どうしてもこの人出したかったんですが、この後の展開を何も考えていない。
どうなるんでしょう。誰か教えて下さい。
つっても私の場合、行き当たりばったりなので何とかなるのかなと
結構、楽観的に考えてはいますが。
3人はギリギリで始業ベルに間に合い、それぞれの席についた。
「それにつけても暑苦しいクラスね」かなめが言った。
「お前は毎日それをボヤいているな」雄二が言った。
「だって、女生徒があたしと美波と瑞希と秀吉の4人しかいないのよ。中国よりも男女比が悪いじゃないの」
「ワシは男だと言うておるに」秀吉がボヤいた。
「というか、実質姫路と木下の2人じゃねえの・・・・・ギャア」誰かが言ったが、もちろん美波が関節技で黙らせた。どうして虎の尾の上でツイストを踊るようなマネをするのか僕には理解できない。触らぬ美波にタタリ無しと昔の人も言っているのに。
「ガラっ」ドアを開けて担任の鉄人が教室に入ってきた。更に教室が暑苦しくなる。生徒だけでも暑苦しいのだから、教師くらいはクールビューティな女教師を配置してもいいと思うのだが。
「よし、出席を取るぞ。いない者は返事をしろ・・・・・よし、全員出席だな。丈夫さだけがお前たちの取り柄だからな」よくも毎日毎日こうも生徒を貶めることが言えるものだ。というかせめて出席くらいまともに取れないものだろうか?
「今日は転校生を紹介する」鉄人が言った。
「転校生ですってよ。女生徒だったら少しは涼しくなるかしら」千鳥さんが言った。
「ふむ、背後関係の調査が必要だな」相良君は相変わらずだ。
「あんたねぇ、いいかげんにその世界から離れなさいよ。そうそうあんたみたいな奴が転校してくるわけないでしょう」
「入りなさい」鉄人がドアの外に声をかけた。
「失礼します」背の高い精悍な顔をした男生徒が教室に入ってきた。ところで何故千鳥さんと相良君は、盛大にズッコケているんだろう?
「紹介しよう。山田ガウルン君だ」
「きっ、貴様ガウルン何を企んでいる」相良君がいつものように銃を抜こうとするより早く千鳥さんが投げつけたカバンがガウルン君の顔面を直撃した。
「何しに来たのよ、この変態誘拐魔」
「ククク、相変わらず元気なお譲ちゃんだ」ガウルン君が立ち上がって言った。
「おい、顔面に千鳥のカバンを受けても平気だぞ」
「いや、涙ぐんでるぞ」
「鼻血が出てなかったらカッコいいんだが・・・・・」
「何か、相良や千鳥の知り合いらしいから、ロクでもない奴には違いないな」クラスの連中が好き勝手言っている。珍しいことに連中が言っていることが全て当たっている。
「ガウルン、何のまねだ」相良君が銃を向けて叫んだ。
「会いたかったぜ~、カシム。こんなところにいたとはな。探すのに苦労したぜ」
「うるさい。そんなことはどうでもいい。質問に答えなければ撃つ」
「質問も何も、高校生が転校してくるのに勉強以外の理由があるのかい」
「あんたねぇ、少しは設定ってもんを考えなさいよ。いくら何でも無理があるでしょうが」千鳥さんが怒鳴った。
「ククク、設定ってのが何なのか分からんな」ガウルン君がクールに答えるけど、そろそろ鼻血は拭いた方がいいと思うんだ。
「少しは書いている人の身になれって言ってるのよ。勢いで転校させてきたのはいいけど、今頃つじつま合わせに頭抱えているわよ」
「17歳の男子が高校に行くのに設定とやらが必要なのかい、お譲ちゃん」
「17歳って、あんたねぇ。どうみたって西村先生より年上にしか見えないわよ」
「ああ、千鳥。人の容貌をどうこう言うのは感心せんぞ。これぐらいのフケ顔の高校生も日本全国に・・・3人くらいはいるかも知れん」あっけに取られて3人のやり取りを見ていた鉄人が我に帰って言ったが、フォローになってないような気がするのは気のせいだろうか?
「先生は黙っていて下さい。こいつはハイジャックの誘拐犯の変態なんです」
「おっと、変態とは人聞きの悪い。あの時はお譲ちゃんには指一本触れていないはずだぜ」
「指一本どころか、あんたのせいで軍隊に追い回された上に崖の上からバンジージャンプさせられたわよ」何やらとても日本の高校生とは思えない会話が続いているのだが、このまま続けさせてもいいものだろうか。
「だいたい何でお前が日本にいるのだ」相良君が言った。
「俺が日本人だからに決まっているだろう、カシム」
「あんたのどこが日本人なのよ」
「名前を聞かなかったのか、俺の姓は「山田」だ。典型的な日本人だろうが」
「どこをどう聞いても取ってつけたような偽名じゃないの。どうせ偽名使うならもうちょっと凝った名前にしなさいよ、有栖川とか武者小路とか。おまけに姓は山田なのに、なんで名前はガウルンのままなのよ」
「ククク、アイデンティティって奴だ、お譲ちゃん」
「転校してきた上に堂々とFクラスにまで現れるとはいい度胸だ。どんな手を使った?」
「普通に試験を受けただけだぜ」
「普通に試験を受けてFクラスに配属ということは・・・・・お前は頭が悪いのだな」
「あんたが言ってんじゃないわよ」千鳥さんのハリセンが相良君の顔面に決まった。
「まあいい。お前が高校生になってまで現れた理由を聞こう。正直に吐かねば撃つ」
「ククク、理由か?それはお前らが一番よく知ってるんじゃないのか」
「俺たちが?どういうことだ」
「つまりだ・・・・・高校生にでもならねば」
「・・・・・ならねば?」相良君がガウルン君に銃の狙いを定める。
「俺の出番がないんだよ、カシム」千鳥さんと相良君が盛大にズッコケた。
「そっ、それだけの理由なの?」
「ククク、その通りだ。お譲ちゃん」
「それでわざわざ高校生にまでなって、転校してきたのか」
「さすが俺の愛するカシムだ。大正解だよ」
「そこまでして出るほどのSSじゃないでしょうに」千鳥さんが呆れたように言った。