あの後、目的地だったログレスに到着し、空いている宿を取って
少女をベットに寝かした。
此所まで来る道中、僕がずっと運ぶことになった
ロアは両手が塞がると戦力ダウンになるけど
僕なら召喚獣を呼べるからだ。
「なんで運ばれてたんだろう?」
「……単なる人身売買ってわけじゃなさそうだな」
僕も確信は無いんだけど、そんな気がする。
「まあ、なんにしても」
「起きてから事情を聞くしかないね」
それにしても、何時になったら目を覚ますのかな?
何日あの中に入れられてたのかは知らないけど
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翌日、僕達が顔を洗い、借りている部屋に戻ると
ようやく少女が目を覚ました。
「あ、気が付いた?」
ケージに始めて出せれたハムスターみたいに、あっちこっちを見回している。
(やっぱり警戒されてるのかな?)
(気が付いたら見知らぬ場所に居るんだ、無理も無い)
「……とりあえず自己紹介だな、俺はロア、冒険者だ」
「ぼ、僕は明久……君は?」
「……………………………アリテです」
なんなんだろうこの間は
「その……僕達は君の味方のつもりだから
事情を教えてくれないかい?」
「…………………」
うん、信用されてない
しかたないけど。
(どうしようか?)
(さすがに今回は案が浮かばん)
お互い、頭を抱えてしまった
それぐらい、この状況にはお手上げだ
信用を得るのは本当に難しいのだ
人の話を聞かない連中はともかく、
一般人でも友好関係を作るには長い時間がいる。
「…あー、行く当てはあるか?」
フルフル←小さく首を振る
「だ、だったら…僕達と一緒に行動しない?
一人よりかは安心だと思うし」
-十分後-
コクリ←頷いた
(ああ、ようやくちっとばかし信用して貰えたぜ)
(今まで僕の周りに居なかったタイプだよ)
もしかしたら二人そろって白髪が生えるかもしれない
そんなことを考える僕たちだった。
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箱の中には、アリテの私物が一通り
入っていた。
着替えや松明などといった旅の必需品。
アコライトの証、聖印
(仏教の数珠、キリスト教の十字架みたいなものらしい)
そして手持ちサイズの
どうやら
バードは呪歌とよばれる歌で味方をサポートするのが
得意だと聞いた。
現在の僕達は心強い回復手段を入手したことになる。
そして、次の目的地を三人で相談する。
「暫くこの街で依頼を受けておきたい
路銀が心もとなくなってきたしな」
「でも、そう簡単に冒険者への依頼なんてあるの?」
「同意、普通無い」
「心配するな、ここログレスは[不夜の街]
貴族の豚連中の欲望が渦巻いている
掃いて捨てるほどあるさ」
性格は違うけど、雄二みたいにリーダーシップがあり
頭もいいから頼れるリーダーだと思う。
……そういえば、元の世界のみんなはどうしてるんだろう?
未だに駄作感が抜けない状態で投稿してしまいました(汗)
それはさておき
今回仲間になった新キャラ、アリテの名前は
ギリシャ神話の海神ポセイドンの妻、アンピトリテから付けました。
これから、アリテの正体がなんとなく分かるでしょうが……
ついでですが、次回からバカテス面々が登場します。
今まで寄せられている意見だと
[雄二、秀吉、ムッツリーニは冒険者]
[姫路と島田は論外、冒険者になっても酷い目に]
という状況なので、そうしようと思います。
では、読んでくださりありがとうございました
全ては運命の女神、アリアンロッドの導きのままに