今回は何時もより長めにしております。
実戦経験を積み、ロアの稽古のおかげで僕の足は
ロアと殆ど変わらない速さで走ることが出来るようになった。
それでも……
「どこに…」
煙玉で怯んでいる隙にかなりの距離を離されてたし
森の中に入り込まれたせいで、見失ってしまった。
「これじゃあ…どうすれば」
「心配するな」
ロアがニヤリと笑って……目が金色に光ってる?!
「ノックスは夜目が利くだけじゃねえ
かくれんぼや追いかけっこも得意なんだぜ」
そう言って、ロアは地面を見渡す。
「足跡見っけ、こっちだ」
え?、殆ど見えないんだけど!
「これもノックスの能力の一つさ」
一緒に走りながら、説明してくれた。
「そういえば、ノックスが地上に出てくるのって普通なの?」
「いや、歴史始まって以来、俺一人だ(ドヤ顔)」
それだけロアは異端児だったみたいだね。
さらにスピードを上げてロアに付いて行く
「まった」
「何」
ロアが焚き火の跡を見つけて止まる。
「足跡が二手に分かれている、どうする?
一緒に行くか?」
今は時間が惜しい、兎に角急がないといけないんだ。
「いや、二手に分かれよう
精度は落ちるけど、そっちの方が確立が上がる」
「わかった、そっちの方にまっすぐだ」
僕はロアが指差した方に走った。
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向かった先は幸運にも、草が茂っていて
踏み倒した後が残っていた。
それを頼りに、僕は急ぎ、なおかつ静かに移動していく。
そして、ぽっかりと場所が空いてるところを見つけ
そこにアリテと
灰色のフードが付いたローブに身を包み
仮面で顔を隠している集団を見つけた。
間違い無く、僕達を付けて、アリテを誘拐した連中だ。
木の陰に隠れ、様子を窺う。
仮面の連中は計五人、アリテを囲むように立っている。
アリテは後ろ手に縛られていて、自力じゃどうしようも無さそうだ
一人が喉元に短剣を付きつけてるから呪歌も歌え無さそうだし。
「さあ、ギガンテスの場所を教えていただきたい」
ギガンテス?、たしか巨人のこと
でもこの世界にギガンテスなんて巨人族は居ないはず……
「お断りします
アレは何もかもを滅ぼす危険な物
けして目覚めさせてはならないものです
たとえ殺されても、教えることはできません」
聞いた感じ、ギガンテスは本当に危険な物らしい
でもなんで仮面連中は欲しがってるんだ?
なんでアリテが場所を知ってると……
「我々は気が短い、教えていただけないなら
貴方のお仲間を目の前で殺します
早めに口を割った方が方がいいですよ」
チャンスだ、リーダーらしき男を含め、全員がアリテに気を取られている。
僕は予備のナイフを、アリテに短剣を突きつけてる男に向かって投げつけた。
手札の数は多いほうがいいと思って、練習した甲斐があった
見事背中の心臓部分に命中、一人倒した。
人を殺したから罪悪感はあるけど、今はそんなこと言ってられない。
飛び出し、もう一人を切りつける、
動揺して対応に遅れたらしく、胴体に深い傷を付けて倒れた
これで二人目、
「
召喚獣を呼び出し、野球の要領で一人を吹っ飛ばす
今度はホームランのように吹っ飛んでいった。
更に召喚獣との連携攻撃で、一人の両腕をへし折り
顎を蹴り飛ばす、骨が砕ける音がした。
「き、貴様!」
リーダーらしき男が、両手剣を振り翳して向かってくる
しかし、FFF団の迫力に比べれば子供だましにもならない!
短剣をクロスさせ、受け止める。
はは、鉄人の攻撃に比べれば、全然重くない。
召喚獣で吹っ飛ばす!
さながらアニメのごとく、吹っ飛んでいった。
「大丈夫?」
駆け寄り、縄を切る。
「アキ、どうして……」
「どうしてって、一緒に旅をする大事な仲間じゃん
助けるのは当然だよ」
アリテがそっぽ向いてしまった、なんで?
「兎に角、ロアと合流「させんぞ」!」
振り向くと……文字道理[黒騎士]がいた
二メートルは軽く超える大木のような体を
飾りッ気が一切無い黒一色の全身甲冑に灰色のマントで覆い
身長よりも長く、横幅も僕の胴体ぐらいはある大剣を手にしている。
もの凄い威圧感だ、正直、今の僕じゃ勝てないだろう。
「先ほどの戦いを見た、不意撃ちと奇策アリとはいえ
見事な腕だった」
強い、ハッタリでもなんでもない
強者が持つオーラがあり、冷や汗が、滝のように流れる。
「だが私には勝てないことが分かっているだろう
その娘を渡せ、そうすればお前とその相棒の命は保障しよう
なんなら我々の仲間にしてもいい」
勝てない、逃げ切れる可能性も0に近い………だけど
「いやだね」
「ほう」
「あんた等が何でアリテを狙うのかは知らない
だけど、寄って集って一人の女の子を追い回す連中に
大切な仲間を渡すなんて真似は出来ない」
黒騎士が剣を構える。
「我等に楯突いて、旅が出来るとでも?」
「僕は冒険者だ、誰かの許可なんて要らない!」
その時、黒騎士の目の前が突然爆発した。
「アキヒサ!、こっちだ!」
ロア、間に合ったんだ
「逃がさんぞ!」
「抜かせ!」
僕がアリテを抱き上げ(お姫様抱っこだけど気にしない)
走り出すのと同時にロアが
今度は眩しい光が一面に広がった。
「ぬう!」
黒騎士が怯んでる隙に、僕達は全力で走った。
今回は明久君無双!
原作でもこれぐらいは出来そう……じゃなかったかな(汗)
なお、殆どの方は分かりきってるでしょうが
アリテは明久とくっつける為に用意したヒロインです。
で、流石に明久ばかりが恋愛できるのは不公平なので
そろそろロアの為のヒロインを登場させる話を書こうと思います
(直ぐじゃ有りませんけど)
ついでに、またまた読者の皆様に投票をお願いしたいと思います。
二人目のヒロインの種族は
1、エルダナーン
2、ヴァーナ
3、フェイ(妖精族)
4、ヒューリン
5、作者オリジナル種族(一応ストックはあります)
のどれかに投票をお願いします。
でわでわ
全ては運命の女神、アリアンロッドの導きのままに