暗殺教室・その転校生、未来人で、仮面ライダー!   作:真田丸

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仮面ライダージオウ、物語がクライマックスに入り参戦して来た2人の映画ライダー!アクアとエターナル!!

別々のライダーの映画に登場したライダーが本人同士で戦う何て前代未聞でまさに平成ライダー最後のジオウに相応しいサプライズですね!!ドライブの映画からもまさかの108が登場してアナザーディケイド登場から映画の世界が新たに組み込まれた気分です。


映画といえば・・・・見てきました!!



あんまりネタバレはしたくないので簡単に大雑把に言いますと・・・まさに平成ライダーいや、平成の仮面ライダーの最後に相応しい映画でした!!

単純な平成ライダーだけでなくまさかのあのライダーやあのライダー!あのライダーたちやあの〇〇ダーまで登場してまさに王の誕生を祝う祭りでした!


速水の時間⑩

「仮面ライダ〜・・・・・マッハ!!」

 

郷がマッハへと変身したのを確認すると速水の身体からはドッと汗が流れ落ちてきた。

 

「郷・・・あとは・・おねがいね・・・・」

 

今までに感じたことのない疲労感が襲ってきて立つことはおろか意識を保っていることすら困難になり小さく郷へと激励の言葉を残し速水は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ~て、速水があんだけ頑張ってくれたんだ。後は俺の番だな!」

 

マッハはゼンリンストライカーを何度も回転させ闘志を高めていく。速水の頑張りに応えようと郷の気合は十分すぎるほど溢れ出ていた。しかし、やる気を出しているのは郷だけでは無かった。

 

「・・・・良いわよ・・分かったわよ!望み通りに正面からアンタを倒してから本物を殺してあげるわよ!!」

 

083もまた二丁の拳銃の銃身にE組が使う対殺せんせー用のナイフを思わせる刀身を伸ばし臨戦態勢を取る。その構えは偶然かそれとも意図的なのかマッハと酷似していた。

 

 

「オイオイ、速水の次は俺のマネか?」

 

「別にワザとじゃないわよ。速水凛香の記憶の中で一番強くあった構えがこれだっただけよ」

 

「あ、さよけ。まぁ・・一番強い構えって思われるのは悪い気はしないかな!」

 

 

会話が一区切りすると同時に互いに銃口を相手へと向けながら走り出した。光弾と銃弾がぶつかり合い相殺しながら距離を詰めていく。そして互いに距離が詰まった瞬間、マッハのスピードを乗せ放った回し蹴りを083は身を低くし躱す。すぐにマッハは身体を反転させながらゼンリンシューターを振るうがそれも083は後方の木の上へと跳び回避し銃弾を放つ。

 

「意外とすばしっこいな」

 

ゼンリンシューターで次々と迫る銃弾を防ぎながら再度接近しようとしたマッハの眼前に083の持つ拳銃の片方が飛んできた。

 

「うおっ!ブネッ!」

 

首を傾けて拳銃を避けたマッハの視線の横を更に1発の銃弾が通り過ぎる。すると、次の瞬間にマッハの背中を激しい衝撃が襲った。

 

 

「イッツ!?」

 

まだ敵が居たのか!?と振り返るがそこには人影は無く083の投げた拳銃が音を立て地面に落ちていただけだった。

 

「よそ見していて良いのかしら?」

 

083は木の上からマッハへ向け飛び降り右手に持った拳銃の銃身に付いたナイフで切り掛かって来た。マッハもすぐさまゼンリンシューターを振るい応戦する。

 

射撃においてはマッハと互角に渡り合う083だが、どうやら格闘においては1歩及ばずと言ったところでマッハの攻撃が徐々に追い詰めていく。

 

「ダラァ!」《ゼンリン!》

 

083の攻撃の隙をついてゼンリンストライカーを083の腹部に押し当てその場で回転するとゼンリンストライカーは火花を散らしながら083のボディを削り取る。

 

「クッ!このぉ!」

 

083も後退りつつも体制を整え蹴り放つが受け流し背中に更に一撃喰らわせた。

 

地面を滑るように倒れた083はすぐ側に先程投げた拳銃があるのを確認し拾うと二丁の拳銃で切り掛かる。手数が増え激しくなった攻撃だが、まだマッハにとっては十分対処できるモノだった。攻撃を捌きながら083の右手に握られた拳銃を打ち上げそのまま回し蹴りを放つと083は身を屈め躱し下から銃弾を放つ。

 

「ッと!」

 

顎に向かい飛んで来た銃弾を後ろに身を引き回避したマッハだったがその直後頭上から一発の銃弾が顔面に命中する。

 

「ダァッ!?またかよ!」

 

誰も居ないところからの攻撃がマッハを少しずつ追い込んでいった。落ちてきた拳銃を掴んだ083はそんなマッハがおかしいのか静かに笑いを漏らす。

 

「フフフッさっきからどうかしたかしら?」

 

そのおちょくるような笑みに若干の苛立ちを覚えながらも相手のペースに飲まれないようにしようと一度深呼吸をする。

 

(落ち着け〜落ち着けよ〜〜郷・・・・)

 

1度落ち着いてさっきまでの戦闘を思い出す。

083の攻撃は主に両手に持った拳銃による射撃と銃身に付いたナイフによる格闘、そして牽制の為の蹴りに時おり拳銃を投げてくる。

 

(・・・・・・・ワッツ?)

 

そこまで考えて郷は疑問に思った。何故わざわざ拳銃を投げるのか?遠距離なら普通に撃てば良い。

弾切れになったんだとしても083のリロード時間を考えれば投げるモーションの方が長い筈だ。不意を突くのが目的だとしても武器を手離してまでやるにはメリットが少ないし不意を突く目的ならその後の見えない相手からの攻撃で十分だ。

 

(・・・んん?)

 

郷はそこで見えない相手からの攻撃のどのタイミングで来るか気付く、そしてそのタネも予想できた。

「いつまでぼうっとしているのよ!」

 

そこまで考え終えた所でしびれを切らした083が再び攻撃を仕掛けてくる。二丁の拳銃を巧みに振るい切り掛かるその動きは舞を舞っているようにも見える。

 

マッハも即座に反応しゼンリンシューターを振るっていく。互いに決定打を当てられないまましばらく攻防を続けていくと

083は右手を横に大きく振り切りつける。マッハが一歩下がり躱すと手が滑ったかのようにその勢いのまま拳銃を手放す。が、動揺を見せる事無く同じ方向から残ったもう一丁で銃弾を放つ。

 

(フフッ)

 

マッハが避ける動作を見せると083は気づかれないように小さく笑う。仮面ライダーが自分の力に翻弄されていくその様に優越感に浸っていた。しかし、笑っていたのは083だけじゃなかった。

 

「アイ、フィギア〜ド(思った通り)」

 

「ッ!?」

 

083の撃った銃弾とのすれ違い様、横から伸ばしたマッハの左手が銃弾をキャッチした。同時にマッハはゼンリンシューターの照準を083とは反対側、放られた拳銃へと向け光弾を撃つ。

 

 

光弾が命中し小さな爆発と共に破壊された拳銃に083は大きく動揺した。それは決して武器を破壊された事に対してだけではなく自らの戦法を封じられた事に対しての動揺でもあった。

 

「やっぱりな、お前の戦法は大体わかった。二つの内、片方の銃をワザと手離して俺の視界から外し、銃口が俺に向くタイミングを狙って引き金に向けて手元に残った銃を撃つ。そうすることで俺の視界の外から攻撃をしていたわけだ」

 

マッハは小さく「にしてもスゲ〜な」と肩を竦める。空中で回転している拳銃の引き金に当てること自体が普通に出来る事ではなくましてや083は銃口が丁度マッハに向けられるタイミングでやっていた。ロイミュードである事を考慮しても神業としか言えなかった。

 

 

「でもま、ネタさえ分かればこっちのモンだ!ココからは、ノンストップで行くぜ!」《マッハ!》

 

マッハドライバーのブーストイグナイターを押しギアを一つ上げたマッハはゼンリンシューターを振るい083に攻撃する。083も動揺を残しながらもまともにぶつかるのは不利と判断し回避に徹した。単純なスピードではマッハが勝っているが083も巧みな身のこなしでマッハの攻撃を次々と躱していく。

1度後ろに退がり距離を取るとマッハを飛び越え公園を囲う様に植えられている木の上へ跳んだ。

 

 

「こんっの、ちょこまかとっ!」

 

「アンタが言える事かしら?機動力を生かした戦いは郷が良くやる事じゃない」ドンッ!

 

083は木の上から銃弾を次々と浴びせて来る。

ゼンリンシューターを盾にして防ぎながら反撃するマッハだったが素早い動きで木々を跳び移っていく083にはなかなか当たらない。

 

「上等だ!速さで俺に勝てると思うなよ!」《ズーット!マッハ!》

 

マッハはブーストイグナイターを連打し自身のスピードを最大限まで上げ083を追う。木から木へと跳び移る083と地を駆けるマッハの距離は次第に詰まっていき逆にマッハが大きく前へ出た。

 

「いい加減に、降りてこいよ!」

 

マッハは大きく跳ぶとオーバヘッドキックで次の木へと移ろうとしていた083を叩き落とした。

 

 

「クゥッ・・・!このっ!」

 

地面に叩き付けられたダメージから立ち上がった083は反撃しようと銃撃するがマッハは避けるそぶりを見せずその場で銃弾をすべてキャッチした。

開いた掌からジャラジャラと落ちていく銃弾の音は2人の実力の差を知らしめるものだった。

 

「今度こそ、これで終わりだ!!」

 

マッハの声に合わせるようにドコからか走ってきたデッドヒートを掴みドライバーに装填する。

 

《シグナルバイク、シフトカー!ライダー!デッドヒート!!》

 

真っ赤なエネルギーと装甲をマッハは纏いE組校舎のある裏山から飛んできたタイヤが装着された。

 

「これが・・・デッドヒート・・・ッ!」

 

速水の記憶から事前にデッドヒートの存在や強さは知っていた083だったが直接対峙してみて悟った。

 

(だめっ・・・・・勝てない・・・!)

 

既に見えた結果に地面に着いた拳を握り締めながら083は少し離れた所、遊具の陰で眠るように倒れる速水を見る。

 

(結局・・・・ワタシはロイミュード、本物にはなれなかったわね・・・・・)

 

 

 

半年前のあの日、速水凛香をコピーした日から083は幾度かの隙を狙い速水からデータを取っていた。いずれE組の仲を裂き分裂を図るという計画のために。

だが、ある時から083は思うようになっていた。【速水凛香になりたい】偽物としてではなく正真正銘ただ一人の速水凛香に・・・・

日に日に強くなっていくその思いに抗えず本来だったらもう少し時間をおいてから実行するはずだった計画を強引に早めた。

 

《ヒッサツ!フルスロットル!バースト!》

 

何故、計画を早めてまで速水凛香になりたいと思ったのか、083は視線を上げ空高く跳び上がり真紅のエネルギーを纏いながら今まさにキックを放とうとしているマッハ【詩藤郷】を見る。

 

(そう、ワタシは・・・・・)

 

速水凛香が胸に秘めていた郷への想い、それが083の中にも芽生えていた。郷の隣に居たいという想いが。

 

(本当、何でワタシは・・・・)

 

人間としてでなく郷にとって敵であるロイミュードとして生まれた自らの運命とそれでも芽生えてしまった報われない想いを呪いながら083は迫るマッハのキックを受け入れた。

 




登場ロイミュード
・083進化体(速水ロイミュード)
083が進化した姿速水凛香になろうという想いと速水のデータを与えたNNロイミュードたちのデータを吸収し進化した。
椚ヶ丘の制服を思い起こす女性的なボディに速水の髪と同色の頭部からは二つの小さな分銅が垂れ下がりさしずめメカ速水凛香と言える姿をしている。
E組で使うエアガンと同型の二丁の拳銃を持ち状況に合わせて銃身にナイフを形成し接近戦にも対応させる。

自分で投げた拳銃の引き金をタイミング良く狙う射撃能力とダンスの様なナイフ捌き、次々と木々に跳び移る身軽さを持つ。また、相手と眼を合わせる事で相手の認識能力を操る事が出来る。ただしロイミュードやシフトカーなどには効果が薄く衝撃を与える事で能力が効かなくなる。

本物の速水凛香になるという想いから進化ロイミュードとしての名は名乗らずにいる。(郷が仮称として速水ロイミュードと名付けたが本人は認めておらず郷もあくまで083と呼ぶ)

コピー元は速水凛香

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