暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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今日のエグゼイド、三人のドクターライダーVS三体のバグスターの戦いが熱かったですね。
マキシマムのアーマー、あれ自立で動くんですね・・・・要所要所で良いアシストをしていてバジン思い出したのは自分だけですかね?
ライドプレイヤーは名前や武器がライオトルーパーに似ているし、人類VS敵種族の構造も555を連想させますね。

次回ではあの濃い新社長が牙を剝きますしホッピーに次ニコも変身をし、ダブルヒロインのダブルライダーですね。
今後のエグゼイドも目が離せません。


白球を追いかけて

梅雨も明け、季節は本格的な夏に向かっていた。

本校舎では夏の大会に向け運動部が勉強の間の貴重な時間で練習に汗を流しているが、E組は部活動が禁止されているため本来体育の時間以外では体操着に着替える事はまず無い。

しかし今、グラウンドでは・・・・

 

「行けーー!郷!!」

「当たる!当たる!!しっかり見ていけーーー!!」

体育の時間でもないのに体操着に着替えた男子たちは手に汗握り一定の距離を取り睨み合う郷と殺せんせーを見ていた。

「はぁ・・はぁ・・・やりますねぇ・・郷君!」

「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・まだまだこれからっスよ」

相対す2人は相手の動き1つ1つに集中し互いの武器を握り締める。

 

「これで・・終わりです!!」

先に動いたのは殺せんせーだった。左側の触手に付けた防具の中にある球体を右の触手でしっかりと掴み振りかぶる。

「にゅうぁぁぁ!!」

そのまま、勢いをつけて投げられた球は郷に向かい時速200キロ近くで飛んでいく。

「もらったぁぁ!!」

それを見て郷は両腕で握り締めた武器を体の捻りと腕の振りで加速させ迎え撃つ。

そう!2人は今まさに互いの意地とプライドを賭けて・・・・・

・・・野球をしていた。

 

 

 

数十分前、教卓の前に立つ殺せんせーは野球のユニフォームを着ていた。

「さあ皆さん、来週は本校にて球技大会がありますねぇ。生徒たちが球技で汗を流す。まさに青春の一ページですね。ですが・・・」

不満気に殺せんせーは本校から送られてきたプリントを見る。そこには球技大会での対戦表が書かれていたがA組対D組、B組対C組と書かれている。

 

「なぜE組の名が無いのですか?今回の大会は全クラス参加のはずですよ」

「E組は大会自体には参加しないんだよ。一クラス余るっていうもっともらしい理由でさ、代わりに男子は野球部の女子はバスケ部のレギュラーメンバーと試合することになってるんだよ。

 

殺せんせーの疑問に答えた木村の言葉に殺せんせーも納得したようだ。

「なるほど・・いつものですか・・・」

 

毎日練習を続けてきている部活メンバーと素人ではまともな試合になるわけもない。試合は一方的なものになり本校生徒はE組の無様な姿を笑い同時にE組には行くまいと気を引き締める。部活側としても全校生徒に良い所を見せ、圧勝することで大会前の士気を上げようという事だろう。

相変わらずの学校側の無駄の無さに殺せんせーも思わず感心してしまった。

 

「大丈夫よ。殺せんせー!私たち普段の訓練で鍛えているもの。本校生が驚くような試合をして見せるわよ。ねぇ皆!」

片岡率いる女子たちはやる気十分であったが男子は・・・

 

「俺たちは笑いものなんて御免だからよ。勝手にやってろよ」

寺坂と吉田、村松の三人はやる気ゼロと言った感じに教室から出て行く。

「おっおい!寺坂!」

磯貝が呼び止めようとするが無視して行ってしまう。

「当てにすんなよ。それより野球と言ったら杉野だけどよ。どうなんだうちの野球部は?」

「・・・・勝てる訳ねーよ。あいつらみんな小学校の時から野球をやってるからな。素人じゃあ勝てる訳ねーよ。でも・・勝ちたい・・・みんなと一緒に勝ちたい!」

杉野のやる気に満ちた目を見て殺せんせー嬉しそうに笑った。

「いいですねぇ〜最近の皆さんは積極的に勝とうという強い意志を表に出す様になりました。任せてください。」

殺せんせーは瞬時に着替えたがその恰好は・・某野球漫画の主人公の親父のコスプレだった。

 

「先生一度でいいので熱血鬼監督をやって見たかったんですよねぇ〜〜ちゃんとひっくり返す用のちゃぶ台も用意しましたよ」

「「「「無駄に準備良いな!!」」」」

 

 

「・・・・なあカルマひとつ良いか?」

「ん?どうかした」

郷が気まずそうに近くに居たカルマに話し掛ける。

「野球て、どうやるんだ?」

「「「「「・・・・・・」」」」」

空気が凍った。その場の全員が言葉の意味を理解できないでいた。数秒後にようやく意味を理解できるようなったがそうなると次に取るべき反応はもう決まっているだろう。

「「「「「ハアアアアァァァァ〜〜〜〜〜!!!!!???」」」」」

E組校舎のある裏山中に怒号が響く。

 

 

その後、男子と女子に別れそれぞれの練習を知ることになった。

男子はグラウンドで殺せんせー相手にバッティング練習を始めたが・・・・・

 

「殺投手は300キロ剛速球を投げ!」

ズドン!と普通の野球ではまず聞くことのない音が響く

「殺野手は分身で鉄壁の守備を引き!」

何とか当てる事が出来てもマッハで守る守備にとっては譲り合う余裕さえある。

「そして、殺捕手のささやき攻撃が打撃主の集中力を奪う!」

耳元で自身の恥ずかしい秘密をバラされる事で生徒たちは精神的にも追い込まれていくのだった。

 

「「「「練習になるか~~~~!!!」」」」

あまりのチート野球に怒りも爆発する。特にエアギターの秘密を暴露された三村は恥ずかしそうに顔を隠す。

 

「たくっ、300キロなんてメジャーリーガーでも打てねーよ」

「まぁ殺せんせーのレベルに付いて行ける人なんて普通は居ないよ〈キーン〉ね・・・?」

グラウンドに響く金属音に振り返ると高く打ち上げられたボールが外野を守っていた殺野手のグローブに飛び込んでいった。

「なっ!?」

殺せんせーも驚愕の顔をする。はっきり言って外野分の分身は雰囲気として用意しただけで誰もそこまで飛ばすことは出来ないと考えていたのだから。

 

「いって〜〜〜結構飛ばないもんだな〜〜」

バッターボックスでは郷が腕の痺れに顔を歪ませていた。

 

「ルールブック読んで大体分かったけど要は・・・球を打てば良いんだろ?」

改めてバットを構える郷は不適な笑みを浮かべる。

「掛かってきな殺せんせー、スピード勝負なら俺の18番でもあるっスよ」

こうして二人のプライドを賭けた勝負が始まった。

 

 

 

「ニュアッ!!」ビュゥン

「らぁっ!!」キーン

殺せんせーの投げたボールを撃つ郷だがタイミングが合わずファールになる。そんなこんなで既に20分続いているこの勝負であるがもう時間も遅くなって来た。

 

「ハァハァ、次で決めますよ」

「ハァ・・・ハァ・・オーライ、良いッスよ」

殺せんせーは大きく振りかぶり渾身の一球を投げた。

今までで間違いなく一番速い一球だが、普段からロイミュードとの戦闘に明け暮れている郷の眼にはその軌道はしっかりと見えていた。

 

「貰い!」

迫るボールに合わせバットを振るう。

タイミングも芯もしっかり捉えまさにホームランを打つと思われた瞬間、

「昨日の放課後、速水さんとの訓練の途中眠ってしまった速水の寝顔に見惚れていましたね?」

「////んがっ!?///」

耳元で囁かれた言葉に動揺しバットはボールの数センチ上を通り過ぎた。

「ニュルフフフ〜♪先生の勝ちですね〜♪」

「てっ!ちょい待てや〜!何で知ってんだよ!?てか、ドコから見てたんだよ!?」

「実は先生、皆さんが非行に走らないよう定期的に放課後の皆さんを見守っているんですよ。因みにこれがその時の写真です」

殺せんせーが見せた写真には木の切り株に腰を落とし眠る速水の寝顔とそれを見ている郷が写っていた。

 

「ふっ甘いな殺せんせー、速水の寝顔写真ならもうスナップ済みさ!」

郷も速水の寝顔が写る写真を取り出した。

殺せんせーのよりも近い距離で撮影されたその寝顔はまるでおとぎ話のワンシーンのように綺麗でありながら口元から涎が垂れており普段はクールな速水が見せない年相応の可愛らしさがあった。

「にゅっ!?・・・やりますね郷君・・・」

「殺せんせーこそ、良いアングルじゃないスッか」

お互いの健闘を称え合い二人は固く握手をした。

「「「いや、野球はどうした!!?」」」

 

その後、顔を真っ赤に染めた速水に追い回され二人の写真は没収された。

そんなこんなであっという間に球技大会当日を向かえた。




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