万丈目好きはちょっとすいません。
アンチってわけではないんですが…デュエルでちょっと…
あの覗き事件から少し経ち、その間特に問題もなくアカデミア生活を過ごした。
でも、明日はイベントといえばイベントのイベントがある。
テストだ。
「まあ、特に慌てて猛勉強するほど頭悪いわけじゃないけど…」
このアカデミアには月一で試験があり、昇格や降格が関わってくるから、生徒のほぼ全ては真面目にやるだろう。多分、十代はしないだろうけど…。
「ん?」
するとドアをノックする音が。
誰だろう。十代?いや、ノックしないな。じゃあ翔?まさか今になって勉強教えてくれとか言ってこないよな?
「は~い…って、あげはか」
「何よその言い方」
あげはだった。
とりあえず部屋に入れる。
「何か用が?」
「用がなきゃ来ちゃいけない?」
「そういうわけじゃないけど…珍しいからさ」
「………」
ん?どうしたんだろう。
「…あのさ…」
「ん?」
「実は、ちょっと勉強が捗らなくて…」
嫌な予感。
「前日に言うのもあれだってのはわかってるけど…お願い!」
そう言って手を合わしてくる。
「勉強教えて!知り合いで、教えられそうなのあんただけなの!!」
やっぱり…。
で、翌日。
昨日は一応あげはやってあるとこはやってあって、勉強はしてなかったわけではなかったから、ある程度一緒に勉強して、お礼を言って寮に帰っていった。
というか、何で前日になって来たんだ?と聞いたら、テストは1人でも頑張れば大丈夫だと思ったらしく、それで間に合わないと思って、来たらしい。
そして現在。登校してある程度時間が経つと、試験が始まる時間になる。
試験監督がプリントを回し、合図とともに問題を解きはじめた。
『問1 ツイスターで、伏せカードを破壊できるか(カードは裏側表示)』
舐めてるだろ。
表側表示じゃないからできない。(正解)
結構簡単だな…。って、ん?
『問4 磁力の指輪は、どこの指に付けている?』
…言うよ。デュエルに関係なくない?
けど答える。確か…中指だったかな。(正解)
『問7 場にフィールド上のモンスター効果を無効にするスキルドレインが発動されているとします。では、魔道ギガサイバーは手札から特殊召喚できますか?理由も合わせて答えなさい」
…これは2通り考えなくちゃいけないのかな?
モンスターが1体いる場合と、2体いる場合だな。
相手の場に2体以上いた場合のみに、手札からの効果発動だから、効果で特殊召喚できる。(正解)
『問10 ラストバトル!で、描かれてるモンスターの内1体は、八俣大蛇。ではもう1体は?』
これ禁止カードだから使ってる人いないだろ!てかデュエル関係ないし!!
…何だっけ?確かこれ発動したことあるの海馬さんで、ノアとバトル繰り広げたんだよな…。
えっと、八俣大蛇からして、
『問12 「ガジェット・ソルジャー」の体は何で出来ている?』
使ってる人いるかなこれ…。
一応4択だけど…金属だっけ?(正解はさびない金属)
『問15 「裸の王様」は右手に何を持っている?』
…杖…だったよな?あれ?けど右手と左手どっちだっけ?
…多分左手だから…ない。(正解)
『問18 「お注射天使リリー」の種族で正しいのは?』
…天使族ってそのまま答えるのいそうだな。
魔法使い族。(正解)
とまあこんな風に、試験問題を解いている途中に十代が遅れて入ってきて、問題用紙と答案用紙を受け取ったがすぐに居眠りし始めたようだ。翔も寝てたみたいだ。何故わかるか?
もうとっくに試験は終わってるから、見ることができるから。
「おい、2人とも!テストはとっくに終わったぞ!」
「ひぁっ!?ああ!!やっちゃった……何のために勉強したんだか……」
「気にすんな。実技テストが本番よ」
翔の大きなリアクションで起きたのか、十代が急に起きた。ちなみに起こしたのはえっと…
「あれ?みんなは?」
「もう昼飯か?」
「購買部さ。どうやら新カードが大量入荷する事になっているからな」
「えぇ!?カードの大量入荷!?」
それで、何やかんやで十代と翔は(適当?だって聞いてなかったから)購買に走って行った。
「…今更下手に新しいカードを入れても、うまく使えないって何でわからないんだか」
「お、恭弥か」
まだ教室にいた恭弥が呟いた。
「お前はやっぱり行かないんだな」
「お前も行ったところで、今のデッキには合うやつ少ないだろ」
「ああ」
「君達は買いに行かないんだな」
すると俺達に気が付いたのか、十代達を起こした…えっと
「三沢大地か」
そう三沢大地だ。
いやだって、そんな…というか同じ寮だけどあんまり会ってないし。
「ところで、君達は試験はできたのかい?」
「何とか」
「途中、何故禁止カードに出てくるモンスターを答えなくちゃいけないか疑問に思ったのもあったがな」
ラストバトル!か。
「あれの答えって何だっけ?」
「答えられなかったのか八神?…火之迦具土だろ」
「ああ、そうだな」
はい、違ったぁ!
「…そういうわけだ。少なくとも俺は大丈夫だ」
「しかし、本当に何故、君がレッドなのか、少々理解しかねるな」
「ほう、何故だ?」
「少なくとも、入試のとき君は5番…つまり筆記が5位だったということだ。そして実力も持っている。君から志願したわけでもないだろう?」
「まあ、住めればどこでもいいんだが…確かに志願なんてしていない」
「では、何故だ?」
「…さあな。ただ、成績がよくても、
「「?」」
そう言って恭弥は教室を出て行った。
…どういう意味だ?
「まあいいや。三沢、一緒に食堂にでも行かない?」
「同席させてもらおう」
で、食堂に向かって昼食をすませ、実技試験の行われるデュエルフィールドに来た。
それでまあ、知り合いの明日香とか、玲人、葵も勝ってた。オベリスク・ブルーの女子は対戦する相手を決めていいらしいが、明日香や、葵の相手は同じオベリスク・ブルーの男子だった。
玲人は普通に同じイエロー。翔も…危なげなかったが一応勝ったと言っておこう。
で、どうやらあげはの番らしい。そして相手は…
「君が俺の相手か」
三沢大地だった。
「ええ、成績じゃ敵わなくても、実技は別ってことを教えてあげるわ!」
「あいにくだが、俺も易々と負けるつもりはないのでね」
『試験開始』
2人が位置につくと、合図が来る。
「「デュエル!」」
あげは:LP4000
三沢:LP4000
先行はあげはだ。
「ボクのターン。ドロー!モンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」
あげは:LP4000
手札4
セット1
伏せ1
「俺のターン。ドロー」
さて、三沢は対戦相手のことを研究して対応策を練ってくる、頭脳派(らしい)。
となると、シンクロ対策か?
「俺は《ハイドロゲドン》を召喚!」
恐竜らしくない、むしろ両生類のような恐竜が現れる。
ハイドロゲドン
ATK:1600
「ハイドロゲドンで、セットモンスターを攻撃。ハイドロ・ブレス!」
「セットモンスターは《ボルト・ヘッジホッグ》」
ボルト・ヘッジホッグ
DEF:800
ハイドロゲドンの吐くブレスに破壊されるボルト・ヘッジホッグ。
「ハイドロゲドンの効果!このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊委し、墓地に送った場合、デッキから同名モンスター1体を特殊召喚する事ができる。2体目のハイドロゲドンを特殊召喚!」
「!」
2体目のハイドロゲドンが現れた。
「まだバトルフェイズだ。2体目のハイドロゲドンで、ダイレクトアタック!」
「伏せカード《ガード・ブロック》!ダメージを0にして1枚ドロー」
あげは:手札5
「俺はターンエンドする前に、レベル4のハイドロゲドン2体でオーバーレイ!」
2体のハイドロゲドンが、光となって上空の渦に飛び込む。
「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚、《エヴォルカイザー・ラギア》!」
エヴォルカイザー・ラギア(ORY2)
ATK:2400
指定が恐竜族だが、ドラゴン族のモンスター。
「カードを1枚伏せてターンエンドだ」
三沢:LP4000
手札2
エヴォルカイザー・ラギア(ORY2)
伏せ3
「ボクのターン!」
三沢の場のエクシーズモンスターは、エクシーズ素材を2つ取り除いて、魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にして破壊する効果。シンクロ召喚も当然無効化されるから、厄介だな。
「ふふん、速攻魔法《禁じられた聖杯》を発動。エヴォルカイザー・ラギアの攻撃力を400ポイントアップさせて、効果を無効!」
エヴォルカイザー・ラギア(ORY2)
ATK:2400→2800
さすがにそれを無効化するようなことは三沢はしない。
「そして《ジャンク・シンクロン》を召喚!」
ジャンク・シンクロン
ATK:1300
「ジャンク・シンクロンの効果!このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を選択し、効果を無効化して表側守備表示で特殊召喚できる。墓地のボルト・ヘッジホッグを特殊召喚!」
ボルト・ヘッジホッグ
DEF:800
「さらに《簡易融合》を発動!ライフを1000払って、エクストラデッキからレベル3の《アンデット・ウォーリアー》を特殊召喚!」
アンデット・ウォーリアー
ATK:1200
「レベル3のアンデット・ウォーリアーと、レベル2のボルト・ヘッジホッグに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
ジャンク・シンクロンが3つの光の輪になり、そこへ飛び込む2体。
「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、《ジャンク・デストロイヤー》!」
ジャンク・デストロイヤー
ATK:2600
「ジャンク・デストロイヤーの効果!このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数までフィールド上のカードを選択して破壊できる。シンクロ素材にしたのは2体。エヴォルカイザー・ラギアと、伏せカードを1枚破壊!タイダル・エナジー!」
「くっ…!」
破壊された伏せカードは《DNA移植手術》。
「ジャンク・デストロイヤーで、ダイレクトアタック!デストロイ・ナックル!」
「ぐああっ!」
三沢:LP1400
「ターンエンドよ」
あげは:LP3000
手札2
ジャンク・デストロイヤー
「俺のターン!伏せカード《シンクロ・イジェクション》!相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択してゲームから除外!」
「なぁっ!?」
あ、やっぱりシンクロ対策してた。
これであげはのフィールドはがら空き
「そして相手はデッキからカードを1枚ドローする」
睨みながら引くあげは。
あげは:手札3
「《オキシゲドン》を召喚!」
またも恐竜らしくない翼竜が現れる。
オキシゲドン
ATK:1800
「オキシゲドンでダイレクトアタック!オキシ・ストーム!」
「きゃあっ!」
あげは:LP1200
「カードを1枚伏せてターンエンド」
三沢:LP1400
手札1
オキシゲドン
伏せ2
「ボクのターン…《一時休戦》を発動。お互いにカードを1枚ドローして、次のエンドフェイズまでお互いが受けるダメージを0にするわ」
あげは:手札4
三沢:手札2
「カードを1枚伏せてターンエンド」
あげは:LP2200
手札3
伏せ1
「俺のターン!《リロード》を発動。手札をすべてデッキに加えてシャッフルし、そしてデッキに加えた枚数分ドロー!そして《ハイドロゲドン》を召喚!」
ハイドロゲドン
ATK:1600
「ターンエンドだ」
三沢:LP1400
手札1
オキシゲドン
ハイドロゲドン
伏せ2
「ボクのターン!」
ちょっとあげはの戦況が不利になってきたな。
「《天使の施し》を発動!デッキからカードを3枚ドローして、2枚捨てる。そして相手フィールド上にモンスターが存在して、自分フィールド上にモンスターが存在しないので、レベル4モンスターとして《レベル・ウォリアー》を特殊召喚!」
レベル・ウォリアー
ATK:300
レベル
3→4
「《治療の神 ディアン・ケト》を発動!ライフを1000回復するわ」
あげは:LP2200
《幻影王 ハイド・ライド》を通常召喚!」
幻影王 ハイド・ライド
ATK:1500
「レベル4のレベル・ウォリアーに、レベル3の幻影王 ハイド・ライドをチューニング!新たなる王者の脈動、混沌の内より出でよ!シンクロ召喚!誇り高き、《デーモン・カオス・キング》!」
デーモン・カオス・キング
ATK:2600
「デーモン・カオス・キングで、オキシゲドンを攻撃!このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力・守備力をバトルフェイズ終了時まで入れ替える事ができる」
「!」
オキシゲドン
ATK:1800→800
ハイドロゲドン
ATK:1600→1000
これが決まれば、三沢の負けだが
「伏せカード《銀幕の
ダメージを半分にして、オキシゲドンも守ったか。
デーモン・カオス・キング
ATK:2600→1300
三沢:900
「ターンエンドよ」
あげは:LP2200
手札1
デーモン・カオス・キング
伏せ1
「俺のターン!」
カードを見て笑みを浮かべる三沢。
「スタンバイフェイズ、俺は銀幕の
「この瞬間、デーモン・カオス・キングの攻撃力が元に戻るわ」
デーモン・カオス・キング
ATK:1300→2600
「《強欲な壺》を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」
三沢:手札3
「《死者蘇生》を発動!墓地よりハイドロゲドンを蘇生!そして通常魔法《ボンディング-H2O》発動!俺のフィールドの
「!」
ウォーター・ドラゴン
ATK:2800
DNA移植手術はこれのためだったか。多分、《暴君の威圧》とかと合わせて使う気だったんだろうな。
「そして装備魔法《幻惑の巻物》を発動!属性を1つ宣言し、装備モンスターの属性は宣言した属性になる。俺は炎属性を選択して、デーモン・カオス・キングに装備。ウォーター・ドラゴンの効果!このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、炎属性と炎族モンスターの攻撃力は0になる」
「なっ!」
デーモン・カオス・キング
ATK:2600→0
やばいね。
「ウォーター・ドラゴンで、デーモン・カオス・キングを攻撃!アクア・パニッシャー!」
「伏せカード《ダメージ・ダイエット》!このターン受けるダメージを半分にする!きゃあああっ!?」
あげは:LP800
「決められなかったか。ターンエンドだ」
三沢:LP900
手札0
ウォーター・ドラゴン
「ボクのターン!来た!」
滅茶苦茶嬉しそうな顔をするあげは。
不謹慎だが可愛いと、正直思う。
「《A・ジェネクス・バードマン》を召喚!」
A・ジェネクス・バードマン
ATK:1400
「またシンクロかい?」
「シンクロだけが、ボクのデッキの強さってわけじゃないよ!手札から速攻魔法《イージーチューニング》を発動!墓地のチューナーを除外して、自分フィールド上のモンスターの攻撃力をその攻撃力分アップさせる!ボクは墓地の《地獄からの使い》を除外!そして地獄からの使いの攻撃力2600分、A・ジェネクス・バードマンの攻撃力がアップ!」
「何!?いつの間に墓地に…天使の施しか!」
「その通り!」
A・ジェネクス・バードマン
ATK:1400→4000
確か、シンクロチューナー以外では、最大の攻撃力だったな。
「A・ジェネクス・バードマンで、ウォーター・ドラゴンを攻撃!」
「…負けたか」
三沢:LP0
あげはが勝ったか。そしてこっちにピースしてきた…って気付いてたの?とりあえず手で返す。
ん?他のデュエルフィールドが、少し騒がしいな。
…どうやらあっちでは恭弥と万丈目がデュエルを行っているようだ。
「俺のターン。儀式魔法《合成魔術》を発動。手札の《達人キョンシー》と、自分フィールド上の《終末の騎士》をリリースして、《ライカン・スロープ》を儀式召喚!」
ちなみに恭弥のターン。
まあ、さっきも言ったように、本来違うランクとはデュエルをすることはできないのだが、それは後に。
実は俺も関わってたから…。
「バトル。ライカン・スロープで、《VW-タイガー・カタパルト》を攻撃!」
ライカン・スロープ
ATK:2400
VW-タイガー・カタパルト
ATK:2000
「くっ、伏せカード《攻撃の無力化》!バトルを強制終了だ」
「…カードを1枚伏せてターンエンドだ」
恭弥:LP2600
手札2
ライカン・スロープ
伏せ1
万丈目:LP4000
手札3
VW-タイガー・カタパルト
前線基地
伏せ1(攻撃の無力化とは別)
ライフでは、万丈目の方が勝ってるな。
しかしVWとかライカン・スロープ、懐かしいな。いや、この世界でこれ言うのはおかしいか。
それと《封印の黄金櫃》を恭弥は発動してたらしく、金色の箱があった。
「俺のターン!《強欲な壺》を発動し、デッキからカードを2枚ドローする!」
万丈目:手札5
「《X-ヘッド・キャノン》を召喚!」
キャノン砲を装備した機械モンスターが現れる。
X-ヘッド・キャノン
ATK:1800
「永続魔法《前線基地》の効果で、手札からユニオンモンスター《Y-ドラゴン・ヘッド》を特殊召喚!」
さらに赤い機械の龍が出現。
Y-ドラゴン・ヘッド
ATK:1500
「そして《手札断殺》を発動!お互いにカードを2枚捨てて、カードをそれぞれ2枚ドローする」
手札を入れ替える2人。
「永続罠《リビングデッドの呼び声》!墓地の《Z-メタル・キャタピラ》を特殊召喚!」
(手札断殺はこのためか)
Z-メタル・キャタピラ
ATK:1500
X,Y,Zが揃う。てことは…
「いくぞ、3体合体!フィールド上のX,Y,Zをゲームから除外することにより、《XYZ-ドラゴン・キャノン》を融合デッキから特殊召喚する!」
3体がそれぞれ合体…というか、ZにYが乗り、YにXが乗っただけの集合体になる。
XYZ-ドラゴン・キャノン
ATK:2800
「どうだ!」
「それはそいつを召喚したことに対してか?それとも合体の仕方か?前者ならばまあ凄い。後者ならまったく」
「前者だ!!」
怒らすなよ。
「貴様に見せてやろう。このデッキの切り札を!フィールド上のXYZ-ドラゴン・キャノンと、VW-タイガー・カタパルトを除外!《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》を合体召喚!!」
「………」
2体の合体戦闘機が変形をし、そして1つの巨大な移動砲台になる。
VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン
ATK:3000
「ドラゴン・カタパルトキャノンの効果発動!1ターンに1度、相手の場にあるカード1枚を除外する。ライカン・スロープを除外させてもらう!VWXYZ-アルティメット・デストラクション!!」
砲台から光線が放たれ、ライカン・スロープを撃ち抜く。
り
「ドラゴン・カタパルトキャノンで、ダイレクトアタック!VWXYZ-アルティメット・デストラクション!!」
「伏せカード《ホーリーライフバリア》。手札を1枚捨てて、このターン相手から受けるすべてのダメージを0にする」
恭弥:手札1
「ちっ、逃れたか。ターンエンド」
万丈目:LP4000
手札1
VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン
前線基地
リビングデッドの呼び声
「どうだ!俺の実力を思い知ったか!!」
偉そうな。
「ああ、わかったよ…」
そう恭弥が言う。そして言葉を続けた。
「プレイングミスをして、それに気付かないその程度の奴だとな」
「何!?」
だから、怒らすなって。
「どういう意味だ!凌いだくらいでいい気になるな!!」
「凌いだってのは否定はせんが、お前はXYZ-ドラゴン・キャノンの効果を忘れてるようだからな」
「何…?」
「XYZは、手札を1枚捨てることで、相手フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。手札が1枚あったお前にはVWXYZに合体させる前に、効果を使用可能だった」
「!」
「それを伏せるんだったらともかく、伏せてない。まずXYZで俺の伏せカードか、モンスターを破壊して、合体させたらもう1枚のカードを除外することができたろう?」
「ぐっ…」
確かにな。
「まあ、どの道ミスしなかったとしても、このターンお前はとどめはさせなかったわけだが…」
「ええい!ごちゃごちゃ言わず、カードを引かないか!まあ、もっともレベル1や通常モンスターの雑魚ばかりを多く入れている貴様に、勝ち目などないだろうがな!!」
「…つまり、レベル1などでは貴様の切り札には勝てんと?」
「そうだ!貴様のような奴の扱うモンスターでは、俺の切り札を越えられるはずがない!」
つまり、戦闘では倒せるはずがない?
「…俺のターン」
それにしても万丈目のさっきの言い方…レベル1や通常モンスターを?てか何で知ってるんだ?」
「…さっき彼、《魔導雑貨商人》を使って、墓地にモンスターたくさん送ってたから…」
「うおっ!?」
俺の隣にいつの間にか銀髪のツインテールの少女がいた。
と、とりあえず
「な、何で俺の考えてたことが?」
「…口に出してたけど?…」
さいですか。
「ところで君は?」
「…普通、人に名前を訪ねるときは先に言う…」
「う…」
もっともだな。
「失礼。俺は八神遊一だ。改めて聞くけど、君の名前は?」
「…レイン恵。1年。よろしく…」
「よろしく恵さん」
「…恵で、いい…」
「わかったよ」
と、そうこうしてるうちに恭弥のターンで、デュエルが続いてるようだ。
「封印の黄金櫃の効果で、デッキから除外されてた《死者蘇生》を手札に加える」
恭弥:手札3
「…多分あの万丈目って人…負ける…」
「え?」
「俺は死者蘇生を発動。墓地から《ワイトキング》を特殊召喚」
地面から、這い出てくるワイトキング。
ワイトキング
ATK:?
「さらに墓地の《馬頭鬼》の効果。墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。俺は2体目のワイトキングを特殊召喚。そして《生者の書-禁断の呪術-》を発動。お前の墓地の…《強化支援メカ・ヘビーウェポン》を除外して、墓地から3体目のワイトキングを特殊召喚」
さらに2体、地面から這い出てくる。
恵さ…恵が、万丈目の方を見てたので見ると、震えていた。
「さすがにワイトキングの効果を知らないわけではないだろう。ワイトキングの元々の攻撃力は墓地に存在する《ワイト》1体につき、1000ポイントアップする。墓地にはワイト2体、ワイト扱いの《ワイト夫人》3体、《ワイトメア》3体。よって攻撃力は3体とも8000というところだな」
ワイトキング
ATK:8000
攻撃力8000が3体…。
魔道雑貨商人だけじゃないんだろうけど、よく墓地に送れたな。
「ま、このまま攻撃しても終わるが…《おろかな埋葬》を発動。デッキからワイトを墓地に」
ワイトキング
ATK:8000→9000
…鬼だ。いや、もう3体召喚してる時点で鬼なんだけどね。
「…そういや『貴様のような奴の扱うモンスターでは、俺の切り札越えられるはずがない』って言ったな」
「!!」
焦点を失いかけてた万丈目が話しかけられて、意識を戻す。
「俺の質問にそう言った。それであれは遠回しだが、レベル1が雑魚ってことだ。この光景を目に焼き付けて、同じことが言えるか?ブルートップよ」
性格悪!!
笑顔で言ってるとこが余計に…。
「な、な…」
「ワイトキング1体でVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノンを攻撃。そして2体のワイトキングでダイレクトアタック!」
「ぐ、ぐあああああっ!!」
万丈目:LP0
1体のワイトキングは、巨大な移動砲台に盛大にパンチをかまして粉砕。そして2体のワイトキングはダブルで万丈目にダイレクトアタックをかまし、合計24000のダメージを与え、20000のオーバーキルを出した。(本来、決着ついてるからダイレクトアタックはできないんだけど)
容赦ねぇなぁ…。
『…究極体まで進化させて、その本人の2体の上級アンデットを叩きのめしたのはどこの誰だっけ?』
聞こえない。アグモンの言ってることなんて、何にも聞こえない。
あげはVS三沢&(途中からですが)恭弥VS万丈目でした。
次話は遊一です。相手は…?
ちなみに試験問題の一部は、ゲームで実際に出てきたものです。
オリカ案も待ってます。