仮面ライダー龍騎×ハートキャッチプリキュア 鏡の騎士と伝説の戦士 作:T・H
ミラーワールド
ライドシューターで移動していたナイトはミラーワールドに着き、ゆりを探していた。
ナイト「どこだ…ゆり…まさかゆりが巻き込むとはな…」
ナイトはダークバイザーを構えながら辺りを見回す。すると、ナイトの周りに金色の羽根が無数に落ちてきた。
ナイト「この羽根は…まさか!!」
ナイトは上を見上げるとそこに金色の不死鳥が飛んでいた。ナイトはそれを見て不死鳥の名を呼んだ。
ナイト「ゴルトフェニックス…ということは奴はこの近くに…」
ナイトが呟くとゴルトフェニックスはどこかへ飛んで行った。ナイトは見逃さずゴルトフェニックスを付いて行った。しばらくついて行くとナイトがたどり着いたのはオーディンと拘束されいて気を失っているゆりだった。
ナイト「ゆり!」
オーディン「待っていたぞ八神恭介。この女を連れて行けば必ず来ると思っていたぞ。」
ナイト「貴様…ゆりを何する気だ!?」
オーディン「安心しろ。この女を消そうとは思っていない。ただ、貴様をおびき寄せるための餌にしてやろうと思ってな」
オーディンの言葉を聞いたナイトは怒りで震え始めた。そしてナイトはデッキからカードを引きながらオーディンに睨む。
ナイト「オーディン…俺を誘き寄せるためにゆりを攫うなんて…絶対に許さない!!お前は俺が倒す!!!」
オーディン「ふん!わが組織を裏切らなければこうはならなかったんだ!今更後悔しても遅いからな!!!さあ、この女の前であの世へ行け!!」
オーディンもカードを引き、2人は同時にバイザーに入れた。
【ソードベント】
2人のバイザーから音声が鳴るとナイトはウイングランサー、オーディンはゴルトフェニックスの翼の一部を模した剣・『ゴルトセイバー』が現れ、ナイトとオーディンは互いの武器をぶつかり合った。そんな中金属音の音でゆりが目を覚ました。
ゆり「う…ここは…あれは…」
ゆりは微かに開けている眼で戦っている2人を見た。その途中ゆりの全身に砂のようなものが出てきた。それを見たナイトはすぐに察知した。
ナイト「ゆり!まずい!急いでゆりをここから出さないと…!」
ナイトはなんとかオーディンから抜け出そうとするがオーディンの無駄のない動きでうまくいかなかった。ナイトはまたカードを引き、バイザーに入れた。
【トリックベント】
音声が鳴り、ナイトは5人に分身した。5人のナイトは一斉にオーディンを攻撃した。その一人のナイトがゆりの方へ走り、ゆりを縛っていた縄を解いた。
ナイト「大丈夫か!?ゆり!?」
ゆり「大丈夫よ。それよりも、これは何なの?突然出てきたわ。」
ゆりは砂のようになっていることをナイトに言うが、ナイトはゆりを強引に引っ張り、ガラスの方へ連れて行った。
ナイト「ゆり、お前はもう出ろ。ライダーじゃない奴がミラーワールドにいたら消えてしまう。ここは俺が引き付ける。後で落ち合おう。」
ナイトはゆりを押し、ミラーワールドから出した。
ナイト「……生きて帰れたならな」
ナイトはオーディンの方へ向くとオーディンは既にナイトの分身を倒していた。ナイトは静かにウイングランサーを構えた。
ナイト「流石にそう簡単には倒せないか…それにお前、さっきあれはわざと俺を見逃したな?」
オーディン「ああ。貴様さえ誘き寄せばそれでいい。もうあの女は用済みだ。ホントはあの女も消したかったけどな」
ナイト「フン、貴様らしい幼稚な考えだな。いや、それじゃあ幼児の子に失礼だな。幼稚以下の考えだな」
オーディン「生意気な口を言うようになったな。その口ごと息の根を止めてくやる!」
ナイトとオーディンは再び自分の武器をぶつかり始めた。
現実世界
ナイトによって現実世界に戻されたゆりは完全に意識を戻り、ナイトとオーディンの戦いを見守っていた。
ゆり「恭介…『恭介が危ないのに…助けに行けないなんて……自分が情けないわ…』」
ゆりは今目の前で戦っている幼馴染を助けに行けないことを悔やんでいた。そんな時、コロンがゆりに声を掛けた。
コロン「ムーンライト。恭介を…ナイトを信じるんだ」
ゆり「コロン?」
コロン「彼だって君と同じく何度も闘って来たんだ。彼の力を信じるんだ。」
ゆり「コロン…」
ゆりはまた闘っているナイトを見て心中で祈った。
ゆり『恭介…死なないで』
ミラーワールド
ナイトとオーディンはまだ戦いを続けていた。オーディンはナイトの隙を見抜き、ゴルトセイバーでナイトを斬り付けた。
ナイト「うわぁ!?」
オーディンの攻撃を喰らったナイトはゆっくり立ち上がり、オーディンを睨みながらウイングランサーを構えた。
ナイト「はぁ…はぁ…はぁ…流石に強いな…」
オーディン「フン、今頃気づいたのか?まあいい、お遊びは終わりだ。すぐにあの世へ送っていやる。」
オーディンはカードを引き、ゴルトバイザーに入れた。
【ファイナルベント】
音声が鳴るとオーディンの後ろにゴルトフェニックスが現れ、オーディンとゴルトフェニックスが一つになり、瞬間移動でナイトに近づいた。そしてナイトの後ろに立つとナイトは全身に傷が現れた。
ナイト「うあああああああ!?」
ナイトは悲痛な叫びを上げ、倒れた。それを見たゆりとコロンはナイトの名を呼んだ。
ゆり/コロン「恭介!!」
倒れているナイトを見たオーディンはどこかへ行こうと歩きだした。―ナイトはまだ死んでいないと知らずに―ナイトはオーディンに気づかれないようにカードを引き、バイザーに入れた。
【ファイナルベント】
ダークバイザーから音声が鳴り、ダークウイングはマントに変えナイトの背中に装着し、ナイトは飛翔斬を放った。それに気付いたオーディンはすぐに後ろを向く。
オーディン「なに!?」
ナイト「油断したな!オーディン!!喰らえええええええ!!!!」
ナイトの放った飛翔斬はそのままオーディンに当たり、オーディンはそのまま吹っ飛ばされた。
オーディン「ぐわあああああああ!」
その時、オーディンのデッキケースから2枚のカードが落ちた。絵柄はゴルトフェニックスを羽を模したカードだった。
ナイト「あれは…『サバイブ』のカード!!」
ナイト力づくで走り、2枚のカードを拾った。それを見たオーディンは右手を伸ばし、ナイトを言う。
オーディン「待て……!逃げる気か…!」
しかしナイトは
ナイト「逃げる?違うな。貴様の寿命を長くしてあげただけだ。だが、覚えておけ。貴様は必ず俺が倒す!!」
ナイトはオーディンに言い残しミラーワールドから出た。
現実世界
そこで傷だらけの恭介が横になっていた。
コロン「大丈夫かい!?恭介!」
恭介「ああ…なんとかな…」
ゆり「オーディン…なんて強さなの…想像していた以上だったわ」
恭介「それはそうだろう。奴はミラーライダーで最強クラスだからな…うまく逃げ切れたのが運がよかった。」
ゆり「そう言えば恭介。さっきオーディンからとったカードは何なの?」
ゆりは恭介がオーディンから奪ったカードの事を言うと恭介はポケットから2枚のカードを出した。
恭介「これは『サバイブ』だ。このカードを使ったミラーライダーはあいつと互角になるかもしれない者だ。」
ゆり「それじゃあ、それを使えばオーディンに勝てるの?」
恭介「さあな。あいつは強いからな。それにサバイブになった2人のライダーの力を合わせないと無理かもしれない。」
ゆり「2人のライダー?心当たりはあるの?」恭介「ああ。1人だけいる。『龍騎』だ。」
ゆり「龍騎?」
恭介「ああ。ドラゴンのモンスター・『ドラグレッダー』を契約したライダーだ。父さんは一番の傑作のライダーだった。俺はそいつを探しに行く。」
ゆり「探しに行く…?」
恭介「そうだ。つまり、お前とはしばらく会えないかもしれない。それに俺がこの町を離れれば奴はこの町に手出しはしないはずだ。」
それを聞いたゆりは少し悲しそうな表情になった。しかし恭介は優しくゆりに言った。
恭介「大丈夫だ。もう会えないとは言ってない。いつ戻るかはわからないが戻ってくる。それまでお前、奴らに負けるなよ」
ゆり「当然よ。あなたも負けないでね」
恭介「ああ。それとコロン。ちょっといいか?」
コロン「なんだい?」
恭介「コロン…このカードを…『プリキュアパレス』に隠してくれないか…」恭介はサバイブのカードをコロンに出し、コロンに渡した。コロンは頷き、「わかった」と言い、2枚のカードを受け取った。
恭介「これが全てだ。」
しばらく聞いていた翼達はしばらく黙っていたが、翼が恭介に聞いた。
翼「恭介さんは一度だけオーディンと闘っていたんですか?」
恭介「ああ。戦った俺だから言えるが、奴はとんでもなく強い。だから、生半可で挑んだら、確実に死ぬ。俺達全員力を合わせないとダメだ。姉さんと秋一さんは別としてお前らに言う。」
恭介は最初に翼、次に京、涼、夕輝を見て、そして最後につぼみ達を見た。
恭介「奴らと戦う、覚悟あるか?」
恭介に確認の言葉を聞き、翼が椅子から立ち上がり、恭介に言った。
翼「あります!俺はつぼみ、そして大切な友達や人々を守る為にライダーになったんです!そしてガイと戦って俺はこの戦いは甘くはないと気付きました。俺は奴と戦います!!」
それを聞いた京達も立ち上がった。
京「俺もだぜ!」
夕輝「俺もです!!」
涼「その為に闘ってるしな。もちろんやるぜ?」
つぼみ「わ、私もです!」
えりか「やるっし!」
いつき「僕も闘います!」
ゆりは椅子から立ち上がらなかったが無言で恭介に頷いた。それを見た日向は恭介に言う。
日向「決まり、ね」
恭介「ああ。それじゃあ、まずはサバイブの試練を受ける。コロンが少し聞いたけど、サバイブがもし奴らの手に渡る事にならない為に具現化したライダーと戦うことなっている。翼はまずはそのライダーを倒さないとだめだ。」
翼「はい。ってあれ?何で俺ですか?」
恭介「サバイブにふさわしいのはお前だ。みんなも言ってる」
翼「それじゃあ、もう一つのサバイブは?」
恭介「それは姉さんが―「いいえ、恭介よ」なに?」
日向の言葉を聞いた恭介は少し驚きながら日向に言う。
恭介「姉さん、なぜ俺なんだ?」
日向「翼君の事を知っているのはあなただけよ。だから、翼君と共に試練を乗り越えなさい。」
秋一「俺も賛成だな。お前らは?」
秋一が言うとゆり以外「賛成!」と言いながら手を挙げた。ゆりは「私も賛成です」と言った。
恭介「…わかった。それじゃあ、明日の朝、全員プリキュアパレスに行こう。」
―ついに始まるサバイブの試練。果たして翼と恭介は乗り越えられるのか?―
次回の仮面ライダー龍騎は
「いよいよ試練ですね…」
「お前が俺の相手か…」
「サバイブが欲しければ俺達を倒してみろ!!」
「「変身!!」」
「お前は何のためにサバイブを求める?ライダーの頂点に立ちたいからか?」
「違う!俺がサバイブを求めるのは…仲間と皆を守りたいからだ!!」
次回、恭介の過去とサバイブの試練! 試練編!闘わなければ生き残れない