今回はオリ主はデュエルしません。
アカデミアに入学して数日。
現在は既に夜で、部屋にいる。今日はまあ、クロノス教諭が赤っ恥かいたり、翔が何か体育の時間、下駄箱で何やらニタニタ笑ってた事以外は特になかった。
「はぁー、今日はもう寝ようかな…」
最近突っかかってくる者とのデュエルのせいで疲れてる。(全部勝ってる)
と考えていたら、いきなり扉が開き、十代が入ってきて
「翔が攫われたんだ!女子寮にいるみたいだから、手を貸してくれ遊一!」
…どうやらまだ眠れないらしい。
てか十代。ノックくらいしろ。
で、どういうことか聞いてみた。
『丸藤翔を預かっている。返して欲しければ、女子寮まで来い』というボイスメールが十代に来たようで、どうやら大変なことになっているらしい。
それで、どんな連中が待っているかわからないからと、俺を頼りに来たらしい。
「事情はわかった。俺も行くよ」
「本当か!」
『優しいな』
まあ、友達の頼みだし。
「けど、2人で大丈夫か?」
「俺もそう思って、恭弥に頼もうとしたんだけど、部屋にいなくって…電話にも出ないんだ」
既にあいつは友達確定?
「う~ん、じゃあもう1回かけてみよう」
「わかった」
というわけでPDAを開く。
そして
『…何だ?』
「おっ、繋がった」
「恭弥!お前今どこにいるんだよ!!」
おい、ひったくるな。
『どこにいようと、俺の勝手だろ。まだ門限は過ぎてないんだ』
そうだぞ十代。
『で、何の用だ?』
「いや、ひとまず本当にどこにいるんだ恭弥」
『何で聞く。とりあえず知りたがる理由言え』
というわけで変わって俺が説明した。
『なるほどな。…俺はその湖のほとりにいる』
え?何でだ?あっ
「もしかしてお前、覗きでもしてたとか?」
『…もういっぺん言ってみな?』
「はい、何でもないです!!すいませんでした!!」
電話越しでもわかる。怖い…。
アカデミアでまず大地に学んだこと。
恭弥を相手にふざけすぎるのは良くない。
『関係なくないか?』
うるさいよ。
『…そういうわけだ。女子寮前の湖の迎え側に、ボートがあるからそれに乗って行けと、犯人からの要求だ』
犯人から?えっ、どういうことだ?
『じゃあな』
「ちょっ!」
切りやがった…。
「何だって?」
「えと…何か女子寮にいるみたい」
「え?何でだ?」
さあな。
「じゃあ、行こう」
「いや、待ってくれ。もう1人当てがある」
当て?
俺は準備をして、部屋を出て、十代についていく。
で、恭弥の指示通り?に、女子寮前の湖の迎え側に、ボートがあったので乗ってきた。ジャンケンで負けたから、ボートを漕ぐ羽目になった。…十代と
「来たわね」
「ああ、誰だか知らないけど来てやったぜ!翔を返せ!」
「アニキ~、助けて~!」
「翔!……何やってんだ?」
ロープで、グルグル巻きにされて陸地に放り出されてる翔。
「それに…遊一にえっと…」
「ああ、俺の名前は神崎玲人。十代に頼まれて一緒に来たんだ」
玲人だ。
「ちょっと!レッドは明日香さんが呼び寄せたからともかく、何でイエローも連れてきてるのよ!!」
「…十代
翔が助かった?
というか…
「何で恭弥がそっちにいるんだ!?」
「おっ、本当だ!」
陸地の方にいる恭弥に俺達は呼びかける。
横には葵と、知らない女子2人もいる。後グルグル巻きにされた翔も。
「たまたま近くを通ったら、丸藤が覗きをしたらしく…」
「「「覗き!?」」」
「覗きなんかしてないッスよ!」
「どうだろうな」
「最低だぞ…」
「…帰ろう」
玲人と俺はそう判断した。
「ちょっとぉぉ!だから覗いてないッスよ!信じてくださいッス!!」
「そうだ。翔がそんなことするはずがない!」
「ほう、何で言い切れる?」
恭弥が十代に聞く。
「それは…」
「それは?」
「翔が覗きをするなんて度胸があるはずないからだ!!」
『…………』
その言葉にこの場の全員が沈黙した。
というか信じてる感じだったな。これはそうだと同意するべきなのか?
「……ああ、そういうこと」
「アニキ…酷いッス…」
「え、翔?」
おそらく悪気はなかったのだろう。
「てか近くを通ったってどういうことだ?」
とりあえず疑問だったことを、俺は恭弥に聞くことにした。
「実は数日前の俺とのデュエルのときにやられたブルーのあいつから、森に来いって連絡あってな?それで行ってみたらブルーがそこそこいて、デュエルを挑んできたわけだ。まあ、全員数ターンで沈めてやったが。フフフフフフ」
怖い!怖いよ!!
「というのはまあ、冗談だ」
冗談に聞こえねぇんだけど…。
「葵に呼び出されて、女子寮の近くでデュエルを行っていた」
「夜遅くまでやってたのか?」
「デッキのことで、アドバイス等してた」
そうですか。
「まあ、葵が何かあったのか明日香に問い合わせてくれたから、すぐに何が起こったのかわかった」
「じゃあ、何で翔に覗きしたって疑いかかってんだ?」
「いたずらに引っかかっただけだっていうのに…」
「どんないたずらだ?」
翔の言い分に俺は聞く。
「…ラブレターを明日香から貰ったと勘違いしたらしい。で、女子寮の裏で待っている…と。当然いたずらだ」
「それで…行ったわけか」
「翔…簡単に騙されすぎだろ」
「じゃあ、覗きをしたわけじゃないじゃん」
「確かにそうだ遊城。だが、それはこいつの言うことを信じた場合、だ」
「ん?どういうことだ?」
「本当に覗きに行った可能性もあるだろ。見つかったとしても女子寮の裏で平然と誰かを待ってる振りして、知らぬ存ぜぬをすればいい。誰か走って行った奴がいたとか嘘ついてな」
「そんなことしてないッスよ!!」
推理力すげぇな。
「…と、俺は思ってた」
「「「た?」」」
「ラブレターの宛名が遊城。お前あてだったんだよ」
「「「え?」」」
「しかもこいつはそれにも気付かずに行ったらしく…」
「うう…」
何やってんだよ。
「で、俺もこんなわかり易い、いたずらに引っかかった責任がある丸藤を倫理委員会にでも引き渡すと、横にいる葵以外の女子2人の案に賛成したのだが、明日香が庇った。それで丸藤と親しい遊城をよびだして、デュエルをするというものだったのだが…」
「俺達も来てしまった…と?」
「そういうことだ。まあ、教師呼ばなかっただけマシだったな」
だから翔は助かったって言ったわけか。
「で、明日香どうするんだ?俺はどっちに行っても、面倒になりそうだから見物だ」
「俺達側だとわざと負けそうだから、女子側だと、あんなこと言っておいて、翔を助けるために負けようとするんじゃないかと思われるからか?」
「まあ、女子に付く理由もないからな」
そうか。
「…本音は?」
「女子の態度がイラつく」
「「なっ!?」」
玲人の問いに恭弥は正直に答えた。
ああ、騒ぎ始めた。うるさい…。
「やめなさいジュンコ、ももえ。彼の言うとおり、あなた達にも言い方とかが悪かったわよ」
「「う…」」
「ほう…庇ってくれたことには礼を言おう。で、本当にどうするのだ?」
「そうね…やっぱりあなたと葵にも手伝ってもらっていいかしら?」
「「!」」
「何をするんだ天上院?」
玲人が聞く。
「私と十代、葵と玲人、恭弥と遊一の3戦。それでそっちが2勝したら、翔君の件は不問にするわ」
そう来たか。
「わかった。それを受けるぜ!」
「まあ…十代の頼みだし、いいか」
「わかったよ」
「2人は?」
「まあいい」
「私も大丈夫です」
「よし、まずは俺からだ!」
そう言って十代が前に出る。
ちょっ、狭い…。
「ええ、わかったわ」
どうやら第1戦は十代と明日香のようだ。
「「デュエル!」」
「サンダー・ジャイアントでダイレクトアタック!ボルティック・サンダー!!」
「きゃああああ!!」
結果から言って、十代の勝利だ。
《サイバー・ブレイダー》を融合召喚した明日香だが、十代が《E・HEROサンダー・ジャイアント》の効果で破壊して、そのまま決めた。
「じゃあ、次は俺の番か」
「頼むぜ玲人」
「おうよ」
次は玲人か。
そういやどんなデッキ使うか知らないな。
「私の番ですね」
「頼みますわ葵さん」
「だから呼び捨てでいいですって…」
「じゃあ…ん?葵、デュエルディスクはどうした?」
「あっ…部屋に忘れました」
ズルッ!と体勢を崩す全員。
「1度部屋に帰ったときか…。はぁ…俺のを貸そう」
「助かります恭弥」
「というか、お前達はどうやってボートに移動するんだ?」
十代が言う。
明日香の乗ってるボートの横にもう1つボートがあって、陸地には1つもない。
あれ?というか矛盾してないか?
「こうやって」
『え?』
恭弥が葵を脇に抱える。
「ちょっ、恭弥!まさか…」
「時間かかるんで」
そう言うと、恭弥は少し後ろに下がって、勢いをつけ
「はっ!!!」
「きゃああああああっ!?」
飛んだ。
いや、冗談抜きで。湖の上を2人は飛んでいる。
「よっとぉ!!!!」
「きゃあっ!!」
「きゃあああっ!?」
そして無人のボートへ着地。
多少着地の勢いでボートが揺れ、波が起こる。
「ふぅ…」
「お前…そうやってさっきも移動したのか」
「その時は1人だったがな」
てか、結構ボートまで距離あるぞ?
それを女子抱えてとか…。
「いたっ!」
ボートの方から声が。
見ると葵が顔を真っ赤にして、恭弥は頭を抑えていた。
どうやら頭を引っ叩いたらしい。
「何でいきなり抱えて飛ぶんです!怖かったんですからね!!?」
「はいはい、すいませんでした。こういうのは経験済みだったから、慣れてるかと思いまして…」
「確かにそうですけど…」
おい、てことは何回も経験したのか?
「せめて事前に言ってください!」
「以後気を付けます」
「お~い、さっきから恭弥、葵に対して、態度があれだけどどういう関係なんだ?」
すると十代が2人の関係について、疑問を覚える。
俺もそれは気になるな。
「もしかして葵に忠誠を誓った身とか?」
「…ある意味合ってる」
「「「え?」」」
恭弥の答えに俺と十代、翔は驚いた。驚かないことってことは、玲人や皆は知ってたのか?
「葵は、月華楼家という名家出身で、俺…黒纏陰家は月華楼家に代々仕える家系。つまり俺は葵の使用人というわけだ」
なるほどな。
それなら万丈目に言ったときや、お嬢って呼んでたことも色々納得がいく。
「てか、じゃあ呼び捨てでいいのか?」
「まあ、こいつ自身の頼みでもある。『普通に同年代として接してほしい』と。癖でお嬢とかと呼んでしまうこともあるが」
なるほど。
「ちなみに俺は2人の幼馴染だ」
「そうか玲人」
「…反応薄くね?」
船の会話から、大体葵とはそういうのだと思ったよ。
ということはお互いどんなデッキか知ってるわけか?
「ともかく次は私と玲人のデュエルです」
「それもそうだ」
明日香が乗ってたボートに葵は移り、逆に明日香はもう1つ、恭弥が着地したボートに乗り移る。
玲人も前に出て、お互いデュエルディスクを展開した。
「「デュエル!」」
玲人:LP4000
葵:LP4000
「先行は俺だ。ドロー!」
さて、玲人はどんなデッキか?
「俺は輪廻天狗を通常召喚!」
輪廻天狗
ATK:1700
「カードを2枚伏せてターンエンド」
玲人:LP4000
手札3
輪廻天狗
伏せ2
「私のターン、ドロー」
さて、今度はこっちか。
さんづけで呼ばれてたから、明日香と同じくらい強いんだろうな。
「私は永続魔法《ウォーターハザード》を発動します。自分フィールド上にモンスターが存在しないので、手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚します。《氷結界の守護陣》を特殊召喚!」
氷結界の守護陣
DEF:1600
「そして《氷結界の破術師》を通常召喚!」
氷結界の破術師
ATK:400
「破術師の効果、自分フィールド上にこのカード以外の『氷結界』と名のついたモンスターが存在する限り、お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、セットしたプレイヤーから見て次の自分のターンが来るまで発動できません。
そして守護陣の効果、自分フィールド上にこのカード以外の『氷結界』と名のついたモンスターが存在する限り、このカードの守備力以上の攻撃力を持つ相手モンスターは攻撃宣言できません」
「いきなりロックか…」
「相変わらず早い方だ」
玲人、恭弥が言う。
どうやらこの3人は仲がいいらしい。
「…そう言ってさっきのデュエル、私のロックを早々に崩したあなたが言えますか」
「これは失敬」
てことは、葵のデッキは【氷結界】か。
ロックで相手を封じ、シンクロ召喚で攻めるんだな。
今のところ、攻撃力1600以上の玲人のモンスターは、攻撃できず、魔法カードは伏せてからじゃないと、発動できない。
「私はカードを1枚伏せてターンエンドです」
葵:LP4000
手札2
氷結界の守護陣
氷結界の破術師
ウォーターハザード
伏せ1
「俺のターン!相手フィールド上に同じ属性のモンスターが2体いるため、手札から《神禽王アレクトール》を特殊召喚!」
神禽王アレクトール
ATK:2400
いきなり攻撃力2400のモンスターを出したからか、おーっと声が上がる。(恭弥除く)
普通じゃないか?
「アレクトールの効果。1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択し、選択されたカードの効果をこのターン中無効にする」
守護陣と破術師、どっちを選択するか?
「俺は破術師の効果を無効にする。
するとアレクトールが叫び、轟かせた衝撃が破術師を襲う。
「これでこのターン、魔法を発動できる。俺は《おろかな埋葬》を発動。効果でデッキから《暗黒のマンティコア》を墓地に」
デッキからカードを墓地に送ったことに、この場のほとんどの奴が?を浮かべる。どうやら明日香もわかってないらしい。というか、マンティコアの効果知らないのか?
どうやらこの場でわかってるのは玲人以外で言うと、俺を含めて3人か。
「このターン俺はまだ通常召喚を行っていない。《柴戦士 タロ》を召喚!」
柴戦士 タロ
ATK:800
チューナー…てことは
「俺はレベル4の輪廻天狗に、レベル2の柴戦士 タロをチューニング!」
タロが2つの光の輪になって、輪廻天狗がそれに飛び込む。
「天を焼くシリウス、孤狼の蒼き瞳よ、地に縛られた牙無き犬共を噛み砕け!シンクロ召喚、《天狼王 ブルー・セイリオス》!」
フィールドに天狼の名の獣戦士が現れる。
天狼王 ブルー・セイリオス
ATK:2400
「そしてフィールドを離れた輪廻天狗の効果、デッキから輪廻天狗を攻撃表示で特殊召喚!」
これでモンスターが3体。
周りは少々驚いている。
「今日もお前の【ビースト】デッキはフル回転か」
「おう、恭弥」
なるほど。獣・獣戦士・鳥獣混合のデッキだったか。
「それが今、話題のシンクロ召喚か!」
「玲人君、頑張るッス!!」
翔、何て無責任な。
もし玲人が負けたら俺じゃなく、翔と恭弥がデュエルした方がいいんじゃないか?
よくよく考えたら俺達だけ頑張ってるし。
「けど、攻撃はできませんよ?あなたのモンスターは攻撃力1600以上なんですから」
デュエルに戻る。
葵は別段慌てることもなく、余裕の表情だ。
「わかってるさ葵。伏せカード《禁じられた聖杯》。フィールド上のモンスター1体の攻撃力を400ポイントアップさせ、このターン効果を無効化させる。守護陣の攻撃力をアップさせて、効果を無効」
「!」
守備表示だから、この場合攻撃力を上げたのは関係ないな。
「行くぜ!輪廻天狗で「伏せカード《進入禁止!
攻撃表示なのは玲人のモンスターだけなので、全て守備表示になる。
輪廻天狗
DEF:600
神禽王アレクトール
DEF:2000
天狼王 ブルー・セイリオス
DEF:1500
「俺はこれでターンエンド。そしておろかな埋葬で、墓地に送られた暗黒のマンティコアの効果!このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、自分の手札・フィールド上から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を墓地へ送って、このカードを墓地から特殊召喚する。俺はフィールドの輪廻天狗を墓地に送って、特殊召喚!輪廻天狗はこれ以上デッキにないので、効果は不発」
「そして私のモンスターの効果は戻ります」
暗黒のマンティコア
ATK:2300
玲人:LP4000
手札1
神禽王アレクトール
天狼王 ブルー・セイリオス
暗黒のマンティコア
伏せ1
「なるほど、そのためのおろかな埋葬だったんだな!」
十代が言う。
「少々マズいですかね」
「よく言う…」
「こういう時は言葉をかけてあげるものじゃないの?」
「本当にヤバくなったときにかけてやる」
明日香の言い分にざっくり言う恭弥。本人は苦笑いしてるが。
その言い方はこの状況から逆転するってことか?
まあ、効果耐性持ちなわけじゃないからな。
「私のターン。私は《強欲な壺》を発動。カードを2枚ドローします」
葵:手札4
「私はレベル3の破術師に、レベル3の守護陣をチューニング!無慈悲な氷結界の龍よ。フィールドに君臨し、その力を知らしませよ!シンクロ召喚、《氷結界の龍 ブリューナク》!」
氷結界の龍 ブリューナク
ATK:2300
出た。「無慈悲な氷結界」。出たばっかだからまだ禁止じゃないんだな。
そして龍ってあるくせに、海竜族。
「ブリューナクの効果、手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけフィールド上のカードを選択して、持ち主の手札に戻します。私は手札を3枚捨てて、玲人の天狼王 ブルー・セイリオス、暗黒のマンティコア、伏せカードを手札に!」
「くっ…!」
ブリューナクから光が放たれ、カードが消滅して、手札に戻る。(ブルー・セイリオスは、エクストラデッキだが)
玲人:手札3
「ブリューナクで、神禽王アレクトールを攻撃!ライトニング・フリーズ・ブレス!」
ブリューナクの放つブレスが、アレクトールを葬る。
「そして《貪欲な壺》を発動します。墓地の氷結界モンスター5体をデッキに戻して、2枚ドローします」
ブリューナクの効果で捨てた3体全てモンスターだったか。
「私はカードを1枚伏せてターンエンドです」
葵:LP4000
手札1
氷結界の龍 ブリューナク
ウォーターハザード
伏せ1
「俺のターン!」
ちょっと押されてきたか?
「俺は《イグザリオン・ユニバース》を召喚!」
イグザリオン・ユニバース
ATK:1800
「そして《野性解放》!フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して、選択したモンスターの攻撃力をそのモンスターの守備力分アップさせる!」
イグザリオン・ユニバース
ATK:1800→3700
「こ、攻撃力…」
「3700…」
「凄いッス…」
陸地組は結構驚いてる。十代、明日香も例外ではなく。
そこまで驚くことか?
「イグザリオン・ユニバースで、ブリューナクを攻撃!」
「伏せカード《ガード・ブロック》!ダメージを0にして、デッキからカードを1枚ドローします!」
葵:手札2
「だが、破壊は免れない」
ブリューナクは破壊される。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド。野性解放の効果で、イグザリオン・ユニバースは破壊される」
玲人:LP4000
手札1(暗黒のマンティコア)
伏せ1
「私のターン!私は《氷結界の軍師》を召喚」
氷結界の軍師
ATK:1600
「軍師の効果。手札から『氷結界』と名のついたモンスター1体を墓地へ送って、デッキからカードを1枚ドローします。《氷結界の舞姫》を墓地に送って、カードを1枚ドロー!」
『私を捨てるの!?』
ん?今声が…。
まあ、ともかくドローしたカードを見て、うれしそうな顔をする葵。
「さて、終わらせようかな。《死者蘇生》を発動!玲人の墓地の神禽王アレクトールを特殊召喚!」
「!」
神禽王アレクトール
ATK:2400
「そして速攻魔法《サイコロン》を発動します」
するとフィールドに巨大なサイコロが現れる。
「サイコロを1回振って、2~4の目が出た場合、フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊。5の目が出た場合、フィールド上の魔法・罠カード2枚を破壊。1または6の目が出た場合、私は1000ポイントダメージを受けます」
そう言ってサイコロが転がる。
目は…2
「玲人の伏せカードを破壊します」
「!」
伏せカードは《聖なるバリア-ミラーフォース-》。
「俺の負けか…」
「2体のモンスターでダイレクトアタック!」
玲人:LP0
軍師の放つ魔法攻撃と、アレクトールの起こす風に飲み込まれる玲人。
2戦目はあっちの勝利か。
次話こそオリ主のデュエルです。しかし…?
翔の運命も多分次話に決まるかと。