カンテラが無ければ足元さえ見えない暗闇の中を
僕達は歩いていた。
「気をつけろ、何があるか分からないぞ」
さっきもトラップでペシャンコにされそうになったんだ。
冷汗を流しながら、僕達は先を目指した。
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ロアの言うとおり、
その中で僕達が選んだのは
最近街の近くで発見された遺跡の調査というものだった。
遺跡には古代文明の技術などが眠っている為
調査の依頼は後を絶たないらしい。
ただ、今回の遺跡は灯り無しだと何も見えないぐらい真っ暗だから
誰も受けたがらなかったらしい。
ロアは暗闇ぐらいどうということはないと言っていた。
何か秘策があるのかな?
「まった、トラップだ」
そう言って、ロアが僕達を止め、石を投げる。
今度は槍が降ってくるというトラップだった。
「随分厳重だね」
「そんだけ大事な物しまってあるんだろ」
誰も来たがらないのも分かる、真っ暗で罠だらけじゃ
危険すぎるものね。
まあ、魔物が住み着いてないだけマシだけど。
それと一つ気になることがある
ロアのことだ。
さっきも言ったけど、この遺跡は明かり無しだと
目隠しをされてるみたいに暗い。
アリテが持ってる小さなカンテラ一つでは
精々二三メートル先しか照らせない。
なのにロアはまるで昼間の街を歩いてるみたいに
余裕で歩き、
見えないはずの十メートル先の曲がり角やトラップを見つける。
明かりは持ってないし、暗闇が見えるアイテムを使ってるわけでもない。
なのに何故?
もしかして………ヒューリンじゃない?
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体感時間で一時間、いや
もっと経ってるかな
僕達は最深部らしき場所に辿り着いた。
目の前に五メートルはある鉄の扉があるけど
砂に汚れ、赤錆で覆われている。
いったいどれだけの年月を重ねてきたんだろう?。
「開けてみるよ」
そう言って扉を押すけど、重すぎて動かない。
するとロアが僕の隣に来る。
「同時に行くぞ、せーの」
二人がかりで扉を押すと、ゆっくりと開いていった。
「わぁ……」
アリテが感嘆の声を上げる。
なんと部屋の壁、床、天井が淡い緑色の光で包まれている。
良く見ると、部屋全体が水晶で出来ている。
そして中心部に
五メートルくらいの、部屋と同じ淡い光を放つ水晶で出来た
人型の人形、ゴーレムがいた。
たぶん部屋の番人だろう。
「僕達だけで勝てそう?」
「奴の強度による」
アリテは攻撃手段が手持ちのスタッフ(木製の棍棒)だから無理
僕は短剣だけど、召喚獣がいるから
ダメージを与えられる可能性アリ。
ロアはアイアンゴーレムにも通用する
通用する可能性アリ
後は戦い方しだいだね。
淡い緑色の光を放つ水晶で作られたゴーレム。
強度はかなりの物で、アイアンゴーレムと引けをとらないほど。
最近発見された新型で、詳しい情報は殆ど無い。
とりあえず明久サイドで始めてのボス戦になります。
こうゆうボス戦で、自分は大抵オリジナルの敵キャラを使用するので
TRPG仲間からは「飽きないシナリオを用意してくれて助かる」と言ってくれます。
ついでに、次回
いよいよロアの正体が明らかに……なるかな?(汗)
でわまた次回お会いしましょう。
全ては運命の女神、アリアンロッドの導きのままに。