仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL parallel 作:でんどろ改
一体何回目だろうか…
「ストライクベント」
モンスターは断末魔を上げ爆発音があたりに響く
初めて仮面ライダーを知り、ライダー同士の戦いを知った日から幾度となく続いてきた光景だった。
モンスターから出てきた光球を、ドラグレッターが食べたのを見るて変身を解いた。
隣の鏡からちょうど蓮がでてきた、無事敵を倒したようだ。
「そろそろ敵も脱皮する頃だ、手に負えなくなってくるぞ」
蓮が顔を伏せていった
「ああ」
力なく答えることしかできなかった…
いつからだろうか、何も感じなくなったのは。
ライダーとして戦い続けていていつも感じていた違和感、既視感が数回目にやっと実感した。
繰り返している
それはライダー全員に感じられたことのようだった。ただあるのは繰り返しているという感覚だけで詳しい記憶はほとんどなかった。自分がライダーをしていたこととわずかなモンスターの記憶。
数か月前、また感じた感覚…またライダー同士の戦いはやり直されたようだった。
なんらかの理由で優衣が死んでしまったのか、神崎四郎の納得のいく結果にならなかったらしい。
そしてまた俺は仮面ライダーになった、幾度となく繰り返されるライダー同士の戦いを止めるために…
現在残っているライダーは俺と蓮だけになってしまった、数日前、北岡と朝倉は相打ちに近い形で死んでしまい最近は数が増えるシアゴーストというモンスターを狩ることが増えた。
このシアゴーストはヤゴ型のモンスターでタイムリミットが迫るにつれ数が増え、飛行能力を有したレイドラグーン、攻撃能力が上がり無差別に人を襲うハイドラグーンと脱皮を繰り返す。
ハイドラグーンになり現実世界で人を襲い始める前に、少しでも数を減らしておかなければならない。
「そろそろ覚悟を決めておけ」
蓮が言った。
俺にも分かっていた、このままではだめだ
早く蓮と決着をつけなければいけない。
しかし蓮を倒し、神崎と戦い願いが叶えられるところで何を願う?優衣ちゃんを生き返らせる?優衣ちゃんはそんなことを望むのだろうか、もしかしたらそれは優衣ちゃんにとても残酷なことをしているのではないか?かといって自分は蓮の為に死ぬべきなのか、死ねるのか
ある日、蓮は言った
「俺はこの戦いが繰り返しだろうが関係ない、絵里が救える可能性が少しでもあるなら、俺はそれに賭けるしかない、俺はお前と戦う」
俺はまだ答えを出せなかった
俺はどうしたらいいのか
その瞬間、頭の中で高い音が鳴り響く
鏡の中には無数のハイドラグーンが見える
今倒したばっかりなのに、もうタイムリミットが!?
デッキを取り出し、鏡に向かう
変身!
ミラーワールドの中はやはり成体のハイドラグーンが多数羽音を響かせ飛んでいた
ソードベント
俺たちはハイドラグーンの群れの中に突っ込んだ
数時間後
時間切れで現実に数回戻り多くの敵を倒せた
だが二人とも体力の限界は明らかだった
このままじゃ...
蓮の様子を見ると蓮も体力の限界のようで敵の激しい猛攻を受け剣を落してしまう、背後からハイドラグーンの鋭い爪が迫るのが見えた
その時俺は...
―――やっと答えが見つかった...
「ドンッ」
一瞬前確かに俺は窮地だった、長時間の戦いで剣を落とされ後ろから来る敵も気付いていた。
「絵里...」
俺はもうダメだと思い目を閉じた、その時だった
身体に軽い衝撃が走り、俺は少し離れた地面にいた、すぐにその事実を理解する
―――俺は...城戸に....
すぐに周りの敵を蹴散らし城戸の元に向かう
「馬鹿野郎!なんで助けた...」
城戸のスーツは深く抉られそこから赤黒い血が垂れている
城戸は口から血を垂らし、苦しそうに息をしながら話す
「俺......やっと答え....が....」
城戸が喋る度傷から血が滴る
「やめろ!喋るな、すぐに外に...」
城戸は俺の手を掴み首を横に振った
俺さ...ずっと答えが出せなかったけど.....今やっと答えが....
城戸はまっすぐ俺を見ていた
俺....さっきやっぱり...ミラーワールドを閉じたいって思った
きっとそれで...いろんな人に迷惑かけたり...辛いことになると思うけど....やっぱりミラーワールドを閉じたい
ああ...
「俺さ....多分...何回も....同じこと思って....死んだと思うんだ....でも...でもさ...今回は....もう一つ...思った...」
城戸の顔がみるみる血の気が引いていく、今まで何度も共に戦っていた城戸が今死のうとしていると言う事実が目の前にある
「俺...お前も助けたい...このまま....神崎には負けて欲しくないんだ....だからさ...」
城戸が俺に手を差し伸べた
これは....
「あと...
蓮....死ぬなよ....」
そして城戸は逝った
俺が呆然と立ち上がると目の前に神崎士郎とオーディンが立っていた。
「さぁ、オーディンと戦え
勝った方が願いを叶えられる、そして優衣に優衣に新しい命を...」
俺は覚悟を決めてダークバイザーを構え直す
城戸お前の命は無駄にしない!
初投稿でしたので緊張でした
見ててほんと自分の文章が嫌になります・・・