白い狐の物語   作:バイオレンスチビ

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狐のプリン

まったく使われたことのなさそうな土鍋を引っ張り出して作る物はプリン。チルノちゃんに約束してしまったのだから仕方ない。材料の卵と牛乳は大ちゃんに買いに行ってもらっい、土鍋は霊夢ちゃんに借りた。

 

「霊夢さん、場所を借りてしまってすみませんね。私の家だと狭くてそんなに人(?)が入れないのです。」

 

「そんなこと別に良いわ。って言うか貴女はいつまで敬語なのよ。それに私に〝さん〟とかいらないわ。」

 

「つい癖で…えっと気を付けます。」

 

ジトッとした目で見つめないで下さい。本当に癖で直せないんですから!

 

「ただいま戻りました。」

 

「邪魔するぞ?」

 

大ちゃん…君、本当に慧音先生のことが好きなんですね。まぁ、慧音先生にもお世話になったから別にかまいませんが。でも、先生がいるって言うことは人里の子供たちの分も作ったほうが良いかもしれないってことだから…もう1つ土鍋を借りないといけませんね。

 

「頑張ってますね。」

 

「あ、文さん。文さんの分もありますから安心して下さいね?」

 

「白狐が作るプリンは絶品ですからねぇ…あや?砂糖を忘れてませんか?ちょっと取りに行って……きました。」

 

さすがは幻想郷最速の鴉天狗。砂糖を取りに行って帰って来るのに10秒かかっていない。しかし、これは塩ですね…。思いっきり袋に〝塩〟って書いてありますし…。まぁ、お気持ちだけ頂いておきましょう。必要になる量の砂糖は一応、霊夢さ…霊夢にもらっているので問題はありません。

 

「釜戸のほうは大丈夫か?よかったら手伝うぞ?」

 

「いや、大丈夫です。火加減の方は狐火を使っているので簡単に調節できますから。あ、でも…ちょっと重たいので運ぶのは手伝ってもらっていいですか?」

 

「あい変わらずあたしを使って冷やそうとするんだな…まぁ、別にいいけど。」

 

「チルノちゃん、頑張って!」

 

いや、大ちゃん…チルノちゃんは普段から冷気だだ漏れだからあんまり頑張っちゃうとプリンが凍って体積が増えて土鍋が割れることによって霊夢に怒られるという恐ろしいことがおこりかねないよ?

 

 

 

「このくらいでいいかな?」

 

「あたしの本気を見たか!」

 

主に冷気を操る程度の能力って本当に便利ですね。こんなに大きい物ならそれなりに時間がかかってしまうと思っていたのに数分で中までしっかり冷えちゃいました。

 

さすがは(自称)最強の妖せ「なぁ、私にもわけてくれないか?」…。

 

!?

いつの間にか後ろに白黒の服を着た女の子が立っていた。しかし…どこかで見覚えがある。

 

「良いだろ?私とおまえの仲じゃないか。」




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