前回のあらすじ・・・
コウモリ人間の「ゴースター」と「射命丸 文」が、とある森で出会う。
そこでスカルの化身「スガラー」とスカルの3人目の人格、「スカル・ホワイト」がバトルを仕掛けてきた。
―――――――――ゴースター サイド――――――――――――――
「あやや、何ですか!?あの獣!!」
「何かがおかしい・・・」
「え、何ですか?何がおかしいのでしょう?」
「スガラ―はともかく、ホワイトの様子がおかしいんだ。」
「はあ・・・」
「何かに・・・操られている感じだな。そんな感じの『気』・・・というか、『オーラ』みたいのが見える」
ホワイトがゆっくりゴースター達に近づく。スガラ―はホワイトの後を追うように歩く。
ホワイトは5歩程度歩いてから、
「『スペルカードルール』。僕は3枚使うよ」と言った。
「『スペルカードルール』?何だそれ?」
ここで文はスペルカードルールについて説明した。
「『スペルカードルール』とは、幻想郷内での揉め事や紛争を解決するための手段とされていまして、
人間と妖怪が対等に戦う場合や、強い妖怪同士が戦う場合に必要以上に力を出さないようにするための
決闘ルールです。相手のスペルカードがすべてなくなったらゴースターさんの勝ち。
ゴースターさんのスペルカードがなくなると、相手の勝ちになります。」
「なるほどね・・・ところで俺のスペルカードは・・・」
「あ、そこに5枚ぐらい落ちていますよ?」
文はゴースターにスペルカードを渡す。
「・・・これがスペルカードか」
その時、ホワイトはこう言った。
「スペルカード発動。
すると、スガラーの全身が、真っ赤なオーラに包まれ、ゴースター達に向かって突進してくる。
文とゴースターは空に飛び回避した。
「ふう・・・」
ゴースターはすでに体力を回復していたので、もう空を飛べる状態だった。
「な、何なんですか!突然!」
文は言いながら写真を撮り始めていた。
ホワイトは2人を見ていると、次のスペルカードを取り出した。
「スペルカード発動。
スガラ―はゴースターに向けて真赤なビームを放つ。
「・・・こっちもやられっぱなしじゃないぜ・・・!」
ゴースターはスペルカードを構えて言う。
「スペルカード!
瞬間、目の前に魔法陣らしきものが出現し、エネルギーで構成された赤いドラゴンが出現した。
ドラゴンとビームがぶつかり会う。そして、そのままドラゴンはスガラ―にぶつかる。
ぶつかった瞬間スガラ―が爆発し、吹っ飛んで行った。
ホワイトは無表情でゴースターたちを見続けて最後のスぺルカードを発動した。
「ラスト・スペル。
ホワイトの目の前に魔法陣が出現し、魔法陣から大量の炎の塊がゴースターに向かって発射された。
ゴースターは落ち着いて2枚目のスペルカードを発動させる。
「
唱えると、ゴースターの目の前にも魔法陣が出現する。
そこから青い爆発がホワイトに向かって起こる。
たちまち『ヴォルケイノ・キャノン』がかき消され、ホワイトに当たる、・・・はずだったが、
突然ホワイトの前にスガラーが走ってきてホワイトをかばう。
当然、スガラ―は爆発し、ホワイトが爆風に巻き込まれる。
そして、スガラ―がスカルの人格の中の一人、『ビースト』になり、
そこでホワイトとビーストの二人は動きを止めた。
数分後、目を覚ましたホワイトとビーストはこれまでの事を全く覚えていなかった。
ホワイトによると、
気が付いたらこんなところにいて、ビーストが『スガラー暴走態』になっていた。
そしてホワイトはそのままスガラ―に操られていたらしい。
では、なぜ『ウォーター・キャノン』の時にビーストがかばったかというと、
『ドラゴ・バースト』によって吹っ飛ばされた衝撃で、ビーストは正気に戻ったらしい。
しかし、いくらか府に落ちないことがある。なぜビーストは暴走したのか、
なぜ操られていたのにホワイトはビーストを利用した攻撃をしたのか。
など、いろいろあるのだが、今は考えるのをやめた。今日は散々あったので
しばらくは考えるのをやめようと思ったからだ。
「いや~今日は結構ネタを手に入れましたねぇ~。久々にいい記事が書けそうです!」
文は近くの岩に座りながら、写真を確認していた。いつの間にかメモ帳も出していた。
「んで、お前らはどうするんだ?」
ゴースターはホワイトたちを見ながら言う。
「うん、僕らはスカルさん達と合流するよ。僕らがここにいるってことは、
スカルさん達もここにいるってことだから」
「そうか。ま、俺も行きたいとこだがあいにく、奴の近くにいるとろくの事がないからね。
別行動をとらせてもらうよ」
ゴースターが言うと、ホワイトは申し訳なさそうな顔で、「ごめんなさい」といった。
ゴースターは意味がよくわからず、
「なんであやまってんだ?」
と聞くと
「僕がスカルさんをもっと注意しておけば・・・」
「ああ、いや、別にお前らが悪いわけじゃないから気にすんなって」
そこで写真を一通り確認した文が
「あ、ゴースターさん、行く所ないんでしたらこっち手伝ってくださーい。
新聞つくるんで」
「え?俺が手伝うのか?」
「ええ。嫌といっても手伝ってもらいますよ?」
「うわー・・・」
こうしてまた一つ、一件落着したのである。
森を抜けるため、徒歩で行動していたら・・・
――ガシャン!
「痛っ!」
と聞こえた。
「あああああ・・・隙間BBAの式やっちまった!」
・・・スカルの叫び声も聞こえた。
予想以上に時間がかかってしまった今話。
ようやく次に行ける!狂太殿!すまぬ!