もしも北郷一刀が東方の世界に転生したら。【打ち切り】   作:独田圭(ドクタケ)

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どうもお久しぶりです。

前回の後書きで一刀のプロフィールを書くか物語を進めるか迷ってますみたいな事を書いてましたが、よく考えたらプロフィールに一話分使うの勿体無いと思ったので前書きに書きました。

名前…北郷一刀(ほんごう かずと)

種族…現人神(本人曰くデタラメ神)

年齢…前世では18歳没、現在は推定1億歳以上

好きな事…ギャグ、他人弄り、下ネタ

嫌いな事…面倒事、野宿、他人からの指図、マセたガキ

武器…黒塗りの木刀、名前は霊閃(れいせん)

能力…覆す程度の能力

全ての事象に必ず一つは存在する絶対に覆せない概念(固定概念)を覆す事が出来るだけではなく、別の概念にすり替える事も出来る。能力としては非常に強力だが使用するには霊力が必要で、その消費量は覆す事象の規模に比例しており霊力がゼロに近づくと能力を使用出来ない。更に能力発動時にその事象の固定概念を正確に把握し尚且つそれをどう覆すかを具体的にイメージしなければいけなく何かと制約が多い。それでもチート能力である事に変わりは無い。

性格…剽軽(ひょうきん)で面倒くさがり屋、更に下ネタ発言や他人を弄り倒すなどダメ人間っぷりが目立つが、これはあくまで表向きの性格であり真面目に頑張る者が報われない世の中に嫌気が差してたダメ人間を演じる様になった。本来の彼は生真面目で努力家で思慮深い。普段は表向きの性格で生活している為、仕事なんかは基本人任せ。どうしても自分が動かなければならない事態に直面した時に彼本来の性格へと切り替わる。但し短気な所と頑固さは産まれつき。現時点で彼本来の性格を知る者は前世の東風谷早苗と八意永琳のみ。

基本的に誰とでも仲良くでき、打ち解けた相手には人や妖怪、ひいては身分を問わずフランクな接し方をする。逆に馬が合わない相手に対してはとことん冷たく状況によっては例え子供が相手でも物理攻撃に出る事もある。

破壊神『刃』について

一刀の種族は現人神だが正確には半人半神であり神格化する事が出来る。一刀本人はデタラメ神と言っているが神としての力は強大で転生先には存在しない神(破壊神そのものはあるが)でありながら最高神の部類に入る。その名の通り破壊に特化しているがフランドール・スカーレットの能力【ありとあらゆる物を破壊する程度の能力】のそれとは違い目は関係なく破壊出来る。

だがあまりに強大な力であるが故に半端な力では扱う事が出来ず常に暴走する恐れがある諸刃の剣である。事実、一刀も人妖大戦で暴走している。

神格化(刃)しても外見上大きな変化は無い。強いて挙げれば瞳の色が黒から柴色に変色するぐらい。

その後制御は出来るようにはなったが一刀自身がどうしても必要な時以外は使わない事を決めた為、出現頻度は低い。

原作恋姫の一刀との違い

・酒好きで喫煙者
・いい加減な性格
・そこまで鈍感ではない
・短気、頑固
etc…





それでは本編どうぞ!!

※唐突ですがオリキャラ登場します。


第2章 一刀、諏訪の国に赴くの事
8, 都市にいた時から思ってたんだけどさぁ、この世界って女の割合が多いよね(笑)


 

一刀Side

 

貂蝉と別れてもう何年か経った。どんくらい経ってるかって?そいつは俺にも分からん(笑)。

 

旅を始めた当初は金も無く、都市で過ごしていた頃の金はこの時代ではもう使えない事は分かりきってたので旅先で出会った今で言うコレクターやマニアに売り付けて金を得たり立ち寄った村で妖怪討伐の仕事をしたりした結果、今では結構な額の金が貯まった。お金持ちバンザーイ。

 

んでもって俺は今でも旅を続けている。この国は狭いようで広い。この時期に日本と呼ばれていたかどうかも怪しいこの国は地図で見るとかなり小っこいのに実際に旅してみると国土の小ささを忘れさせる。当分俺の旅は終わりそうに無いな。

 

商人「しかし兄ちゃんも豪胆だねぇ。こんな妖怪が犇めいている時代に1人旅してるなんて。」

 

一刀「まっ、腕には自信があるからな。」ドヤァ

 

で今は商人のオッチャンが引く荷車に乗って旅をしている。森の中をフラフラと彷徨っていた時にこのオッチャンと出会い護衛をする事を交換条件に荷車に乗せて貰った。

 

ドヤ顔を決めて煙草をふかす俺にオッチャンはカラカラと笑う。煙草この時代にあんのかよ!!と思うだろうがそんな細けえこたぁ気にしちゃいけない。なんたって二次だから(笑)。

 

…しかしここんとこ肌寒い日が続くなぁ。今は懐かし聖フランチェスカ学園の学生服じゃちと厳しい。今の季節は秋の終わりとみた。

 

お陰でしょんべんしたくなってきた。辺りにトイレ…というかこの時代で言う厠はありそうにない。

 

一刀「オッチャ〜ン、俺さんしょんべんしたくなってきたぜ。」

 

商人「兄ちゃんもかい?しゃあねーな、そこの草むらで用でも足すかい?」

 

一刀「そうだそうしよう。オー!!」

 

カッコつけて握り拳を作って天に掲げる俺。

 

…あっヤベッ、力入れ過ぎてチビリそうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荷車から降りて草むらを掻き分け、用を足し終えてさぁ戻ろうとした時、

 

…くるっくぅー

 

…くるっくぅー

 

一刀「…何ぞ?」

 

まるで助けを請うかの様な弱々しい鳴き声が俺の耳に届いてきた。鳴き声からして恐らく鳩だろう。

 

鳩は糞を撒き散らす害鳥というイメージが勝手にあるので放置したかったがなんとなく放っておけなくなった俺はオッチャンを先に戻らせて声の主を探す事にした。

 

…話は逸れるが何で鳩が平和の象徴なのかねぇ?俺に言わせりゃ平和の象徴というよりか平和ボケの象徴だと思うんだが。それに本当に平和の象徴なら糞を撒き散らすな。お陰で車が錆びるじゃねぇかこの野郎。

 

読者の皆が思っているであろう日頃の愚痴を俺が心の中で代弁していると声の主を見付けた。

 

そこに居たのは案の定鳩だった。だが予想に反して居たのは普通の鳩ではなく白い鳩だった。何これ?マジで平和の象徴じゃん。

 

だが自慢のその白いボディも矢が刺さってる為にその一部を赤く染めていた。恐らくは猟師が放った流れ弾ならぬ流れ矢を喰らったのだと思う。…いかんな、思いの外重傷だ。

 

手に持って初めて気が付いたがこの白鳩、妖怪だ。人間はおろか知能の低い下級妖怪でも気付けない程僅かな量の妖力が漏れていた。鳩の妖怪?…聞いた事ねぇな。

 

妖怪というのは例え怪我していても持っている妖力の量が多ければ放っといても早く治る。だが目の前の白鳩の様にこうも妖力が弱けりゃ治るどころか寧ろ益々悪化しちまう。

 

そこで俺は能力を発動した。ここで覆す固定概念は【力の源は1人一つしか持つ事が出来ない】だ。俺みたいな現人神や半人半妖は例外だがこの事象はどう転んでも普通なら覆らない。

 

まぁ何が言いたいかというと要するに俺が持つ霊力を妖力に変換して白鳩妖怪に分け与えてやれば良いという事。

 

それではこれよりオペを始める。キリッ

 

 

……

 

………

 

…………

 

……………。

 

…おし、オペ終了。読者の皆さん、手術…成功しました。キリッ

 

…な〜んてな。ともかく無事に治療は完了した。俺は白鳩を元居た場所に戻して荷車に戻ろうとしたが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「あの、待って下さい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?これ転生2日目の時と同じ展開じゃね?人、それをデジャヴと言う。

 

振り返るとそこには何時から居たのか女の子が立っていた。背丈は俺の肩よりちと低いぐらい。…が、それ以上に目を引いたのがその白さ。頭の先から足の先まで真っ白け。髪の毛も着物も履いてる靴も白いのだ。白くない所は黒い瞳と水色のヘアバンドと着物の帯ぐらいだ。

 

ここまで白いと間違いなく下着も白いなこりゃ。

 

この時俺はそのあまりの白さに暫しアホ面してたと思う。…が、ここで俺はある事に気付いた。

 

一刀「(もしや俺が立ちションしてたとこを見てたんじゃあ…)」

 

オーマイガー!!なんてこった!!やめて、そんな汚物を見る様な目で俺を見ないで!!(実際にはそんな目で見られてないが)

 

1人思考が暴走している俺を余所に目の前の白少女は俺に向かって口を開く。

 

??「先程は助けて頂きありがとうございました。」

 

……んお?俺は何時この娘を助けたんだ?俺は白鳩の怪我を治しただけであってこの娘を助けた覚えは……ん?もしや…

 

一刀「…君はさっきの白鳩か?」

 

白鳩「はい。」

 

なんという事でしょう。先程助けた白鳩は実はとんでもない美少女でした。妖力が漏れてたから妖怪だとは思ってたがまさか人型に変身出来るとは…こりゃ驚いたぜ。

 

白鳩「この御恩を返す為にも貴方様にお願いがあります。」

 

一刀「お願い?」

 

はて、どんな願いかな?まぁ何にせよ俺はウェルカム!!だけどな。

 

白鳩「実は私は仕えるに相応しい主を求めてこの国を飛び回っていました。こんな得体の知れない妖怪である私を救って下さった貴方様こそ私が仕えるに相応しい主だと感じました。ですので…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私を貴方様の部下にして下さい。」

 

ほえぇぇぇぇぇぇ!!

 

マジか!?いきなりとんでもない展開に発展したなオイ。正気ですかいお嬢ちゃん?

 

一刀「それ以前に何で誰かに仕えようと思ったんだい?」

 

白鳩「私は産まれた時から誰かの役に立ちたいと思って生きてきました。どうしてかと聞かれても分かりませんがそれが私の使命だと感じるからです。ある時、私の元に貂蝉という人物が現れて私の主になるに相応しい人物の名を語ってくれました。その人物の名は、北郷一刀様という方です。」

 

一刀「……」

 

お・ま・え・か・貂蝉!!前にも言ったけどそういう事は前もって説明しとけっつーの。後この世界に干渉しちゃいけねぇって言わなかったっけかぁ?

 

てかこの娘は貂蝉の姿を見て何とも思わなかったんだろうか。恐らく絶句したかはたまた顔面にワンパン決め込んだか。俺の場合は後者だな。

 

一刀「…で、君はその男に仕えるつもりなのかい?」

 

白鳩「はい、私はその方に仕えると決めました。無論これは自分の率直な気持ちです。」

 

もしこれが自分の意思でなく貂蝉に言い包められて決めたんだとしたら俺は首を縦に振るつもりはなかった。けどこの娘の目を見た限り嘘は言ってる様には見えない。

 

白鳩「では単刀直入にお伺いします。…貴方が北郷一刀様ですか?」

 

一刀「…そうだけど。」

 

…何故分かったし。小学生みたく名札付けてる訳じゃねぇのに。

 

俺が肯定すると白鳩少女は俺の目の前で片膝立ちの姿勢になり拳と手の平を合わせるポーズを取った。

 

白鳩「私はこの命尽きるまで一刀様の支えになる事を誓います。ですので私を一刀様の従者にして下さい。」

 

とんでもない展開になったなこりゃ。かつて俺にも部下は居たがそれとこれとは勝手が違う。…だが俺の答えは決まっている。だってこんな可愛い娘から従者にして下さいと頼まれたら断る理由など何処にも無い!!

 

一刀「OKヨロシク。改めて、俺は北郷一刀。君の名は何と言うんだい?」

 

白鳩「申し訳ありません。実は私、名前が無いんです。」

 

ワ〜オ、名無しときたか。まさに吾輩は鳩である、名前はまだ無い状態か。…あっ、ありゃ猫だったな。

 

白鳩「ですから不躾なお願いで申し訳ありませんが私に名前を付けてもらえますか。」

 

…ふむ、どんな名前が良いだろうか。鳩子……イヤ駄目だな、まんま過ぎる。

 

あまりありきたりな名前じゃ作者のネーミングセンスが疑われるしここはシンプルに考えた方が良いかな。

 

この娘は白鳩の妖怪、普通の鳩とは違って白鳩はまさしく平和の象徴って感じがする。したがってこの娘の名前は…

 

一刀「…和(なごみ)。」

 

白鳩「和…それが私の名前ですか。」

 

一刀「そう、和。これでどうかな?」

 

白鳩→和「ありがとうございます。これから私は一刀様の従者、和として一刀様を支えていきます。」

 

一刀「OK、良い心掛けだ。で、あだ名は…」

 

和「あだ名はいいです!!」

 

一刀「オーノー…」

 

せっかく俺があだ名付けようとしたのに物凄い剣幕で断られちゃったよ。和は結構堅物だなぁ。まっ従者らしいちゃらしいけど。

 

おっとそういやオッチャン待たせてるんだったな、急がねば。けど和を人型のままにしてたらオッチャンに変な目で見られそうだな。

 

一刀「和、俺は今商人のオッチャンと旅をしていてだなぁ…」

 

和「そういう事ですか。わかりました。」

 

俺が言い終わる前に和はそう言うと人型から白鳩へと変身した。仕事の早さマジ半端ねえっす。

 

和「くるっくぅー、くるっくぅー。」

 

一刀「…わからん。」

 

残念ながら俺には動物と意思疎通出来る能力など持ち併せてないので白鳩状態の和と会話は出来んとです。どうやら和は鳩の姿になると人語を喋れなくなるらしい。翻訳コンニャクがあったら便利なんだがなぁ。ドラ○もん!!ドラ○もんは居らんのか!!

 

一刀「…とりあえず行こうか。」

 

和「くるっくぅー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ったらオッチャンが心配していたようでどうして遅れたのか聞かれたので俺は理由を話すついでに肩に乗ってる白鳩…もとい和を見せた。

 

和を見たオッチャンは少しの間目を丸くさせた後何故か豪快に笑い「兄ちゃんらしいなぁ。」と言ってきた。…意味がわからん。

 

一刀「…諏訪の国?」

 

商人「そ、俺はそこに住んでんだ。国自体はそんなに大きくねぇが神のご加護があるお陰で繁盛してるんだ。商人の俺にとっちゃありがてぇよ。」

 

うむ、中々興味をそそられるなぁ。その神様を一目見てみたくなったぜ。何か面白い事が起きると俺の勘が告げている。

 

どうやら顔に出ていたようでオッチャンは俺に忠告してきた。

 

商人「ただ兄ちゃん気を付けろよ。その神様は祟り神だからな、下手な事したら天罰を喰らうぜ。」

 

なんでもオッチャンが言うにはかつて祟り神の怒りを買った所為で諏訪の国で天変地異が起きたんだとか。だが現人神である俺に祟りは効くのかね?一度試してみたい気もする。

 

コラそこ、マゾって言わないの。

 

商人「この森を抜けると諏訪の国だぜ。」

 

一体どんな神様だろうか。オラスンゴクワクワクシテキタゾ!!

 

一刀「……!!」

 

だがそんな矢先、これまで何度も妖怪退治を請け負ってきて培われた俺の直感が森の中に潜む僅かな気配を捉えた。

 

気配は2つ、1つは微量な霊力。これから推測するに恐らくは人間の子供と思われる。そしてもう1つは妖力、妖怪だ。

 

一刀「…オッチャン、荷車を止めてくれ。」

 

商人「ん?どうしたんだ?」

 

一刀「ちょっと野暮用が出来た。」

 

商人「なんだぁ、今度は大きい方でもしたくなったのかぁ?」

 

一刀「……」

 

商人「…分かった、手短に済ませてくれ。」

 

俺の表情を見てただ事ではない事を察したオッチャンは荷車を停めて俺に降りるよう促した。降りる際和に目配せをすると和はくるっくぅーと一言だけ鳴いて俺の肩から離れ森の中へと飛んでいった。和の事だ、多分全てを理解している筈だ。

 

俺も早足で和の後に続く。和を先に行かせたのには勿論理由がある。万が一、子供が妖怪に襲われていたら一刻も早く助けなければならない。少女とはいえ妖怪である和なら例え戦闘に向いていなくとも子供1人担いで逃げれるだけの力はある筈だと踏んで先に行かせた。

 

だからといって俺がのんびりしていて良い訳でもない。己の直感を頼りに木々を掻き分け急ぎ足で森の奥へと進む。

 

しばらく進んだ所で俺は1人呆然と佇む和の姿を発見した。ちなみにだが和は人型に変身している。

 

一瞬手遅れだったかと思ったが霊力、妖力共に消滅していない為その線は無い。ならば和はそこで一体何をしているのか。

 

和「一刀様…」

 

一刀「…何があったんだ?」

 

和「いえ……あの、とりあえずご覧いただけたら分かると思います。」

 

一刀「…?」

 

いまひとつ要領を得ない答えに首を傾げつつ言われた通り和の視線の先を目で追ってみると…

 

赤ん坊「オギャー!!オギャー!!」

 

??「……」オタオタ

 

一刀「…何故にWhy?」

 

目の前には確かに気配の正体が居た。だがその光景は予想していた物とまるで違っていた。

 

泣き喚く赤ん坊の脇で1人オロオロしている少女(多分コイツが妖怪)と気配の正体は分かった。だが目の前で起きているコレはなんぞ?

 

一刀「オメェ赤ん坊の横で何してんだ。」

 

??「…!!」

 

アニメだったらビクッとかギクッ等の擬音が入るんじゃねぇかという程のオーバーリアクションを見せた後少女はこっちに振り向いた。肩まで届く程の長さの金髪ロングヘアーとドアノブみたいな帽子と白と紫を基調とした何かようわからん衣装を着た少女だった。

 

一刀「その赤ん坊をどうするつもりだ。取って食おうとでもしてたのか。」

 

??「……」ブンブン

 

少女は物凄い勢いで首を横に振った。そんな必死に否定しなくたって俺は別にオメェをどうこうするつもりはねぇよ。

 

一刀「じゃあ何してたんだ。まさか子守りか?」

 

??「……」コク

 

今度は首を縦に振った。物好きな妖怪だと俺は思う。妖怪にとっちゃ赤子なんかまさに格好の獲物。見付けたら真っ先に喰らうのは当たり前なんだ。それなのに目の前のコイツは喰らうどころか子守りをしていたなんて信用出来るか!!

 

…と言いたいところだが、この少女は嘘を言ってない。何故分かるか?…それはコイツの目だ。

 

人を喰らう妖怪とは思えない程素直で純粋なんだ。それでいて体からは血の臭いがしない。もしこれで嘘を付いていたんだとしたらコイツは相当な役者だぞ。

 

??「…でもどうしたら良いのか分からないの。」

 

なる程、だから1人であたふたしていたのか。

 

かくいう俺も子育て経験は皆無なので詳しい事は知らんが前世の時にテレビで何度かそういう関連の番組を見た事があるからテキト…ゴホン、見様見真似でやれば案外上手くいくかも知れん。

 

一刀「どれ、ちょっと貸してみな。」

 

そうと決まれば後は実践あるのみ。赤ん坊を抱いて頭の中でイメージしたあやし方をやってみる。するとどうだ、あれ程泣き喚いていた赤ん坊がものの見事になき止んで俺に向かって満面の笑みを見せた。

 

赤ん坊「オギャー!!オギャー!!」

 

…となる筈だったが赤ん坊は泣き止むどころか泣き方がさっきよりも酷くなった。…何故だ、解せぬ。

 

一刀「…という訳で和、後は頼んだ。」

 

和「えぇ!?」

 

急な無茶ぶりに和は混乱する。…すまん和、だがもうこうするしか無かったんや。

 

和、本物の従者というのは完全で瀟洒であるべきなんや。…えっ、それって銀髪メイドの事じゃないかって?…よく分からんなぁ。

 

赤ん坊を和にバトンタッチし俺はこの少女と少し話をしてみようか。

 

一刀「…さてと、お前妖怪だろ。」

 

紫「…お前じゃない、私には八雲紫って名前があるの!!」

 

一刀「そうかい、じゃあテメェ。」

 

紫「テメェでもなーい!!」

 

一刀「う〜ん…それじゃあゆかりん。」

 

紫「普通に名前で呼んで下さい!!」

 

別に良いだろゆかりんで。なんで妖怪はあだ名付けられる事を嫌がるかねぇ。

 

一刀「…まぁ冗談はさておき、 お前は妖怪だろ。」

 

紫「…もしかして私を退治する気ですか。」

 

警戒する気持ちは分かるがだからって質問を質問で返すな。話が進まねぇじゃねぇか。

 

一刀「陰陽師じゃあるまいしそんな事するか面倒くせぇ。」

 

紫「…そうですか。」

 

俺は妖怪退治は基本的に依頼を受けたらやる程度で自ら進んでやる事は無い。理由?言っただろ、面倒くせぇって。

 

一刀「だからお前をこの場でどうこうするつもりは無い。悪い妖怪でないなら尚更な。」

 

実際はそれだけじゃない。もう一つ別の理由があった。

 

ゆかりんを見た時、俺はゆかりんにスケールの大きさを感じた。コイツはただの下級妖怪で終わる器じゃねぇ。妖怪の中でも1、2を争う力といつかとんでもない大仕事をやってのける可能性を秘めている。

 

それに気付いた瞬間、このままコイツを退治するのは何だか勿体無いとコイツがどう成長するのか見てみたい妖怪相手にこんな気持ちになるのは初めてだった。

 

とはいえ人との出会いは一期一会だし俺が一方的に思った事だから無理強いは出来ない。まぁ赤ん坊の方は保護するけどな。

 

紫「あ…あの、貴方は?」

 

一刀「俺か?俺はただの旅人だ。名乗る程の者でもねぇよ。」

 

つーかそろそろ行かねぇとな。オッチャンから手短に済ませろって言われたし、これ以上待たせちゃいけねぇしなぁ。

 

和「一刀様、赤ちゃんも泣き止んだ事ですしそろそろ戻りましょう。」

 

見ると和の腕に抱かれている赤ん坊は確かに泣き止んでいてぐっすり寝ていた。流石は俺の従者。

 

一刀「ミッションコンプリート、お前ならやれると信じていたぞ。今日は宴会だな、おめかしして来いよ。」キュピーン

 

和「あの…大袈裟過ぎます。」

 

…何ぃ!?せっかく俺が褒めたのに反応が薄過ぎる!!和、お前は俺のツッコミ役だろうが!!

 

あっ違う?……さいですか。

 

一刀「…ゴホン。まっそろそろ行こうか。」

 

和「はい。」

 

和に一切通じなかった冗談もそこそこに俺達は元来た道を引き返してオッチャンが待っている場所に戻ろうとした。

 

一刀「……なぁ和よ。」

 

和「はい。」

 

一刀「なんだか体が重いでござんす。」

 

和「後ろを見て頂けたらお分かりになるかと…」

 

言われるがまま俺は後ろを振り向いた。すると…

 

紫「……」ガシッ

 

一刀「……(汗)」

 

…思わず固まってしまった。こんな時に良いリアクションを思いつかなかったのはこの北郷一刀、一生の不覚である。

 

体が重かった理由は妖怪少女ゆかりんこと八雲紫が俺の腰にがっちりホールドしており思うように歩が進まなかったからである。…どうしてこうなった。

 

一刀「あのー、歩き辛いから離してくれると 有り難いんだけど…」

 

紫「イヤ!!私も付いて行く!!」

 

一刀「だがしかしだなぁ…」

 

紫「イヤー!!付いて行くもん!!」ジタバタ

 

一刀「のわっ!?暴れるなって!!」

 

こうなったら梃子でも動かないのが子供(妖怪ではあるが)というもの。我儘妖怪少女ゆかりんの思わぬ攻撃に困り果てる俺。

 

…って、んな悠長な事言ってる場合じゃねぇー!!腰をホールドしたまま暴れられたらズボンが……ズボンが脱げるウゥゥゥゥゥ!!

 

そのまま変態キャラに成り下がるかと思われたが俺の危機を察した和が抵抗するゆかりんを引き剥がしてくれたお陰で事無きを得た。この時ばかりは俺も和に本気のジャンピング土下座をした。

 

だが結局ゆかりんも付いて行く事になりどうしたものかと思っているとゆかりんは空間に裂け目を造りその中に入っていった。…なる程ねぇ、能力を発動させたって訳か。

 

一刀「それはゆかりんの能力か?」

 

紫「そう、これが私の能力、空間を操る程度の能力よ。(ゆかりんって…)」

 

一刀「ふ〜ん…」

 

…違うな。本人は気付いてないがこの能力、とんでもなくヤベェ能力だ。それこそ俺の覆す程度の能力に匹敵する程のチート能力と言ってもいい。

 

一つの空間に別の空間を造り出すのはかなり難しい。それをやる為には実と虚の【境界】を無くす事が大前提となる。今俺達が居る空間を実、ゆかりんが造り出したスキマを虚とすれば分かりやすいかな。

 

物事の殆どには境界という概念が存在する。例えば人間と妖怪の境界、男と女の境界、生と死の境界…挙げればキリがない。ゆかりんはこれらの境界を操れる筈ではないかと俺は睨んだ。

 

これを踏まえてゆかりんの能力は【境界を操る程度の能力】とみた。見た目ロリロリな少女の割にはエグい能力を持ってやがる。

 

ゆかりん本人はまだ能力を使えていないので能力の本質を理解してないがゆかりん程のスケールを持った奴なら直に気付くだろう。

 

ともかく、姿くらましが出来るならオッチャンに変な目で見られる事は無いので一安心だ。

 

一刀「まぁ、これから一緒に旅する仲だ。俺達も名を名乗ろうじゃないか。俺は北郷一刀。で、こっちは…」

 

和「和と言います。白鳩の妖怪で一刀様の従者をしております。」

 

一刀「後、ツッコミ担当な。」

 

和「それは違います!!」

 

おぉ!!ナイスツッコミ!!俺のパーフェクト従者和に出来ぬ物など無い!!

 

ちなみに今更だが和の能力は【熟す程度の能力】。家事や武道、その他諸々まで熟せる万能能力。但し武道においては能力頼みになってしまうので戦闘には向いてないと和本人が言っていた。従者の和にはうってつけの能力だな。

 

…おっと、そういやオッチャンを待たせてるんだったな。オッチャンが首を長ーくして待ってるだろうから早いとこ戻ろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってきたら案の定オッチャンが首を長ーーくして待ってらっしゃったのであれこれ事情を説明して旅を再開した。

 

道中オッチャンと他愛もない会話をしながら諏訪の国を目指した俺様御一行。

 

何故過去形かというと…

 

商人「着いたぜ。此処が諏訪の国だ。」

 

一刀「おぉ〜。」

 

もう到着したからである。決して大きい国では無いが町の人々は皆良い表情をしてらっしゃる。

 

もう少し町を見て回りたかったが俺が道草を食い過ぎた所為でどっぷりと日が暮れてしまった。宿でも探そうかねぇ。

 

…ドン!!

 

一刀「おっと。」

 

そんな事を考えていた時に誰かが真正面からぶつかってきた。衝撃はそれ程大きくなかったが突然の出来事だった為にちとびっくりした。

 

??「う〜…」

 

…ってまた幼女か。顔を覆って蹲ってるから顔つきは分からんが麦わら帽子に蛙(?)の目玉が付いた何とも個性的な帽子を被った一風変わった幼女が居った。

 

しかしこの幼女、只の幼女にあらず。溢れ出る神力から神様だという事に気付く。…もしかしてオッチャンが言ってた祟り神ってこの幼女の事なのか?

 

一刀「もしも〜し、君大丈夫かい?」

 

??「…痛ぁ〜い。誰だぶつかってきたのは。私は神様なんだぞ、祟り神なんだぞ。」ジタバタ

 

…全然人の話聞いちゃいねぇし。

 

しかも自分から正体明かしちゃったし…まぁ探す手間が省けて良かったけどよ。

 

しかし神様でありながら言葉遣いや行動はまさしく幼女のそれ。1人で駄々こねてる姿を見ているとなんだか和む。

 

??「あ〜もう!ぶつかってきたのは誰だ!!」

 

一刀「私だ。」ドヤァ

 

??「お前だったのか。」

 

一刀「暇を持て余した…」

 

??「神々の…」

 

一刀・??「「遊び!!」」ババ-ン

 

??「……って何やらせてんのさ!!というかアンタ誰よ!!」

 

一刀「吾輩は北郷一刀である。名前はまだ無い。」ドヤァ

 

??「思いっきり言ってるじゃないか!!」

 

いやぁ〜、この幼女神は面白い!!ノリも良いしツッコミも完璧ではないか。コンビ組んでコントしたら売れる自信がある。

 

一刀「そう言う君こそ一体何者なんだい?」

 

諏訪子「私は洩矢諏訪子。こう見えても土着神っていう立派な神様だよ。」

 

…なる程、分からん!!現人神だけど性質がデタラメな上に俺の場合後付けで神になったから土着神と言われても何の事かさっぱり分からん。

 

神様に詳しい人、誰か教えて下さ〜い。

 

諏訪子「…それで、さっきぶつかってきたなのはアンタなのかい?」

 

一刀「如何にも、その件については貴女様に大変ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。この通りです!!」←直立不動

 

諏訪子「どの通りだよ!!」

 

某お笑いコンビのコントを披露したところ狙い通りのツッコミ方で返してきた幼女祟り神こと諏訪ちん。いやはや流石は祟り神。そのポテンシャルは伊達ではない。というか今更だがこれらのネタって別世界でも通用するんだね(笑)。

 

諏訪子「あ〜う〜。なんだか調子が狂うよぉ。」

 

一刀「まぁ誰だって調子の悪い日はあるさ、諏訪ちん。」

 

諏訪子「主にアンタの所為だよ!!っていうか諏訪ちんって何!?」

 

一刀「何ってあだ名に決まってるだろ。」

 

諏訪子「そんなあだ名付けられてもちっとも嬉しくなーい!!」

 

ブンブンと両手を振りながら抗議する諏訪ちん。そんな事言われても俺はあだ名を変えるつもりは一切合切ございません。まぁ頑張って慣れてくれ諏訪ちん。

 

諏訪子「…色々言いたい事があるけど、まず腕に抱いてるその赤ん坊は何?」

 

一刀「この赤ん坊はこの国から程近い森で拾ったんだ。もしかしなくても捨て子だろうな。」

 

だが残念ながら俺には家事スキルなど皆無に等しい。前世では一人暮らしだったんだが食事は主に外食だったし、掃除もル○バがあったから殆どやった事が無い。

 

さっきの感じから分かる通り、赤ん坊をあやす事すら出来ない俺に育児なんか出来る筈が無い。こればっかりは能力追々で解決出来る問題ではないのだ。

 

一刀「それで俺達は宿を探してるんだけど、どっか良いとこ無い?」

 

諏訪子「ここら辺の宿はどこも一杯だよ。…って俺達?」

 

一刀「あぁ、…という事で和、自己紹介だ。」

 

俺がそう言うと和は俺の肩から離れ人型に変身した。

 

和「御初にお目に掛かります、わたくし北郷一刀様の従者をしております和と申します。以後お見知りおきを。」

 

呆気に取られている諏訪ちんに向かって粛々と頭を下げるパーフェクト従者和。

 

諏訪子「…白鳩だから珍しいとは思ってたけどアンタ妖怪だったのかい。」

 

和「はい、ですが私達は諏訪子様にもこの街にも危害を加えるつもりはございません。ですので警戒を解いてくれると有り難いのですが…」

 

諏訪子「その言葉に嘘偽りは無いだろうね?」

 

諏訪ちんは何処から取り出したのか両手に鉄輪を持って俺達を威嚇する。そこに先程までの子供っぽさは一切感じられず祟り神の名に恥じない威厳を纏っていた。…やっぱモノホンの神は違うな。

 

一刀「まぁまぁ、そう威嚇するなって。俺達はここら辺一帯を旅してただけだ。それに本当にお前に危害を加えるつもりならこうやって真正面から面と向かって挨拶なんかしねぇよ。」

 

そんな事したってこっちが得する事なんて何一つ無ぇし、第一面倒くせぇしな。諏訪ちんがこれで分かってくれると有り難いんだが。

 

諏訪子「それは確かに言えてるね。…分かった、今はアンタ達の言葉を信じるよ。」

 

諏訪ちんは俺達に向けていた鉄輪を仕舞い、警戒心を引っ込めてくれた。諏訪ちんが話の分かる神様で助かった…イヤ、フリじゃなくてこれ本気で。

 

一刀「サンクス諏訪ちん。てな訳で俺達はそろそろ行くぞ。」

 

諏訪子「行くって何処に行くつもりだい?言っておくけど宿はここら一帯にしか無いよ。」

 

一刀「マジかよ…」

 

オーマイガー!!なんてこった!!せっかく諏訪の国まで来たのにここら以外に宿は無いってこの国どんだけ小さいの!?しかも諏訪ちんの話じゃあ全ての宿も埋まってるって言ってたし、このままじゃ何度目かの野宿確定じゃねぇか!!

 

和達も読者の皆も知らんだろうが俺は今日に至るまで旅をしてきたけど途中から数えるのを止める程の数の野宿をしてきたんだ。もはや野宿のエキスパートと言っても良い。…嬉しかねぇけど。

 

そりゃ近くに川があれば少しはマシな野宿が出来るが毎度毎度そういう事無いから場合によってはゲテモノを食ったり酷い時には何も食わずに一晩を過ごした事だってあるさ。ごく稀に宿に泊まれた事もあるが宿の居心地の良さを覚えてしまったから野宿確定になった時の絶望感は半端ない。

 

つまり何が言いたいかというと、もう野宿は嫌なんだよ…

 

諏訪子「もし良かったらウチの神社に来ない?その赤ん坊の事もあるし、まぁアンタ達を監視する意味合いもあるけどね。」

 

一刀「ありがとう諏訪ちん!!」←ジャンピング土下座

 

諏訪子「えぇぇぇぇぇぇ!?」

 

女神は此処に居た。幼女?祟り神?それがどうした。洩矢諏訪子、通称諏訪ちんは俺達の女神だ!!

 

泣いて喜ぶ俺に対応に困る諏訪ちん、そんな諏訪ちんに申し訳なさそうに頭を下げる和に姿無くとも俺達の旅に同行しているゆかりん。そして俺が抱くとぐずり出すのに和が抱くと途端に大人しくなる名も無き赤ん坊。…やっぱ俺に育児は向いてねぇ!!

 

…ゴホン。とにかく、この日出会った仲間とも呼べる人妖達と立ち寄った諏訪の国で出会った幼き祟り神諏訪ちんこと洩矢諏訪子と愉快な一晩を過ごそうじゃないか。

 

ふと赤ん坊に目をやると赤ん坊は俺に向かって初めて笑った。赤ん坊の笑顔マジ天使っす。

 

この赤ん坊の子孫が俺と縁のある人物だという事に気付くのはまだまだ先の事であった。

 

【完】

 

 




オリキャラ登場したんで早速プロフィール。





名前…和(なごみ)

種族…妖怪(白鳩妖怪)

年齢…不詳(一刀よりは年下)

得意分野…家事全般、園芸、書記

苦手分野…戦闘(苦手といっても自衛は出来る)、演劇

能力…熟す(こなす)程度の能力

文字通り、物事を完璧に熟す事が出来る万能能力。例えやった事ない物事でも一度目にした物は直ぐにマスターし熟せない物は無い。得意分野のうちの2つ(家事、書記)はこの能力を使用している。但しあくまで熟せるだけで極める事は出来ないので戦闘は苦手である。後、目立つ事とアドリブが大の苦手なので演劇も不得意である。突出した利点も無ければ致命的な欠点も無い能力だが一刀の従者を務める和にはうってつけの能力である。

人物像

幻想一のテキトー男(後にこう自称する)、北郷一刀の従者となった白鳩妖怪。基本的に一刀に従順で如何なる状況でも一刀の命令に背く事は無いが一刀のテキトー過ぎる発言に振り回されたりツッコミを入れる事もしばしば。

従者としての体面を最優先している為、あまり多くは語らず自分の意思を一刀に話す事も無い。

物心付いた時から誰かに仕えて生きる事を己の使命とし仕えるに相応しい主を求めて旅をしていた時に貂蝉と出くわし一刀の存在を知り彼の従者になる事を決意する。旅の最中に猟師が放った矢を受けて重傷を負うが偶々そこに居た(立ちションしていた)一刀に救われその場で一刀の従者になる。

鳥の妖怪だが鶏肉を食べる事に抵抗は無く、寧ろ彼女の中では好物の部類に入る。ちなみに和以上長く生きてる鳥妖怪は居らず事実上彼女が現存する最古の鳥妖怪という事になる。





和「読者の皆様初めまして、わたくし北郷一刀様の従者をしております和と申します。宜しくお願い致します。」ペコリ

はーい、こちらこそ宜しくお願いしま〜す。

一刀「作者、一つ聞いて良いか?」

なんでしょうか。

一刀「何で和は一目見て俺が北郷一刀だって気付いたんだ?」

それは今は言えませんねぇ。まぁ後ほど語るつもりではいますが。

一刀「後ほどって…今のペースだと1年後ぐらいになりそうだが。」

……(汗)。
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