暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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今回ローグが仲間になりましたがその前に立ち塞がる最強の敵、仮面ライダーエボル。

フェーズ1という事はここからさらに強くなっていくという事ですね。

4人のライダーはどう立ち向かうのかこれからも目が離せません。



握力の時間

「見せてやるオマエを倒すための俺の新たな力、名前は・・・・」

 

044の姿が砂煙の中で変わっていく。蜘蛛を思わせる頭部からは三編みのような分銅が伸び全身はより硬度な鎧のように変化させていく、両手には剣と銃をそれぞれ持ち右腕からはレバーの様なものが突き出ている。

 

「俺の新たな名は・・・バレット」

 

「バレット?弾丸か、面白い。どれだけの腕前か見せてみろよ!!」

 

マッハとバレット、互いの銃弾が激突する。

 

《シグナル交換!マガール!シューター!》

 

シグナルマガールの力で死角から銃撃を喰らわせようとしたがバレットは目を向けることもなく死角からの銃弾を打ち落とした。

「ヒュ〜♪やるなぁ・・・」

 

軽口を叩いてはいるが内心郷は焦っていた。

 

バレットの予想以上の実力そして倒れたクラスメイトたちの容態が気がかりでならなかった。

 

「ならチャッチャと終らせるだけだな!」

《ズーットマッハ!》

 

高速でバレットの銃撃を回避しながら死角に回り込んだマッハに対しバレット先程と同様に銃口だけを向け迎撃しようとした。

 

 

バレットが引き金を引いた瞬間マッハは再び高速移動を行いバレットの更に死角へと跳んだ。

 

引き金を引いた直後、いくらロイミュードの反射神経でも対処できない。

ゼンリンシューターの鋭い打撃がバレットを打ち砕く。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「烏間先生、大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ・・・心配ない・・」

毒使いの男を撃破したE組だったが烏間は相手の毒を吸ってしまいまともに歩くことも出来ない状況になってしまった。

 

殺せんせーも今は動けない球状であり実質この先は生徒たちの力のみで進まなければならなくなった。

 

「にゅるふふふ〜〜いや〜まさに夏休みといった感じになってきましたね〜」

 

そんな中渚の手の中でニヤニヤと笑う殺せんせーに生徒たちの殺気のこもった視線が集まる。

 

「な~に一人だけ安全なところで笑ってるんだよ!」「渚、振り回してやれ!」

「にゅああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!渚君そんなに回さないで〜〜〜ッ!!」

 

 

 

「にゅあ〜にゅぁ・・・みなさん今は潜入中だというのを忘れていまさんか?」

 

「誰のせいでこんな苦労していると思ってるんだよ!」

 

「でも殺せんせー、なんで今の状況が夏休みらしいなんて言えるの?」

茅野の疑問に殺せんせー生徒たちを見回す。

 

 

「夏休みとは普段の教室とは違い生徒たちが教師から離れ新しい何かに挑む時でもあります。今皆さんは我々教師から離れ自分たちの力で困難に立ち向かうときです」

 

『だが殺せんせー、あまり悠長なことは言っていられないかもしれないぞ』

速水の手の上でクリムが言う。

 

『今郷が戦っている044だが、どうやら進化体のようだ。しかもその性能は恐らくマッハと互角いや、それ以上かもしれない・・・』

 

クリムはビーチに残していったシフトスピードを通しマッハの戦闘を見ていたが044がバレットロイミュードへと進化してから戦況が苦しくなってきたのを感じていた。

それを聞きクリムを持つ速水の手に無意識に力が入っていた。

 

「解っています。郷くんも皆さんが心配で戦いに集中出来ていないでしょうしね急ぎましょう」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「リ、リアリ〜〜・・・・?」

絶対に対処できないタイミングで放ったはずの一撃だった。

 

そう思っていたが振るわれたゼンリンシューターは空を切りマッハはバランスを崩し砂浜に倒れ込んでしまった。

急いで起き上がろうとしたがバレットの蹴りにより吹き飛ぶ。

 

「お前は一つ勘違いをしているみたいだな。バレットとは俺の武器ではない、俺自身の事を指している」

 

バレットが右腕のレバーを引いた次の瞬間、視界からバレットが消え身体に衝撃が走った。

 

「ガアァツ!?な・・・なるほど、お前自身が弾丸のように撃ち出して高速で動けるわけだ・・・おもしれぇ!!」《ズーットマッハ!》

 

ビーチから2人の姿が消え同時に無数の衝撃が島中で起こった。

 

 

――――――――――――――

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」

 

ホテル内を進んでいたE組だったが壁一面に大きなガラスが張られている廊下の影に隠れていた。

 

視線の先にはガラスに寄り掛かる見るからに只者じゃない雰囲気の男がいた。

 

「・・・・どう見ても一般人じゃないよな・・」

 

「ああ、いい加減に分かるようになったさ・・・・明らかに殺る側の人間だ」

 

男から隠す気は無いかのように漏れる殺気に中々進むことが出来なかった。

 

 

「・・・・つまらぬ」

 

男が小さく呟くと背後のガラスに大きなヒビが入る。

 

「何時までも隠れてないで出てくるが良いぬ」

 

男の視線が生徒たちを捉えている。

 

ゆっくりと近付いてくる男に生徒たちは観念し物陰から出る。

 

「・・・特殊な訓練を受けているとは言え所詮は子供ぬ。教師は特殊部隊の精鋭らしいがぬどうやらスモッグの毒を喰らったようぬな。これではオレの望む戦いは期待できないぬな」

 

スモッグと言うのは先程の毒の男の事だろうだが、そんな事よりも気になることが一つあった。それは・・・

 

「おじさん、ぬの使い方可笑しくない?」

 

(言ったーーー!!?)(みんなが思っていても言えなかったことを!!)((((ありがとうカルマ!!))))

言いたくても言えなかった歯がゆい気持ちを解消してくれたカルマに心の中で礼を言った。

 

「語尾にぬを付けるとサムライのようでカッコいいと思い付けたのだがな、間違っていたならこの場の全員を消し付けるのを止めれば恥にはならないだろう」

 

男がゴキッと手を鳴らす。とても重いその音に生徒たちに戦慄が走る。

 

「素手・・・・それがあなたの獲物ですか」

 

「その通りだぬ。ボディーチェックで止められることもなくワザワザ隠す必要もない。すれ違う瞬間相手のアタマを掴み・・・」

 

男が再び手を鳴らす。その瞬間を想像してしまい岡野はゾクリと身震いしアタマを押さえる。

 

 

「だが、子供相手にオレの技は勿体ないぬ。上に連絡して他の者に任せるとするかぬ」

 

男はスマホを取り出し連絡を取ろうとする。

このままでは潜入が失敗する。烏間は止めようとするが毒の影響で上手く動けない。

 

すると烏間の横にいたカルマが廊下に置かれていた観葉植物を掴み男のスマホを背後のガラスごと叩き割った。

 

「おじさんぬさ〜〜随分と自分の力を自慢しているけどさ、ガラスを割るくらい俺にだって出来るよ。それに、助けを呼ぶとかさ・・・もしかしてビビってるの?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

挑発的な笑みを浮かべるカルマに対し男は無言で観葉植物を握り潰した。

「何をしているんだ!?」

 

烏間は無用心に近付くカルマを呼び止めようとするがそれを殺せんせーが止めた。

 

「待ってください烏間先生 ここはカルマくんに任せましょう」

 

「な、何を言っているんだ!?」

『そうだ!幾らなんでも危険すぎる!!』

 

クリムも反対するがそれでも殺せんせーは心配ないとばかりに笑う。

 

「心配ありませんよ。今の彼ならね・・・・」

 

 

 

「・・・オレに勝負を挑みと言うのか?」

 

「うん、一対一でやろうか」

 

「良いだろう。その勇気を認めて相手をしてらるぬ!」

男の手がカルマを捕えようと伸びるとカルマは冷静に回避していく。

相手の握力は人間離れしたものであり一度掴まれれば即ゲームオーバーだろう

 

(一発アウトの殺し合いなら立場が逆なだけでいつもやってるんだよね)

次々と伸びてくる手を避けていくカルマ。その動きに烏間は見覚えがあった。

 

「あれは、俺や郷くんの回避術!?」

 

E組の訓練においては防御や回避の術は基本教えていない。

元々一撃必殺を基本とする暗殺者にはあまり必要としないためであった。

 

「恐らく訓練の中で学習したのでしょう」

 

殺せんせーは簡単に言うが烏間と郷が相応の訓練と実戦の中で身に付けていった動きを見よう見まねで物にする能力の高さは目を見はるものだった。

 

「クッ!?」

 

中々攻めきれていない状況に苛立ち男の動きに一瞬の隙が出来た。

その隙を突きカルマが蹴りを放つ。

 

男はギリギリでガードするがバランスを崩し膝をついた。

 

「どうしたのおじさんぬ。もう終わりかな〜?」

 

勝ち誇ったような笑みで男を見下すカルマだったが男の手が懐に伸びていくことに気付いた烏間が叫んだ。

 

「危ない!離れるんだ!!」

 

その直後カルマに向かいガスが噴出された。

 

「――ッ!?」

「カルマ君!?」

 

ガスを吸い崩れるカルマの首を男は掴み持ち上げた。

 

「コレで終わりぬ。スモッグの毒を吸ったら暫くはまともに動くことは出来ないぬ」

 

「テ、テメー汚ね〜ぞ!!」

寺坂が声をあげるが男は涼しい顔で返す。

 

「オレは素手だけで相手するとは1度も言ってないぬ。プロならつまらないこだわりで仕事に支障をきたすような真似はしないぬ」

 

男はそのままカルマの首を絞めようとするがカルマは小さく笑っていた。

 

「安心したよおじさんぬ」

「ナニ?」

 

「思った通り俺と同じことを考えていてさ〜」

 

カルマの手には男の使ったものと同じ噴出機が握られていた。

 

「――なぁっ!?」

男に向かいガスが噴出された。

至近距離からガスを吸った男の膝がガクガクと震え崩れ落ちた。

 

「お〜い!ガスが効いているうちに動けないようにするよ〜」

 

カルマに言われ男子たちは急いで男を拘束した。

 

「くっ!なぜガスが効かなかったぬ?」

 

「言ったでしょ、おじさんと同じことを考えていたって、おじさんが本当のプロなら俺1人に時間をかけるようなことはしないいざとなったら必ず手段を択ばないと思っていたよ。後はガスを警戒していればね」

 

そう言いカルマは右手に隠し持っていたハンカチをヒラヒラと見せた。

 

 

「・・・ふっなるほどハンカチでガスを吸わないように防いでいたわけぬ」

 

「ヌルフフ〜〜カルマ君はいままで相手を見下し油断をし足元をすくわれる事がありました。ですが期末テストでの敗北が彼を大きく変えてくれたようですね〜」

 

教え子の成長に殺せんせーはとても嬉しそうに笑う。

 

 

「さあ、先に進むが良いぬ」

 

「なに言ってるの?楽しみはコレからでしょぉ〜」

 

カルマの手にはどこから出したのかドクロマークの描かれた袋があった。

 

「な、ナンだぬ?それは・・・」

 

「さっきまでは迂闊に近づけなかったけどそれだけに縛っていれば警戒もなにもないよねぇ〜」

 

袋からは練りわさびやタバスコ等を次々と取り出した。

 

「さぁ~て、まずは鼻フックを付けてワサビを練り込んで口の中にはニンニクとタバスコあと鷹の爪も良いね・・・猿ぐつわで口も塞ごうかなぁ~~」

 

悪魔の笑みで迫るカルマに男の顔は恐怖に染まっていく

 

「さぁ~おじさんぬ。今こそプロの根性を見せる時だよ」

 

「ぬ・・ぬうううぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~!!!」

 

男の叫び声が響く中、生徒たちはカルマの悪魔のごとく所業に全力で引いていた。

 

「殺せんせー、カルマ君ちっとも変わってないよ」

 

「にゅ~・・・彼の将来が心配ですねぇ~~・・・・」




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