピット内部で、劾は叫びながらトリガーを引いた。
その瞬間、2門のローエングリンから赤黒いビールが放たれた。
コックピット内部に突然走った危険信号と緊急サイレンがに、カノンは対応できていなかった。
「なっ?!ビームがこっちに迫ってくる?!なぜ気づかなかったんだ!」
急いでアルテミスの傘と陽電子リフレクター、ゲシュマイディッヒパンツァー、Iフィールドを使って防ぐが、
耐えきれずにシールドが完全に破れた。
その瞬間、Xタイプの半分が爆発して大破。
F94本体も誘爆に巻き込まれ、右腕部と脚部を失った。
《ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!》
コックピットに走る警告音で、気を失っていたカノンが目を覚ます。
「あれ、俺は一体・・・・・」
コックピット内部のメーター等の機器は全てぶっ飛んでおり、精密機器も多くが使い物にならなくなっていた。
コックピットの明かりはほとんど消えており、辺りは真っ暗であった。
カノン自身、頭や体の至るところから血を流しており、
左腕を骨折していた。
「駄目なのか、俺はここまでなのかな・・・」
その時、彼女の頭の中にあの子供達の顔が浮かび上がった。
「そうだよな、誓ったよな、俺はあの子達を守るってな!!そしてそのためにアルティメット・ウォーズに何が何でも入隊してやるってな!」
その瞬間、彼女の頭の中でなにかが弾けた。
彼女の目からハイライトが消え、決意に燃えた目に変わった。
「何だこれは?!」
ブルーフレームのコックピットのスクリーンを見て、劾は驚愕した。
破壊して止まったはずのF94が、突如蒼白い焔を噴き出しながら残ったXタイプのパーツを動かしたのである。
その瞬間、F94が肩から放熱フィンを展開して目にも止まらない速さで動き出したのである。
「なっ?!」
一瞬の出来事だった。
ローエングリンを破壊し、耐えきれなくなった追加装備を全てパージしたF94がフライトシールドの上に乗り、ショットランサーとファトムー01をシールドにして次々とミーティアを破壊していった。
ランサー部分を残ったミーティアのパーツに射出して破壊したF94は、ファトムー01とフライトシールド、そして残ったショットランサーのパーツを投げ捨て、ビームサーベルを引き抜いた。
「これで決着をつける!」
カノンは叫びながら、全ての力を出しきるべく全速力で加速する。
「負けていられるか!」
タクティカルアームズⅡをビームサーベルモードにしたブルーフレームも迫る。
2機は激しくぶつかり合い、斬り会う。
そして再び離れ、またぶつかり合い、そして交錯した。
その瞬間、ブルーフレームの腕部が爆発して機能が停止した。
「認めよう、私の敗けだ。」
「勝ったんだ、俺・・・・・・」
そう言いながらカノンは再び意識を失った。
再び目を覚ましたのは、病室だった。
「うっ、ここは?」
「病院だよ。あれから3日たってるよ。僕達、無事にアルティメット・ウォーズに入隊できたんだよ!」
「そっかぁ、良かった。」
「でね、カノンのお見舞いをしたいって言って来た人がいるんだよね。」
「ん?」
入ってきたのは翼と静、響、マリア、切歌、調だった。
「大丈夫?」
「悪いな、心配かけてしまって。」
「問題ないわ、あなたが無事に帰ってきたのだからそれでいいわ。」
「風鳴翼・・・・・」
「心配するな、私は完全ではないが傷は癒えた。もう大丈夫だ。」
「っ、そういえば!あの子達はどうなった?!」
「大丈夫よ、ここにいる学生たちが面倒を見てくれてるわ。」
「良かった・・・・」
「私たちの自己紹介はいいかしら?」
「やってやれ。」
「私は立花響、よろしくね。」
「暁切歌デス。」
「・・・月詠調、よろしく。」
「マリア・カデンツァブナ・イブよ。マリアでいいわ。」
「風鳴カノンだ、よろしく。」
「風鳴ナミネ、よろしくね。」
「しかし今でも思うのだが、なぜ私と君達二人は私と同じ名字なんだ?」
「わかりません。僕たちはそうやって育てられてきたんです。」
「はあ、また一悶着ありそうだぜ。」
「まぁまぁ、今はお祝いしようよ。アルティメット・ウォーズ入隊試験合格おめでとう、二人とも!私たちは二人を大歓迎するよ!」
「ああ、よろしく!!」
「これからよろしくね!」
この日、新たな仲間が加わり、新たな友情が芽生えたのだった。
次回、新たなプリキュアが登場します。
お楽しみに。