デート・ア・ペドー   作:ホワイト・ラム

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最近熱くなってきて、ペースが落ちてきた作者です。
そろそろ熱中症でやばいですね……

皆さん気をつけて!
こまめな水分補給と塩分、そして幼女を!


超兵器P一号

2年4組の教室の中、一日中幼女を愛でようとしたが、琴里に追い出され仕方なく学生生活をエンジョイする事になったペドーに、殿町が語り掛ける。

 

「なぁ、ペドー聞いてくれよ。俺、すげー不思議体験しちまったんだぜ!

少し目をつぶったら、瞬間移動してて、橋の下に倒れてて……

なんか、エレンさんの残り香がしたんだ……近くにいたのかな?」

 

「あー、きっとそれは火星からきた侵略者ですね。

ほら、最近星々を滅ぼして回ってるやつに、寄生されたんだよ。

きっとそのせいで、記憶が無いんだな。

多分本人が知らない間に、謎の組織を作ったり、ボトルで変身したり、眼鏡の科学者に忠誠を誓われたりしているぞ?」

 

「いや、ありえねーって」

非常におざなりな言い方で、ペドーが話を流す。

正直言って殿町が何をしようと気にしない。

家に居る幼女塗れの五河家に居る方がずっと重要だった。

 

「くそう……本来学校とか休んで一日中幼女軍団と、きゃっきゃうふふする気だったのによぉ……」

目の前のごちそうを奪われた様な気分のペドーがうなだれるが――

 

「ハッ!!この感覚は――幼女が近くに!?」

ペドーの幼女センサーが、幼女の接近を知らせる。

なんかこれ、もう普通に出てる謎異能だよね。

 

「あ、ちょっと!?」

扉の前に居たのか、タマちゃん先生(賞味期限切れ)が驚いた声を上げ、そして小さな影が走りこんできた。

 

「ぺどー!」

 

「ぺどー!」

 

「ぺどー!」

ぞろぞろと入ってくるのは、小学生くらいの少女たち。

教室のメンバーはこの珍しい闖入者に対して、一瞬黄色い声援を上げ、そのすぐ後に()()()()()()()()()()()()()()、クラスメイトを思い出し一様に視線を泳がせる。

 

「なんだー、みんな来ていたのかー」

ここ数年、クラスメイトでさえ見た事の無い位のいい笑顔を見せたペドーが、少女たちを抱きしめる。

ほんのり汗をかいた体のにおいをかぎ、酷く興奮した様子を見せる。

当然――

 

周囲からは「いつものペドー」「もはや、お約束」「漢字一文字で表すなら『常』」などと言われている。

 

「あ、あの……五河君?その子たちは?」

タマちゃん先生(賞味期限切れ)がおずおずと聞いてくる。

 

その横をトテトテと小さな影が通り過ぎる。

新たな幼女の登場だ。

その子は、クラスの全員の視線を集めると――

 

「はじめまして。いつか ちよがみです。いつもちちがせわになっています。

ははのなまえは、いつか おりがみです。わたしはあいしあうふたりのよくぼうといきすぎた、わかさのけっかです」

 

「え?」

 

「折紙さんとの……」

 

どよッとした空気が渦巻く。

そして一瞬だけ、黒い笑みを浮かべるのは幼女化した折紙だった。

 

クラス中にくべられた特大の爆薬。その炎が噴き出す前に――

ペドーは疾走(はし)った!!

 

「ちよちゃ~ん!ダメじゃないかぁ!ちゃんとママとお家でお留守番する約束だろ?

さみしくなっちゃったのかな?」

 

「うん、さみしくなった……ごめいわく、かけてごめんね?パパ……」

 

「いいんだよ~、ちよちゃんのかわいい所が見れたから、特別に許す!」

千代紙を抱き上げ、顔を近づけるペドー!

そのあまりに成れた手つきは、本当の父娘の日常で――

 

「ま、こんなこともあるよね?」

 

「そうそう、色眼鏡でみちゃダメよね」

 

「くぅ~!ペドーには、娘までいるのか!俺は恋人すらいないのに……!」

ざわざわとにぎわうクラスの中では、まぁ仕方なよね?的な雰囲気が醸し出され寸前のところで爆発は収まった様だった。

 

「ま、本当は親戚の子なんだけどね」

最後にペドーが『オチ』をつければ、クラスの炎は完全に沈下したも同然だった。

 

(にしても……パパ呼びは良いな!!

こう……なんだか、新しい扉が開きそうだぜ!!)

 

目覚めよ!!その魂!!

 

おめでとう!ペドーは新しい性癖を入手した!!

ペドーが獲得した性癖

 

ロリコン

ドM

露出

女装

パパ←New!!

 

 

 

「さー、みんな、お家に帰ろうねー。

帰ったらおやつを――!?

危ない!!」

突如ペドーが目の前に居た十香をかばうように、体を広げる!!

体を大の字に大きく開き、身を挺して窓から入ってきた()()()を自身の身で遮った。

 

「ぺ、ぺどー!」

十香が声を出す瞬間、ペドーの服が音もなくはじけ飛んだ!!

 

「うを!?」

まさかの瞬間全裸!!

爆誕のネイキッドペドー!!

 

幼い十香の前に、小さな子に見せてはいけないような物が、一瞬ブラブラとしたような気がしたが、不自然な逆光で遮られて見えない!!

 

「服を布に戻したのか……!

七罪の仕業だな?危なかった……あと少しで、幼女の柔肌がケダモノだらけの教室でさらされる所だったぜ……

俺がいなくちゃ、やばかったな……」

何度もうなづくペドーと、教室内でいきなり始まったストリップショーに、ついていけないクラスメイト達の混乱熱が再発火して、周囲ざわつく!!

 

「む!?第二波来るか――!」

攻撃を予測したペドーが近くに居た亜衣の手から、手鏡を奪い取ると窓から飛んできた光を反射した!!

 

ぎゃーと、遠方で七罪の声がしたから反射に成功したのだろう。

これ以上ここにいるのは危険だと、ペドーが判断する。

 

「さ、みんな、今日は帰ろうか?」

全裸のまま、複数の幼女を侍らしながらペドーが、異様な空気に満ちた教室を後にする。

 

 

 

 

 

11月1日

十指に宝石、首にはゴールドのネックレス、素肌の上半身に纏うのはシルクの上等なガウン、ズボンは幅広で金色の糸で細かい刺繍のなされたズボン。そして手に持つのは、乗馬用の鞭が一つ。

イメージとしてみるのなら、中世大を舞台にした奴隷商人の様な恰好。

そんな、コスプレとしか思えない格好をしたペドーが、複数の鉄檻とその中にいる動物の耳とバニーガール風のレオタードを着せられた幼女たちを好色な目で見下ろす。

 

「ああ!()()なの!?ペドー!さっさとここを開けなさい!!!」

琴里が羞恥半分怒り半分と言った表情で、檻を内側から蹴飛ばした。

 

「くっくっくっく……俺に反抗とは、ずいぶん調教しがいのある猫が来たな」

椅子に座り、ぶどうジュースの注がれたワイングラスをクイッと飲み干せば、気分はまさに悪のご主人様だ。

 

「ああ!!もう!!」

すっかりトリップしたペドーをしり目に、何度目になるか分からない怒声を飲み込み、琴里が地団太を踏んだ。

 

 

 

七罪によって、みんなが幼女にされて以来七罪の『嫌がらせ』は次々と続いていた。

道を歩くペドーが突如、ぴちぴちのレザーパンツと網のタンクトップにサングラスという変態ルックにされたり、ペドーの周囲にいる何の関係もない女性が突如全裸の幼女に成ったり、家その物がピンクのネオンに彩られて風俗店に成ったり。

 

そして、そのたびにペドーがテンションを上げまくり、フラクシナスはその事後処理に追われていた。

 

七罪は社会的な死をペドーに与えようとしているのだろうが――

 

「マッポが怖くてロリコンが出来るかよ!」

と無駄にいい笑顔で、サムズアップをしてきてペドーにダメージはゼロ!!

結局琴里が一番、割が悪い状況に置かれているのだ。

 

 

 

『琴里、七罪の霊力の反応をキャッチした。ここから北西に一キロ!!』

インカムから聞こえる令音の声に琴里が反応する。

 

「ペドー!捕獲するわよ!!」

今日こそは、こんな不毛な繰り返しを終わらせようと思った琴里が、ペドーのほうを振り返ると――

 

カチャ!

 

琴里に巻かれた首輪に、犬の散歩用のリールが付けられる。

 

「は?」

 

「首輪よしっと!みんな~!

お散歩の時間だよ~!」

ペドーが握るのは、無数のリードの束。

一つ目は十香の首、犬耳をつけているだけあって似合っている。

2つ目の四糸乃はうさみみ、3つ目はくるみで狐、4つ目はシェリでトラ、5つ目と6つ目はサルで八舞姉妹にそれぞれ、7つ目は美九で牛の耳が付いている。

そして最後に琴里の猫耳。

 

「はぁはぁ……おさんぽ……ケモミミ幼女たちと白昼堂々おさんぽしちゃうんだ……

むふふ……むふ、ぐふ、ぐふふふふふふ……」

いろいろとお見せできる姿でない表情のペドー。

誰が見ても完全にアウトなその姿の中、かろうじてシェリが声を絞り出した。

 

「あ、ダメな奴だ。これ……」

 

「おさぁんポォウ!!散歩の時間だよぉ!!」

もはや、こいつがラスボスじゃね?的なオーラを全身からこぼして、ペドーが咆哮した。

それは、この世界に生まれ落ちた欲望の獣の産声か。幼女のすべてを食らう無限の捕食者の勝鬨か。

いずれにせよ、『コレ』をほおっておくことは出来ないと、その場にいる全員が直感的に感じた。

 

『シン――聞こえるか?シン』

令音がインカムから、精いっぱいの声を出す。

ペドーのオーラに押されて、誰も口を開けないリビングの中で、ソレは大きな存在感を放った。

 

「れい、ねさ、ん?」

 

『ああ、よかった。私の話を聞く位の余裕はあるようだね。

ここから西北に一キロ、そこに七罪の反応がある。

ほら、君好みの幼女な精霊の七罪だ』

 

「幼女!?幼女!!どこ?」

 

『落ち着き給え、七罪はきっと君と遊びたいんだよ。

君にも覚えがあるだろ?自身の心と違うことをしてしまう……

ツンデレ……だったかな?七罪はツンツンしながら、君が来てくれるのを待っているんだよ。

だからいたずらした。さ、迎えに行ってあげてくれないか?』

 

「うん……いく……七罪、迎えに行く!!」

令音との通信を切ると、すさまじい勢いでペドーが家を飛び出した!!

一瞬、本当に一瞬で消える様にペドーが走り出した!!

 

 

 

「時速、18キロ……時速22キロ……もはや人間技ではないな……

体内の霊力と、幼女に対する過度な興奮が体のリミッターを外したのか?

それともシンが幾度となく言っていた、幼女から生成されるというロリコニウムが実在して何らかの影響を……?」

弾丸の様に走るぺドーの反応を見ながら、令音が冷や汗をかく。

 

 

 

 

 

「ふぅ……そろそろね」

十分いたずらを楽しんだ七罪が、〈贋造魔女(ハニエル)〉に跨り移動を開始する。

自身の正体を知ったペドーを七罪は決して許すことは出来ない。

このまま、自身の能力を使いじっくりとペドーをなぶって、社会的な死を与える気でいた。

 

「くくく……さぁて、次は――!?」

いたずらのアイディアを出していた時、鋭い刃物のような殺気を感じた。

次の瞬間――!

 

ザッシュ!!

 

「え?あれ?」

何か、何かが一瞬自分の前を通り過ぎた気がする。

その『何か』が通った後、七罪の体から力が抜けて倒れ伏した。

 

「能力は厄介ですが、戦闘自体は大したこと無い様ですね」

 

「なにが――!?」

ここにきて、初めて七罪は自身が()()()()と認識した。

 

「いたい、いたい、いたい!?いたい!!いたい!!」

あふれ出る血と、感じた事の無い痛みが全身を支配していた!!

 

「急所は外しました。殺すだけなら、今からでも出来るので。

さて……研究の為に生け捕りが好ましいですが……

逃げないように、手足を落とす処理をしなくてはいけませんね。

では、死なないでくださいね?」

 

「い”や、だ、じに、だく、ない……じにたく……」

エレンがゆっくり近づいてきて――その更に後ろから、黒い影が飛んできた!!

 

「何奴!?」

とっさに気配を感じたエレンがブレードを振るう!!

正直この距離に来るまで知覚できないはずは無いのだが……

 

キィン!

 

「何!?」

それは、どこぞの王族や貴族の様な服装をしていた。

素肌の上半身に直接纏ったローブに、10指の指輪。

兎に角異様な風体の男が、怪しい光を放つ大剣を背負い、獣の様な理性を全く感じさせない目でエレンを見ていた。

 

「まさか、貴方……イツカ・ペドー……?」

 

「幼女を傷つけるなど!!絶対にゆ”る”さ”ん”!!」

 

その時不思議なことが起こった!!!

ペドーの持つサンダルフォンが、持ち手から折れて、更に剣自体が二つに開き真ん中に銃口が現れた、銃の様な形に変化した!!

そして、精霊たちを思わせる色の宝玉が光始める!!

 

「オール・スピリットコンバイン!!」

 

「ちょ、ちょっと!?」

もはや精霊どころじゃない、エネルギー量にエレンがたじろぐ!!

 

「ハイパーマキシマム・タイフーン!!」

サンダルフォンだったものから放出される、霊力の光線!!

エレンはすさまじい勢いで、その場から離脱した!!

 

「くそ、アイクに……教えないと……!

あのロリコンは危険……!」

 

 

 

 

 

「ふぅ……すげーいっぱい(霊力)出たわ……

あー、なんかすっきりした……

うん!賢者タイム的なすっきりだぜ!!」

 

「な、なんでよ……」

すさまじく気持ち悪いことを言っていたペドーを七罪は見たが、体が訴える痛みが無情にも意識を刈り取っていった。




ロリコニウムを過剰摂取するとこうなります。
特に体内に精霊の霊力を保持している人は、注意してくださいね!!
適度な補給も必要ですが、取りすぎ注意ですよ?
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