暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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今週のビルドのスカイタワー突入シーンを見ているとドライブの最終決戦時の突入シーンを思い出します。

ドライブの時にはかっこよく決まったトリプルキックでしたが今回はいまいち決まらなかったですね~まぁそれもビルドの良い所なんですが・・・

次回はクローズマグマ登場!二号ライダーのパワーアップで赤系統って珍しいですよね・・・ゼロノスぐらいかな?


潜入の時間

レストランに着いた速水が目にしたのは真っ赤な顔で荒い呼吸をしながら横になったクラスメイトたちだった。

 

「速水さん!」

 

予想以上に酷い現状に茫然とする速水に奥から水の入った容器を持った茅野が気が付いた。

 

「茅野!みんなは大丈夫なの!?」

 

「分からないの!島にはまともな医療設備も無いし、本土からお医者さんが来るのも明日だって言うし・・・・」

 

明日まではどう見ても持ちそうにない。素人目ながら速水はそう感じた。

やはりホテルにいる謎の人物から薬を奪うしかないのだろう。

 

「あれ、郷くんは?」

 

「郷はロイミュードと戦っているわ。たぶん今回の事に関係しているはずよ」

「そんなっ!?」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

《ズーットマッハ!》

郷はマッハに変身し044と戦っていた。

 

音速の速さで044の攻撃を回避していくマッハは確実にダメージを与えていく。

 

以前戦いではポイズンロイミュードによるドーピングにより強力な力を奮った044だったが今の044からはその時の脅威は感じなかった。

 

《シューター!》

 

ゼンリンシューターから放たれた光弾が044に炸裂した。

 

「グッ!ハアァッ!」

 

攻撃に耐え一瞬の隙をつき距離を詰める044の拳が振るわれるがマッハはステップを踏むような動きで回避していき無防備となった懐にゼンリンシューターを叩き込む。

更に苦悶する044に跳び蹴りを放ち海へと吹き飛ばした。

 

「時間が無いんでね。チャッチャと終らせるぞ!」

 

 

《ヒッサツ!フルスロットル!シューター!》

ゼンリンシューターからバイク状のエネルギー弾が放たれ044に命中した。凄まじい爆炎が上がり周囲を昼間の様に照らした。

 

「ふ~、良い絵だったろ?さて、急がね~とな」

 

爆炎が収まるのも待たずマッハはすぐにでも速水を追いかけようと踵を返す。

 

「どこに行くつもりだ?」

 

「ッ!?」

 

背後から聞こえた044の声に慌てて振り返る。

見ると先程よりも収まった爆炎の中に1つの影が見えた。スパイダー型のロイミュードとは違う異様な気配を感じる。

その時、影が動いた。すぐさま身構えたマッハだったが次の瞬間視界から影が消え背中に衝撃が走った。

「グウッ!?」

 

急いで振り返ろうとするがそれよりも早くに腹部、右肩、頭部へと衝撃が襲って来る。

 

 

堪らず後退しようとバックステップで距離を取るが次の瞬間には背後から攻撃を受けた。

 

「クッソ!何なんだこの力は!?」

 

「油断したな。見せてやるお前を倒すために手に入れた俺の新たな力、名前を!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

倒れた生徒たちの看病を竹林と奥田に任せ速水たちはホテルの裏の崖下に来ていた。

「まず間違いなく正面からは監視をされている筈だ。よって、裏口から忍び込み薬を奪取する!」

 

烏間の指示を聞き生徒たちは崖の上にそびえ立つホテルを見上げた。

 

「尚、相手はロイミュードとも繋がっていると思われる十分注意するように!」

 

「「「「はい!!」」」」

 

「所で烏間先生、実弾は所持していますか?」

 

透明の袋に入れられ渚が抱えている殺せんせー(球体)の質問に烏間は苦い顔をし懐から拳銃を取り出した。

 

「念のため持ってきてはあるがあくまでも自衛用の一丁だけだ。万が一郷くんが戦っている以外にロイミュードがいたら・・・作戦は続行は困難になる・・・」

「そうですか・・・・」

 

『その時は、我々が引き受けよう』

 

そこに複数のシフトカーを引き連れクリムがいた。

 

「クリム先生、よろしくお願いしますね」

 

『ああ、任せてくれ』

 

 

「よし、では行くぞ!」

 

烏間の合図と共に生徒たちは一斉に崖を登りだした。

 

 

さすが日頃から訓練をしているだけあり生徒たちは険しい崖を順調に登っていく。

 

「ほらほら、みんな遅いよ〜!」

 

中でも元体操部である岡野は既に崖の半分まで登っていた。

続いて木村もあとに続いている。

 

「やっぱりあの二人は速いな〜」

 

「最近は郷と一緒に訓練しているらしいからな」

 

岡野と木村は元々E組で共にトップクラスのスピードのだったが郷という強力な力をライバルが現れてからは負けまいと訓練を行いよりいっそう速さに磨きをかけていた。

 

「それに引き換え・・・・」

 

菅谷が下の方を見ると・・・

 

「ちょっと!もうちょっとゆっくりと登りなさいよ落ちるじゃない!!」

 

「にゅるふ〜〜いや〜楽チンですね〜〜〜」

 

『すまないな烏間先生』

 

同僚3人(ビッチ・球・ベルト)を担ぎ生徒たちと変わらないスピードで登る烏間がいた。

「うちの教師たちは・・・」

 

そのあまりの不甲斐なさに生徒たちはため息をつくしかなかった。

 

 

そんなこんなで全員が無事に崖を登りきったが裏口は当然ロックされていた。

 

『ここは私にお任せください!』

 

片岡のスマホから名乗りを上げた律が画面から消える。

すると数秒後、裏口をロックしている電子機器から《ピー》と音がなりロックが解除された。

 

 

ホテル内に入るとすぐにロビーが見えた。

 

「ッ!止まれ!」

 

烏間の合図で止まり物陰に隠れる。

 

ロビーには多数のホテルスタッフや客がいる。

大人2人に複数の子供更に黄色い球にベルトという目立つ団体であるため極力人目は避けたいところだった。

 

(どうする?何とか周囲の気を逸らさなければ・・・)

「はぁ、しょうがないわね」

 

思考を巡らす烏間の横をイリーナが通り過ぎた。

 

「ビッチ先生!?」

「何やってんだよあのビッチ!?」

 

慌てる生徒たちを尻目にイリーナはロビーに置かれたピアノに歩み寄った。

 

途中、ホテルスタッフに止められたが

 

「ごめんなさい・・・明日ピアノの演奏をするものなんですけどどうしても事前にピアノの調子を確認したくて・・・・」

 

イリーナの迫真の演技と美貌にスタッフは即座に警戒を解きイリーナをピアノまでエスコートした。

 

ピアノの前に座ったイリーナが演奏を始めるとその音色と魅惑的な姿に周囲の人々が次々と集まってくる。

 

自身の周りにロビーの人々が集まった事を確認したイリーナは物陰に隠れる烏間に目線で合図を送る。

 

 

「よし、今のうちに行くぞ」

 

烏間が走り出すとイリーナ演奏に釘付けになっていた生徒たちも慌ててそのあとを追う。

 

 

ロビーを抜けると人影もほとんどなくなりスムーズに進む事が出来た。

 

『この先を抜けた所に階段があります』

律がホテル内の地図をダウンロードしナビゲートをする。

 

「よっしゃ!楽勝じゃねーか!」

「さっさと行こうぜ!」

 

寺坂と吉田が走り出すと前から1人の男が口笛を吹きながら歩いて来た。ラフな格好なため一般の客と思われたがその顔を見た瞬間不破が叫んだ。

 

「寺坂くん、そいつ危ない!」

 

「あ!?」

次の瞬間男は巻いていたスカーフで口元を覆うとポケットから取り出した何かを寺坂たちに突き出した。

 

「クッ!」

 

男が突き出した何かからガスが噴出されたが間一髪烏間が2人の腕を引っ張った。

 

同時に男に対し蹴りを放つが男はガードするとそのまま距離を取った 。

 

「おっと、中々やるな先生」

 

男はガードした腕を見ると赤く腫れていた。

 

「一番やっかいなのはあの化け物が押さえているとは聞いていたがまだこれ程のヤツが残っているとはな」

 

だが・・と男が笑うと同時に烏間はガクリと膝を付いた。

 

「烏間先生!?」

 

慌てて磯貝が支えるが見るからに意識が朦朧としていた。

 

「全く大したもんだぜ。あの毒を吸ってあれだけ動けたんだからな・・・そこのおかっぱの嬢ちゃんが叫ばなければこんな無駄な負傷もしなくて済んだんだがな」

 

「おかっぱじゃなくてボブカットなんだけどなぁ・・・まあいいや。だっておじさん私たちにウェルカムドリンクくれた人だよね?」

そう言われて男を改めて見た他の生徒たちも気付いた。男の特徴的な鼻が島に付いた時にドリンクを配っていたウェイトレスと全く一緒であることに・・・・

 

「ビーチに毒を撒いたら私たちだけじゃなく無関係な人も感染する可能性のあるし料理だったら私たち全員が感染しているはず、だから思い出してみたの今回倒れたのはみんなおじさんからドリンクを受け取った人ばかりだって!!」

 

不破はまるで某名探偵の孫や小さくなった高校生探偵のように男を指差したが、男は余裕な態度を崩さなかった。

 

「その観察力は大したもんだけどな厄介なやつは封じた。後はお前らに交渉に応じる気が無いことをボスに伝えるだけだ」

携帯を取り出しその場を去ろうとしたがその進路を数人の生徒が塞いだ。

 

更に残りも生徒も男を逃がすまいと通路の隅や壁に飾られていた観葉植物や模造品のハルバートを構える。

 

(何っ!?こいつら動きに迷いが無い?)

 

教師さえ封じれば生徒たちはまともな行動は出来ない。そう思っていた男は生徒たちの迷いのない動きに動揺した。

 

「残念だったな。無駄な話をしないでさっさとボスとやらに連絡を取るべきだったな」

 

「・・・・ッ!ガゴァッ!?」

 

男の顎に烏間の鋭い拳が炸裂した。

 

脳が揺れ意識を手放す直前、男は今にも倒れそうなほど意識が朦朧としている烏間を見てニヤリと笑った。

 

(あの毒を吸ってこれだけ動けるなんてな。アンタも十分化け物だ。だが引率も此処までだぜ先生・・・)

 

最後に勝ち誇ったように笑い男は意識を手放した。




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