・・・でもその映画館では1日2回だけでどちらも満席のため観れませんでした・・・
家が田舎のため往復3000円の電車賃をつかったのに・・・・
仕方ないので今週また3000円かけて観に行ってきます。
ウイルスに感染した皆を救うためワクチンを手に入れようとする私たちの前に現れたのはかつて防衛省から烏間先生の補佐としてE組にやって来て私たちを巧みな飴と執拗なまでの鞭による恐怖で私たちを支配しようとした
鷹岡 明だった。
「まさかここまで乗り込んでくるとは思わなかったからな少し焦ったが、まあ良い屋上に来な。言う通りにしないと、分かっているな?」
アイツの手にはワクチンの入ったトランクに仕込まれた爆弾の起爆スイッチが握られている・・・ここは従うしかないわね。
先を行く鷹岡を睨み付けながら階段を上がっていくと手に持っているクリム先生が何か小声でしゃべっているのが聞こえた。
『疲れているところ悪いがすぐに動けるように準備してくれ』
「どうかしたんですかクリム先生?」
『おそらく鷹岡は初めからワクチンを渡す気はないのだろう。恐らく奴の狙いは屋上でみんなの前で爆破する事で君たちの絶望する顔を見る事だ』
「そんなっ!?」
だったら今すぐにワクチンを奪わないと!今ならあいつも油断している筈、不意を突けばトランクを奪えるかもしれない。
『落ち着きたまえ、ここで無理に奪おうとして奴が起爆スイッチを押したら此処に居る全員が無時では済まないぞ。今、郷にホテルのすぐそばで待機するように頼んでおいた。マッハのスピードなら今の郷のコンディションでも爆破より速くワクチンを手にいれられるはずだ』
確かにクリム先生の言う通りかもしれない。それは分かっているけどそれでも不安な気持ちは消えなかった
――――――――――――――
屋上に着くと鷹岡は1人ヘリポートの上へと登った。
「本当だったらなぁそこのちびの女、茅野だったかぁ?そいつに化け物を抱えさせて対先生弾をたっぷり入れたバスタブに入って貰ってその上からセメントで生き埋めにする。そう言う計画だったんだよなぁ・・・無事に元に戻るには生徒ごと爆裂しなくちゃならないが、優しい殺せんせーはそんなことできないだろぉ~完璧な計画じぇねぇ~かぁ~~は~~はははは!!」
鷹岡は傷だらけの顔を掻きながら狂ったような笑い声をあげる。
茅野を犠牲にする恐るべき計画を笑いながら語る鷹岡、その姿を見た時、言いようのない寒気が襲ってきた。
コイツは人間じゃない、ロイミュードと同じ怪物いや悪魔だ・・・・
「許されると思っているのですか?そんな事が・・・」
殺せんせーの顔が今までにないくらいの怒りでどす黒くなっていく。その殺気に私は恐怖を感じた。
「これでも人道的な方さ、お前らが俺にした非人道的な行いに比べたらな、そうだろぉ渚ぁ!!」
そんな殺せんせーの殺気に動じる事無く鷹岡は渚を睨みつけ吠える。
「上がってこいよ。お前のせいで俺のプライドはズタズタだ!その仮は何倍にもして返してやる」
「・・・・・・」
数秒ほどの沈黙の後渚はゆっくりとヘリポートに足を進めた。
「まって渚!絶対罠だよ!」
茅野が渚の腕を掴んで止めようとした。
確かに危険すぎると思う。ヘリポートへの道は1つだけしかも取り外し可能のもので間違いなく鷹岡は私たちが助けに行けないようにする筈だ。
「分かっているよ。でもここはボクが行かないと。烏間先生やカルマ君、寺坂君に吉田君、木村君も千葉君と速水さんそれに郷君も頑張ってくれたんだ。次は僕の番だよ」
渚の眼からはとても強い意思が感じらた。コレはどう言っても聞かないだろう。
茅野もそれを感じ取ったみたいでゆっくりと腕を掴んでいた手を離した。
渚がヘリポートに上がると予想通り鷹岡はヘリポートへと続く道を取り外した。いぞとなったら私たちが助けなくちゃ、千葉と目を合わせ頷き合った。
渚の足下にナイフが投げ出された。もちろん殺せんせー用の物じゃない本物だ。
「さぁ〜て渚ぁ、楽しい楽しい補習授業を始めようかぁ〜?ルールは前回と同じだぁ」
「待ってください鷹岡先生!僕は、先生と戦いに来たわけじゃないんです!」
「まぁそうだよな〜俺はもう油断しない。あんな不意打ちは二度と効かないぞ」
確かに以前渚が勝てたのは少なからず鷹岡が油断していたからだろうしいくら訓練を受けているとはいえ中学生が元特殊部隊の隊員に勝てるはずがない。
「土下座しろ・・・僕は卑怯な手を使って不意打ちで勝って調子に乗っていました。卑怯者です。申し訳ありません。てな」
こいつ・・・!どこまでも腐っているのよ!?自分がやってきあことを棚に上げて渚を卑怯者呼ばわりしている。
本来ならこんな屑に謝ることは何一つないはずなのに、渚はゆっくりと膝を曲げて正座した。
「・・・・僕は・・「それが土下座かよぉ!!?違げぇだろが!!頭つけろやぁぁぁ!!」・・・・僕は、卑怯な手を使って不意打ちで勝って調子に乗った卑怯者です。申し訳ありませんでした・・」
渚は頭を地面につけて鷹岡の言った言葉を1文字も違わず言った。それを見て満足したように鷹岡はトランクを手にした。
「よ~く言えたなぁ。素直な息子で父ちゃんはうれしいぞぉ~~ご褒美に夏休みの宿題を1つ手伝ってやろうか?」
「えっ?・・・」
その時私は鷹岡が何をする気なのかがすぐに分かった。
「スモッグの奴に生徒たちに使ったものと同じ毒で死んだ奴の映像を見せてもらったんだけどなぁ・・・傑作だったぞ!!まるでブドウみたいに顔が大きく腫れ上がってなぁ夏休みの観察日記にはもってこいだろぉ!!」
「やっ止めろぉ~~!!」
渚が飛び掛かろうとするも間に合わず鷹岡がトランクを空高く放り投げたと同時に起爆スイッチを押した。
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バレットとの戦闘を終えた後、俺はホテル裏の崖下まで来ていた。本当だったらすぐに追いかけようとしたんだけどクリムから待機しておくように言われて仕方なく寝ころんでいると数分後、クリムから今回の黒幕が以前E組に現れた防衛省の鷹岡であること、鷹岡はおそらくワクチンを渡す気はないことを聞き何時でも動けるように準備していた。
『それが土下座かよぉ!!?違げぇだろが!!頭つけろやぁぁぁ!!』
頭の中にクリム越しに鷹岡の不快な叫び声が響いてくる。その一言一言を聞くたびに怒りが沸き上がってくる。
その数秒後、予想通りの事が起こった。
『夏休みの観察日記には持ってこいだろぉ!!』
鷹岡の叫びと共に屋上の上に投げ出されたトランクが見えた。
「変身!!」《シグナルバイク!ライダー!マッハ!》
即座にマッハに変身し走り出した。
《ズーットマッハ!》
加速して崖を一気に駆け上がりホテルの外壁を蹴り屋上に跳ぶ。
司会の端には共学の顔で空を見上げる速水たちがいたがどうやらまだ俺の存在には気付いていないみたいだ。
視線を目の前のトランクに集中すると起爆装置が作動しだした。恐らくもう一秒も待たずにワクチンは爆炎に飲まれてしまうだろうが、今の俺のスピードならギリギリで間に合う。
今にも爆発しだすトランクに手を伸ばしたその時だった。
いきなり首に分厚い触手のようなものが絡み付き引っ張られた。
「――ッ!?ウアァァ!!?」
あと少しでトランクに届いていたその手は空を切り俺の身体は爆風で吹き飛んだ。
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