艦隊は砲撃距離、俺たち三人は中距離戦距離まで近づいた。
砲撃距離まで来たのはいいものの、そこにも姫たちが沸いていた。だが数はこっちが有利だったので長門に指揮を任せ俺たちは前進した。
「さて、接近戦と行くか?刻、駿」
「それが良い。瞬間移動で一気に距離を詰めよう」
「いや、なんで距離あるのに近付かなきゃいけないんだよ。確かに塹壕は無いけど、アウトレンジが一番に決まってるだろう。違うか?」
近づく理由か・・・
「お前は浪漫を分かってない」
浪漫もそうだけど個人的には近接で殴って斬ってしたほうが楽しいんだよなぁ・・・。
「浪漫なら分かっている。航空機による蹂躙と超大口径砲の砲撃だ」
「違う、近接戦だ」
「なら多数決だ。護悧、御坂、良いな?」
「俺はいいぞ」
「なんでだよ・・・お前ら二人でいけよ・・・おれここでバカスカ撃ってるから」
「「良いから行くぞ」」
そういって二人で刻を引っ張っていく。
「だから俺は遠くから撃てるから良いの!」
「強情な奴だな。もう良い。このまま連れてく」
「なんてこった・・・俺は逃げる」
「「俺たちから逃げられるとでも思ってたのか?」」
「クソッ・・・」
「ふざけてる場合じゃない。そろそろだ。」
「なんだ気づいたのか」
「そりゃ、集音センサー付きヘルメットだろ。これ」
「じゃあ、行くか」
「ああ、不本意だがやるしかない」
「行くぞ」
そう言って刻の肩に手を置いた・・・。
《3、2、1!》
《撃ェッ!》
「「「瞬間移動!!」」」
敵が発砲すると同時に相手の後ろに瞬間移動をし、刻至近距離用対艦弾を、駿が渾身の一閃を放ち、俺はスターバーストストリームで切り刻む。
《グ……グォォォオオ!!貴様ラ……!》
「まだだ。」
殺すつもりでやったが流石は深海棲艦の姫様。せいぜい中破ってところか・・・。海外から仕入れたあれを試すか・・・。俺は
「なんだそれは?」
「いい質問だな駿。これはアメリカのマフィアからちょ~とやばいルートで手に入れた装着型メリケンサックだ。しかも先端に物があたった瞬間に爆破する仕組みになってる。まあやってみるから見てな」
俺はまだ中破だった戦艦棲姫のとこに瞬間移動して顔に右ストレートをぶち込む。そして顔が飛散した。
「まあこういうことだ」
「・・・USA」
そんなに驚くなよ・・・。アメリカの発想がクレイジーなだけだ・・・。
「・・・っ!刻後ろだ!」
「っ!」
「ぼけっとするなよ?」
重巡棲姫だろうか・・・大破している上に顔のほとんどが砕けている状態でどの姫かは判別できなかった。
「助かった」
「気にするな。それより親玉の位置はわかったか?」
「ああ、行くぞ」