アリアンロッド‐僕の冒険記‐   作:アルシェス

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今回で番外編は終わります。


次回から、パリス同盟での話になっていくわけですが、ちょっと急展開です。


誰かキャラクターの絵描いてくれないかな?(pixivとかって使えたかな?)


番外編その十

それは、私が八歳の時のことです。

 

 

あの出会いこそ、私の人生を変えるものでした。

 

 

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姉上の十歳の誕生日を祝うパーティーが開かれ、国中の貴族が集まっていた夜。

 

 

私は城の中庭で一人佇んでいた。

 

 

会場にいたところで、第二王女、姉の予備品でしかない以上居ても楽しくない。

 

生まれで全てが決まる国である以上、仕方無いのでしょうか・・・・・・。

 

 

「つまらないですわ」

 

 

私はスケッチブック片手に、私は呟きました。

 

ここの風景は何度も描いたし、物珍しい物は無い、家族も描きたいとは思わない。

 

 

 

ふと・・・誰かの声が聞こえる。

 

好奇心から、その方向へ歩いた私が見たのは、一人の少年だった。

 

 

姉上と同じくらいで、整った顔立ちに羨ましほど綺麗な黒髪

 

 

騎士系統貴族の服を着ているけど、かなり質素なデザインで、手にしてるのは短剣。

 

 

この国の騎士が手にするのは剣と盾、あるいは槍

 

短剣を普段から手にしてる者など居ない。

 

 

素振りの動きだって稽古場で他の騎士達がやっているような動きではなく

 

どこか踊るような軽やかさを感じさせる。

 

 

 

私は思わず筆を走らせた、何故かと問われても、私はその時分からなかった。

 

 

そして私がデッサンを終えたとき、彼もまた短剣を鞘に収め、一息ついた。

 

 

「ん?」

 

此方に振り向いた彼の顔は、先ほどの凛々しさが薄れ、なんだか悪戯小僧に見えた。

 

 

「へぇ、チビ、お前メチャクチャ可愛いな」

 

「な!かかかかかかかかかか」

 

 

「落ち着け!鶏かなんかか」

 

 

今まで、お世辞で[美しい]だの[綺麗]だのと言われてきたけど

 

 

純粋に可愛いなんていわれたのは初めてだった。

 

 

 

「かかかかかかかかかかかか」

 

「これやるからちょっと落ち着け」

 

そういって彼は琥珀色の棒らしき物を私の口に押し込む。

 

仄かな甘い味がした。

 

 

「・・・・・・これは?」

 

「農村で売ってる飴だよ、農民のガキには最高のご褒美だな」

 

 

普通なら、「そんな下賎な物を私の口に突っ込むなど大罪だ」などと言うべきだが

 

私には嫌な思いを抱けなかった。

 

 

「なぜそんな物を?貴方は貴族でしょう」

 

 

噴水の淵に腰掛け、私は素直に訪ねる。

 

 

「なんか、威張り散らすのは苦手でな、しょっちゅう下町やら農村やらに抜け出して

 

遊びまわってるからな、楽しいもんさ。

 

 

どうも貴族街は肩がこるから・・・苦手なんだよ」

 

 

飾りを全て外したような人間は、少なくとも貴族には居ない

 

権力を持つ人間に、飾りは自然と付いて来るからだ。

 

 

でも彼にはそれが無い、ただ一人の少年としてそこにいた。

 

 

「そろそろ夜会も終わりだな、早く戻った方がいいぜ」

 

 

そいって彼は立ち上がり、歩き出す。

 

 

「あ、あの!」

 

この瞬間を逃せば、二度と会えないと確信した私は、思わず叫んだ。

 

 

「私はシエルといいます、貴方の・・・・・・名前は?」

 

 

彼は静かに振り返る。

 

 

「ロキアード・レインハレス・バーミリオン、ロアとでも呼んでくれ」

 

 

そう言って、彼は走り出し、壁を駆け上がり、屋根から屋根へ跳び

 

最後に会場近くの窓に飛び込んだ。

 

 

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あの日から、私は彼を探し、傍付き(護衛兼召使い)に任命した。

 

 

「随分な召集だな、第二王女様」

 

「知ってたんですか?!」

 

「貴族の生まれなんだ、顔ぐらい見たことあるさ」

 

 

「じゃあ・・・・・・なんであんな態度を?」

 

「お前はそう望んでる様に見えた、そう言えば満足かな?」

 

 

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「・・・・ん、寝てしまいましたか」

 

うたた寝から起きた私は再び机の書類に目を通し、必要事項を書き込んで行く

 

 

姉上は彼を捕まえようと躍起になってが、結局失敗。

 

当然といえば当然だ。

 

 

彼と彼が信頼しているであろう仲間達が、

 

稽古にさえ顔を出さないずぶの素人の姉上が指揮する部隊に捕まえられる訳が無い。

 

 

逆に酷い目にあって返り討ちにあうのが関の山だ。

 

 

ふと、私は手元にあったスケッチブックを捲る。

 

 

あの時描いた、彼の姿があった。

 

 

「絶対に諦めませんから」

 

この際第一第二婦人でも略奪愛でも構わない、彼を・・・ロアを手に入れられるなら。

 

 

「この際私も旅立ちましょうかしら?」

 

その為には本当に信用できる人間を集めなければ、

 

 

私は静かに、今後の計画を組み立てるのだった。

 

 

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「?!!(ぶるぶる)」

 

 

もう直パリス同盟の領土内に入ろうかと言う時に、突然ロアが震えだした。

 

 

「ど、どうしたの?」

 

 

「何か・・・・・・恐ろしい何かに狙われたような気が」

 

 

 





ハーレムは書くのがめんどくさいので、これ以上は増やしません(増やしたくない)


出来るなら別の小説として明久ハーレムルートとか雄二PTルートとか書きたい

(正直かけるのかどうか怪しい)


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今回のオマケ・ロアって追いかけられるのが似合う気がするのは自分だけ?


ロア「何かあったら呼びな、直駆けつけてやるよ」


そう言って、車に飛び込むロア


後から、強面の騎士団長が来る。


騎士団長「ええい奴め!!まんまと盗んでいきよった」

シエル「いいえ、彼は私のために戦ってくれたのです」

手を合わせ、旅の無事を祈るシエル


騎士団長「いいや!奴はとんでもない物を盗んでいきました!」

シエル「?」

騎士団長「貴方の心です」


シエル「・・・はい」

笑顔でうなずく



部下達の下へ駆け寄る騎士団長


「追え!!地の果て地獄の果てまで追うのだ!!」

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