遊戯王GX 電子の獣達と紡ぐ物語   作:狂戦士

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アンデットの脅威。

投稿遅れました。申し訳ありません。
リアルや他作品の方をどうにかしなければと苦悩してました。
結局、進めなかったわけですが。(汗)


月一試験 実技

「おい、八神遊一!」

 

「ん?」

 

食堂で食事を取った後、俺は廊下を歩いていたら、後ろから声をかけられた。

 

「万丈目か」

 

「万丈目さん、だ!」

 

万丈目と、取り巻き2人だった。

 

「…今回の実技試験、お前の相手は俺になった!」

 

「え、何で?(女子は別だけど)違う色の寮の生徒どうしでは、デュエルはしないって…」

 

「ゆえに俺が直々に出向いてやったんだ!さあ、どうする!この勝負受けるのか!それとも尻尾を巻いて逃げ出すのか!」

 

「逃げ出すって…お前が呼び出したときのデュエル。俺、勝ったじゃん」

 

多分勝ちだった。

手札も見ずに、唖然な表情してたし。

 

「運が良かったくらいでいい気になるな!」

 

「…やれやれ、やはりそうやって言い訳する奴ばかりか」

 

『!』

 

取り巻きの1人がそう言ってくると、万丈目たちの後ろの方から人が…

 

「貴様は…聞いていたのか、黒纏陰恭弥!」

 

「あれだけでかい声で話せば、嫌でも聞こえる」

 

それは恭弥だった。

言ってることは、もっともだな。俺も声がでかいって突っ込もうと思ってたところだ。

 

「で、話の内容から察するに八神が、そこのブルーとデュエルすることになったと」

 

「万丈目さん、だ!」

 

うるさいって万丈目。

 

「そうか。『万丈目さん』さんよ」

 

「なっ!?」

 

「あれ、違ったか?『万丈目さん』が名前だと思ったんだが」

 

「貴様…!!」

 

やばい、笑いそうだ…。

 

「で、そこの万丈目よ」

 

「さん、だ!」

 

「…何だって八神を選んだんだ?」

 

「そんなこと、貴様に言う筋合いなどない!」

 

「そうか。となれば、話せないんだな。…どうせあの時八神に負けたから、デュエルを挑んだんだろ」

 

「違う!!」

 

「その言い方で、俺の言ったことが間違ってないと思われても仕方ないぞ。で、違うってんなら何でだ?お前が言う格下相手に、自分から挑まない奴だと、俺は思ってたんだがな」

 

「うるさいぞ、オシリス・レッドの分際で!」

 

逆切れさせるなよ恭弥。

 

「そのオシリス・レッドに負けた輩が、お前の隣にいるのだがな」

 

「ぐっ…!」

 

取り巻きの1人は、俯きながら唸る。

 

「あ、あれは…運が悪かっただけだ!!」

 

「けど後日挑んできて、負けたよな?他の生徒の前で」

 

「っ…!」

 

結局やったんだ。

 

「話を戻そう。まあ、俺も八神に負けたわけだが…」

 

「ふん、自分も負けておいて、偉そうなことを言うとはな」

 

「ほう、何で俺のときは運が悪かったとは言わないんだ?自分が負けたのは、運が悪かっただけだと言ったくせして」

 

「それは「オシリス・レッドだからってのはなしな。というか、そんな子供じみたこと言い訳言ったりしないよな?」――っ…」

 

本当に言おうとしたのか?

 

「負けぐらい認めたらどうだ。負けを認めないそっちの方が格好悪いと思うぞ。後言っとくけどお前じゃ、八神に勝てない」

 

「何だと!?」

 

「何だったら、俺とやって確かめてみるか?俺に負けるようじゃ、八神に遠く及ばない奴だってことになるがな」

 

「はっ、そんなのに万丈目さんがn「いいだろう!そのデュエル受けてたってやる!!」――万丈目さん!?」」

 

取り巻き、万丈目、取り巻き2人。

 

「八神遊一!貴様とのデュエルは、次に回すとする!!」

 

そう言って万丈目は去っていった。取り巻き2人も慌てて去って行く。

恭弥もやれやれと、腕で動作を表した後に去って行き、俺だけが取り残された。

 

 

 

…というのが、食堂から出たあとに、恭弥と万丈目がデュエルすることになった理由だ。

多分、万丈目が教師に無理言ったんだろうな。

 

『とりあえず言えることは万丈目とかいうのは、偉そうということかな』

 

まあ、同じ一年だしね。

てかそっちアグモン?

 

『遊一こそ、デュエルが始まるでしょ」

 

まだ相手が来てないから無理だよ。

 

言ってなかったが、現在俺がデュエルする番になり、デュエルフィールドに来て立っている。

しかし遅いな…。

と思い始めてたら対戦相手が来た…って!

 

「…ごめんなさい…遅れた…」

 

「いや、大丈夫。…けど、君が相手だったなんてね」

 

相手は、さっき恭弥と万丈目がデュエルしてるのを見てるときに、いつの間にか隣にいたレイン恵だった。

 

「…先生に頼んで、あなたを対戦相手にしてもらった…」

 

「なるほど」

 

何度も言った気がするが、女子は同じ学年なら相手選べるからな。

万丈目が、俺から恭弥へ対戦相手を変更したあと、先生が俺の対戦相手をどうするかというときに話しかけたんだろう。

 

「じゃあ、始めようか恵」

 

「ええ…」

 

「「デュエル!」」

 

遊一:LP4000

恵:LP4000

 

「先行は私…ドロー」

 

さて、恵はどんなデッキだろうか。

 

「《ダーク・グレファー》を召喚」

 

ダーク・グレファー

ATK:1700

 

「そしてダーク・グレファーの効果発動。手札から闇属性の《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》を捨てて、デッキから《ゾンビキャリア》を墓地に」

 

墓地肥やし…。

 

「…うるさい…」

 

恵がいきなり言う。

まあ、墓地肥やしの戦術が理解できないブルーの声が(ほかも理解できてないようだが)うるさいんだよな…。(多分恭弥もこんな中でデュエルしたんだろう)

分かってるのは、一部くらいだろう。

 

けど、アンデットの恐ろしさはこの墓地肥やし。まだ序盤だから、対処できるけど早めに何とかしなくちゃ。

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

恵:LP4000

手札3

ダーク・グレファー

伏せ1

 

「俺のターン、ドロー。…《打ち出の小槌》を発動。手札から3枚をデッキに戻してシャッフル!そしてデッキに戻した枚数分ドロー!」

 

「手札事故…?」

 

正解です。いやぁ、まさか紋章の魔法カードが3枚も来るとは思わなかった。

 

「そして《DM ガブモン》を召喚!」

 

『行きます』

 

照れ屋な性格のガブモンが現れる。

ちなみにアグモンは、突進型?の性格。

 

DM ガブモン

ATK:1300

 

「《デジヴァイス》発動!ガブモンを墓地に。ガブモンの効果でデッキから《DM ガルルモン》を特殊召喚!」

 

『ガブモン進化!ガルルモン』

 

ガブモンは、光に包まれるとガルルモンに進化した。

 

DM ガルルモン

ATK:2400

 

「ディヴァイスの効果で、1枚ドロー。バトル!ガルルモンで、ダーク・グレファーを攻撃!」

 

『フォックスファイアー!』

 

「伏せカード《ドゥーブル・パッセ》。効果で、ガルルモンの攻撃をダイレクトアタックに。くぅ…!」

 

ダーク・グレファーへ放った青い炎は、恵へと移る。

 

恵:LP1600

 

「…そして、攻撃対象となったモンスターは、相手プレイヤーにダイレクトアタックができる。ダーク・グレファーでダイレクトアタック」

 

「ぐぁっ!」

 

遊一:LP2300

 

ダーク・グレファーの敵討ちか?(恭弥戦で破壊したから)

しかしお互いとはいえ、いきなりここまで削られるとは…8000ライフでやってたあの頃が懐かしい…。

と、思い出に浸ってる場合じゃなく、ダーク・グレファーを倒せなかったのは痛いな。

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

遊一:LP2300

手札2

DM ガルルモン

伏せ2

 

「私…ドロー。フィールド魔法《アンデットワールド》を発動」

 

うわぁ、出た…。

周りがこう、何というか気味が悪い風景に変わる。

 

「そして墓地のゾンビキャリアの効果。手札を1枚デッキの一番上に戻して、このカードを墓地から特殊召喚する」

 

墓地から蘇るゾンビキャリア。

…来るか?

 

ゾンビキャリア

ATK:400

 

「レベル4のダーク・グレファーに、レベル2のゾンビキャリアをチューニング。…不死と化した地獄の竜。死の竜として降臨せよ。シンクロ召喚《デスカイザー・ドラゴン》」

 

デスカイザー・ドラゴン

ATK:2400

 

ヘルカイザー・ドラゴンが、アンデット化したモンスター。効果は似ても似つかないんだよなぁ。

 

「特殊召喚に成功したデスカイザー・ドラゴンの効果。相手の墓地のアンデット族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚できる。アンデットワールドの効果で、お互いの墓地のモンスターはアンデット族。あなたの墓地からDM ガブモンを蘇らせる」

 

恵のフィールドに現れるガブモン。

その様子を見ていたガルルモンは、何とも言えない表情をしている。

自分含めてアンデットになってるからなぁ。本人?は分かってないけど、見た目が若干変化してるし。

 

「そしてガブモンをリリースして、龍骨鬼をアドバンス召喚」

 

即墓地へ送られるガブモン。

 

龍骨鬼

ATK:2400

 

「バトル、デスカイザー・ドラゴンで、ガルルモンを攻撃。デス・フレイム」

 

青い炎を、ガルルモンに向けて吐くデスカイザー・ドラゴン。これが通っても、相打ちだが、その後に龍骨鬼のダイレクトアタック受けたら負け。

 

「伏せカード《攻撃の無敵化》!2つの効果のうち、前者を選択して、バトルフェイズのみ、ガルルモンは戦闘及びカードの効果による破壊耐性を得る!」

 

三沢もさっき使用したカード。

お互いのモンスターの放った攻撃が、それぞれ直撃するが、デスカイザー・ドラゴンだけが燃え尽きた。

 

「…カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

恵:LP1600

手札0

龍骨鬼

アンデットワールド

伏せ1

 

「俺のターン」

 

紋章系全部戻さなきゃよかった…。

龍骨鬼の攻撃力を超えるモンスターが手札にいたとしても、アンデットワールドでアドバンス召喚もできない…。

ひとまず攻撃だ。

 

「ガルルモンの効果。ガブモンの効果で特殊召喚されたこのカードはエンドフェイズまで攻撃力を半分にすることで、相手にダイレクトアタックができる」

 

DM ガルルモン

ATK:2400→1200

 

「ガルルモンで、ダイレクトアタック!」

 

『フォックスファイアー!』

 

「伏せカード《波動再生》を発動。相手モンスターの直接攻撃宣言時、その攻撃モンスターのレベル以下のレベルを持つシンクロモンスター1体を自分の墓地から選択して発動する。私はガルルモンと同じレベルのデスカイザー・ドラゴンを選択。このカードの効果で、この時の攻撃によって発生する自分への戦闘ダメージは半分になる」

 

600のダメージになるわけだな。

 

恵:LP1000

 

「そしてダメージステップ終了時、選択したシンクロモンスターを自分の墓地から特殊召喚する」

 

咆哮を上げながら蘇るデスカイザー・ドラゴン。

状況が悪化してしまった…。

 

デスカイザー・ドラゴン

ATK:2400

 

「特殊召喚されたデスカイザー・ドラゴンの効果で、あなたの墓地からガブモンを蘇らせる」

 

DM ガブモン

ATK:1300

 

「…俺はモンスターをセットして、ターンエンド」

 

遊一:LP2300

手札2

DM ガルルモン

セット

伏せ1

 

「私…《強欲な壺》を発動して、デッキからカードを2枚ドロー」

 

恵:手札2

 

「カードを2枚伏せて、ガブモンを守備表示に」

 

DM ガブモン

DEF:800

 

「バトル、デスカイザー・ドラゴンで、セットモンスターを攻撃。デス・フレイム」

 

セットモンスターは《DM タネモン》。

 

DM タネモン

DEF:400

 

当然破壊される。

 

「龍骨鬼で、ガルルモンを攻撃」

 

攻撃力は同じなので、相打ちになった。

これで俺のフィールドはがら空き…。

 

「ターンエンド」

 

恵:LP1000

手札0

デスカイザー・ドラゴン

DM ガブモン

アンデットワールド

伏せ2

 

「俺のターン」

 

これは…

 

「通常魔法《天の落とし物》。お互いのプレイヤーは、カードを3枚引いて、その後2枚捨てる」

 

正直アンデットデッキが相手だと危険な賭けだが、四の五の言ってられない。

 

落ちたカード

高速プラグイン

DM トゲモン

 

恵:手札1

遊一:手札3

 

「《死者蘇生》を発動!俺の墓地からさっき墓地に送った《DM トゲモン》を特殊召喚!」

 

DM トゲモン

ATK:2300

 

「そして《希望の紋章》を発動。自分のデッキから『紋章』名の付く通常魔法1枚を手札に加える。デッキから《純心の紋章》を加えて、発動!トゲモンを墓地に送って、エクストラデッキから《DM リリモン》を特殊召喚!トゲモン超進化!!リリモン」

 

巨大なサボテンの姿をしているトゲモンは、光に包まれると美しく咲いた花弁から生まれた妖精に進化する。

進化前との姿の差が凄いと思っただろう。

…アンデットワールドのおかげで、今の姿は少々あれだが…。

 

DM リリモン

ATK:2600

 

「俺はカードを1枚セット。そしてリリモンの効果!自分フィールド上に存在するこのカード以外のカードの数×300ポイントのダメージを相手に与える。リリモンを除いて、俺の場にはカードが2枚。よって600ポイントのダメージ。フェアリーバイン!」

 

「っ…」

 

恵:LP400

 

「そしてリリモンで、デスカイザー・ドラゴンを攻撃!フラウカノン!」

 

両手の花びらを銃口にして、エネルギー弾を撃ち出す。

 

「伏せカード《攻撃の無力化》。攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させる」

 

しかし攻撃の渦に飲み込まれる。

 

「ターンエンド」

 

遊一:LP2300

手札0

DM リリモン

伏せ2

 

「私…《ペインペインター》を通常召喚」

 

ペインペインター

ATK:400

 

「レベル4のDM ガブモンに、レベル2のペインペインターをチューニング。…道連れにされ滅んだ冥王よ。復讐を胸に、再び現世へと降臨せよ。シンクロ召喚《蘇りし魔王 ハ・デス》」

 

蘇りし魔王 ハ・デス

ATK:2450

 

アンデット化して蘇った冥界の魔王 ハ・デスが現れる。

 

「そして伏せカード《バスター・モード》を発動」

 

「何!?」

 

ということは…やばい。伏せカードが殲滅系じゃないのも特にやばい。

 

「自分フィールド上のシンクロモンスター1体をリリースして発動。リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる『/バスター』と名のついたモンスター1体を、デッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。デスカイザー・ドラゴンをリリースして、デッキから《デスカイザー・ドラゴン/バスター》を特殊召喚」

 

デスカイザー・ドラゴン/バスター

ATK:2900

 

デスカイザー・ドラゴンが、上空からの光線を浴びる。

そして光の中から、強化されたデスカイザー・ドラゴンの姿が現れた。

 

「デスカイザー・ドラゴン/バスターの効果。このカードが特殊召喚に成功した時、自分・相手の墓地からアンデット族モンスターを、任意の数だけ選択して効果を無効にし、自分フィールド上に特殊召喚する。私は自分の墓地から、ダーク・グレファーと龍骨鬼、ペインペインターを特殊召喚」

 

墓地よりよみがえる3体のアンデット族モンスター。(1体は扱いだが)

 

ペインペインター

ATK:400

 

ダーク・グレファー

ATK:1700

 

龍骨鬼

ATK:2400

 

モンスターが5体…。

 

「ペインペインターの効果。このカード以外の自分フィールド上のアンデット族モンスターを2体まで選択、選択したモンスターのレベルはエンドフェイズ時まで2になる。私はアンデット族扱いとなっているダーク・グレファーと、龍骨鬼のレベルを2に」

 

さらにやばい。

この流れからするとあれが来る。

 

「レベル2のダーク・グレファーとレベル2の龍骨鬼に、レベル2のペインペインターをチューニング。…朽ちた身でもなお滅ばぬ悪魔。今蘇り、さらに強化された身で降臨せよ。シンクロ召喚《アンデット・スカル・デーモン》」

 

アンデット・スカル・デーモン

ATK:2500

 

全身の繊維状の筋肉が朽ちて垂れ下がっているアンデット化したデーモンの召喚。

アンデットモンスター全てに破壊耐性がつくから厄介なモンスターだ。

これじゃ伏せカードが聖バリだったとしても、使えないじゃないか(入れてないけど)

 

「さらに墓地の《馬頭鬼》の効果発動。墓地のこのカードを除外して、墓地からアンデット族モンスターを特殊召喚する。アンデットワールドの効果で、アンデット扱いとなっている仮面魔獣マスクド・ヘルレイザーを特殊召喚」

 

馬頭鬼は天の落とし物のときか…。

そして儀式モンスターの中では最高の攻撃力を持つモンスターが現れる。

 

仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー

ATK:3200

 

「通常魔法《生者の書-禁断の呪術-》を発動。あなたの墓地から、DM トゲモンを除外して、私の墓地から龍骨鬼を特殊召喚」

 

状況確認。

 

恵:LP400

手札0

デスカイザー・ドラゴン/バスター

仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー

アンデット・スカル・デーモン

蘇りし魔王 ハ・デス

龍骨鬼

アンデットワールド

 

展開力がやはり高い。(汗)

観客の方もざわざわ騒ぎまくってるよ。

 

「バトル、デスカイザー・ドラゴン/バスターで、リリモンに攻撃。デス・クロージョン・ブレイズ」

 

先程より強力な青い炎を放ってくる。

 

「伏せカード《防御プラグイン》!自分フィールド上の『DM』と名の付くモンスター1体を選択して発動。発動後このカードを選択したモンスターに装備する。リリモンに装備。こそしてのカードを装備したモンスターは1ターンに2度まで戦闘またはカード効果では破壊されない」

 

「…けど、ダメージは受けてもらう」

 

「くっ…!」

 

青い炎に飲み込まれるリリモン。

 

遊一:LP2000

 

「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザーで、リリモンに攻撃」

 

「ぐぅ…!」

 

遊一:LP1400

 

「…ターンエンド」

 

あ、危なかった。天の落とし物のときに攻撃力2600以上のモンスターが墓地に送られてたら、終わってた。

 

恵:LP400

手札0

デスカイザー・ドラゴン/バスター

仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー

アンデット・スカル・デーモン

蘇りし魔王 ハ・デス

龍骨鬼

アンデットワールド

 

「俺のターン。リリモンの効果!自分フィールド上に存在するこのカード以外のカードの数×300ポイントのダメージを相手に与える。リリモンを除いて、俺の場にはカードが2枚。よって600ポイントのダメージ。フェアリーバイン!」

 

「墓地の《ダメージ・イーター》の効果。墓地に存在するこのカードをゲームから除外して、そのダメージを与える効果は、ライフポイントを回復する効果になる」

 

恵:LP1000

 

同じく天の落とし物のときだな。

だが、このターンで終わらせられる。

 

「伏せカード《強化プラグイン》を発動。自分フィールド上の『DM』と名の付くモンスター1体と、自分の墓地に存在する『DM』と名の付くモンスター1体を選択。選択した墓地のモンスターをゲームから除外して、エンドフェイズ時まで除外したモンスターの攻撃力分、選択したフィールド上のモンスター1体の攻撃力をアップさせる。俺は墓地のガルルモンを除外して、リリモンの攻撃力をガルルモンの攻撃力分アップさせる!」

 

DM リリモン

ATK:2600→5000

 

「攻撃力5000…私の、負け…」

 

「バトル!リリモンで、デスカイザー・ドラゴン/バスターを攻撃!フラウカノン!」

 

恵:LP0

 

「負けた…」

 

「俺も危なかったよ、恵」

 

アンデットの展開力は凄まじいからな。

 

「…またデュエルしてくれる?」

 

「もちろん」

 

「ありがとう」

 

そう言って僅かだが微笑んでくる恵。

…後ろの方から、視線を感じる。いや、それはまだいい。けど、冷や汗がなぜか止まらない…。

 

「…どうしたの?」

 

「い、いや、何でもない」

 

「そう」

 

恵はそう答えると、背を受けて、去っていく。

それと同時に視線が止む。ひとまず俺も戻ることにした。

 

 

ちなみに、十代は万丈目とデュエルして勝ったらしい。

万丈目は、どうして連戦したんだろうか?ただ、どうやら恭弥とのデュエルが響いてかミスがあって、あっさりというわけではなかったが、負けたらしい。

まあ、それはともかく。十代と恭弥がイエローに昇格となった。

けど、十代はレッドのままでいた。(恭弥は普通に昇格してきたが)

 

さらに言うと、なんか恭弥に対する生徒たちの認識?が変わった(らしい)。

おそらく、ブルートップの万丈目を相手に、ワイトデッキでオーバーキルしたからであろうな。で、レッドやイエローにとってはブルーの鼻を明かせ、ブルーにとっては厄介な奴と認識されたのだろう。

大観衆の前で、レッドの2人が1年ブルートップに勝ったんだから、運が悪かったじゃ済まされないからな。

 

ブルーからの視線がうざい。

そう本人が呟いていた。

 

 

 

 

数日後。

深夜の港、そこにはクロノスと、仮面をしてる男の2人がいた。

 

「――では、よろしく頼むノーネ」

 

何か話をしてたらしく、最後にそうクロノスが言うと、もう片方の男はクロノスに背を向けず…妙な歩き方?で、姿を消していった。

 

「……」

 

その様子を遠くから見てた生徒。――最近イエローへ昇格した、現在私服姿の恭弥がいた。

 

「…誰だ、あれは?」

 

暗闇でよく視えないが、黒尽くめで巨大な図体、そして白い仮面をしてる大男ということだけが、彼には確認できた。

 

「教授が、何か誰か呼んだとしか情報来なかったが…」

 

何故そんなことが分かるのかといえば、彼の家柄である。(名家に仕える家)

彼の役目は葵の護衛。ゆえに聞いた所で関係ないのだが、アカデミアには海馬瀬人が、遊一に話したように色々と問題点があるため、一応とそういう情報が伝わっている。

そして現在、クロノスが誰かを秘密裏に呼んだという情報が入り、それを彼は確かめに来た。

 

「ふむ…多少は警戒しといた方がいいか」

 

そう呟くと、彼もイエロー寮に戻ることにした。

おそらくクロノス教授のことだから、レッド…特に目の敵?にしている十代とかに何かしそうだなと思いながら。

ちなみに恭弥自身は、レッド生のときにクロノスによく思われてないということはなかった。(成績が良いので)

 

 

 

 




遊一の相手は、レイン恵が相手でした。TFと同じく使用デッキは『シンクロアンデット』。
さらにワイトでオーバーキルした恭弥。イエロー昇格。(そんな重要でもない)

感想等待ってます。

オリカ

天の落とし物
通常魔法
お互いのプレイヤーはカードを3枚引いて、そのあとカードを2枚墓地に捨てる。

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