異世界西遊記   作:越後屋大輔

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 これまで出さなかった主人公の名前が明らかになります、転生後改名したわけではなく地球にいた頃からの名前です。漢字で「瑠華」と書きます。キラキラネームの走りです。


最終話~これから~

 遂に世界中の爆弾の除去が終了した。何故そう言い切れるか、最後の1個を解体したら見た目こそ幼女だが実はこの世界の新しい女神様が俺達にその旨を伝える為、天から舞い降りてきたのだ。俺は一瞥で気付いたが駄女神の元侍女のディーネは

 〈暫く見ない内に随分縮んじゃった〉とまたしてもおバカ発言をひっそり呟いてたので

 〈んな訳ねーだろ、別人イヤ別神だ〉小声で突っ込んだ。

 他の2人は何の疑いも持たずただ平伏していた。まあ神様が替わるなんて信心深い人なんか知ったらショックだろうしな、つーかやっぱりあの駄女神リストラされたようだ、ザマァ。

 「魔王はどうしたのでしょう」トロワちゃんが至極まともな疑問を口にする。そういや爆弾除去を邪魔された事無いな、1度くらい表れてもよさそうなものだが、いやよくねぇか。

 「あぁ、魔王なら部下に殺されちゃったわよ」野太い声で答えるのは"あの"神様だ。いつの間にきた?

 話を総括すると、魔王が俺達の噂を聞いた頃から内部抗争が徐々に広まっていき、ある部下の1人が遂に謀反を起こして毎晩酒に少しずつ毒を盛り殺害したそうだ。因みにさっきの幼女神様はまだ新米らしくてオネェ神様はその後見として今日はこっちに付いてきたとの事、何か地球ほったらかしにしてないか?

 「皆ちゃん、今までおちゅかれちゃま(お疲れさま)でちた。お礼に願い事をワタチの可能な限り叶えてちゃちあげまちゅ(差し上げます)」そういわれてもなぁ、特にないな。第一俺は孫悟空になりたいって願いをもう叶えてもらってるし。

 「ワシは別にいらん、元の金物職人兼冒頭者に戻れれば充分じゃ」

 「私も願いとかないな、今更人間に戻っても親戚とかみんなとうに死んでるし」

 「私は…ルカさんと結婚したいです!」トロワちゃんはいきなり俺の腕を掴んできた。

 「えっ、そうなの?じゃあ私もルカと結婚する!」ディーネも反対の腕をとる、なにこれ?つーか結婚?しかも“も”ってどうゆうこと?

 「ハッハッハ、ルカもにぶいの、2人共ずっとお前さんを狙っておったぞ」他人事だと思って爆笑するオッサン、

 「まぁこっちじゃ一夫多妻は珍しくないわね」オネェ神様も必死に笑いを堪えている。幼女神様だけはポカンとした顔で俺達をみていたが、

 「結婚ちゅるなら天界で暮らちまちゅか?」天然でそうゆう事言わんでくれ、( ̄Д ̄)俺、どうしたらいいんだ?そうだ!願い事なら俺にもある。

 「あら、そうなの?で、どっちに頼みたいのかしら?」

 「願い事自体は1つなんですがお二人にお願いしたいんです」2柱の神様に1つの願い事とは妙だが俺にはこう頼むのが最も適格に思えた。

 「それなら別件で叶ってるわよ、面白い偶然ね」

 「一度会ってるハズでちゅよ、気付かなかったでちゅか?」あっ、あいつか!そういや確かに似てはいたし同じ名前だったしな、つーかあいつも死んだのか?

 「死んでないわよ、彼は転生じゃなくていつでも日本とこちらを行き来できるように半転移させたの」アンタ何やってんだよ?まあそれで助かるならいいけどさ。

 

 こうして俺達の旅は終わったけどこれからの事は何も分からない、取り敢えず旅のスタート地点だったカカンザに戻るか、幼女神様の提案にのって天界で暮らすか、只この4人でいつまでも一緒にいたいとは思う。こうして俺達の旅は終わった。

 




 何か中途半端な終わり方になりましたが現在では筆者にはこれが精一杯です、16話以降のエピソードはネタそのものはあるのでいつか外伝として書くつもりです。
 読んで下さった皆さんありがとうございました、「異世界料理店越後屋」はまだ続けるので宜しければそちらもお願いします。彼らはこっちに登場するかもしれません。
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