アリアンロッド‐僕の冒険記‐   作:アルシェス

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一応戦闘話なんですが、描写はほとんどありません。


難しい場面の一つですからね。


憂い拭い(後編)

負けられない時って、あると思う・・・・・・今はその時。

 

 

「アリテ、今度の相手は・・・・・・あの二人だ」

 

「負けない・・・あんな人にアキは渡さない」

 

 

アキは私達二人共を大事にしてくれる、本音を言えば独占したいけど

 

それは本人を縛ること、そんな関係空しいだけ。

 

 

たとえ選ばれたのが別の誰かでもいい、アキには幸せになって・・・

 

沢山の人を笑顔にして欲しいから、この戦いは負けられない。

 

 

 

「来たわね」

 

「負けませんから」

 

 

二人とも負のオーラを纏ってる、エリンなら間違い無く邪悪化してるぐらい。

 

 

「「「「試験召喚(サモン)!」」」」

 

 

Fクラス 姫路瑞希 音楽411点・Fクラス 島田美波 音楽96点

 

 

「こっちには瑞希が居るんだから楽勝よ!」

 

「吉井君は私達の物です!」

 

 

たしかに高い・・・最高クラスの実力者だろう、だけど!

 

 

「拙者らには負けぬ要素がある・・・・・・それは」

 

「愛する人の為なら、いくらでも頑張れる!」

 

 

ゲスト アリテ・セレッソ 音楽421点・ゲスト ナデシコ・ヤクモ 音楽389点

 

 

「な・・・・・・何よその点数」

 

「部外者なのに腕輪持ち?!」

 

 

音楽はあま重視されてないみたい。

 

 

「私は義勇詩人(バード)、これぐらい当然(愛の力は偉大!)」

 

「能などのは大和撫子の必須なのでな(主殿の為ならこれぐらい!)」

 

 

負けない、アキを物としか見ていない人に、アキは渡さない!!

 

 

(ピンクは私が相手する、ナデシコはポニテを)

 

(承知、負けるで無いぞ)

 

 

_________________________________________

 

 

書物などで恋する乙女の力とやらを見たことがあるが

 

 

まさか自分がそれを持つとは思わなかったのう。

 

 

「この、この、このこのこの!!」

 

やたら滅多ら剣を振り回しているが、間合いを見ずに振るっている

 

 

これでは当たる物も当たらん、主殿と西村殿に操作のコツを教わってるという

 

事実を抜きにしても下手だ、本当に経験持ちなのだろうか?

 

 

「この、いい加減当たりなさいよ!」

 

「敵に頼んでどうするのだ、この暴力女が」

 

 

秀吉殿の話では、こやつは主殿に惚れておるらしいが

 

どう贔屓目に見てもそうは思えぬ、恨みがあるようにしか見えんのだ。

 

 

「なんですってーーーーー!!」

 

「事あるごとに暴力、下らぬことで暴力を振るう人間にはピッタリであろう」

 

 

とっくに捨てられておるしな、形は悪くないが中身は屑同然だ。

 

 

「あれはスキンシップよ!」

 

「絶交言い渡たされたのに良く言えるな」

 

 

どうやら頭の中の事が真理だと信じておるようだ。

 

 

「うるさいうるさいうるさい!アキはウチと瑞希の物なのよ!

 

それがアキにとって幸せなのよ!!」

 

 

もういい、怒るを通り越して呆れる。

 

 

我武者羅に剣を振り回しながら突っ込んできた召喚獣を横に一歩動いて避け

 

直ぐに横を向いて、得意の唐竹割りを放つ。

 

 

「え?」

 

「終わりだ、愚か者」

 

 

唐竹割りは見事愚か者の両腕を切り落とす、拙者にとっては

 

それをするのに十分すぎるほどの隙があった。

 

 

「貴様は独占欲を振り翳し、自分の感情を押し付けるだけの小童に過ぎん

 

そんな者に・・・・・・主殿は渡さん!!」

 

 

横に一閃、拙者は首を斬りおとした。

 

 

 

_____________________________________________

 

 

 

今まで、アキは何度も私を守ってくれた。

 

今度は私が守る番。

 

 

「行きます!腕輪発動[熱線]!」

 

 

腕輪から赤い熱線が放たれる、当たればただじゃすまないと思う

 

 

でも、重大なミスを犯してる。

 

 

こういった攻撃は隙が大きくかわされやすい。

 

 

普段の私みたいに動きが遅いとか、足止めが出来ている状況で撃つのが効果的。

 

 

どこに向かって来るのか分かるなら、かわすのは簡単。

 

 

「え?」

 

驚き隙が出来たので、迷わず近づき、槍を突き出す。

 

かわされても気にしない、出来るだけ早く連続突きを繰り出す。

 

 

向こうも負けじと大剣を振るって応戦してくる

 

私も操作技術はそこまで高くないから削り合いにになる。

 

 

「なんで!なんで邪魔をするんですか?!」

 

 

邪魔?そんなの決まってる。

 

 

「私は・・・アキが好きだから、アキの恋人だから!」

 

周りがざわつくけど気にしない。

 

 

「ふざけないでください!明久君は私と美波ちゃんの物なんです!

 

後から出てきた貴方が入ってくる余地はありません!!」

 

 

・・・・・・アキ、そんな事言ってなかった、むしろ嫌がってた。

 

 

「アキがそう言ったの?」

 

「え?」

 

 

攻撃が緩む。

 

 

「私とアキはお互いに好きだと伝え合った、そして恋人になった

 

それはナデシコも同じ・・・・・・アキが貴方達と居て幸せだって言った?告白した?」

 

 

急に黙り込む、やっぱり・・・・・・自分の気持ちを押し付けてるだけ。

 

 

「だいたい、貴方達はアキの何?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

 

どうやったら、こんな心が子供のままで止まった人間ができるんだろう。

 

 

「貴方達がアキの恋人なら怒るのは当然、でも貴方達は告白さえせず

 

ただアキの優しさに甘えて自分の我侭を押し付けただけ!怒る権利は無い!」

 

 

「じゃあ明久君が別の人と一緒に居ていいんですか?!」

 

 

・・・今更、この人は

 

 

「平気」

 

「な!何で?!」

 

「好きな人を独占したい気持ちは分かる、だけど人を縛る権利は誰にも無い

 

第一、一緒に居たならアキが浮気するような人間じゃないって知ってるはず」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

「はっきり言う、貴方達のアキへの思いは愛でもなんでもない

 

ただの独占欲!そんな人間にアキは渡さない!腕輪発動!」

 

 

津波が起き、私とピンク頭の周りが水中になる

 

 

これが私の腕輪[海神]、水を操る私の召喚獣の力。

 

 

「![熱線]!・・・・・・?!」

 

 

水は冷たい、水中じゃあ熱の力を利用することはできない

 

だからどんなに腕輪を使おうと焼け石に水。

 

 

オマケに泳げる私のと違って、ピンクの方ははっきり言って溺れてる。

 

 

「今度は、私がアキを守る!」

 

 

普通に動かすよりも遙かに速い速度で泳ぎ、

 

 

 

召喚獣の顔面にトライデントを突立てた。

 

 

_____________________________________________

 

 

その後の準決勝まで行ったけど、結局負けてしまった。

 

 

でも、アキは私達をそっと抱きしめてくれる。

 

 

「ありがとう」

 

 

 





次回か、その次ぐらいで[文月編]も終了です。


もうクライマックスか・・・・・・


思えば、最初にこの作品を書き始めたときは、ここまで愛読してくださる方が

いらっしゃるとは思いませんでしたね。


元々思いつきでやった、やっちゃった作品でしたし。


なお、次回作の最後のアンケートを行うので

意見がある方は活動報告までお越しください。
____________________________________________

オマケ・面倒事に巻き込まれるのは、まあいいけど・・・これは嫌


玲「アキ君、これから私がするお願いに、「はい」か「Yes」でお返事してください」

明久「僕に拒否権無いじゃん!」

慌てて逃げ出す


玲「何か言いました?」


ヘリのロープで明久を捕獲する


明久「出席日数がやばいんだよ!僕を学校に行かせてくれーーー!」


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