東方古神録   作:しおさば

43 / 106
霞「なんでこんな夜中に投稿してんの?」

作「夜型の人間なんで」

霞「は?」

作「それよりも!今回はオリキャラ出るよ!!」

霞「え?!なにその自分からしていくネタバレ」


30話/神様はさっさと眠りたい……らしい

どうも、この世界の創造神、霞です。

 

もう一度言います。

これでも、この世界の『創造神』です。

 

そんな俺ですが、絶賛正座中です。

なんでって?

 

それは俺の正面に仁王立ちしてる人が、有無を言わせず強制的に正座をさせたからです。

「聞いてるんですか!!」

「あぁ、はいはい。聞いてますって」

「では、何故に貴方の名前がこの書物に書かれているのですかっ!!」

どうやら、神子の手にある本には俺の名前が書かれているようで。それが神々の系譜について書かれていたようで。

「……キット偶然デスヨ」

「……『その者、青き衣と白き羽織にて、腰に鉄の刃を差す。』って容姿もバッチリ同じ偶然がありますか!!」

……ってか誰だ、んなモン書いたのは。

「かの天照様に神託を受けた、有名な方の著書です」

あのバカ娘め、余計なことを……。

「さぁ!認めますね?認めますよね?ってか認めろコンチクショー!!こちとら、本人だとしたらこんな無礼なことしちゃって大丈夫なのかな?大丈夫じゃない、大問題だ。とか考えちゃって頭の中が大変なんですよ!!ってか、え?本人なんですか?だとしたら今こうやって正座させているのって物凄くまずいんですか?やばいよやばいよ、なんですか?!」

「落ち着け神子!!」

まったく。

 

 

「この度は、大変無礼な事をしてしまい、申し訳ございませんでした」

あれから三十分。なんとか神子を落ち着かせて、茶を啜る。

「……まぁ、気にするな。俺も努めて気にしない……ようにできたら良いよね」

「それって実質めちゃくちゃ気にしてますよね?」

青娥が横からツッコミを入れる。とりあえずそこに触れるな。

「とりあえず、その本に書かれている通り、俺は神様。創造神だよ」

「……!!」

「んで?どうする?俺を祀るのか?」

「え?…………そりゃそうですよ!!だって創造神様ですよ?!この都に一番の社を建てさせ「だが断る!!」……せめて最後まで言わせてください」

「俺は自由を司る神様だぞ?神社なんて建てられてみろ。窮屈でしょうがない」

「そ、そうかもしれませんが」

俺は足を崩し、本気で嫌な顔をする。

「それに、俺はこの世界を創造しただけ。なんのご利益もないよ」

「十分凄いことを、片手間にやった、みたいに言わないで下さいよ」

それ以降、神子は俺の神社を建てる話はしなかった。無論、本音を言えば神社だろうが屋敷だろうが、何を建てようが『自由』だ。相手が聖徳太子でなければ。これからこの国に仏教を広めるっていう人物なのに、神の最高位を祀る神社なんて建てたら、これから先、やりにくいだろう。

「……では、これからなんとお呼びす「霞で」あ、選ばせては貰えないのですね」

「霞殿、神とはどんな生き方をするのですか?」

今度は青娥が興味を持ったらしい。

「どんなって?」

「たとえば、今までどんな事をしたのか、どんな生活を送っているのか」

「ふむ。ちょ〜〜〜〜〜っと長くなるよ?」

「それ、絶対ちょっとじゃないですよね」

 

 

 

 

 

暗い森の中。生き物の呼吸すら感じないほど、静寂に包まれ、自分の歩く足音がより煩く聞こえる。

「どうやら彼は失敗したみたいだね」

誰に言うでもなく、独り言を呟く。最近、独り言が増えた気がする。

「あれだけ稀有な能力を持っていても、創造神には勝てないのかぁ」

『言霊』なんて、次に同じ能力を持つ者が現れるのは何年後か、はたまた何百年後か。もしかすると、もう現れないかもしれない。とても惜しいことをした気になってきた。

「先に『貰って』おけば良かったなぁ」

でも、そうすると彼に会うのが早くなる。まだまだ彼には会いたくない。今はまだ、足りないのだから。

「それに、せっかく準備したこの喜劇も、無駄になっちゃうしね」

そんな独り言を続けていると、森が途切れた。空を見上げると雲にその姿を半分隠した月が浮かんでいた。

「次は月にでも行ってみるかなぁ」

そう言って、再び歩き出すと、暗闇に姿を溶け込ませいつしか見えなくなった。

 

無残な姿の幾つもの妖怪の死体を残して。

 

 

 

 

 

「そこのアホ。何をしているか」

「……?霞殿、誰に話かけているのだ?」

お前だ物部布都。

「我は尸解仙になる為の準備ですぞ」

尸解仙?

「なんだそれ」

「おや、ご存知ないのか?」

布都が言うには、死を恐れた神子は大陸から来た青娥に尸解仙、仙人の事を教えられた。そして仙人になる為に1度死に、復活を遂げる方法をとることにした、という。

んで、そんな中布都が準備してるものってのが。

「……なんだそれ」

「これは尸解仙の修行である、煉丹術で使用する丹ですな」

「丹?」

いや、どう見ても怪しい色してんだけど。だって銀色だよ?

ん?煉丹術って……どっかで聞いたことがあるな。

「それ、どうするんだ?」

「コレを服用するんですが?」

いや、明らかに人体に影響あります!!って色じゃん。

「まったく。神子はどこにいる」

「太子様はあの仙人と共に出掛けておりますぞ」

これは1度アイツら説教してやらねばならんな。

 

そしてこの日は、神子にとって1番永い1日となる。




霞「なぁ、途中で出てきたのがオリキャラか?」

作「そー」

霞「なんかいろんなフラグが立ってるんだけど。大丈夫?」

作「大丈夫だ。問題ない」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。