それぞれ別々だった平成ライダーの世界を一つにする・・・アレ?これディケイドだっけ?
約10年ぶりに共闘するディケイドとディエンド!作品を超えてかつての1号ライダーと2号ライダーの共闘が見れるとは・・・当時を思い出しました!
人間の守護者、チェイス!やっぱりチェイスはいつまでもチェイス、人類の守り神、仮面ライダーですね!
誕生、仮面ライダーツクヨミ!平成ライダー最後のジオウで誕生した最後のライダーにして平成女性ライダー最後の1人、ツクヨミ!以前から変身するという話は聞いていましたがまさか最終回直前での変身とは・・・その力がソウゴたちの作戦でどんな役目を果たすのか大いに期待です!
泣いても笑っても平成ライダーもあと一話!最後まで突っ走れ!!
「・・・・・・・・・・・」
「さぁ郷!何時までも黙ってないで吐けよ!!」
縮こまるように椅子に座る郷をE組男子一同が囲う。正面に立った岡島が目の前の机をダンッ!と叩けば郷はビクッと身体を震わせ更に縮こまる。
場所はE組教室、ドライブピット内の自室で気を失った郷はその後、保健室へと運ばれ目を覚ましたのは放課後になってからだった。
目を覚ました直後にそのまま男子たちに教室まで連れていかれ現在、尋問の様に詰め寄られていた。
「郷ぅ〜ずっと速水さんの写真を見てたんでしょ〜〜?そして本人を見たら顔真っ赤にして倒れたってことはさぁ〜〜・・・」
カルマはじらす様に郷へと詰め寄ると郷は気まずそうに顔を背けるが、それを周りの男子が許さない。
「郷!正直に話せよ!!」「速水と何があったんだ!?」「やっぱり速水に化けたっていう083を倒した後に何かあったのか!?」「郷!」「郷!!」「郷!!!」
「ウ・・ウウッ///・・うるへぇぇええ!!」
「グベェェッ!?」
ズイズイと迫ってくる男子たちの圧に押されていっていた郷だったがとうとう限界が訪れ絶叫と共に岡島の顔面に右ストレートを喰らわした。
郷の渾身の一撃を喰らった岡島は螺旋回転を描きながら机へと突っ込んでいった。
「「「「「岡島ぁぁぁあぁっ!!!???」」」」」
机に埋もれピクッピクッと動く岡島に駆け寄る男子たち。郷はゼェゼェと息を乱しながら叫んだ。
「速水とキスしたよ!!文句あっかぁ〜〜///!!?」
郷の叫びが教室に校舎中に響き渡った。
「「「「「・・・・・ナニイィィ〜〜〜!!??」」」」」
郷の叫びに岡島に駆け寄っていった男子たちだけでなく机に埋もれていた岡島さえもガバッと起き上がり叫ぶ。
因みに郷の叫びは職員室にいた殺せんせーにももちろん届いており殺せんせーは製作途中の小テストの用紙を仕舞うと代わりに【E組恋愛ノート】と書かれたノートを持ちマッハで教室に向かった。
――――――――――――――――――――――――――――
「ええ〜〜〜っ!!郷くんとキキキキ、キスしたのぉ〜〜!!?」
丁度同じ頃、ドライブピット内では同じように女子に囲まれていた。
耐えきれずに速水が昨晩のことを白状すると叫んだのは茅野だけだったが他の女子も予想外でポカンとしていた。
中にはその場面を想像したのか顔を紅くする者もいた。
「・・・・・・・・///」
速水もその時のことを思い出してしまい何時ものクールさは何処へやら小動物のように小さくなりコクリッと頷く。
「いや〜そっかそっかぁ〜〜誰からも信じてもらえなかった状況で唯一助けてくれたナイト様、そりゃ〜お礼のキスもしたくなるかぁ〜//」
中村も何時もの調子でからかおうとするがその顔は若干だが紅くなっていた。
その時、ピットのドアが開きイリーナが入ってきた。
「なによなによ。ガキどもは、キスの1つで真っ赤になっちゃって子供ねぇ〜」
そう言いながらイリーナはピットの中心に置かれたトライドロンのボンネットに腰を落としその長く細い脚を組み目の前に座る速水へと顔を寄せる。
「凛香、経験からアドバイスするわね。あの様子なら郷は間違いなく初キスで思考がマヒしてるわ。ここで強引に押していけば烏間レベルの堅物じゃない限り男なんて楽勝よ」
不適に笑うイリーナの纏う大人の女性のオーラに迫られる速水だけでなく周りの女子たちも息を飲んだ。普段はE組内でどちらかというと弄られることが多いイリーナだが仮にも世界を股にかける殺し屋にしてハニートラップの達人、男の扱いはお手のものと言わんばかりだ。
イリーナはどうする?と問いかけるような視線を速水へ向けるが速水は俯いたまま黙り込んでしまった。
――――――――――――――――――――――――――――
「でさぁ~結局郷はどうすんの?速水さんの気持ちははかってるんだろうしさ」
カルマがそう言うと前原も乗り気に郷に詰め寄る。
「だよなぁ〜やっぱこういうのは男から告白した方がポイントは高いからな、何なら俺が告白のイロハを教えてやろうか?」
E組一のプレイボーイは今こそ出番かと言わんばかりに乗り気だった。が、郷の顔は乗り気ではないのか気まずそうに顔を背ける。
「・・・俺は・・・」
「さぁ凛香、女は度胸よ!このまま一気に郷を堕としちゃいなさい!!」
イリーナが鼓舞すると周りの女子も目を輝かせて詰め寄る。
その迫力に圧倒されかけたが速水だがすぐに決心したかのように唇を噛み締め口を開いた。
「・・・私は・・・」
「速水の想いにはこたえられない」「郷にこれ以上寄り添うことは出来ないわ」
奇しくも2人は同時に否定の言葉を口にした。
「・・・・・・・は?」
予想もしていなかった返答に前原だけでなく男子全員が目を丸くした。
「いや、イヤイヤイヤ何言ってるんだよ?修学旅行の時に女子の中で速水が一番気になるって言ってただろ?」
その事からも少なくとも修学旅行時には郷が速水の事を異性として意識していた事は容易に想像できた。実際に今の郷は明らかに速水を意識している。
そんな相手に好意を持たれていると分かれば歓喜し自らも想いを伝えるのが普通だと思うが、確かに中には勇気を持てず胸の内に留めておくだけの者もいるが郷はそんなタイプじゃないと全員が分かっていた。
納得できないといった顔をする前原たちを見て郷は何時もの調子を取り戻していき椅子から立ち窓際に歩きながら話す。
「それとこれとは話が別だろ。前に言ったよな、俺は中途半端な恋愛はしない。するんなら一生に一度、本気で最後まで貫くもんだけだ」
「なんだよ。速水とじゃ本気の恋愛は出来ないってことかよ!?」
郷のもったいつけた話し方にイライラしてきた寺坂が強めの口調で問い掛けるが郷はゆっくりと首を振る。
「いや、正直に言うと速水のことが好きだって言うのに嘘はね〜よ。今までも、多分これからもこんな気持ちになることは無いだろうなぁ〜・・・・」
でも、と窓から顔を出し雲が流れる空を眺めながら郷は続ける。
「本来、俺はこの時代にいるべき存在じゃない。やるべき事をやったらいるべき場所に戻ることになるかもしれないしその前に途中でくたばるかもしれないな・・・」
自分が死ぬかもしれない、笑いながらそんなことを言う郷に渚がたまらず「そんなことない!」と否定しようとしたするが
「まぁ、もちろんそんなヘマをする気はないけどな。それでも俺には恋愛なんてしている余裕なんかねぇよ・・・そんな資格も権利も無いしな」
最後は周りに聞こえないような小さな声で呟き郷はこの話は終わりと窓から飛び出し裏山に向け歩いていく。残された男子たちは何も言えなくなりその背中を見る事しか出来なかった。
――――――――――――――――――――――――――――
ピット内でも速水の言葉にイリーナを含め女子全員が何とも言えない表情をする。
「えっ・・・と‥凛香、今なんて?」
「・・・・これ以上は郷に寄り添うつまりは無いわ・・・私は・・今までの関係で十分よ・・・」
矢田が再度聞き返しても速水の答えは変わらない。今までの関係で十分、つまり告白する気はないと言うことだ。何で速水はそんな考えに至ったのか?理解できず倉橋と茅野が詰め寄る。
「でも、郷くんも絶対凛香ちゃんのこと好きだよ!」
「そうだよ!お互いに好きなら想いを伝えるぐらい・・・!」
「そんな簡単に言わないで!!」
まるで自分の内側にため込んだものをすべて吐き出すかのようなその叫びは倉橋や茅野、その場の全員を気押させた。
「郷は、いつか未来に・・・本来いるべき場所に帰るかもしれないのよ!?そう遠くない内に別れないかもしれない位なら・・・私はこのままで良いわ・・・」
そう言い残しピットを出た速水の脚は自然と裏山へと向かった。
モチベーションがあがるので感想宜しくお願いします。