番長と捻くれぼっち   作:judolover

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二日に一話といいながらだいぶたってしまいました。
自分の書くスピードの遅さに驚いています。
もう少し書くスピードを早くしていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。


第八話9月12、13、14

9月12日。

 

俺はいつものように菜々子とテレビを見ながら家族団欒の時間を過ごしていた。

 

菜々子「あのお土産ね。クラスの友達に見せたらすごいねーって言ってたよー。」

 

鳴上「そうか。それなら良かった。」

 

何でもない話をしていると、

 

アナウンサー「今日のゲストは探偵王子こと白鐘直斗君でーす。よろしくお願いしまーす。」

 

直斗「よろしくお願いします。」

 

テレビ番組に直斗が出演していた。

 

話を聞いていると直斗は八十稲羽での連続殺人事件に対して違和感を覚えているようで、さらに調査を続けていきたいとのことだった。

 

俺達も違和感はあった。

 

直斗も言っていたが、前の二件と三件目とでは類似はしているものの三件目は殺害方法がわかっているからだ。

 

菜々子「お兄ちゃんの学校に探偵さんいるの?すごいねー。」

 

俺が考えている間に菜々子は直斗に興味を持ったようだ。

 

鳴上「そうだね。」

 

俺は笑顔でそう返す。

 

アナウンサー「…続きまして今回の事件の解決について町の声です。」

 

八幡「実際に住んでいる所なので事件が収束したのは嬉しいですね。」

 

……………!

 

比企谷がインタビューを受けて答えていた。

 

菜々子「お兄ちゃんのお友達?」

 

俺は菜々子から見ても驚いているように見えたのか比企谷について聞かれた。

 

鳴上「ああ、二学期からきた転校生だよ。」

 

菜々子「へー、なんかスーパーのお魚みたいな目だねー。」

 

鳴上「っ!」

 

スーパーのお魚みたいな目。

 

つまり死んだ魚のような目ということだろう。

 

思わず吹き出してしまいそうになった。

 

菜々子「どうしたの?」

 

鳴上「だ、大丈夫だ。そっとしておいてくれ。」

 

和やかな時間が過ぎていった。

 

…………………………………………………………

翌日。

 

いつもの通学路を歩いていると前に比企谷が見えた。

 

少し話してみようか。

 

鳴上「比企谷、おはよう。」

 

八幡「おう。」

 

鳴上「比企谷、昨日テレビうつってたな。」

 

八幡「みたのかよ…。」

 

鳴上「ああ、ばっちりな。」

 

八幡「まあ、いいけどよ。」

 

花村「おーす!相棒!比企谷も一緒か。おす!」 

 

陽介の声の方を見ると、向こうから天城や里中といったいつものメンバーがやってきた。

 

鳴上「押忍。」

 

八幡「おう。って鳴上。押忍っていつの時代の挨拶だよ。実は体育会系なの?」

 

天城「そういえば鳴上君って部活何してるの?」

 

千枝「確かバスケしてたよね。」

 

鳴上「あと吹奏楽部にも所属している。」

 

天城「へー、兼部なんてすごいね。」

 

鳴上「体育会系でありながら文化系でもある。ハイカラだろ?」

 

花村「流石相棒!」

 

八幡「いや、ハイカラとか訳わかんないから。」

 

比企谷がいいツッコミをしてくれる。

 

陽介とはまた違ったツッコミだ…。

 

直斗「みなさんおはようございます。」

 

制服とは違った服装の直斗が前に立っていた。

 

直斗は静かに話し始め、俺達は彼自身の事件への見解を聞いた。

 

俺達を犯人として疑ったこと。

 

報道された人物が殺されている、もしくは失踪していること。 

 

俺達が事件を通して知り合ったのではないかと思っていること。

 

確証を得るための行動が必要なこと。

 

直斗「これが僕の事件への見解です。」

 

鳴上「いい推理だな。」

 

直斗「余裕ですね。まあいいですが。僕は僕のやり方で犯人を追います。」

 

八幡「それ、危ないんじゃないか。お前が無理する必要はないだろ。」

 

比企谷はそう淡々と言った。

 

いつになく真剣な比企谷に俺達は驚きを隠せない。

 

直斗「探偵なので。でも、探偵としての僕しか求められてないのは悲しいものですね。失礼します。」

 

直斗はそう言い残してその場を去った。

 

………………………………………………………

昨日の朝、白鐘のやつ明らかに無理してたな。

 

なぜか朝の出来事から白鐘のことが頭から離れず過ごし深夜12時前になっていた。

 

探偵としか求められない。

 

それが悲しい。

 

つまり探偵としての能力しか必要とされていない

 

それは白鐘直斗がついこぼしてしまった本音だろう。

 

誰もが抱えてしまうコンプレックスのようなものでそれを抱えきることが出来なかったのかもしれない。

 

そんなことを考えながら部屋にあるテレビの画面を見つめる。

 

カチッ。

 

壁に掛けてある時計が深夜12時を告げる。

 

するとぼうっとテレビ画面が光り、荒い映像が流れ始めた。

 

そこには帽子を被った少年らしき影と猫背の高校生くらいだろうか?男の影が映っていた。

 

八幡「ん?」

 

猫背の方はまるで俺だ。

 

そして少年の方は白鐘…か?

 

映像はすぐに終わってしまった。

 

噂では聞いたことがあったがこれがマヨナカテレビ。

 

実に興味深い現象だ。

 

俺がどっかの物理学者なら黒板にめっちゃ数式書き込むレベル。

 

まあ文系なんだけどね。

 

数学なんてとっくの昔にサヨナラさ。

 

とりあえずマヨナカテレビが何を暗示しているのかはわからないが何か嫌な予感がする。

 

報道された人物。

 

俺と白鐘。

 

つまり、次の被害に遭うのは、俺達なのか?

 

ならやらなくてはならないことがある。

 

あいつらから距離をおかなければ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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