暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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今週のビルド
不味いですね・・・か~な~り不味いですね!

現状最大戦力であるクローズが取り込まれボトルもほぼエボルとの物、しかも仮面ライダーエボルはパワーアップってまさに絶体絶命の状態ですね。

そして明かされた万丈とエボルの関係と葛城巧(佐藤太郎)殺害の真実

個人的に未遂とはいえ葛城巧の変身シーンが嬉しかったです。

次回、ビルド、グリス、ローグがどう逆転するのか楽しみです!


銃弾の時間

ビーチ沿いにあるレストランでは竹林と奥田の2人が倒れた生徒たちを介抱していた。

とは言ってもまともな設備の無い状況では水で濡らしたタオルを当てるぐらいしか出来ないで居た。

 

「奥田さん。水を代えてきてくれないか」

 

「は、はい!」

 

奥田が温くなった水の入った容器を持ち立ち上がったときビーチから風が吹いた。

 

バチィィィン!

 

「えっ?・・・・・きゃぁぁぁ!?」

 

風が吹いたと同時に自分のすぐ隣から聴こえる音に振り向いた奥田が悲鳴をあげた。

 

何事かと竹林も振り向くと尻餅を着く奥田の目の前でマッハと見たこと無いロイミュードが互いの武器で鍔迫り合いをしていた。

 

「ふっ!」

「ガァッ!?」

 

ゼンリンシューターしか持たないマッハに対し両腕にそれぞれ剣と銃を持つバレットは銃でマッハを撃った。

鍔迫り合いに気を取られていたマッハはノーガードで受けテーブルを壊し吹き飛んだ。

 

「どうした仮面ライダー。こんなものか?」

 

「クッソォォ!」

 

テーブルの破片を蹴り飛ばし立ち上がったマッハの目にうなされ寝込むクラスメイとたちが写った。

 

「――ッ!?」

「余所見をしている余裕があるのか?」

 

その隙を見逃すこと無く迫るバレットの猛攻を何とか防いでく。

が、このままここで戦ってはみんなを巻き込んでしまう。

その考えが頭に浮かび反撃できないでいた。

 

「ッ!竹林!奥田ぁ!みんなを奥に移せ!!」

 

「わ、分かった!奥田さん!」

 

「はい!」

 

慌てて生徒たちを奥に移し始めた竹林たちを横目に見ながらマッハはバレットの刃を防いだ。

 

「急げよ・・・・・あんまり余裕はないからなぁ・・」

 

 

―――――――――――――

 

ホテルの上階、コンサートホール前の廊下を2人の屈強な男が歩いていた。

そこに1人の少年がよそよそしく歩いてきた。

 

男たちの目の前を通りすぎたとき少年が何やら不快そうな顔をする。

「あっれぇ〜なんかクッサイなぁ〜まるで腐った牛乳を拭いた雑巾だなぁ〜〜」

 

あきらかに自分たちに対して言っている。そう理解した男たちは鬼のような形相で少年に近付く。

 

「オイッ!」

 

男の1人が少年にどすの聞いた声で話し掛けると少年はその場から駆け出した。

 

「なっ!?」「待て、このガキ!!』

 

男たちもすぐさま追い掛けるが少年の脚が速く中々追い付けないでいた。

その時曲がり角から2つの影が男たちに飛び掛かった。

横からの不意討ちに倒れる男たちの首筋に警棒の様なものが当てられると次の瞬間高圧電流が流れ男たちは短い悲鳴を上げ気絶した。

 

「ふぅ〜オイッもう良いぞ!」

 

男たちが気絶したのを確認した寺坂と吉田が階段の方に叫ぶと階段からE組生徒たちが出てくる。

 

「オイッ木村!オマエもさっさと戻ってこいよ!」

 

廊下の先からは男たちに追われていた木村が息を切らせながら歩いてきた。

 

「ハァ・・・ハァ・・・もう少し速く出てきてくれよ。スゲェ〜怖かったんだから・・」

 

 

「それにしても寺坂、良くそんなの用意できたね。高いんじゃないの?」

 

岡野が寺坂が手に持つスタンガンを指差しいうと寺坂は少し気まずそうに頭を掻く。

 

「あ~・・・・ちぃっとばかし臨時収入があってよ・・タコにも効くんじゃないかと持ってきたんだよ」

 

寺坂が言う臨時収入とは以前シロに協力していた時に貰っていた報酬の事だったがその結果みんなを危険にさらしてしまったため言い辛かった。

 

「なるほど、中々良い武器ですが・・その人たちの懐を探ってみてください。きっともっと良い武器がありますよ」

 

殺せんせーに言われ寺坂が男の懐を漁ると何やらずっしりとした金属の塊があった。手を引きそれを見た瞬間寺坂や周りの生徒たちの表情が強張った。

 

男の懐に会ったものそれは銃だった。

しかも対殺せんせー用のBB弾を飛ばすエアガンではなく本物の拳銃である。

 

「おい、こっちにもあったぞ」

 

吉田の方の男の懐からも同型の拳銃が出て来た。

 

「この先恐らくその武器が必要となるでしょうですが烏間先生はまだ万全ではありません。そこで・・・」

 

『殺せんせー・・・まさか!?』

 

殺せんせーが何と言おうとしているのか瞬時に把握したクリムが叫ぶ。

 

「千葉くん、速水さんあなた達2人がその銃を持ってください」

 

「「――ツ!?」」

突然の事に速水も千葉も他の生徒たちも驚く。今までエアガンは何度も使用してきたが本物の銃は当然持ったことも無かった。しかも場合によってはこの先で使用しなくてはならない。2人にはその小さな銃がとても重く感じた。

 

「大丈夫です。お2人の腕前なら十分に使いこなせるでしょう」

 

殺せんせーは確信している様に微笑む。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

ホテルの最上階の部屋で男はパソコンに移る映像に見入っていた。

画面には毒に苦しむ生徒たち、そしてバレットロイミュードに苦戦するマッハの姿が撃っている。

 

「ククク、良いなぁ~この苦しそうな表情・・・ただこの角度じゃ一部の奴しか見えね~な」

 

男の後ろではもう一人別の男がその様子を見ていたがチラリと時計を見るとそのまま部屋から出て行く。

 

(下の奴らからの連絡が無い・・・恐らく潜入して来た奴らにやられたか・・・・)

男は下の階のコンサートホールに入りステージに立つとすぐに気付いた。ホール内に散らばる無数の気配に。

 

(まさかもうここまで来ているとはな・・・楽な依頼だと思っていたが特殊訓練を受けた中学生か・・)

 

男は銃を取り出すと同時にステージ上の音響機器を操作し爆音をホール内に響かせた。

 

「良いねぇ!久しぶりにうまい仕事が出来そうだa・・ズキャァン!――ッ!?」

 

男のすぐ隣を一発の銃弾が通過する。

 

(しまった外した!)

 

客席の間から男の銃を狙った速水は苦い顔をした。

再度狙おうと顔を出そうとした。

 

『――ッ!?止まるんだ!!』

「えっ?」 ズキュゥン

 

足下からクリムの叫び声が聞こえ一瞬止まった。すると目の前をナニかが横切り後ろの席が小さく弾けた。

 

「―――ッ〜〜!?」

 

それが男の撃った銃弾だと認識し息を飲む。もしもクリムが叫ばなかったら死んでいたかもしれない。

そう思うと途端に寒気が襲う。

 

『速水くん!大丈夫かね!?』

「は、はい・・・・ありがとうございます・・」

 

 

「よ〜し!今撃ったやつの場所はもう把握したぞ!」

ステージから男の声がホール中に響く。

 

「下にいた二人は生粋の殺し屋だからな大人数との正面からの戦闘には隙があったかもしれないがな。俺は元傭兵だ。コレぐらいの人数との戦闘は幾度もこなしてきた!」

 

叫びながら男は再び発砲した。

 

「うわっ!?」

 

銃弾は移動しようとした木村の足下には着弾した。

 

不味い!全員がそう思った。このまま時間をかけているとジリジリと追い込まれていくだけだ。

 

 

「速水さんと木村くんはその場で待機してください!」

 

ホールに殺せんせーの声が響く。

 

「千葉くん先ほど撃たなかったのは良い判断でしたよ!君はまだ敵に位置を悟られていません。そのまま指示するまで待っていてください!」

 

「ナニッ!?一体どこからっ!?」

 

周囲を見渡す男だったがよく見ると男のすぐ目の前、ホールの最前列の席の上でニヤニヤと笑っているシマシマ模様のボールがあった。

 

「テメッ!なに最前席でかぶりついて見てんだよ!」

 

男は殺せんせーに向け発砲するが完全防御形態の殺せんせーには効果は無かった。

 

「ヌルフフ~この形態にはこういう使い方もあるのですよ。中学生がプロの殺し屋と戦うんですからこれ位のハンデは良いでしょう?」

 

「チィ、まあ良い。その代わり容赦はしねぇぞ」

 

「では、行きますよ!片岡さん、2列前進!不破さんは右へ回り込んで!」

 

「何っ!?」

 

殺せんせーの指示に従い生徒たちは素早く移動を始めた。その迷いのない動きに一瞬戸惑った男だったがすぐに冷静さを取り戻し始め一人一人の名前と位置を覚え始める。

 

「馬鹿が、この程度の人数なら覚えるのは訳ない。この程度で俺を惑わせようなんて甘いんだよ!」

 

だが男の余裕は次の瞬間に消えた。

 

「出席番号7番は3列後退!元テニス部はバイク屋と位置を入れ替えて!」

 

「ッ!?」

 

殺せんせーは名前だけでなく出席番号やかつて所属していた部活、生徒一人一人の特徴で指示を与えだした。

 

「クラス委員2人はそれぞれ斜め右に移動!100メートル走クラス2位は女装と合流!停学明けと最近郷君や竹林君と行ったメイド喫茶にはまりかけている人はその場で物音を立ててください!!」

 

「テメェ~!何でそれを知ってるんだぁ!!?」

 

次々と位置を変えていく生徒たちに男の思考が徐々に追いつかなくなっていく。

 

「千葉くんそろそろ出番ですよ。速水さんは千葉くんをサポートしてください」

「「・・・・・」」

2人は自然と銃を持つ手に力が入ってしまっていた。この一発を外したら恐らく男には自分たちの場所が完全にバレてしまうだろう。そうなったら次のチャンスは無いかもしれない。その考えがどうしても頭から離れない。

特に速水は先程目の前を横切った銃弾の恐怖から手が震えてしまっている。

 

『・・・速水くん、大丈夫かね?』

 

「は、はい大丈夫です・・」

 

速水に声を掛けるクリムであったがやはりその声は震えてしまっていた。このまま不安定な心ではまた失敗してしまう。速水も分かってはいた。

だが、どうしても先程の恐怖そして失敗してはならないというプレッシャーが拭えない。

『・・・・・速水くん、千葉くん、そう失敗を恐れるモノではない。失敗するということは決して駄目なことではないのだから』

 

クリムの語りに速水や千葉は耳を傾けた。

 

『君たち二人は普段あまり自分の心を明かすことはしない。それ故周りから頼られてばかりで弱気見せないでいた。

だが、今君たちの周りを見てみたまえ、君たちには頼ることの出来る仲間たちが、弱音を受け止めてくれる友たちがいる。何も恐れることはない。今は友たちを信じて自分のなすべき事をすれば良いんだ』

 

クリムのその言葉に速水と千葉の心に先程まであった不安が消えっていた。

 

そうだ、自分だけで背負わなくていい、今の自分たちにはこんなにも頼れる友たちが居る。たとえ自分たちが失敗しても友達たちが必ず何とかしてくれる。そう思うだけで心が楽になった。

 

もう外すのは怖くない。自分たちには仲間が友達がいるのだから!

 

「ヌルフフフ、では行きますよ。千葉くん、今です!!」

 

「馬鹿め!もう位置は分かってるんだよ。そこの奴が一切動いていないってなぁ!!」

 

席の一角から飛び出た影、男は予測していたような素早い反応で発砲した。銃弾は真っ直ぐと影の頭部を貫いた。

がそれは菅谷が密かに作り出していたモップなどで作られたダミーだった。

 

「何だとぉ!?」

 

『今です千葉さん!』

「OK律!』

 

男がダミーに気を取られた瞬間逆方向から顔を出した千葉は律が導き出した一点に向け引き金を引いた。

 

 

千葉の撃った弾丸は男のすぐ横を通り過ぎステージの奥へと消えていった。

 

「フ、ハハハハハ!!外したなぁこれでもう一人の居場所も完璧にぃ【ガシャァン!!】ィガァァァァ・・・!?」

 

千葉に向かい銃口を向ける男の背後から天井に吊るされていた音響の機材が振り子のように降って来た。

機材に跳ね飛ばされた男はそのままステージ上に置かれた機材まで飛びサンドイッチ状に挟まれた。

 

「グウウウ・・・ガキ・・どもがぁ・・・・・!このまま・・じゃぁ・・」

 

それでもなお銃を離さなかった男は必死に銃口を向けようとしたが速水が放った一発が男の手から銃を弾き飛ばした。

 

「ふぅ~今度は当たった」

『ウム、NICE SHOTだ速水くん』

 

 

数名の男子が男を拘束している間殺せんせーとクリムは座席の上で生徒たちを見ていた。

 

「いや~流石クリム先生ですねぇ~私が言いたかったことをしっかりと伝えてくれましたよ」

 

『いや、自分一人で抱え込まずに仲間を頼る、ワタシもかつて学んだことさ。・・・かつての私も自分一人で抱え込み続けてきた結果一度すべてを失った。生徒たちにはそんな思いをしてもらいたくないんだ。君も同じ気持ちだろ?』

 

「・・・そうですね。一度すべてを失ったことのある私たちだからこそ未来がある彼らに同じ過ちを指せないようにする義務がありますね。これからも共に導いていきましょう」

 

『・・・OK』

 

2人の視線の先では清々しいほどの笑顔でお互いを称えるように腕を合わせる速水と千葉が居た。

 

 




登場ロイミュード
・バレットロイミュード
044が進化した姿
見た目は特命戦隊ゴーバスターズに登場したダンガンロイドの頭部から三つ編みの様に鎖分銅が垂れさがっている状態
右手には銃左手には剣を持ち二つの武器を巧みに使い攻撃する。
最大の特徴として右腕に付いたトリガーを引くことで自身を銃弾のように撃ち出しマッハと互角のスピードでの戦闘を可能とする。


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