まず最初に見えたのは、頭と胴体が一緒になった体に毛が一切無い皮膚
目が無く、大きな口と長い鼻が突き出た顔をした不気味な魔物だった。
武器は持ってないけど、指が爪みたいになっていてモグラを連想させる。
そんなのが30匹ぐらい。
「……何故此処に?」
「え?、知ってるの?」
「いや、今は倒すぞ」
そういってロアが屋根から飛び出す
僕もそれに続いて飛び出す。
そしてうまいこと着地し、お互い背中合わせに立つ。
「これぐらいなら、お前の召喚獣を出すまでも無い
とっとと片付けるぞ」
「うん、気をつけて」
そう言ってお互いに飛び出す。
まず僕に向かってきた魔物の爪をサイドステップでかわす
相手の攻撃は簡単に地面に穴を開けている。
これだと紙装甲の僕が喰らえば間違い無くアウトだ。
幸いなことに、コイツら……モグラもどきと呼ぼう。
モグラもどきは大して早くないから
かわすのはそれほど難しくない。
もう一度サイドステップで攻撃をかわし、後ろから襲い掛かってきた
モグラもどきをかわすためにバクテンをして
ついでに首を斬り付ける。
相手してたのはは三体だったから、残り二体。
相手には目が無いから、砂をかけて怯ませるのは無理だから
そう考え、僕は一直線に左側のモグラもどきに突っ込み
勢い良く胸を刺す。
僕にはとても珍しく運が良く
モグラもどきは心臓を貫かれて死んだ。
そのまま死体を盾に残っていたモグラもどきの攻撃を受け止め
足払いをして止めを刺した。
ふう、一息……「グギャァァァァァァ!」ってまた来た?!
はやく防御…[バァン]アレ?
見ると、ロアが狙撃で助けてくれたみたいだった。
「油断するな!」
「ご、ごめん!」
その後、ロアが一回転しながら連射して一気に数を減らしたり
足払いをしてこかしたりと場馴れしている動きをみせてくれた。
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結構数が多くて、さらに連続で襲撃があったけど
素人の僕が見てもさほど強くなかったかららしく
怪我人は出たけど全員無事だった。
馬車がいくつか攻撃を受けて穴が開いたりしていたけど
運搬には支障はなさそうだけど………アレ?
箱が一つ転げ落ちてる、しかも鍵が壊れて
正直悪いことだと思ったけど
好奇心が優って、僕は箱の蓋に手をかけた。
「や、やめろ!」
商団のリーダー(脂肪で肥え太って豚みたいだ)が必死で止めようと
駆け寄ってくるけど、他の商人も護衛もリーダーを見てポカンとしている。
もしかして、皆中身を知らないのかな?
そう考えていると、ロアがリーダーをこかした。
「何必死になってんだ?」
「貴様!、奴はお前の相棒だろう?!、何故止めん!!」
すると、ロアがニヤリと笑い。
「見られちゃマズイ物でも入ってるのか?」
と聞いた。
「そ…それは……」
分かりやすい様子で、リーダーが言い訳を考えている。
「アキヒサ、構うな、開けちまえ」
「や、やめろ!!!」
僕は躊躇い無く蓋を開けた。
中身は……何かの角みたいだ。
「どれどれ……ほほう」
ロアが傍に来て、中身を確認して面白がった。
「これは何?」
「ユニコーンの角だ、どんな病も治せる力があってな
一時乱獲されてたんだ
いまじゃ、生え変わって落ちてるの拾うことしか許されないんだが
それだと治癒能力が弱いから、生きてるユニコーンから切り取って売ってる
悪徳商人が偶にいる
ついでにこれはどう見ても生きてるのから切り取ったヤツだ」
「ユニコーンって、角が生えた馬?」
「そうだ、お前の世界にもいるのか?」
「いや、実際には居ないけど、御伽噺とかで伝わってる」
その後ロアは別の箱の鍵を、針金みたいな道具でこじ開け(どこで覚えたんだろう?)
持ってるだけで捕まる薬草とか、呪いの武具だとか
どれもこれも持ってること自体が犯罪の品物を並べていった。
「どうゆうことですか?」
「説明して貰おうじゃねえか」
部下と護衛に詰め寄られ、リーダーは腰を抜かして後退りをした
でも、獏達は自分の武器を、その背中に突きつけて止める。
「た…助け」
「「嫌だね(知ったことか)」」
皆で仲良く
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その後、ロアが最後に鍵が掛かってた箱を運んできた。
他のと比べると小さめで、鍵は一番頑丈そうだ。
ついでだけど、リーダーも中身は知らないらしい
運ぶように依頼されただけだと。
「じゃ、開けるぜ」
これまた器用に道具を動かし、二分ほどで鍵が外れた。
それを合図に、僕は勢い良く蓋を開け…………二人仲良く絶句した。
「見ちゃならねえ物を見ちまったと思うのは気のせいか?」
「大丈夫、絶対気のせいじゃないから」
中身は縛られて気絶している女の子だった。
とりあえず運び出し、縄を切る。
どうやらアコライトらしく(これも教わった)神官服らしいものを着ている。
改めて見ると、凄く可愛い顔立ちにマリンブルーの腰まであるストレートヘア
小柄でくびれた腰に長い足、
そして思わず目が行ってしまう姫路さんクラスのバスト。
これで美少女だと言わないのは盲目かゲイだろう。
これが僕の二人目の仲間との出会いだった。
そろそろ他のバカテスメンバーも登場させようと思います
もっとも、キャラ紹介の時に書いたように
読み手に専念して貰うか、
彼等にも冒険者になって貰うか(アキヒサの仲間にはなりません)
考え中のところです。
一応どっちのパターンの話も用意しておりますが
個人的にはどちらが面白いか検討が付きません。
なので、アキヒサのクラスに続き、投票を受け付けたいと思います。
ご意見がある方は是非書き込んでください。
それでは
全ては運命の女神アリアンロッドの導きのままに