暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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1つ・・・一ヶ月投稿しなかった。
2つ・・・郷を変身させるといったのに今回も変身させなかった。
3つ・・・時間をかけたくせに文才が上がらない。

・・・・自分の罪は数えましたのでこれからも温かい目で見守ってください。


新任教師はお父さん?

初夏の日差しの下、烏間は訓練を行う生徒たちを観察しながら手元のデータを見る。

「訓練を初めて三か月目・・・皆着実に力を付けているな」

今、目の前では郷を相手に実践訓練が行われている。

「その中でも戦果が期待できる生徒も何人かいるな・・・」

 

「さぁ、カモ〜ン・・・掛かってきな」

「いくぞ前原!」「おお!」

磯貝と前原は一斉に郷に切り掛かる。

 

二人の息の合った連携で絶え間なく迫り来るナイフを郷は身体を僅かに反らし避けるが磯貝の突きが頬を掠めた。

だが、その一瞬に磯貝に隙が出来た。突き出されたナイフを磯貝の腕ごと掴みそのまま前原のナイフを防ぐ盾に利用した。

 

「うわぁ!」

力を込め前原を押し出すと、磯貝の腕に足を絡め間接技を掛けた。

 

「イテッ!イテテテテ!」

「磯貝!」

前原は磯貝を助け出そうと走る。

 

「コレ、借りるな」

郷は力が入らなくなった磯貝の手からナイフを奪うと迫り来る前原の攻撃を身を低くし避け目前にナイフを突き出した。

 

「まっ・・・参った・・」

目の前に突き出されたナイフに冷や汗を流しながら前原は両手を挙げた。

 

「磯貝悠馬と前原陽斗は運動神経も良く、息も合ってある。二人同時なら郷君に攻撃を当てることも出来る様になったな。他にも・・・・」

 

 

「しっ!次ぃ!」

「やあぁぁっ!」

続いて片岡と岡野の2人が挑む。男子顔負けのリーチで攻める片岡に対し郷は素早く懐に入り込み掌底で腹部を狙う。

「させないよ!」

だが・・・片岡の影から飛び出してきた岡野の蹴りがそれを妨害する。

「ちぃ!」

咄嗟に蹴りを掴み取るがその隙に片岡は距離を取る。そして岡野は掴まれた足を軸に空中で回転、回し蹴りを繰り出す。郷はすぐさま手を放し身を引くが岡野の追撃の蹴りが迫る。

「あっぶね!」

バク宙で更に距離を離し着地と同時に片岡に迫った。

 

「えっ!?」

気付いたら懐に入られていた片岡は反応が出来ずナイフを奪われる。そのまま振り払われたナイフは片岡の喉元で止まる。

 

「隙ありぃ!」

背後から岡野が踵落としを仕掛けた。完全に背後を取ったこの攻撃は躱せない、岡野はそう確信していた。

 

「残念」

郷は手に持つナイフを自分の脚元に落とした。そして、踵で勢いよくナイフを蹴り飛ばす。

するとナイフは岡野に向け一直炎に飛んでいく、思わず手を前に出し防ごうとしたが、そのわずかな隙で郷は岡野を地面に叩き付ける。

「ぐっぅぅ!」

一応怪我しないように注意したがそれでも多少の衝撃があり岡野は苦痛の声を漏らす。

「あっソーリー、わりぃ大丈夫か?」

「う、うん・・大丈夫・・・」

 

「片岡メグは男子並みの運動能力とリーチの長さがあり何よりみんなを引っ張るリーダーシップがある。岡野ひなたは元体操部として意表を突いた動きが可能だ」

 

「ご~う・・次は俺ね」

続いて前に出たのはカルマだった。2人は一定の距離を取り構える。カルマがナイフを持つ腕を上げ攻撃の意志を見せるが、郷の視線はカルマの足元に集中して僅かでも動いた瞬間後ろに引いた。

カルマは腕に郷の意識を集中させ接近した瞬間足払いを仕掛けようとしていたが、郷はすぐにそれを察知していた。

「ちぇっ」

考えがバレていると理解したカルマは大人しく引いていく。

「へっ!俺を罠に掛けようなんて百年はえ~よ」

 

「赤羽業は、一見のらりくらりとしているが・・・その目には常に強い悪戯心宿っている」

 

「次はお前ら来ね~か?」

「冗談じゃねえ・・・誰がやるかよ」

郷は日陰に居る寺坂たち三人を指名するが興味なしと言った様子だった。

 

 

「うむ、今のところ接近戦で期待できそうな生徒は磯貝悠馬、前原陽斗、赤羽業。女子では岡野ひなた、片岡メグ辺りだな。「そして殺せんせー、彼こそまさに理想の教師像だ。あんな人格者を殺すなんてとんでもない」勝手に人の思考を捏造するな!」

烏間のナイフを躱し殺せんせーは定位置の砂場に戻った。

 

 

「全体的に見て生徒たちの能力は著しく上がっているな。他に目ぼしいせいとはいないが・・・「うおおおおぉぉぉぉっ!!?」っ!?」

突然聞こえた郷の悲鳴混じりの叫びに顔を上げると血の気の引いた顔で息を乱している郷の目の前で渚が尻餅をついていた。

周りのみんなも突然の事に訓練の手を止め見ている。

 

 

 

「何やってんだよ渚、ちゃんと受け身取らないと」

「う、うんありがとう」

杉野に手を引かれ渚は起き上がった。

 

「わっワリィ、大丈夫か?」

郷もすぐに渚を起こそうとするがその顔には未だに戸惑いの色が現れていた。

突如背後から感じた得体のしれない殺気、それは幾多の死線を乗り越えてきた郷が恐怖を感じる者だった。咄嗟に拳を払うとそこに居たのは渚だった。

郷から見た潮田渚は観察力は優れているが直接の戦闘には向かないサポート向きの評価だった。そんなに渚があの殺気を?

郷には信じられなかった。

 

 

「烏間先生♪放課後みんなでケーキ食べにいこう~」

訓練終了後、今回の訓練データを纏めている烏間に倉橋が駆け寄る。

 

「誘ってくれるのはありがたいがコレから防衛庁の方に戻らなければならないのでな、君たちだけで楽しんでくればいい」

そう言うと烏間は職員室へと戻って行く。

 

「・・・烏間先生って私達とは何処か距離を取ってるわよね」

郷や千葉と一緒に片付けをしていた速水が呟く。

「まぁ、烏間さんも任務で教師やってるわけだしな〜」

「殺せんせーを殺したらもう俺たちと関わる理由は無くなるしな・・・」

「一線引いて接するのは当然、て訳ね・・・」

 

「そんなことはありませんよ」

背後から殺せんせーが会話に入ってきた。

 

「あの人にもしっかりと教師としての誇りがあります」

 

 

 

 

「よ!烏間」

職員室に向かう烏間の前に両脇に段ボールを抱えた体格の良い二人の男が現れた。

その一人、声を掛けてきた方に烏間は見覚えがあった。

 

「お前は、鷹岡!?」

「明日からお前のサポートを命じられてな、また仲良くやろうな」

 

二人はそのまま生徒たちの方に歩いていく。

 

「・・・・」

『知り合いかね?烏間』

「クリム・・ああ、空挺部隊のときの同期でな、名前は鷹岡明今は確か特務部隊で新兵の教官をしていたはずだ」

 

 

 

 

「んぁ、誰だあれ?」

郷が速水や千葉と今日の射撃訓練について話していると校舎のほうから見知らぬ男たちが歩いてきた。

 

「よぉ!E組のみんな!!」

男の一人がお人好しな笑顔で話しかけてくるが突然の訪問者に全員困惑する。

それを察したのか男は両脇に抱えた荷物を降ろすとその場に腰を下ろす。

 

「俺は明日から烏間のサポートでこのクラスに来る鷹岡って言うんだ。今日は先にみんなと仲良くなっておこうと思ってな、土産を持ってきたんだ」

鷹岡が後ろに待機していたもう一人の男に目で合図すると男も抱えていた荷物を降ろし蓋を開ける。

 

「「「わぁぁぁ~~~!!!」」」

中身を見た瞬間生徒たち、特に女子は目をキラキラさせた。中には色取り取りのスイーツが所狭しと詰まっていた。

「お近づきの印だ。遠慮なく食べてくれ!」

「えっ・・と、良いんですかこんなに頂いて・・・」

「気にするなって、これから一年間仲良くやっていくんだからな!っと、勘違いするなよ?物で買収しているわけじゃないぞ。俺はお前らと家族みたいな関係を作りたいんだ。俺たち家族で地球を救おうな!」

「はっはい!じゃぁ・・・みんなお言葉に甘えて・・・「「「「いただきま〜す!!」」うあっ!?」

磯貝を押しのけるように女子たちはスイーツに群がっていく。

 

 

 

「何だか同じ防衛庁の人でも烏間先生とは真逆な人ね」

フルーツでデコレーションされているケーキをフォークで一口大に切りながら速水は何人かの生徒と楽しそうに話す鷹岡を見る。

「ああ、烏間先生が名門校の厳格なコーチならあの人は近所のお父さんだな」

千葉も切り分けられたバームクーヘンを食べながら同意する。

「・・・・近所のお父さんねぇ・・・」

一方、郷は鷹岡の用意したものではなく自前のドーナッツを食べている。

「郷はいつもそればっかりね。さっき見たらドーナッツもあったわよ」

「チャラチャラデコレーションされてるのは好きじゃないんだよ。こういった素朴な味が良いんだよ」

ドーナッツを食べながら郷は探るような目で鷹岡を見続けていた。

 

「ん?」

背後から何か視線を感じ振り返ると鷹岡と共に来た男が郷を睨みつけるように見ていた。

「・・・・何すッカ?」

「・・・・・・・・・」

スキンヘッドに無数の傷がある強面の男はいかにも歴戦の兵士のような印象であるが視線に若干の不快感を感じていた郷は臆すことなく話しかけた。

 

郷が近づくと男の視線は更に鋭くなる。

 

「おいおい、藤堂。そんなに睨み付けるなよ」

一触即発の空気に鷹岡が入り込んだ。

 

「悪いな〜コイツは俺の同僚の藤堂って言うんだけど見ての通り無愛想な奴でな、気を悪くしないでくれな」

 

藤堂を郷達から離しす鷹岡は周りに聞こえない様に藤堂に話し掛ける。

「おい、今はまだ飴の時間だぞ。勝手なことはするなよ」

「・・・・ああ」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

生徒たちと楽しそうに接する鷹岡の様子を烏丸は静かに見ていた。

あれが教師としての正しい姿なのかもしれない・・・

自分よりも鷹岡の方がこの教室に相応しいのかもしれない・・・

そんな思いが頭に過る。

 

『悩んでいるようだね、烏丸』

「っ!クリムか・・」

普段なら直ぐに気付くクリムの接近にも気づかなかった。

 

「俺の役目は生徒たちを一流の暗殺者に育て奴を殺すことだ。その為には生徒たちと必要以上に関わることはせず、ただ訓練に専念すればいいと考えていた。だが・・・」

烏丸の目に映るのは鷹岡と楽しそうに話す生徒たちの姿だ。自分と一緒に居る時生徒たちはあんな笑顔であるか?

 

「生徒たちの事を考えると俺なんかよりも鷹岡の方が此処に居るべきなのではないのか?」

『そう悩めるのなら君には此処に居る資格があるさ』

そう言ってクリムは職員室から出て行く

 

 

 




本当は今回変身させる予定だったのですがそれだと長くなってしまうので二話に分ける事にしました。
次は・・・次こそは絶対に変身します!!
もし変身しなかったら・・・・この命、神に返します。
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