話を乱す物   作:りじったーとりじったー

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帰還

『うっ……』

(ここは…一体………天井……戦いは……体が……軋む)

『おっ‼︎…カイヤ起きたか‼︎』

(ミナト……まだ生きてるか……)

『うっ………』

『まあまあ、無理しないで』

(声が……出ない……クソつ)

『あっ……彼奴は……どうなっ……た』

『ん、白の事、ああ生きてるよ』

『そっ…か…』

(うっ…意識が……ミナ…ト)

『ああ‼︎また意識が…』

 

 

 

『ミナト……カイヤはどうだ⁇』

『……今起きたんですけど、また……』

『そうか……』

『…………』

『…………』

カイヤ……まさか君が、僕と同じ力が有るとはね…

『扉間さん…』

『うん⁇』

『何故言ってくれなかったんですか?』

『…………ああ、タイミングだよ…タイミング』

言い逃れも良いとこだ……やはりなんか理由が…

 

『理由は、なんですか⁇何故彼に九尾の一部が…』

 

『九尾だけじゃ無い…全ての尾獣の力だよ』

 

まさか……そんな事

 

『何でって…彼もうずまきナルトだからさ……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは木の葉病院。2日前二人の子供が搬送されてきた。1人は木の葉の下忍、もう1人は仮面の少女だったそうだ

三代目火影の特別措置により一切の面会禁止となった…

またこの二人を送ってきたのは瞬身使いの二人組だったという。木の葉の額当てをして居たが…誰もわからなかったと言う。しかし、その数分前にうちはシスイが里に戻ってきた事から…彼と関係があるのではと噂された。

火影ら里側は全面否定…それが火種となりうちはシスイは時の人になっていた。木の葉病院の前にいる猪鹿蝶トリオも気になっている訳であった…

 

『いのもやっぱり気になるよね』

『そうそう、お父さんも言ってたの、うちはシスイと関係があるんじゃないかって』

『だったらうちはシスイ本人に聞けば良いだろ』

二人と違ってシカマルはめんどくさいと呟く

『いいじゃんシカマル、ちょっとは気になるでしょ?』

『そうそう、知って損は無いわよ』

『面会禁止って三代目が言ってたろ』

『バレなきゃ良いのよバレなきゃ』

『わあったよ、いきゃあいんだろ』

否定するのも面倒なシカマル少年

(ハァ面倒くせぇ)

 

この平和な時代、戦死何て事も少なくなり患者は少なくなりそれに比例する様に医療忍者も少ない

(にしても面会禁止の割にガードは緩いのか…)

『着いたわ、ここって噂よ』

木の葉病院の最上階の角部屋

『やっぱり辞めようよ、いの、シカマル、火影様に怒られたらどうすの⁇』

『その時はその時よ、入りましょう』

チョウジの心配など気にせずドアを開け様とするいの…

しかしその手はドアに届く事は無い

『…まさか、結界』

(だからガードを敢えて薄くし、目立た無い様に…という事は、この中に重大な何かが…)

 

『何をしてるんだい…君達』

オドオドしている、猪鹿蝶の前に現れたーー千手扉間

今は…千手扉間の格好をしている

『……………』

しばしの沈黙

(あっ…変化、わばいやばいやばいやばい)

『す…すいません、ちょっと用事があって』

いの、苦し紛れの言い訳…勿論扉間の事は気随てい無い

『あわわわわ〜』

思考停止中のチョウジ…勿論扉間の事は気随てい無い

『はあ〜帰っていいかな、』

面倒くさそうなシカマル…勿論扉間の事は気随てい無い

 

気随て‼︎…扉間の悲痛な叫びは届かない

 

『ごほん、所で此処には何しにきたんだい』

先程までのショックはなかったかの様に振る舞う扉間

 

『あっ…えっと…』

『この中を見に来ました』

挙動不審の二人に対しいつになく強気なシカマル

『此処は、進入禁止だって火影様が言ってたろ』

 

『やっ…止めなよ、シカマル』

『帰ろうよ』

『せっかく来たんだから、見てから帰るぞ』

『『……でも』』

(シカマル……シカマ…ル……うーん…)

 

『ああ‼︎』

叫ぶ扉間

『えっと…』

『怖っ』

『うるさっ』

12才のが大人でどうする…

 

 

『入っていいよ、うん』

『『『え‼︎』』』

『だって、さっきまでダメって…』

『ん?あんな猿のいうことなんて聞くか、シカマル君だもんね』

『はい……』

『うん、だったらいいよ。静かにね』

結界を解く

(此奴…忍者か…)

 

 

ここは、最上階の角部屋…ベッドが四つ、それぞれ仕切られている。入ってすぐ左には白が寝ている横では、寝ずに様子を見ていたのか再不斬が壁に突っ伏して寝ている。

窓際右には、日暮カイヤと波風ミナトの姿があった。

 

『……何もなかったわね…』

『いの、帰ろうよ』

いのとチョウジは帰ってった、カイヤのことを知ら無いのだから仕方ない

 

『君は…帰ら無いのかい?』

『いや…カイヤがなんでこーなっちまったのかなって……

後可哀想だなって』

『なんでだい?、彼は任務を遂行した…それだけなのにかい?』

忍の辛い現実である

『……いやそんなことじゃ無いんです』

『……え?』

『二日前の話でーー』

『ーー ……』

シカマル少年の言葉は衝撃的もあり有痛性があった……

重い足取りで帰ってったシカマルを見ながら、扉間が呟いたが、誰かに聞こえる訳では無かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火影室

今や時の人うちはシスイ、その顔を見たく野次馬がうちは地区に殺到……うちはのまんじゅうは売れたらしいがそんなどころじゃ無い。瞬身の術でひとっ飛び。火影室の壁をぶち破ってきた…

『シスイよ…今回の件報告をしっかりとしてくれ』

お気に入りの花瓶が割られたからなのか、少し機嫌が悪い

『はい……桃地再不斬と遭遇しました…』

『忍刀七人衆……それでカイヤは……』

『いえ、再不斬、割と瞬殺でした』

『あ、そう』

『で、連れて来ました…桃地再不斬』

『あ、そう…とわならない…え?』

『いや、そのまんまの意味です』

『のまんまって…』

普通に考えて手配書ーービンゴブックーーに乗っている抜け忍を連れてきたら……里が大変なことに……ヒルゼンの防衛反応が過剰に働く

 

すかさず印を組むヒルゼン

(……え?火遁…毫龍火?なんで使えんの?)

『こっこんな所で……危険ですって‼︎』

(土遁土龍壁…固められた…)

『えっと…ちっと用事…がありまし…』

 

『火遁毫龍火』

 

ボォォォォォォン

 

 

『ちょっと…何するんですか‼︎…』

こんなことされて、生きているのが不思議だが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーーっとまあそんな感じです』

瞬身のシスイも今やチリチリパーマ

『分かったその、……再不斬と白とやらを木の葉の……忍とすれば良いのだな』

チャクラ切れかつ、半ギレな三代目火影

『そーゆーことです』

『白の意識が回復したら火影室に呼んでくれ…』

『はい』

 

『後…壁直してけよ。』

『…………』

『…………』

 

…………………………

 

通称《花瓶事件》と呼ばれるこの大人気ない喧嘩は、里内外に知れ渡る恥さらしとなる。

三代目の側近達はヒルゼン様が若返ったと口を合わせて言うのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タズナ邸

 

 

(む……)

『………………』

タズナ邸から外を凝視するカカシそれを凝視する第七班の三人

『……カカシ先生……』

『なに…』

ナルトの呼びかけに答えはするが目を動かそうとはしない

『5日も何してるんだってばよ…そんな所で』

『別に…』

(((別にじゃねぇ‼︎)))

流石にサスケも驚いているし、サクラに関してはもう人を見る目で見てない…

 

観察+マスク+イチャパラ+天才忍者=変態

カカシ方程式完成

 

『おい、ナルトお前心当たりは無いのか?』

『そうよ、カカシ先生がどうにかなるなんて…あなたしかいないわぁ‼︎』

ビシッ

 

サクラの指とサスケのきつい目の標的になる

 

『ね、ねぇってばよぉ…』

 

ギロリ

 

『ほ、本当だってばよ〜』

 

ギロリ

 

『うっ…そんな目すんなよ』

 

ギロリ

 

『うぐっ……』

 

ギロリ

 

『ダァぁぁ〜すいませんでした、俺が俺がやりましたぁぁぁ…』

無慈悲にも崩れ落ちる。犯人ーーうずまきナルト

 

 

※サクラの目を通します

『さぁ、洗いざらい話してもらおうか』

こんなにも、木の葉拷問・尋問部隊のマントが似合った男がいただろうかーーうちはサスケ、目には赤く輝く写輪眼が光っている

 

『ぜ、全部話します…』

いかにも、犯罪者の服をきたーーうずまきナルト

 

『…カカシ先生の本に落書きしました…』

 

『『はぁ??』』

現実に戻されたサクラ

 

(いやいや…そんなことじゃない)

 

『カカシ、ナルトに本落書きされたのは本当か?』

『はぁ??ってナルトそんなことしたの?』

 

『…………』

『あ…』

(絶対違うと思ったわ……)

ナルトに哀れみと謝罪の目を向ける二人

ナルトはその場に倒れこむ。

『……ナルトへのお仕置きは後にして、帰るぞ』

ドンマイ……内心喜んでいるのは二人同じだ

『じゃあ何のために5日も此処に?』

『彼奴がもう一度出ると思って…粘ったんだか…』

桃地再不斬…思っいた以上の強者出会ったと振り返る。

カカシまでもが圧倒された力…奴が木の葉の忍の変装じゃなかったら…死んでいた

 

『…木の葉にいるかもしれないんだろう?』

『そうでも無いんだ……あんな所に一人でいると言うことは、木の葉にいられない何らかの理由がある可能性がある』

『……抜け忍か?』

『わからないけど、木の葉に知っている人が居るかもしれない、火影様への報告もまだだしね』

 

第七班はタズナさんらに別れを告げ帰路に着いた

 

『ナルトのお仕置きを〜決めます』

 

一人一つ言っていく事にした

 

カカシ案

[三代目に寝起きドッキリ]

死んじゃうとの理由で却下となった…

 

サクラ案

[目の前から失せろ]

サクラの強烈な殺気があったし、やばそうなので却下

 

サスケ案

[シスイさんにイタズラ]

日頃の恨みを晴らすとかなんとか…

 

『消去法でサスケ案にけってーい』

一人嬉しそうなサスケ、その横でぐちぐち言っているサクラとカカシ

 

ナルトは一人肩を落とすのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の葉病院

シカマル突然の来訪から3時間

 

(…うぐっ……)

『此処は……ミナト、扉間、シスイさん』

見た所、病院…木の葉…何故?

『誰か‼︎居ませんか⁇』

応答は無い…

『よっと…』

立てている、あの戦闘から何日か経ったのかな

 

…………

 

『ーーっな‼︎…』

桃地再不斬…いや、扉間?寝ているようだ、どちらにしても起こしたら……背筋が凍る。……ん?誰だろこの寝ている娘?取りあえず病院を出よう、火影様への報告はしたのだろうか?僕は上忍の服を着て街へ出た…勿論変化しています。

 

ザワザワ、ガヤガヤ、ワイワイ

 

木の葉の平穏がよく分かる…平和だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーーはっ‼︎』

『ど……どした‼︎』

『結界を誰かが、通った……カイヤが病院を出ました』

ミナトは、カイヤと、白のみは結界を通れるように細工しておき…分かるようにもしておいたのだ…

『このままでは、あの事がきずかれます…』

『分かった…わしの暗部を送る』

『もしもの事態も考えなくてはならんぞ、ヒルゼンよ』

『はい…わしらも行くぞ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火影室に着いた…報告をしなくちゃ

 

ガチャ

 

……ん誰もいない?仕方ない…何処だよまったく

【舜身の術】

アカデミー?ちゃう

 

阿吽の門?ちゃう

 

墓地?ちゃ…ん?待てよ

『花束…』

幾つかの墓の前に花束…

『日暮カトイ……日暮ミキ……日暮ーー』

え……

『何だよ‼︎…何なんだよこれ‼︎…』

ミツナは…ミツナは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の葉病院

『やはり、居ませんか……』

暗部が到着した…しかし遅かったようだ

再不斬は爆睡中…

 

 

 

 

 

 

 

『ハァハァ……ミツナ…大丈夫か』

『カイヤ…戻って来てたんだ…』

『どう言う事なんだよ…家には誰も居無いし、墓に名前が……嘘だろう‼︎…』

『……え……見ちゃったの………ウッ……グハァハァハァ』

呼吸困難……発作

『大丈夫か?誰か‼︎…誰か‼︎』

医療忍者が走ってきた

医療忍者の声に紛れて、ミツナが何かを呟いた…聞こえなかったけど、これだけは理解出来た…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『全部…本当』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ユルサナイ』

父さんを殺し、母さんを殺し、ミツナを苦しませ、一族を殺した奴を許さない。

 

こんな時に、一族を守り、一族の為に尽くせなかった自分を許さない。

 

自分が生き残っている事に安堵しているこの事に許さない。

 

人を殺ろし、殺しあう、それが当たり前のこの世界、その存在を許さない。

 

畜生畜生畜生畜生畜生

 

『スベテケシサッテヤル』

日暮カイヤ…その背中からは黒いチャクラが出始めていた。

 

『ウワァァァァ』

 

 

 

 

 

 

 

 

スベテケシサッテヤル

ーー‼︎ーー

『ヤバイです…急ぎましょう』

『念のため扉間さんはマーキングをお願いします』

『分かった…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クソッ何だよアレ』

クナイを構える暗部達

 

『その必要はない暗部よ』

『……三代目様』

 

『チャクラが安定していませんね、マズイですよ』

『最悪の場合は…』

『ええ…封印ですかね』

 

『トオサン、カアサン、ボクハナニヲ…』

 

フラッ

 

『動いた‼︎』

 

ドサッ

 

日暮カイヤは、意識を失ってしまった…




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