もしも北郷一刀が東方の世界に転生したら。【打ち切り】 作:独田圭(ドクタケ)
一刀「北郷一刀だ。宜しく頼む。」
一刀君、恋姫の世界では無く東方の世界に転生する事になったけど、その辺の気持ちはどう?
一刀「は?恋姫?・・・何の話をしてるんだ?」
そう言えば一刀君、アニメとか見ないんだったな・・・
1, 人生の再スタートは赤ん坊からとは限らない
一刀「…せめて飛ばす場所ぐらい説明しろよ。」
貂蝉が居た所から飛ばされて暫く経った後、俺の意識は覚醒した。…あんにゃろ、いきなり飛ばしやがって。
転生と聞いた時、俺はてっきり赤ん坊から始まるのかと思ったがどうやらそうでは無いらしい。流石は二次創作、もはや何でもアリだな。
思考も落ち着いたところで俺はふと辺りを見渡す。周りは木々に覆われていて少し薄暗い。此処が東方Projectの世界である事は解っているが当然ながらこんな場所に見覚えは無い。…あんの肉ダルマ一体何処に飛ばしやがった。
兎に角、歩けば何処かしらの場所に辿り着くだろう。そう思った俺は何の宛もなく歩き始めた。
◇
テキトーに歩いていればいずれどっかの街には辿り着くだろうと、そんな風に思っていた時期が俺にもありました。
ところが現実というのはとても非情なもので…
一刀「歩こう〜歩こう〜♪一刀はぁ……もう疲れたでござんす。」
いくら歩を進めても一向に街に辿り着く気配が無い。それどころか、日も徐々に傾いてきてただでさえ薄暗い森の中なのに更にその暗さが増していく。
一刀「…これは完全に野宿だな。」
その後完全に日が暮れて辺りが真っ暗になった為にこれ以上歩き回るのは危険だと判断し、俺は野宿する場所を探す事にした。
幸い、俺が居た所の直ぐ近くに川があるのを発見して野宿する場所は決まった。野宿する事になった場合近くに川があるのと無いのとでは雲泥の差がある。川さえあれば飲み水の確保も出来るし、そこに魚が居れば食料の確保だって出来る。まぁ後者の方は運次第なのだが。
兎に角、先ずは食料の確保をしよう。
川の中を覗いてみると結構な数の魚が悠々と泳いでいた。俺は川に入り魚を何匹か手掴みで捕まえると直ぐに食べる事にした。
…が、ここで俺はある事に気付く。
一刀「…そう言えば、どうやって火を起こせば良いんだっけ?」
オーマイガーッ!!肝心な事をすっかり忘れてた(汗)
その後時間は掛かったが、どうにか火を起こす事に成功した俺は漸く夕飯にありつけた。どうやって火を起こしたか?先人の知恵を使っただけだ。
飯を食った後は特にやる事も無いので少し早いが寝る事にした。寝袋があれば良かったが無い物ねだりをしても意味が無い。まぁそこは野宿だからしょうがないか。
こうして俺の転生生活初日はまさかの野宿という形で幕を閉じた。
◇
2日目
一刀「…どうしてこうなった。」
朝、目が覚めた俺は開口一番に思った事を口にした。
何故なら…
俺の周りには無数の妖怪が俺を囲う形でひしめいていた。もう一度言おう。どうしてこうなった…
1匹や2匹のレベルの話では無い。ざっと見ても軽く10匹は超えているのでは無いのだろうか。妖怪達は今にも俺を喰らおうと言わんばかりの目で見ている。
が、この世界には妖怪が居る事は前もって把握していたので特に驚きはしなかった。俺はそんな妖怪達の視線を気にも留めずゆっくりと立ち上がった。何故かは分からないが今の俺には心の何処かに余裕があった。
一刀「…つーか腹減ったな。朝飯はまた焼き魚かぁ。」
俺が朝飯の献立を考えていると妖怪達は殺気を更に強めた。恐らく舐められていると勘違いしたのだろう。…別に何だって良いけど。
妖怪A「随分と余裕そうじゃねぇか。」
妖怪B「舐めやがって、殺してやる!!」
あっ、コイツら喋れたのか。最初に喋った妖怪は俺に余裕があると思っているようだ。まぁ事実だけど。
しかし、何時までも妖怪達に絡まれるのは正直かったるい。戦うとなれば尚の事。面倒事はさっさと終わらせるに限る。そうと決まれば早速行動に移そう。
一刀「あの~、そこに居ると邪魔になるんで退いて貰えるかな?」
妖怪C「死ね!!」
妖怪D「嬲り殺しにしてやる!!」
一刀「えぇ~…」
…恐ろしい程逆効果だった。挑発したつもりは無かったんだけど、…参ったなぁ。
どうもここら辺の妖怪は血気盛んな奴らが多いらしい。俺の言葉を挑発と受けた妖怪共は一斉に攻撃を仕掛けて来た。
ブォン!!
一刀「よっと。」
ビュン!!
一刀「ほいっ。」
ブンッ!!
一刀「せいっ。」
一体どの程度の強さなのか様子を見てみたが、…コイツら口程でもねぇな。期待外れも良いとこだ。さっきから動きが単純過ぎるんだよバカ野郎。
俺は更に挑発する。
一刀「どうした、俺1人相手にその程度か。」
俺の挑発によって妖怪達の怒りは頂点に達したようだ。闇雲になって俺に向かって攻撃して来る。だがそれが俺の狙いだった。更に直線的になった妖怪の動きは見極めるのも容易い。まんまと俺の挑発に乗った妖怪共を見て俺は内心ほくそ笑んだ。
…さて、そろそろ終わらせるか。
俺が決意すると同時に1匹の妖怪が俺に攻撃をして来た。俺はそれを躱すとガラ空きになった胴元にカウンターの一撃を叩き込む。
手加減したつもりだったのだが、思いの外一撃の力が強かったらしく俺のカウンターを喰らった妖怪は口から泡を吐きながら気絶した。
その光景にその場に居た他の妖怪は何が起こったのか解らず一瞬動きが止まる。それを見逃す程俺は甘くない。
一刀「よそ見してる暇あるのか?」
俺の言葉に我に返ったようだがもう遅い。もう1匹の妖怪を一撃で沈めるとそっからはその繰り返し。先程までの勢いは何処へやら、完全に戦意を失くした妖怪共を一掃するのにさほど時間は掛からなかった。
一刀「はぁ~、朝っぱらから動いたから腹が減ったな。…食料でも調達して来るか。」
問題が解決したから飯の時間にしよう。そう思い俺はその場を離れようとしたが…
??「そこの貴方、ちょっと良いかしら。」
…どうやらまだ解決していない問題があるようだ。
【完】
一刀「なぁ作者よ。」
ん、何かな?
一刀「少し短くねぇか?」
良いかい一刀君、小説は長さでは無く内容の濃さが重要なんだよ。
一刀「言い訳乙ww」
・・・一刀君、あんまり言うと貂蝉を召喚するよ?
一刀「そんな事出来る訳・・・貂蝉「ご主人様ァァァァァ!!」うわぁぁぁぁぁ!!」
次回をお楽しみに~