いやー、出勤日が増えて休みが少なくなってしまいました。
おかげで更新ペースが遅くなっていきそうです。
この分だと、アイリスの話は省いた方がいいかもしれません。
「ロアか、本名じゃなく自分で付けた名前だな」
瞬きする間に見失ってしまいそうな、僅かな微笑み
「だが、いい名だ……自分で道を開こうとするところも気に入った」
そう言って、あの人は俺に
「お前にコイツを渡そう、ロキアード、いや、ロア」
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「……ん、ここは?」
懐かしい夢を見た後、辺りを見回す、勿論気絶する前とは違う場所だ。
あのユウジとか言う奴が差し出したアイテム、見覚えがあると思ったら
前に書物で見た『導きの扉』だったな。
複数の触った奴を転送する魔導具なんだが、種類が複数あり
それぞれ飛ばす場所や人間が違うはた迷惑気味の代物だ。
「さて、ドコに飛ばされたのやら」
変なところに飛ばされていないことを祈るぜ。
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結論だけで言えば、変なところには飛ばされていなかった。
しかし、元居た場所からかなり遠い。
「ティルミリィとは、な……」
西方世界と東方世界の間になると言う、妖精族の都。
冒険者になって一度だけ訪れたことがある(よく来れたなと、今でも思う)
「ニンゲンダー!」
「ニンゲンノオキャクサンダー!」
さっきから俺の周りを手乗りサイズの妖精、フェアリーが飛び回っている。
コイツラは子供程度の知能で好奇心旺盛、さらに悪戯好きな困った奴らで
この都の一般市民というべき存在だ。
しっかし、此処に来てどうするか
帰るには何かしないといかないのが『導きの扉』共通の特徴だ。
とすれば、ここで何かすれば帰れるのだが……そうだ
「アイツは元気にしてるかね」
まずは旧知の仲に会いに行こう、後はどうにでもなるだろう。
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リシャナーの泉の近くの焼きレンガ……というか粘土で作ったような家。
上から盛り土をしているので、草花で覆われている。
元々俺が一時的に塒にしていたのを、アイツが(盛り土して)勝手に住み着いたのだ。
軽くドアをノック、そして開ける。
目当ての人物はそこに居た。
「ロア……なの?」
「久しいな」
艶やかな天草色のストレートへヤー
少女と女性の中間を感じさせる小柄な身長に銀色の鎧を纏い
傍らには片手剣と盾
そして、可愛いと綺麗の中間の顔立ちと宝石のような青い瞳
「テテニス」
以外に社交的なロア。
地上にで出てきた時にはLV10を超えていたのでたどり着くことが出来たわけですが、
普通なら一年ほどのキャリアしかない駆け出しがたどり着ける場所じゃないんですよね。
(設定では世界一周したことになってます)
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オマケ・今回は二本立てにしてみました
明久「アリテ、ナデシコ、準備はいい?」
アリテ「勿論」
ナデシコ「無論」
飛び上がる三人
明久「三位一体!」
アリテが右腕に、ナデシコが左腕に
合体
明久「ビッグボルフォッグ!」
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ロア「これ…ハンカチ?なんで持ってんだ」
テテニス「それ…私の」
ロア「確かに……何故俺のポケットに?しかも血が付いて」
突然、ロアの脳裏にある光景が走る
ロア「怪我したんだ……それで女の子が」
静かに微笑む
ロア「思い出したよ、お前に借りたんだったな」
テテニス「私も思い出した、信じられないけど」
ロアがハンカチをたたむ
ロア「このまま返すのはアレだしな、洗って返すよ、だから」
テテニス「うん、また会いましょう」