暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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本当は平成ジェネレーションズを見てそのテンションで投稿したかったんですがもう1つの小説や仕事で中々書けませんでした。
今回はややセリフが多いいのでご了承ください。


新任のビッチ

『っ!此処は?まさか!』

 

今、クリムはとある民家にいた。

その内装に、窓から見える景色にクリムは見覚えがあった。

「待って貴方!何で?何で出て行くんですか!?」

「許してくれ。私は行かなくてはならないんだ!」

 

家の奥から1人の男性が荷物を持って出てきた。その後ろからは女性が少女と共に男性を止めるように縋り付いていた。

「お願い!あの子が居なくなって、貴方まで出て行ったら私たちはもう・・・」

「パパ!行かないで!!」

「っ!・・・すまない・・」

 

2人が泣きながら男性の手を掴むが男性はその手を振りほどき出て行った。

 

『・・・・』

その光景をクリムは黙って見ているしかなかった。

 

だが次の瞬間、凄まじい爆発が家を覆った。

ソファやテーブル家中の家具が粉々に吹き飛び壁は砕け屋根は崩れ落ちた。

そして、クリムの視界に入ったのは崩れた屋根の下敷きになり血塗れで倒れる女性と女性に庇われる様に気を失った少女だった。

 

 

『っは!?』

気付くとクリムは政府から手配されたマンションの一室にいた。

向かいのベットでは郷がイビキを立てながら眠っており周りを見渡しても崩れ落ちた家も倒れる女性も見当たらない。

『・・・夢か。全く面倒な機能が残ったものだな』

 

 

 

 

 

 

ホームルームの時間、普段ならエアガンから発射される対殺せんせー弾が飛び交うのだ今日はみんな困惑の眼で教卓に立つ殺せんせーを見ていた。

いや、正確には殺せんせーの横でその触手に抱き着く女性を見ていた。

 

「今日から皆に英語を教えるイリーナ・イェラビッチと申します。皆さんよろしく!!」

挨拶をしながらも殺せんせーにべったりの新任教師に生徒たちは反応に困った。

 

一方、ベタベタされている殺せんせーは・・・

「(・∀・)ニヤニヤ///」

((((普通にデレデレじゃねーか!!))))

 

「ああ・・・見れば見るほど正露丸みたいな瞳。曖昧な関節。私虜になってしまいそう」

「いやぁお恥ずかしい」

(((騙されるなよ殺せんせー!!そんなツボの女なんていないから!!)))

 

生徒たちは分かっていた。この新任の教師がただの教師ではない殺し屋だという事に・・・

 

 

 

『イリーナ・・・』

「・・やっぱりクリムの奴、朝から変じゃないか?」

「そうね心此処に在らずって感じね」

 

職員室の机の上で何か考え事をしているクリムの様子を郷と速水は窓から眺めていた。

「今朝起きた時から変だったけどあの先生を見てからは更に様子が変だったんだよなぁ~・・・まさか!」

「何か心当たりがあるわけ?」

「先生の胸にムラムラしてッギャァ!?」

郷の腹に速水の膝が突き刺さり郷は地に伏せた。

「ガッハァ!な・・・ナイス膝・・」

「変なこと言ってるんじゃないわよ!///」

 

すると生徒たちと遊んでいた殺せんせーにイリーナが近づいた。

「殺せんせ〜!烏丸先生からお聞きしましたわ。すっごくお速いんですって?」

「いやぁそれほどでもありませんよぉ」

「私1度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくて、私の英語の授業の間に買って来て下さりませんか?」

「お安い御用です。ベトナムにいい店を知ってますからすぐに行ってきますよ」

そう言って殺せんせーはベトナムに向かい飛んだ。

すると丁度授業のチャイムが鳴り生徒たちが教室に向かうがイリーナは一向に動こうとしなかった。

 

「あの~イリーナ先生もう授業が始まりますので教室に行きませんか?」

クラス委員の磯貝が言うがイリーナはさっきまでとは全く違った冷めた目で生徒たちを見た。

「授業?ああ、適当に自習でもしてなさい。それと・・気安くファーストネームで呼ばないでくれる?

あのタコの前以外であんたらと仲良し演じるつもりは無いから」

 

「・・・何よあの態度」

「裏表を使い分ける。まあ、プロの殺し屋としては正しいことなんじゃねぇの?」

俺はあんまり好きになれないけど・・・そう呟き郷はカメラにイリーナを写した。

 

 

 

現在教室の教卓の前ではイリーナがタブレットを操作し時々静かに笑っていた。

どうやら暗殺の計画を練っているようだ。

そんな様子を生徒たちは静かに見ていたがやがて前原が・・・

 

「なービッチ姉さん授業してくれよーー」

—ズルッ―

前原のビッチ発言にイリーナがこけると教室中からビッチコールが響いた

「そーだよビッチ姉さん」「一応ここでは教師だろ?ビッチ姉さん」

「あーーー!!ビッチビッチうるさい!!大体あんたら日本人は発音が違うのよ!今から正しい発音を教えてあげるわ先ずは歯で下唇を噛む!」

 

やっと授業をやる気になったのかと生徒たちは言う通りにしたが

「ほらそのまま授業が終わるまで静かにしてなさい」

(((・・・何だこの授業)))

 

 

 

結局、英語の授業はまともに行われず終了した。

その後の昼休み、生徒たちがグランドで訓練をしている時、烏間とクリムはイリーナを呼び出した。

『イリーナ、なんだねあの授業は?本業が殺し屋だろうと今の君はこのクラスの教師だという事を忘れてはいかんぞ』

「うるさいわね。ベルトのくせに一々指図しないでくれない?」

『・・・」

「・・妙な連中を連れだしているらしいな。そんなことは聞いていないぞ」

 

烏間が体育倉庫に視線を向けた。

先程授業の間に見知らぬ3人組の屈強な男たちが体育倉庫に入り込んでいたのだった。

「ああ、あいつらは私の忠実な僕よ。口も堅くて私のためなら無償で手を貸してくれるのよ」

 

丁度その時殺せんせーがコーヒーを片手にグラウンドに降りた。

「見てなさい。プロの殺し屋の手際を」

イリーナは不敵な笑みを浮かべ殺せんせーに向かい歩いて行った。

 

 

「殺せんせー!」

「イリーナ先生、お待たせしました」

「まぁ!ありがとうございます!午後のティータイムに欲しかったんですの」

イリーナは満面の笑顔であるが生徒たちから見たらその笑顔はもはや白々しい物でしかなかった。

 

「あの~殺せんせー・・・実は折り入ってご相談があるんですけどぉ・・」

「おや、何でしょうか?」

「ここでは何ですので体育倉庫の方で二人っきりでお願いします」

ワザとらしく胸を押し付け上目づかいで迫るイリーナに殺せんせーの顔はピンク色見なった。

「もちろん構いませんよ~では行きましょうか」

 

2人が倉庫に入っていく様子を生徒たちは軽蔑の眼で見ていた。

「何かガッカリだな~殺せんせー・・」

「あんな見え見えの女に引っ掛かるなんてな~~」

 

「烏丸先生。私たちあの人の事好きになれそうにありません・・・」

「すまない・・・国からやり方は彼女に一任するように言われているんだ。だが、わずか1日ですべての準備を整える手腕、彼女が一流であることは間違いない」

 

 

「なあ、郷はうまくいくと思うか?」

「い~や無理だろうな~~」

隣にいた千葉の質問に郷は即答した。その当然とばかりの態度に今度は速水が問いかけた。

 

「何でよ?ムカつくけどあの先生準備は万全だと思うけど・・・」

「殺せんせーの事甘く見過ぎなんだよあのビッチ。殺せんせー今までの相手と同じって考えてる時点で失敗だろ」

 

その時倉庫内から銃声が響いた。

突然の事に生徒たちは思わず身構える。10数秒後銃声が止むと次は、

「きゃあぁぁぁx~~~~!!!」

イリーナの叫び声が聞こえてきた。

「なっなんだぁ?」

 

すると殺せんせーが倉庫から出てきた。

「殺せんせー!何があったんですか?」

「おっぱいは!?」

 

生徒たちが殺せんせーに詰め寄るとイリーナも倉庫から出てきた。しかしその恰好は・・・

(((なんか健康的でレトロな格好で出てきた!!?)))

昔懐かしいブルマの体操服姿だった。

 

「ま・・・まさかこの私が・・触手で・・・・あんなことをぉ~」

(((どんなことされたんだ??)))

 

「殺せんせー・・・いったい何をやったの?」

「さあね、大人には大人の手入れがありますから」

「悪い大人の顔だ!」

 

「さあ授業が始まりますよ。教室に行きましょう」

殺せんせーと生徒たちが教室に向かうが郷は1人倒れるイリーナに近づいた。

 カシャッカシャ

骨抜きにされたイリーナのブルマ姿を撮影した。

「よし・・とろけた顔の金髪美女のブルマ姿。これをマニアの連中に売ればそれなりの臨時収入に・・」

「何やってんのよあんたは!」『何をやっているんだ君は!』

「ぎゃぁぁぁ~~!!?」

速水の銃弾とクリムの指示を受けたシフトカー達の攻撃を受け悶絶した。

 

 

(くそ!くそ!!くそ!!!)

翌日、イリーナは見るからに苛立っていた。

色仕掛けが通じた時点で楽な仕事だと考えていたがとんでもない化け物だった。

予定外の事にプランの練り直しを行っていた。

しかし、今は英語の授業中であり生徒たちとしてはちゃんと授業をして欲しかった。

 

「あの~先生ちゃんと授業しないなら殺せんせーと変わってもらえませんか?俺たち一応受験生何で・・・」

「何よあんたら地球の危機より受験の方が大事なんてガキは平和ね。どうせあんたら落ちこぼれじゃあこの先碌な人生じゃないでしょ?それよりも私の暗殺に協力しなさいよ。そうすれば一人に付き500万あげるわよ」

「ふ・・・ふざけんな!」「出てけよクソビッチ!」「殺せんせーと変わってよ!」「そーだ!そーだ!巨乳なんていらない!」

一部関係の無い物が混じっていたが生徒たちの気迫にイリーナもタジタジになった。

 

 

「あ~も~!なんなのよあのガキども!」

「問題はお前にあるぞ」

『その通りだイリーナ。君はこの教室の事を何も分かっていない。あれを見たまえ』

昼休みクリムと烏間はイリーナを森に連れて行った。

2人の視線の先では殺せんせーがジュースを飲みながら作業をしていた。

 

「あいつは生徒一人一人に合わせてプリントを作っている。一人一人をよく見ているんだ」

『生徒たちもそうだ。』

3人は次はグラウンドにいる生徒たちを見た。

生徒たちは殺せんせーを模したボールとナイフ状のラケットを使い遊んでいた。

 

「何よあれ?」

「俺が教えた暗殺バトミントンだ。動く目標に正確にナイフを当てる訓練になる。暗殺の経験なんて全くない彼らだが、勉強の合間に必死に腕を磨いている。」

『郷も勉強の合間に仮面ライダーとしてロイミュード達と戦っている』

分るか?ここでは生徒と教師、暗殺者とターゲット、皆が2つの立場を両立している」

『それが出来たいない君はこの教室で一番劣っている事になるんだ』

「・・・・」

2人の言葉にイリーナは何も言えなかった。

 

 

その様子を暗殺バトミントンをしながら郷も見ていた。

「あっちはもう大丈夫そうだな。」

「おい郷!行ったぞ!」

「分かってるっよ!」

横から飛んできたボールをラケットで相手コートに叩き付けた。

 

 

「今まで悪かったわね・・・ごめんなさい・・」

次の日イリーナは生徒たちに今までの事を謝罪した。これからは1人の教師として接していうことを誓った。

「これからよろしくなビッチ先生」「いろいろ教えてねビッチ先生」「この間の写真売って良いっスか?ビッチ先生」

「ビッチビッチ言うんじゃないわよ!それとそこぉ!勝手に売って見なさいよ宿題100倍にするわよぉ!!」

生徒たちと言い合うその姿はまるで姉弟の些細な喧嘩の様な微笑ましい物だった。

 

 

『良かった。立派に成長したんだな。イリーナ・・・』

廊下からその様子を見るクリムはとても嬉しくそしてどこか悲しそうだった。

 




年内にあと一回投稿したいですね。
本当は今年中に島まで行きたかったんですが・・
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