東方古神録   作:しおさば

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はい、どーも。しおさばです。

なるべく書ける時に一気に書く!
がモットーです!


5話/NEETではないらしい

あれから数日が経った。

あ、どうも、霞です。

 

この数日間、何をしていたかというと。

 

まぁ特筆するような事はなにも……。

 

偶に頼まれて外の妖怪討伐について行ったり。

偶に永琳の新薬実験体になったり。

 

特に永琳のは困った。

何度か能力が、使えなくなった事があったから。時間が経つと戻るけど。

 

まぁ、そんな極々平和な日常を送っていたある日。

 

「鬼?」

「そ、鬼」

俺は永琳に呼ばれ昼食をとっていた。

「どうやらここ数日、巨大な妖力の塊が外で何度か確認されているのよ」

「ふーん」

俺はラーメンを啜りながら話を聞く。ここのラーメンは特にお気に入りだ。

「いや、ふーんじゃなくて。その調査及び討伐を貴方にも手伝って欲しいのよ」

「だが断る」

俺は二枚目のチャーシューを口に運ぶ。ここはチャーシューぎ特に美味しい。店主もこだわっているらしく、すっかり意気投合した俺と店主はもはや盟友と言っても過言ではない。

そんな盟友は、俺が来る度にサービスでチャーシューを1枚多くしてくれる。

「まぁ、そうよね。いくら強くても鬼が相手だとね」

「そーゆーこと。まぁ余程強い鬼でなければ月夜見……様の力でなんとかなるんじゃないか?」

あーうめぇ。

「まぁ、この件に関してはもしかすると直々に月夜見様から依頼があるかもしれないから」

「は?なん……」

その時、地面が大きく揺れた。

どうやらどっかの妖怪共が侵入して来たらしい。なかなか珍しい。ま、軍の兵士に任せれば大丈夫だ……。

「なんじゃこりゃぁぁぁぁああっ!!!」

そこには無残にも机から落ち、器の割れた愛しのラーメンがあった。もちろん、中身が無事な訳がない。

「最後の……最後の1枚が……」

最後に食べようと残しておいたのに。

 

 

 

「…………許さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数日、ウチらの同胞を殺しまくっている人間がいるのは、たしかここのはず。

手下の妖怪に確認させたから間違いないのだが、どうも人間は全部おんなじに見える。

「あー。面倒臭い。向こうから出てきてもらうか?」

そう考えて、手当たり次第に暴れてみる。というか、人間はなんでこんなに脆い家に住めるのだろうか。もっと頑丈な家に住む方が良いのに。建て方を知らないのかい?

真四角でどうも頼りない。指で弾けば直ぐに崩れるし。

「早く出てこないかねぇ」

すると遠くから声が聞こえてくる。

「……………………ぁぁぁぁぁあああああ!!」

「?!」

その声はだんだん近づいてきているようだ。

「ごらぁぁぁぁぁああああああ!!」

なんだアイツは。物凄い勢いでコッチに走ってきてるんだが。

「だっしゃぁぁあっ!!」

「ごぱぁぁあっ?!」

あ、手下が吹っ飛んだ。

「テメェが犯人かぁ!!」

「え?……え?」

何を言ってるんだコイツ。犯人?ま、まぁ確かに人間からしたらこの騒動の犯人だけど。

「チャーシューの怨み……晴らさでおくべきか!!」

「はぁ?チャーシュー??」

その言葉を最後に、周りの手下がドンドン吹っ飛んでいく。どうやら噂の人間ってのはコイツみたいだ。

「ま、どうであれ結果的には誘い出すことは成功だね」

そう言うと、暴れている男に向かって私は走り出した。

 

 

 

 

 

あ、どうも八意永琳です。

 

先程お昼を霞と食べていた時に、どうやら都市へ妖怪の侵入を許してしまったようで。

それに気がついたのか、霞は物凄い形相で走って出ていきました。

なんだかんだ言いつつも、皆を守る為に奔走してくれる様です。

「チャーシューの怨み……晴らさでおくべきか!!」

……はい。どうやら違ったみたいです。

チャーシュー?さっきの?一体どんだけ好きなのよ……。

ただ、そこからの霞は凄かった。

私の目でも追いつけないほどの速度で移動し続け、手当たり次第に妖怪共を殴りつけている。え?殴ってるの?

でも、そんな中で1体、様子が違う妖怪がいる。霞を見て喜んでいるようにも見える。

「もしかして……あれが」

鬼というやつなのかしら。

 

 

 

 

 

 

ラーメンにおいて、最後のチャーシューとは、何物にも替え難い、人類の至宝とも言えるべき食物。

それを奪われるとは、許すべきか?否!!

「ゆるすまじぃぃい!」

俺は拳に霊力を溜め込み、そのまま殴る。霊力の細かい操作を必要としない分、単純な威力だけで言えば強力だ。

ドンドン下級妖怪共が吹き飛んでいく。

そんな中、少し異色な妖力を感じた。

有象無象な妖怪の中にあって、その量だけで見ても異質。

また、その濃さとでも言うのだろうか。

強いていえば、そう『色』が違うような。

今までの妖怪の色が薄い紫だとするならば、コイツはオレンジに近い。それもとびきりに濃いオレンジ。

「あんた、強いんだね」

「そりゃどうも」

うわぁ、話しかけてきたよ。なんだよこの妖怪。今までそんな奴居なかったじゃん。

「ウチはコイツらを纏めている鬼だ。あんた、ちょいと勝負しようじゃないか」

「いや、断りたいんですが」

だって面倒臭そうなんだもん。

「そんな事言うな…………よっ!」

そう言いつつ鬼は右手で殴りかかってきた。

俺はソレを首を傾げる事で避けると、後ろに少し飛び間を取る。

「いきなりだな」

「イイねぇ。今のを避けるかい」

まぁ、止まって見えるんだから、避けるだろ。

「なかなか楽しめそうだ」

「なかなか面倒くさそうだ」

俺と鬼は同時にそう呟いた。




はい!
やっとちゃんとした戦闘シーンを書けそうです!
そして、戦闘シーンは苦手です!!

まぁ、次回も生暖かい目で見てやってください。
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