暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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現在、スピリッツと言う週刊誌に連載されている仮面ライダーWの続編マンガ【風都探偵】にはまっています。

そして今週号ではとうとう変身しましたね。しかもカラーで、これはテンションが上がりましたね~~

次回はついに出ますあの名台詞が!

今から楽しみです。



期末前の時間

7月も中盤に入り学生たちの前に1学期最後の試練が立ちふさがる。

 

「さぁ〜〜みなさん。期末試験までもう少しですよ!!中間試験の時のリベンジです。今度こそA組に勝ちましょう!!」

 

いつも以上に気合の入っている殺せんせーは中間試験の時の倍以上の数に分身し生徒一人一人に教えている。

 

「熱くいきましょう!!熱くぅぅぅぅ!!!!!!」

 

「「「「「暑苦しいわ!!!!」」」」」

 

「そう言えば殺せんせー!今回もみんなで50位を目指すの?」

 

倉橋が質問すると全ての分身が動きを止め教卓の前に立つ一人を残し消えた。

 

「いえいえ、前回は総合点ばかりに気にしすぎましたからねぇ。今回はみなさん各々の長所を伸ばしていこうと思います」

授業は一旦休憩し全員が殺せんせーを見る。

 

「以前シロさんが言ったように先生は触手を失いごとに能力が下がっていきます。このように・・・」

 

殺せんせーは対殺せんせー用の銃で自らの触手を一本撃ち分身をするが・・

 

「このように触手一本失うと分身の中に子供が混じります」

 

生徒たちの半分ほどの大きさの分身がいた。女子たちは可愛い感じている中、男子たちは口にこそ出さないが全員がこう思った。

(分身ってこんな減り方するのか?)っと

 

「さらに触手を減らしていくと・・・」

 

2本減るとさらに子供せんせーが増え大家族の様になり、3本で父親せんせーが家を出で行った。

4本で母親せんせーは女手一つで子供たちを育てるため水商売をするようになる。次第に家庭は崩壊していき長男は家を飛び出し、長女と次女は不登校に次男は不良になり家には昼夜問わず幼い子供たちの泣き声が響く・・・

 

「こうして疲れ果てた母親はやがて・・・・・ぐすっ・・では、次の授業は母親はどうすればこの結末を回避できたのかを議論していきたいと思います」

 

ハンカチで涙を拭いながら殺せんせーは教室から出て行こうとする。

 

「「「「ちょっと待てててぇぇぇぇぇーーーーーー!!!」」」」

 

「期末試験の話はどうしたんだよ!?」

「何ちゃっかりと話しすり替えてるんだよ!」

「そもそも話が重いんだよ!!」

 

~~~~~~~~~~~

 

「おっほん、話がズレましたね。まぁ今見てもらったように一度に触手を多く失うと先生の能力は大幅に低下させる事が出来ます。しかし普通に仕掛けても先生の触手を破壊することは出来ません。そこで・・・今回の試験で5教科のと総合成績でそれぞれ学年1位になった生徒には先生の触手を1本破壊する権利を与えます。どうですか?」

 

殺せんせーから出された破格の条件、これには生徒たちのやる気を出すには十分な効果があった。

E組は確かに落ちこぼれのクラスではあるが記して全員が勉強ができないわけではない。中には問題行動やある一部の成績からE組に落ちた生徒もいる。

その中には1教科限定なら学年上位に位置する者もいるのだ。

期末試験まで残り1週間、この間は暗殺の訓練も中止のため勉強に集中できる。仮に5教科全部で1位を取れば総合成績も合わせ計6本の触手を破壊できる。その瞬間こそ殺せんせー暗殺の最大の好機となる。

 

 

 

 

「あ〜〜〜〜〜・・・・・・」

 

「・・・しっかりしなさいよね」

 

昼休み、昼食を食べる速水の前ではまるで魂が抜かれた様に机にうつ伏せになる郷が呻き声をあげ続ける。

「ダメだ・・・数字が全部怪物に見える。勝てる気がしない・・」

 

「いや、本物の怪物を倒している奴が何言ってるんだよ」

 

千葉も呆れた様にいう。

今、郷の机には午前中の授業で行った各教科の小テストが広がっているがその内容は・・・・

国語・45点、理科・33点、数学・21点、英語・5点

 

「ホント・・・見事にダメね。」

「ウグッ!」

 

何気なしに放った速水の言葉は郷のハートを無情にも貫いた。

結局郷は昼休みの間碌に食事もとらずにうめき声を上げ続けるだけだった。

「はやみぃ〜〜〜ちばぁ〜〜ヘルプ、ヘルプミ〜〜〜」

 

まるですがり付く様に二人の腕を掴む郷に同時にため息を吐く。

 

「しょうがない、郷も速水も放課後空いてたら一緒にここに行かないか?」

 

千葉は一枚のチケットをカバンから取り出した。

 

「何これ・・・?」

 

意味がわからない郷はチケットを手に取ると探るように眺めた。

「ちょっとコレ、本校舎の図書室の使用許可の券じゃない!どうしたのよ?」

 

「部活の時の友達から貰ったんだよ。ここなら参考書も揃っているから勉強もはかどると思うぞ」

「そうね・・・郷、行くわよ」

速水も千葉の意見に同意するが件の郷は渋るような顔をしていた。

 

「え〜〜・・流石に放課後に勉強するのはな・・・」

 

はっきり言うと郷は乗り気ではなかった。

もともと身体を動かすのが好きな郷は長時間一ヶ所に留まるのが苦手であり、日々の授業も1限毎に必死に耐えている状況である。

なのに放課後も机に向かい勉強しろと言うのは郷にとって死刑宣告も同じであった。

 

「それにほら、ロイミュードが出たら行かなくちゃならないしさ・・・今回は遠慮しておくっ『良いじゃないか郷、一緒に行きたまえ』よっ?」

 

いつの間にか郷の机の上にはクリムがいた。

 

『ロイミュードは私とシフトカーたちが探しておいて見つけたらすぐに知らせよう。君は安心して勉強したまえ』

 

「いや、でもなクリム・・・俺は仮面ライダーとしての役目をだな『郷・・・』っはい!?」

 

あくまで反論しようとする郷にクリムは低い声で話す。

郷はそのなんとも言えない迫力に姿勢を正してしまう。

 

『君は今までのテストで一度でも50点以上の点数を取ったことがあったかね?』

 

「いえ、ないです・・・・」

 

気付けば郷は床の上に正座していた。一方クリムは机の上から突き刺す視線を郷に送っている。その迫力には郷だけでなく速水たちまでかしこまってしまう。

『私は言ったはずだがね。仮面ライダーとしての使命をも大事だが学生として最低限の勉強はするようにと』

 

「いや、そうは言うけど今までまともな勉強なんてしてなかったわけだしちょっとぐらいは大目に・・・」

 

『もし次の試験で前みたいな結果だったら・・・分っているね?」

 

「ッゥゥ~~~!・・・はい・・・」

 

―――――――――――――――――――――

 

 

放課後、郷と速水、千葉は本校舎の図書室へと来ていた。

試験前とういこともあり図書室の席はすべて埋まっていた。少し奥に入ったところにある三人用の机で郷たちは勉強している。

 

「あ~~~~、んん~~~??グ~~~~・・・」

 

「何いきなり寝てるのよ」バカッ

 

「イッテ!?」

 

開始十分で眠りだした郷の後頭部に辞書による一撃が決まった。

 

「クリム先生に言われてるのよ。郷がしっかり勉強するように見張っるようにって、しっかりしなさいよね」

 

「んなこと言ってもな~~こう参考書を見てると自然とまぶたが重く・・・・グ~~・・「だから早いわよ!」グアッ!」

 

先程よりもさらに強めの一撃が郷に決まる。

 

「それじゃあ少し周りを歩いてきたらどうだ?目も覚めるかもしれないぞ」

 

「あ~~・・そうするわ。ついでに持ってきてほしい参考書があったら言ってくれよ」

 

「良いのか?それじゃあ頼むな」

「あ、それなら私も行くわ」

 

郷と速水は千葉から頼まれた参考書の置いてある棚に向かった。

 

「あった、あれね」

速水は目当ての参考書を見つけるがそれは本棚の一番上にあり速水や郷の背では届きそうにない

。周りを見て脚立を見つけるとそれに昇り参考書を取った。

 

「これで良いのね。郷そっちは見つけたの?」

 

少し離れた所にある参考書を取りに行っていた郷に話し掛けようとすると郷は脚立の足元から速水を見上げていた。

 

「・・・・青か・・「何見てるのよ!!?//////」【バキッ】・ブオックス!?」

 

郷の呟きに一瞬何のことかわからなかったがすぐに自身の下着の色だと理解した速水は手に持った参考書を郷の顔面目掛け投げた。分厚い参考書を喰らい倒れる郷の手から飛び出た参考書は放物線を描きそのまま机の置いてあるスペースへと飛んでいく。

 

「グアッ!!?」「「「瀬尾ぉぉぉ!!?」」」

 

すると奥から何かがぶつかる鈍い音と悲鳴が聞こえる。

何事かと赤面のままの速水と鼻血を出した状態の郷が行くと渚と茅野、磯貝に神崎、奥田の座っている机の前で倒れる一人の男子生徒に心配する三人の男子生徒がいた。そして倒れる生徒の傍には先程まで郷が持っていた参考書が落ちている。

 

「「あ・・・・」」

 

参考書を見た瞬間2人は原因が自分たちであると瞬時に理解した。速水はこの状況をどうしようかと考えていると隣の郷はすぐに行動に移した。

 

「あれ~渚達も勉強かよ。奇遇だなぁ~~~」

 

         無視。

何事も無いかのように男子生徒を無視して渚達に話し掛けた。

 

「う・・・うん、郷君たちも何だね・・・」

「ホントに・・・偶然だなぁ・・」

 

渚や磯貝も一応の返事はするがやはり視線は倒れる男子生徒に向かう。

 

「じゃぁ、千葉が待ってるし俺らは行くわ。行こうぜ速水「「「「ちょっと待てぇぇぇぇ!!!」」」」チッ」

 

そのまま去ろうとする郷を四人分の叫び声が止める。めんどくさそうに振り返ると他の三人に支えられるように起き上がった男子生徒が睨んでくる。

 

「人に参考書をぶつけておいて勝手に帰ろうとするとはいい度胸だな」

 

「あ、ソ~リ~気付かなかったわ」

 

白々しく言う郷の言葉に男子生徒の額に青筋が浮かぶ。

 

「そもそも・・・・誰お前ら?」

 

「な!俺たちの事を知らないのか!?」

 

「あ~・・・・もしかして三日前にジュース買おうとした時に10円貸してくれた田五郎君か!いや~あの時はサンキュー、10円なら今返すよ」

「いや、ちげ~よ!!誰だよ田吾郎って!?」

 

叫びながら詰め寄る男子生徒を後ろにいたナルシストな雰囲気の生徒が止める。

 

「まあ落ち着けよ瀬尾、A組たるもの常に余裕をもってE組には当たるものだぞ。君もE組はE組らしく本校舎内では身の程をわきまえるモノさ特に僕たち五英傑に対してはね」

 

「なあ速水」「なによ?」

「あいつ・・・・散髪失敗してるぞ」

 

「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

その瞬間、図書室全体の時間が止まった。

特に郷から散髪が失敗していると言われた生徒は石のように固まる。対して郷はそんな生徒に近づくと耳元で囁く。

 

「失敗したならちゃんと店に文句言った方が良いぞ。何なら一緒に行って代わりに言ってやろうか?」

「ちょっ!郷!!」

 

周りより少し早く復活した速水は素早く郷の襟をつかみ引き戻す。

 

「あれはファッションよ!好きであの髪型にしてるのよ!!・・・多分・・・プッ!」

 

そう言いつつも速水は男子生徒の髪に視線を向けるとつい郷の失敗と言う言葉が頭に過り噴き出してしまう。それにつられるように周りからも抑えるように笑い声が聞こえ始める。

 

「・・・・・・」

「お、おい榊原・・・」

 

黙り込む男子生徒こと榊原に瀬尾が話しかけようとするが何を言えばいいのか思い浮かばなかった。

 

「ふふふふふh・・・・・まさかE組にここまで身の程知ら図がいるとは知らなかった・・・丁度いい」

 

榊原は伏せていた顔を勢い良く上げると郷たちE組を指差す。

 

「E組!さっきの話の勝負、必ずそこで借りを返すぞ!!」

 

 

去っていく榊原たちを見送る郷はどういう事かわからず磯貝に聞く。

 

「勝負ってどゆこと?」

「「「「「はぁ~~~~・・・・」」」」」

 

面倒なことになったそう感じた郷を除くその場のE組は溜息を吐いた。




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