遊戯王GX 電子の獣達と紡ぐ物語   作:狂戦士

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遊戯王を書いているある作者:竜羽さんから案を頂き、出してみた作品です。


第1章 アカデミア入学編
生まれ変わり、なんだかんだで入学試験


海馬ドーム

ここでは今、デュエルアカデミアの入試試験が行われていた

 

「《スクラップ・デスデーモン》でダイレクトアタック!」

 

「うおおおっ!」

 

ダイレクトアタックが決まる。

 

「おー、さすがに使ってる奴もいるなぁ」

 

海馬ドーム、観客席にて俺、八神遊一は、入試の実技試験でデュエルを行っている者達を見ていた。

えっ、誰だ?自己紹介が先?…済まん。

 

俺の名前は上記で言ったが、八神遊一。

信じられないだろうが、転生者だ。いや、マジで。

生前は身体が弱く、未成年で病死だ。

それで、まあ、生まれ変わって?何かわからんが遊戯王GXの世界に転生した。(GXの世界だと気付いたのは当然ながら結構後)

親がカードデザイナーで、生前あったカードの案を出すと、聞き言ってれて、この世界でのデュエルモンスターズの創造者ペガサス・J・クロフォードに会わせてくれた。

そこでなぜ、こんなカードを思いついたのか聞かれて、さすがにごまかしきれないと思い、前世の記憶を話した。

ペガサスさんや、両親は当然ながら驚いていたが、いつも通りに接してくれた。

ついでに言うと、デュエルキング武藤遊戯や、海馬コーポレーション社長海馬瀬人にも面識ありだ。

まあ、そんなこんなで、俺の出した案、シンクロ・エクシーズや、この世界に(まだ)ないカードも広まってる。シンクロ・エクシーズは最近だが。

で、そもそも俺がここアカデミアの入試試験にいるのは、まず数日前にさかのぼる。

 

 

 

 

「デュエルアカデミアへ?」

 

「そうだ」

 

場所は海馬コーポレーション社長室。略してKCだ。

そこで俺はKC社の社長、海馬瀬人に呼び出されたのだ。

 

「理由は?」

 

「2つほどある。まずデュエルアカデミアでは、『オベリスク・ブルー』『ラー・イエロー』『オシリス・レッド』の3つの寮があり、上からランクが高く、能力が高い扱いというのは知っているな?」

 

「はい」

 

「ところが最近、問題点があってな…」

 

「ちなみにどのような?」

 

「それはだな…」

 

話しを聴くと、どうやらレッド生徒のやる気のなさや、ブルー生徒の態度、教師の行動に問題があるらしい。

特にブルー生徒は、振る舞いが悪く、デュエルでの負けを認めない傾向があるらしい。酷いと思ったのは、レッド生徒からカードを強奪したり、不正を行ったりしてるらしく、上げたら多くて仕方がない。

当然全てではないのだろうが、アカデミアは腐敗してきてしまってると考えていいだろう。

教師は本当に何をしてんだよ…。

まあ、ようするに、それが本当かどうか確かめて来いということだ。

 

「で、もう1つは?」

 

「シンクロ・エクシーズの広がりが、どの程度か確かめて来て欲しい」

 

「え?ってことは俺、テスターとして行かなくちゃいけないんですか?」

 

そうなったら、俺のデッキほとんど…というか全部使えないんだが…。

 

「いや、あくまで広がりがどの程度か確かめるのでいい。お前のデッキに入れようにも、はっきり言って合わないのが多いだろうからな」

 

良かった…。

 

「じゃあ、俺自身のデッキで、行って構わないんですよね?」

 

「構わん。ただ…」

 

「?」

 

「もし広まっていなかった場合、やむを得ぬが…お前にはシンクロ・エクシーズのテスターとして、学生生活を過ごしてもらうぞ。行くんだったら、異論は認めん」

 

「マジっすか!?」

 

「マジだ」

 

ちなみに最後のは、KC社取締役副社長だ。

 

 

 

 

…というわけだ。

海馬さんだけでなく、ペガサス会長にも進められて、こうしてアカデミアに来たわけ。

正直一部だが、広まってくれてたので、安心した。

 

『遊一に使ってもらえなくなるんじゃないかと、ひやひやしたよ』

 

…この声は幻聴ではない。

 

「――は、デュエルを始める」

 

っと!回想してるうちに、試験も進んでいるな。

今は…えーと、名前は聞いてなかったが、受験番号5番だったな。

もうデュエルが始まるようだ。

 

「「デュエル!」」

 

「…俺のターン。モンスターをセットし、カードを3枚伏せてターンエンド」

 

?:LP4000

手札2

セット1

伏せ3

 

「私のターン!《ブラッド・ヴォルス》を通常召喚!」

 

ブラッド・ヴォルス

ATK:1900

 

「《ブラッド・ヴォルス》で「伏せカード《威嚇する咆哮》。あなたはこのターンバトルはできません」――私はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

試験官:LP4000

手札3

ブラッド・ヴォルス

伏せ2

 

「俺のターン、セットモンスター《メタモルポッド》を反転召喚」

 

メタモルポッド

ATK:700

 

「リバース効果で、手札を全て捨ててお互い5枚ドロー」

 

手札交換か?

 

「伏せカード《月の書》発動。メタモルポッドを裏側に。そして手札から《太陽の書》を発動。反転して、リバース効果、全て捨てて5枚ドロー」

 

『!』

 

もしやこれは…。

 

「《手札抹殺》を発動。そして《月の書》を発動して、裏側に。伏せカード《太陽の書》を発動して反転。リバース効果」

 

やはり。メタモルポッドを主軸にした【デッキ破壊1キル】デッキだ。

というかあれを使う奴がいるとは。

試験官のデッキは残り14枚…。

 

「《闇の訪れ》。手札を2枚捨てて、裏側に。《太陽の書》を発動して反転」

 

よくコンボが続く…。

 

「リバー「その効果にチェーンして手札から《エフェクト・ヴェーラー》の効果を発動、メタモルポットの効果を無効にする!」

 

「…伏せカード《天罰》。手札を1枚捨てて、それを無効にします」

 

「何!?」

 

エフェクト・ヴェーラーに雷が落ちる。

 

「効果は続行」

 

「くっ…」

 

「《手札断殺》。お互い手札を2枚墓地へ送り、それぞれデッキからカードを2枚ドロー」

 

もう試験官のデッキは7枚…。

 

「…終わりか。《魔法石の採掘》。手札を2枚捨てて、《手札抹殺》を手札に。そして発動。チェーンして、速攻魔法《連続魔法》。手札を全て墓地に送り、このカードの効果は、その通常魔法の効果と同じになる」

 

「なんだと!?」

 

「全て墓地に送って、5枚引くのを2回行ってください」

 

試験官は手を震わせながら、手札を捨て、デッキからカードを引く。

そしてデッキが0になり、カードを引くことができなくなった。

 

「デッキアウト。俺の勝ちですね」

 

「っ…!」

 

デッキ切れ。それはデュエルの敗北を意味する。

転生前の世界では、1ターンに3分以上、プレイする事は禁じられているが、あいつは3分以内にこなした。

 

「…では、ありがとうございました」

 

「……待ちなさい」

 

「?」

 

そしてソリットヴィジョンが消え、デッキをあいつは纏めると、礼をして去ろうとするが、試験官に止められる。

ちなみに観客席からは凄まじいブーイングが響いている。…まあ、そうだろうな。俺もあのやり方は良く思えない。

 

「君は…そのようなやり方で、何とも思わないのか?」

 

「…ルール上、問題はないと思いますがね。時間内にも終わらせた。イカサマもしていない。ルールに則ったデュエルをしたまでです。とやかく言われる筋合いはありません」

 

「っ………」

 

そう言って、去っていった。

その後も試験は進み、受験番号1番の試験も終わり、俺は推薦なので、そろそろかと思って、準備をしようとすると電車の事故で遅れ、今になって来たGXでの主人公遊城十代が来た。

遊戯王はアニメを見てなかったから、キャラは多く知らないんだよなぁ。かろうじて1作目だ。

 

「ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ!!」

 

まあ、素っ飛ばして結果から言うと、十代は試験官に勝った。

実技担当責任者クロノス・デ・メディチという、何か如何にも偉そうな先生だったな。《古代の機械巨人》を召喚して、周りから「もう駄目だあいつ」とか言われてたが、次ターンに《E・HERO フレイム・ウイングマン》を融合召喚して、フィールド魔法とのコンボで勝った。

さすがは主人公と言うべきか。

 

『推薦枠の試験を行います。八神遊一さんはフィールドに来てください』

 

と、今度こそ俺か。

 

『負けたりしないようにな?』

 

まあ、油断はしない。

 

 

 

 

試験フィールドに移動。

 

「八神遊一です。よろしくお願いします!」

 

「うむ。では、試験を始める!」

 

そう言いデュエルディスクを展開したので、俺も展開する。

 

「「デュエル!」」

 

遊一:LP4000

試験官:LP4000

 

「先行は君からだ」

 

「ドロー。《DM(デジタルモンスター) コロモン》を召喚」

 

DM(デジタルモンスター) コロモン

ATK:500

 

「攻撃力500のモンスターを攻撃表示で召喚かい?」

 

まあ、そう思っちゃうよな。

というか周りがうるさいよ。「あいつ馬鹿だ」とか聞こえてくる…。

このままターンエンドするなら、ともかく…。

 

「コロモンの効果、メインフェイズに、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送り、デッキ・手札から「アグモン」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。デッキから《DM(デジタルモンスター) アグモン》を特殊召喚!コロモン進化!アグモン」

 

コロモンが光始め、黄色い体にブルーのラインの入った恐竜に進化する。

 

DM(デジタルモンスター) アグモン

ATK:1500

 

「アグモンの効果。手札・デッキからこのカードの特殊召喚に成功した時、攻撃力が600ポイントアップする」

 

DM(デジタルモンスター) アグモン

ATK:1500→2100

 

「ほう」

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

遊一:LP4000

手札4

DM(デジタルモンスター) アグモン

伏せ1

 

「私のターン、ドロー!《電動刃虫(チェーンソー・インセクト)》を召喚!」

 

電動刃虫(チェーンソー・インセクト)

ATK:2400

 

「バトルだ!電動刃虫(チェーンソー・インセクト)で、DM(デジタルモンスター) アグモンを攻撃!」

 

「伏せカード《攻撃の無力化》!バトルフェイズを強制終了させます」

 

電動刃虫(チェーンソー・インセクト)の攻撃が渦によって、掻き消される。

 

「防いだか。私はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

カードが2枚伏せられる。

 

試験官:LP4000

手札3

電動刃虫(チェーンソー・インセクト)

伏せ2

 

「俺のターン!《DM(デジタルモンスター) ガブモン》を召喚!」

 

毛皮を纏った角を持つ2足歩行の獣を召喚。

 

DM(デジタルモンスター) ガブモン

ATK:1300

 

「《二重召喚(デュアルサモン)》を発動!効果で通常召喚を2回行います。俺は《DM(デジタルモンスター) モチモン》を召喚!」

 

DM(デジタルモンスター) モチモン

ATK:500

 

「モチモンの効果。このカードを墓地に送りデッキ・手札から「テントモン」と名の付くモンスターを特殊召喚する。デッキから《DM(デジタルモンスター) テントモン》を特殊召喚!」

 

ナナホシテントウの姿をしたモンスターが、光の中から現れる。

 

DM(デジタルモンスター) テントモン

ATK:1400

 

「テントモンの効果。デッキからこのカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイント下げることができる。電動刃虫(チェーンソー・インセクト)の攻撃力を下げます!トワイスアーム!」

 

「!」

 

電動刃虫(チェーンソー・インセクト)

ATK:2400→1400

 

さてこのまま攻撃することもできるが

 

「行きます!速攻魔法《デジヴァイス》を発動!自分フィールド上の「DM(デジタルモンスター)」と名のつくモンスターを任意の枚数墓地に送る。俺はアグモンと、ガブモン、テントモンを選択して、墓地に」

 

「自分のモンスターを?」

 

わざわざ墓地に送る意図がわからないようだ。

というか周りが本当にうっさい。笑い声まで聞こえる。

 

「「デジヴァイス」と名のつくカードの効果によって、で墓地に送られたアグモンと、ガブモン、テントモンの効果発動!デッキ・手札から特定のモンスターを特殊召喚する!」

 

「何?」

 

「アグモンの効果で、デッキから特殊召喚!」

 

アグモンは巨大な体を持つ恐竜、グレイモンに。

 

「次にガブモンの効果で、デッキから特殊召喚!」

 

ガブモンは青い毛におおわれた美しいオオカミ、ガルルモンに。

 

「さらにテントモンの効果で、デッキから特殊召喚!」

 

テントモンは頭の部分は金属化して、兜のようになり、装甲をつけたカブテリモンに。

そしてフィールドに並ぶ3体。

 

DM(デジタルモンスター) グレイモン

ATK:2500

 

DM(デジタルモンスター) ガルルモン

ATK:2400

 

DM(デジタルモンスター) カブテリモン

ATK:2400

 

周りの声が聞こえない。

おそらく唖然としてんだろうな。

 

「カブテリモンの効果で、相手フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力を半分にします!ブリンクスラスト!」

 

攻撃力をさらに下げる。

 

電動刃虫(チェーンソー・インセクト)

ATK:1400→700

 

(だ、だが、私の伏せカードには、ミラーフォースと、筒がある)

 

「まだだ!通常魔法《勇気の紋章》を発動!自分フィールド上の「グレイモン」と名の付くモンスター1体を墓地へ送り「メタルグレイモン」と名の付く融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する!グレイモンを墓地に送り、《DM(デジタルモンスター) メタルグレイモン》を特殊召喚!グレイモン超進化!!メタルグレイモン」

 

グレイモンが光に包まれ、その中から機械化されたグレイモンが現れた。

 

DM(デジタルモンスター) メタルグレイモン

ATK:3000

 

「メタルグレイモンの効果、このカードの特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するカードを2枚まで破壊することができる。その伏せカード2枚を破壊します!メタルスラッシュ!」

 

「なっ!?」

 

2枚の伏せカードはミラーフォースと、魔法の筒だったか。

危ない危ない。

 

「そ、そんな……!」

 

「行きます!カブテリモンで攻撃!メガブラスター!」

 

カブテリモンは光の球を放ち、電動刃虫(チェーンソー・インセクト)を破壊する。

 

「そして2体でダイレクトアタック!フォックスファイアー!ギガデストロイヤー!!」

 

ガルルモンは口から高熱の青い炎を吐き出し、メタルグレイモンの胸の部分にあるハッチから、ミサイルを発射。試験官へと攻撃が向かう。

 

「ぐ、ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

試験官:LP0

 

勝った。けど、少しやりすぎたかな。

 

 

 

「何なの、あれは…」

 

「凄まじい力だな。あのようなカードは見たことがない。さすがはテスターだ。それにシンクロ召喚を扱いこなす者に、1ターンキルを行う者。今年のアカデミアは荒れそうだな」

 

「そうね」

 

観客席の上にて、デュエルアカデミアのカイザーこと丸藤亮と、天上院明日香が遊一のデュエルを見て、会話していた。

 

「彼とも1度会ってみたいものだ」

 

亮はそう呟く。それには遊一だけが含まれているわけではなかった。

 

一方…

 

「うおお!すげぇなあいつ!!」

 

「ああ…強いな彼は。君とは違った融合モンスター使いだ…」

 

場所は変わり、電車の事故で受験に遅れ、実技担当のクロノスとデュエルをする羽目になり、勝ってしまった遊城十代と、受験番号1番の三沢大地が、驚きの声を上げていた。

 

「く~、あいつとも早くデュエルしてみたいぜ!」

 

遊一の強さを見て、早くもデュエルをやってみたくなったデュエルバカ遊城十代。

 

そして…

 

「…おい」

 

「ん?」

 

さらに場所は変わり、オレンジ色の髪の少年が、隣にいたある人物に話しかけている。相手は受験番号5番で、先程デッキ破壊で、試験官をデッキアウトさせた黒髪の少年だった。そして返事をした少年の隣では、黒髪の少女が困ったような表情を浮かべている。

…理由は周囲からの視線だ。

 

「お前のせいで、俺達も見られる目があれなんだが?」

 

「知ったことか。もともとお前達が俺に近づいてきたのだから、自業自得だ。俺はお前達から離れたとこに座ったというのに」

 

「確かにそうだが…」

 

「だから、俺から離れればいいだろう。受験番号23番?」

 

「番号で呼ぶなよ!?俺とお前は赤の他人じゃないだろ!?てかお前らより、順位低くて虚しいんだけど!?」

 

「うるさい。その言い方はない。それと知るか」

 

「はぁ…」

 

「まぁまぁ…ところで彼はどう思います?」

 

「あの推薦された奴か?…強いな。俺達1年の中では最強の部類に入るんじゃないか?」

 

「カードの意味もよく知らん自称エリート(笑)共は、そんなことを露ほども思っていないだろうがな。どうせ試験官に勝ったのは、まぐれとでも思ってるだろうよ」

 

「小声で言ったのは良かったが、やめろって…」

 

「アハハハ……まあ、そうですけど」

 

「君もちゃっかり背定しないでくれ…」

 

「そうだ。受験番号2番」

 

「番号で呼ばないで下さいよ…」

 

黒髪の少年の呼び方に反論する少女。

 

「それに筆記での計算の問題で100単位ミスるとは、何とも。あれを間違えなければ…」

 

「う、うるさいですよ恭弥(きょうや)!」

 

「悪かったですよ()()

 

「お嬢と呼ばないでくださいって言ったはずですよ!」

 

「はいはい、わかってますって。…葵」

 

「それでいいんです。同い年なんですから」

 

恭弥と呼ばれた黒髪の少年は言われて、言い直す。葵と呼ばれた少女は納得した表情を見せながら言った。

 

「ま、推薦で、さっきのE・HERO使いのように、試験官を倒したのだから、彼はイエローだろうな」

 

「そうですね。玲人(れいと)

 

玲人と呼ばれた彼の言葉に背定する葵。

 

「…あのE・HERO使いはわからんがな」

 

「「え?」」

 

「かくゆう俺も…だが」

 

そう言って、彼は席を立ち、2人から離れるように帰り始める。

それを慌てて、葵は追いかけ始めた。

 

「あの、どういう意味です?それ…」

 

「自分で考えてください。葵お嬢様」

 

「ちょっ!お嬢様とも呼ばないで下さいよ!!」

 

「………」

 

しかしスルーして言ってしまう。

 

「…お~い、俺を置いてくなよ~」

 

そして1人残った玲人は、ポツリと呟いた。

 

また…

 

「へぇ…なかなかやるじゃない…」

 

そう観客席に座っていた緑の髪の少女は呟く。

彼女も他の者達と同じように…好奇心のほかに、対抗心を宿らせていた。

 

「まあ、ボクには敵わないだろうけどね」

 

そう言って少女は立ち上がり、他の者たちと共に帰り始める。

 

もし会ったら、デュエルをしてみたいと想いを寄せながら…。

 

 

 

 




どうだったでしょうか?

主人公の容姿は、デジモンの八神太一を想像してください。
オリカについての説明や、最後のオリキャラたちについては後に。

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