アリアンロッド‐僕の冒険記‐   作:アルシェス

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ロアの正体

 

どうゆう事だろう?

 

 

僕はけして出来が良くない頭で考えた。

 

 

捻挫をして動けないアリテを背負い、ロアに手を引かれて賢明に走ってる中で考えた。

 

 

最初に言ったけど、この遺跡は明かりが無いと

 

目隠しをされてるじゃないかというくらい暗い。

 

 

走ったら必ずぶつかるだろう、一メートル先さえ見えないんだから。

 

 

なのにロアは、一度も止まらず、急ブレーキをかけることもせずに走っている。

 

 

おかしい、どれだけ記憶力が良くても出来ることじゃない。

 

 

そう、[見えていない]かぎり。

 

 

 

________________________________________

 

 

「うえっほ!、酷い目にあった……」

 

「最後は崩壊って、ベタ過ぎるよ…」

 

「お腹空いた……水浴びしたい……」

 

 

完全に崩壊するギリギリのところで、何とか脱出できた。

 

 

揃いも揃って埃まみれだ。

 

 

「ねえロア……」

 

「なんだ?」

 

 

僕は、結論を言いった。

 

 

「ロアって、ヒューリンじゃないんでしょ?」

 

 

どう考えても、ダダのヒューリンなわけがない。

 

「アキ、何を…」

 

「アリテ、どう考えてもおかしんだよ

 

カンテラがあっても、三メートル先しか見えなかったんだ

 

 

なのにロアは十メートル先のトラップを見つけた

 

暗闇に強くなるアイテムや魔法を使わずにね

 

勿論トラップを発見するやつとかも使ってなかった

 

 

最後は一切見えないはずの暗闇の中を全力疾走して

 

障害物に掠りもしなかった

 

 

遺跡の中は、邪魔な障害物がごろごろ転がっていたのにね」

 

 

仲間だからこそ、僕は真実が知りたいんだ。

 

 

「…だよな、隠すつもり無かったし」

 

ロアがポリポリ f  ̄. ̄*)と頭をかく。

 

 

「俺はノックス、暗闇を見通す夜の民だ」

 

 

__________________________________

 

ヒューリンを生み出した太陽神は、

 

実はヒューリンの前に、妖魔への尖兵として

 

一つの種族を生み出していた、それがノックス

 

 

彼等は、地下から攻めてくる妖魔と戦うために、

 

暗闇を見通す力を与えられた。

 

 

そして彼等は妖魔の侵攻に備え

 

 

地下の大空洞に国を作った。

 

 

___________________________________________

 

 

「ノックスは光が嫌いなんじゃね?

 

なんて思うくらい地下から出てこない

 

 

偶に地上から落っこちてくる奴を助けるから

 

排他的では無いと思うんだがね」

 

 

そんな種族と国があったなんて驚きだ。

 

 

「あ、ロアの師匠も地上の人だったから

 

外に興味がわいたんだ」

 

 

「そ、家族は豪い反対様だったから

 

家出してきたんだ」

 

 

 

いつの間にか三人で笑い合っていた。

 

 

種族は関係無い、ロアも騙す気は無かったから責める必要も無い。

 

 

 

 

                僕達は……仲間なんだから





ノックスはオリジナル種族で、種族名は、[夜]を意味するラテン語から。


引きこもりと言っているのはロアが茶化しているだけで

貴重な金属鉱脈や宝石がゴロゴロある自国が他国と

戦争になるのを恐れた結果です。


ついでですが、ノックスは[夜目の効くヒューリン]と言うべき種族で

外見に特徴が無い、他種族と交配可能などと

共通点が多いです。
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