インフィニット・フレームアームズ~俺アームズでブンドド~   作:たちゅや

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今回はオリ主無双の回。


十九話

 龍也は現れた二機のIS――特にヴァイスハイトに目を奪われていた。

 オリジナルを再現し、尚且つ盗まれても良いようにとダミーの情報で作ってあった物ではなく、ベリルショットライフルを装備した強化型で再現されていたからだ。

 原作設定ではT結晶という高エネルギー結晶体を用いたベリルウェポンの一つで、非常に強力な武装なのだ。

 当然、現実世界にはそのような物は無いので、単純な高火力兵器としての運用なのだろうが、どれほどの威力を持っているのかは判断が付かない。

 

 どうするべきか。

 

 そんな事を考えるが、もう答えは決まっていた。

 今の所、ISでフレームアームズを再現しているのなんて、日本のブキヤしか無い訳である。それで、こんな物騒な事が起これば企業の責任問題になりかねない。

 だから、彼はこう考えた。

 

 さっさと叩き潰してコアから開発した奴のデータを見てやろう、と。

 

 彼は隣にいる刀奈と視線を一度だけ合わし、すぐに跳躍。空中でバーゼラルドを展開した。すると、情報パネルに一つの文章が映されていた。

文章を読み終えた龍也は驚いたが、気を引き締め直し一気に加速し、ヴァイスハイトらが突き破ったシールドの穴に飛び込んだ。

 刀奈はやっぱり男の子よねぇ……と呟きながら、アリーナの生徒達の安全を確保するために生徒会長として行動を始めるのだった。

 

 中に飛び込んだバーゼラルドは上空で一度止まり、スラストシールドにセグメントライフル二丁を合体させ、胸部バーツに接続する。

 更に、サイドとリアにプロペラントタンクを合計四基接続。IS一機分のエネルギーをセグメントライフルに高速充填させていく。

 

 能力が何となく分るヴァイスハイトはバーゼラルドなら十分に対応が可能だが、その隣にいる異形のISは未知数すぎる。全力で行かせてもらおうか!

 

 地上でまだ戸惑っている一夏と凰にプライベートチャネルですぐに離れるように伝える。

 

『一夏! 凰! 今すぐに離れろ! 上空からちょっと強めの砲撃を行うっ!』

 

 はっ、と二人は上空を見上げ、溜まりに溜め、今か今かと放たれるのを待っているバーゼラルドを認識した。

 

『は ⁉ ちょ、ちょっと待て龍也! お前、いつの間にっ』

 

『それに何よその反応! 絶対やばいでしょ ⁉』

 

 慌てながらも言われたとおりに、二人は二機のISからすぐさま離れる。

 二機のISもバーゼラルドの熱源に気づいたのか、上を見るが同時に龍也は砲撃を放った。

 

「セグメントライフル、フルバーストオオォォォォッ ‼」

 

 極太のビームが二機のISを丸々と飲み込み、砂塵が舞う。

 数十秒もの間、放射は続いたがプロペラントタンク四基分使い果たした所で砲撃は終わり、バーゼラルドからタンクがパージされた。

 セグメントライフルも二丁ともこのフルバーストの為に改良されたのだが、砲身は焼けただれていた。

 龍也は武装を量子空間に収納し、両手に巨大な手――インパクトナックルを装備し、砂が晴れるのを待ちながらハイパーセンサーと目視からの情報を分析する。が、彼はすぐさま左に大きく移動した。

 

 砂塵を吹き飛ばしながら、ヴァイスハイトが両手のライフルを放ちながら突っ込んできたのだ。

 もう一機の方は粉々に砕けていたが、ヴァイスハイトの方はさすが重装甲型なだけはあるのか、致命的なダメージは入っていなかった。

 

「おいおい、強化されすぎじゃないか? 今の砲撃に耐えるとは思いもしなかったよ ‼」

 

 間違いなく従来のISなら破壊可能な攻撃だったのに、と苦笑する龍也。

 

『秋野っ!貴様、何をしている ‼ 今の砲撃、軍用のIS並みだったぞ! どういうつもりだ!』

 

 ヴァイスハイトと対峙している中で、織斑先生からプライベートチャネルで叱責が飛ぶ。

 同時に山田先生からもお叱りの声が上がっていた。

 

『秋野君っ! 操縦者にも重傷を負わせるような攻撃でしたよ ‼ あんな攻撃、認められませんよ!』

 

 二人の叱責は最もなのだが、それよりも龍也がアリーナ内に侵入した事に関してはお咎めが無いようであった。

 

『大丈夫ですよ、織斑先生に山田先生。こいつら、無人機ですから』

 

 そう、こいつらは無人機なのだ。バーゼラルドを展開した時に、コアから提示された文章が『人は乗ってませんよ。だから、一発でかいのをドーンと行きましょう!』という物だった。

 ……物騒なコアだなぁ。とは、口が裂けても言えなかった。

 

『無人機……だと? 秋野、このことは』

 

『先生たち限定のチャネルで話してますし、他の人達は知らないのでご安心を。では、引き続き俺はヴァイスハイトをぶっ壊しにかかりますので!』

 

 まだ織斑先生は何か言いたそうだったが、通信関係は全てオフにし、未だに空で相対するヴァイスハイトを注視する。

 

 さてさて。どう攻めますかね。

 高火力のベリルショットライフル。重装甲のボディに機動力もある。

 思考しながらも、相手の攻撃は雨の様に降り注ぐが、針を縫うように避けていく。

 

「――決めたぞ、今日はこのインパクトナックルで!ヴァイスハイトが鳴くまで殴るのをやめないっ ‼」

 

 全身のブースターを巧みに吹かし、緩急のつけた加速で詰め寄っていく。

 ヴァイスハイトのAIも遠距離より近距離戦を好むのか、射撃をやめてベリルショットライフルの下部についているブレードでの斬撃攻撃に切り替えてきた。

 無人機特有の無機質な攻撃は必ず倒す、殺すことに特化していた為に非常に読みやすかった。

 

「悪いな、ヴァイスハイト。今度はちゃんと俺達の手で作ってやるからな」

 

 彼は今、自分が抱いている感情を拳に篭め、固く握り、右のストレートを相手の武装を破壊しながらボディに叩き込んだ。

 バーゼラルドが装備しているインパクトナックルだがオリジナルを再現する事に飽き足らず、バッテリーを内蔵させ、そこから特殊な力場を発生させるようにさせていたのだ。

 言うなれば、オリジナルのベリルウェポンのような特性を持たせたのだ。

 さらに、バーゼラルドの腕部にもブースターがあり、その加速もプラスされ恐ろしい勢いがあったのだ。

 思わぬ威力にヴァイスハイトのセンサーが点滅する。まるで、人が泣くような印象であった。

 

 だが、もう龍也は止まらなかった。すぅ、と息を吸い吐くと同時に左のストレートを叩きこむ。相手が防御の態勢を取ろうとするが、その上から崩し、ひしゃげていくヴァイスハイトの装甲。

 次から次に繰り出されていくパンチのラッシュ。

だんだんと速度が上がっていき、ついには視認するのも難しいほどになっていた。

 

「うおおおおおおっ!」

 

 もはやヴァイスハイトはサンドバックのような的でしかなかった。

 そして、最後の一撃が放たれる。

 

「これでええっ、ラストッ! 喰らえよっ!パイルバンカー ‼」

 

 右手のインパクトナックルから拳部分のパーツを杭型の部品に換装し、人でいう心臓部分に叩きつけ、杭を打ち込んだ。

 打ち込まれた杭はヴァイスハイトの内部で爆発し、機体を四散させた。とっさにコアの一つを掠め取り即座に量子空間に収納する。

 

「すまないな。このコア、独自に調べさせてもらう」

 

 最後に残ったのは地上へとバラバラと降下していく金属と残ったコアのみだった。

 




無双させても私は謝らないっ。
何度書いても、これが一番しっくり来たんや……。

と、まぁ新年一発目です。
本当は昨年中に終わらせたかった話でした。

とりあえず、これを書き上げてるうp主は仕事などの疲労で思考停止中であります(´・ω・`)

で、次回のお話はこの戦いを見ている人たちのお話しで一つ。

あ、あと最後に!

うp主はレイファルクスとアーセナルアームズを三つずつ予約したでええっ!
皆も多々買うんじゃーーーっ!!
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