仮面ライダー龍騎×ハートキャッチプリキュア 鏡の騎士と伝説の戦士 作:T・H
ある部屋。そこに一人の男性が座っていた。
「なに?新しいライダーだと?」
『はい。そのライダーは、龍のモンスター・『ドラグレッダー』を契約した者で、名を『龍騎』と申してました。それと奴にはナイトがいました。』
男のデスクにあった、モニターに別の男性が映っていた。年齢は20代ぐらいの男性だった。
「そうか…ならば始末しよう。奴はまだライダーになったばかりだ。倒すのは容易いだろう…。では、今日の任務はお前に任せよう。頼んだぞ」
『わかりました』
男性はモニターの電源を切り、ポケットから不死鳥の紋章を描かれていた金色のデッキを出し、それを見つめた。
「八神恭介…そしてその仲間…我々を歯向かったことを後悔するがいい…」
ある部屋から過ぎて植物園。そこには翼、恭介、つぼみ、えりか、いつき、ゆりが集まっていた。昨日のライダーの事について聞くためだ。
えりか「それでさ、翼。仮面ライダーってなに?」
翼「えーと、なんて言えば良いだろ…」
恭介「翼。俺が説明する。」
翼「あ、お願いします」
恭介「仮面ライダーは本来は鏡の世界ミラーワルドに生息するモンスター・ミラーモンスターと戦い、人々を守る者だ。」
えりか「へぇ、何かカッコいいね!」
えりかの言葉を聞いた翼は少し照れた。しかし恭介は全く照れず、説明を続けた。ミラーモンスターや人間がミラーモンスターに入ってしまったら二度と出られなくなり死が待っていること、どうすればライダーになるのかを話した。
つぼみ「そうなんですか…あっ!もしかして最近の失踪者多発事件ってもしかして…!!」
恭介「ああ。失踪者事件は皆、ミラーモンスターが原因だ。」
いつき「そうだったんだ。それじゃあ、恭介さんは翼君と会うまで、ずっと1人で戦ってたんですか?」
恭介「いいや。翼と会う前にも仲間が2人いた。その一人は俺の姉だ。」
ゆり「あの人は時期にここに来るの?」
恭介「ああ。この町にもモンスターが現れたことを聞いて、2人を残してここに戻ったんからな。姉さん達も時期に来る」
翼達が話しをしている最中に植物園の入り口が開く音をした。入ってきたのは京だった。
翼「ああ!京!」
京「よっ!翼!」
翼「どうしたの?今日は」
京「ああ、えりかに服のデザインを見せようと思って」
京は右手に持って合ったクリアファイルをえりかに見せた。京が描いたデザインは男女関係のない服だった。
翼「へぇ~凄いね!こんないっぱい考えてるなんて!」
京「へへ、ファッションモデルは小3の頃からの夢だったからな。やるからには頑張らないとな!」
翼も京のファッションデザインを見ようとしたその時だった。
キィィィィィィィン
翼はすぐに気づき恭介を見た。恭介も気付いてたのかポケットに入れてたデッキを出していた。
翼「あの皆!俺達ちょっと用事思い出したからちょっといいかな?」
つぼみ「あ、はいわかりました!」
つぼみ達もすぐにわかり、了承した。
恭介「行くぞ、翼」
翼「ハイ!」
つぼみ達は2人を見送った。京は珍しく真顔で見ていた。
京「……まさか、あの2人も…」
京はポケットから黒い『デッキ』を出していた。翼と恭介は人気のない路地へ着いた。
恭介「ここがいいな。行くぞ!」
翼「はい!」
2人はデッキを出し、鏡に向けた。鏡からVバックルが現れ、2人に装着した。
2人「変身!」
2人はデッキをバックルに装填し、翼は龍騎、恭介はナイトに変身し、ミラーワールドへ向かった。翼達がいた場所と少し遠ざめに男性がその瞬間を見ていた。
「ふふふ、うまくいったな。後は餌を探すだけ…」
男性は不敵に笑いどこかへ去った。ミラーワールド2人が着くとそこにイカ型のモンスター『バクラーゲン』と『ウィスクラーゲン』がいた。
ナイト「バクラーゲンとウィスクラーゲンか。翼、お前は右の奴を倒せ。」
龍騎「はい!」
龍騎はカードを出し、バイザーに入れた。
『ストライクベント』
龍騎はドラグクローを持ち、バクラーゲンへと走った。ナイトはダークバイザーでウィスクラーゲンに挑んだ。
龍騎「はああああ!ドラグクローパンチ!」
龍騎はドラブクローの渾身の一撃をバクラーゲン喰らわせた。
ナイト「ただのライダーパンチだろ、あれは…」
ナイトは龍騎の技名を少し疑問を思いながらウィスクラーゲンと闘っていた。ナイトはダークバイザーでウィスクラーゲンを斬ろうとしたがウィスクラーゲンは自分の武器でそれを防いだ。
ナイト「ほう、お前も武器を持っているのか。だったら、俺も使おう」
ナイトはカードを出し、バイザーに入れた。
『ソードベント』
音声が鳴るとダークウィングが現れ、ウイングランサーを出した。
ナイト「さぁ、掛かって来い」
一方龍騎はドラグクローでバクラーゲンを押していた。
龍騎「はあ!」
龍騎はストレートパンチを放ったが、バクラーゲンは近くの壁面に張り付いた。
龍騎「ええ!?壁に張り付いた!?」
するとバクラーゲンは口から煙幕を吐き始めた。
龍騎「うわ!?煙幕!?」
ナイトも龍騎が煙幕にやられているのを気付いた。
ナイト「翼!」
しかしウィスクラーゲンがそれを妨害してきた。
ナイト「くそ!邪魔だ!」
ナイトはウイングランサーで攻撃したがウィスクラーゲンはそれを防ぎ、ウィスクラーゲンも口から煙幕を吐き始めた。
ナイト「くっ!」
龍騎「全く見えない!恭介さん!どこですか!?」
龍騎はあちこち見たがどこも煙幕で見えなかった。すると龍騎の腕に誰かが掴んだ。
龍騎「うわぁ!?誰!?」
ナイト「バカ!俺だ!」
龍騎「ああ、恭介さん…なんか敵が煙幕を吐いてきましたよ…」
ナイト「あれがバクラーゲンとウィスクラーゲンの特徴だからな…気を付けろ、奴らはおそらく視界を消して、俺達を消すつもりだ!」
龍騎とナイトは互いに背中を合わせ、構えた。しかし敵は全く襲ってこなかった。
ナイト(どうした…なぜ来ない…?)
2人はまだ構えていると煙は段々薄くなり、視界が見えるようになるとそこにはバクラーゲンとウィスクラーゲンはいなかった。
龍騎「いない!?」
ナイト「ちっ、逃げられたか…」
龍騎「恭介さんどうします?探しますか?」
ナイト「いいや、戻ろう。恐らくもう近くにはいないだろう」
龍騎は了承し、現実の世界へと戻った。2人がいなくなると物陰からオレンジ色をライダーが現れた。
「ふふふ、作戦成功」
龍騎とナイトは鏡から出て変身を解いた。
龍騎「逃げられましたね…」
ナイト「ああ、だが次は倒す。」
プルルルルルル
翼はポケットから携帯を出し、画像を見た。名前に『花咲つぼみ』と書いてあった。
翼「つぼみからだ。もしもし、どうしたの?」
翼は電話を出ると携帯からのつぼみの声が聞こえたが、つぼみは泣いていた。その声を聞こえた翼はオロオロし始めた。
翼「つ、つぼみ?どうしたの?」
翼の様子を見ていた恭介は少し呆れながら見ていた。
恭介(こいつ、ホントにつぼみに甘いな…)
翼「つぼみ?どしたの?」
つぼみ『つ…翼君…京君が…京君が…』
翼「え?京が何があったの?」
えりか『あーもう、あたしが言うよ!もしもし、翼!聞こえる?』
翼「うん…充分聞こえるよ…で、どうしたの?」
えりか『京が、蟹みたいなミラーモンスターに攫われたの!』
翼「何だって!!」
恭介「どうした?」
翼「京が蟹の姿をしているモンスターに攫われたそうなんです!」
恭介「蟹みたいなモンスター…貸せ」
翼は恭介に携帯を貸し、恭介はえりかと話し始めた。
恭介「えりか。そのモンスターの色は覚えてるか?」
えりか『えーと、確か…オレンジ色のモンスターでしたよ』
恭介(オレンジ色…まさか『奴ら』が…!)
翼「恭介さん?」
つぼみ『翼君!恭介さん!京君を京君を助けてください!!』
恭介「大丈夫だ。京は必ず助ける。」
恭介は翼に携帯を返し、今度は翼が話し始めた。
翼「つぼみ。俺達はいまから助け行くからまってて。」
つぼみ『はい…翼君…気を付けてくださいね…』
翼「うん…それじゃあね」
翼は携帯の着信を切った。
翼「恭介さん…蟹型のミラーモンスターになにか心当たりがあるんですか?」
恭介「ああ、まさか『奴ら』がここに来たとはな…」
翼「奴らってなんですか?」
恭介「翼…これから俺達の敵はモンスターだけじゃなくなった…」
翼「え?どいうことですか?」
恭介「探しながら説明する。まずは京を探すぞ!」
翼「はい!」
2人はまたデッキを出し変身し、ミラーワールドへ向かった。
―次回の仮面ライダー龍騎は―
「久しぶりだな、八神恭介」
「ライダーが敵!?」
「仮面ライダー龍騎…貴様、俺達の仲間になれ」
「悪いけど、俺も戦うぜ」
―次回、黒竜とエイの戦士降臨!オレンジのライダーの来襲―
闘わなければ生き残れない!