人造人間〝デザインベビー〟の暗殺教室 『更新停止 削除予定』 作:煌酒ロード
駄文続くと思いますがよろしくお願いいたします。
一つのビルに二つの影。一人は怯え後ずさり。もう一人は黙ってナイフを構えている。
「何故だ・・・、なぜ私を殺す!」
男が叫ぶ。
「俺を殺せば・・・、この国がどうなるか・・・!」
「知ったこっちゃないよそんなモン」
ナイフを構えた方が突き放すように冷たく喋る。
「俺はオマエを殺すよう頼まれた。頼んだヤツにとってオマエは邪魔らしいからさ・・・要は」
そこで男は一度言葉を切って、もう一人の男に歩み寄る。窓から差し込む月明かりに照らされた姿は子供だった。
男か女か見分けがつかないような中性的な顔立ち。ショートカットの銀髪。黒いパーカーに黒いカーゴパンツ。黒いバスケットスニーカー
一見すると何処にでもいそうな中学生の様な格好。しかし全身から滲み出る殺気が一般人では無い事を物語っていた。
「ソイツにとっては、オマエが国の為に邪魔だったって事だろ」
ナイフが振り下ろされる音と、硬いものが地面に打ち付けられるような音の後。ビル内は無音になり、出口から少年とも少女とも取れない子供が出てくる。
「後は日本に帰るだけってね」
高めのハスキーボイスで呟く。その時携帯が鳴り響く。
「もしもし」
電話に出てからの第一声は
「君が〝ガンブレード〟か?」
「・・・誰だアンタ?」
「防衛省の烏間惟臣だ。そして質問に答えて欲しい」
「ご明察。〝ガンブレード〟だ」
「では今から指定する場所まで来て欲しい。君に極秘の依頼がある」
そう言って烏間とかいうヤツは場所だけ伝えるとさっさと切った。防衛省が俺に何の用だと思わなくも無いが、こういう扱いも珍しくは無い。さらに指定された場所はこの国唯一の空港で、どのみち行かなければ帰れない。
「チッ・・・、気に入らねぇな」
まあそんなのはどうでもいい黙って足を空港に向ける。どのみち行かなければならないのなら今言っても問題ないだろう。
「ガンブレードだな?」
「そうだけど?」
空港に入って声をかけられたのは、スーツを来た男。ナンパかとも思ったけど
「アンタが烏間惟臣さん?」
「そうだ。詳しい事は機内で話す。乗ってくれ」
そう言って滑走路に止めてある飛行機を指さす。一機丸ごとチャーターですってか。乗り込むと、烏間さんが対面に座り、テーブルの上に書類を並べ始めた。その間に飛行機は離陸し、飛び始める。
「これどこに向かってんの?」
「日本だ。どの道君も日本に向かうつもりだったのだろう?」
「なるほど、じゃあ仕事の話にしようか」
「これから話す事は全て国家の
軽くオーケーと返すと烏間さんは一枚の写真を取り出した。それに写っていたのは顔がシマシマのなんかよくわからないタコのような生物。
「・・・何コイツ・・・・タコ?」
「少し前に月の三分の一が吹き飛んだ事件は知っているな?」
それなら知っている。確かいきなり月で爆発が起き。月の三分の一が吹き飛び、三日月になった。大ニュースになったし、今でも時折騒がれるので覚えている。
「そいつが犯人だ」
・・・・・は!?コイツが月の三分の一を吹っ飛ばした犯人!?
「信じらんない・・・・コイツが・・・・・?」
「巫山戯た話に聞こえるが事実だ。そしてこいつは来年に地球もやるらしい」
「・・・・・そんなフザケた超生物を俺に殺せって・・・?冗談キツイよ烏間さん」
「冗談では無く真実だ。こいつは今椚ヶ丘中学校三年E組の担当をしている。君にもそこの生徒として暗殺に加わって欲しい」
「・・・・は?まさかアンタ等ド素人の学生にこの超生物を暗殺させてるっての!?」
二度目のショックだ。まさかド素人共の中に加わって暗殺しろとは。
「事実だ。だがド素人でも訓練すれば暗殺くらいはできる。そして何故かヤツは
「成る程・・・・だから生徒達に暗殺を。つーかプロの暗殺者でも送り込めばいいじゃん。なんでそうしないの?」
俺がそう言うと烏間さんが苦い顔をする。
「つい先日も新しく殺し屋・・・・・、イリーナ・イェラビッチを外国語教師として雇ったが、ヤツも暗殺に失敗した」
三度目の驚きだ。今日だけで驚かされることが多い。イリーナ・イェラビッチは
「それで俺に回ってきたって訳か」
「そう言うことだ。成功報酬は百億。受けてくれるか?」
「報酬の桁が違うような気もするけどまあいいよ。受ける。なんか注意とかある?」
「ヤツには特殊な素材で出来た武器しか通用しない。これがそうだ」
そう言ってBB弾とゴム製のナイフを渡してくる。
「え・・・・いや・・・・・え?これどう見てもBB弾とゴムナイフなんだけど」
「対先生用特殊素材だ。これ以外でヤツに傷を負わせることは出来ん」
「・・・・・まあアンタ等がそう言うならそうなんだろうね」
それから私は烏間さんにBB弾を撃つ銃のカスタムとナイフのカスタムを頼んでいた。明日には間に合わせると言われたし。明日からは椚ヶ丘中学校に転校だな。そんな事を考えながら帰路についた。
次の日、俺はまさか通学路で登山にあうとは思わず。予想外に苦労していた。烏間さんから聞いていなかったので、椚ヶ丘中学校の校舎に行ったところ、例の
やっとの思いでたどり着き。まずは職員室に顔をだす。すると昨日の烏間さんがいて、俺の格好を見て驚いたような顔をしていた。対照的にビッチ先生は久しぶりに会ったような顔をして、
「久しぶりね、〝徒花〟。あ、今はガンブレードだっけ?」
「そ、ガンブレードだよ。久しぶりだね〝毒蛾〟」
「そのコードネームやめてくれる?」
あ、青筋が出来てる。ホントに切れてるな。ていうか
「口調と服。戻して良いかな。女子になるの結構疲れるんだけど」
「アンタ元々女子でしょうが。そのままでいなさいよ」
「やだよ怠いし」
私はそう言って制服を脱ぎ捨てる。慌てて烏間さんがよそを向くが、私は構わず着替える。そしていつもの黒いTシャツに黒いパーカー。黒いカーゴパンツのスタイルになる。黒いバスケットシューズを履いて完了。
「相変わらず色気の無い格好ねぇ」
「毒蛾の色気がありすぎるんだっつーの。それよかみんな教室でしょ、俺行くわ」
それだけ言い残して職員室からさっさと退散。中からはイリーナさんの叫び声が聞こえるが無視だ。無視
渚 side
「今日は転校生が来ます」
期待たっぷりに言う殺せんせー。この時期に転校生だなんて、十中八九暗殺関係者だろうなとは思うのだけれど。
「ではどうぞ」
殺せんせーがそう促すと、扉が開いて、全身真っ黒の、頭だけ銀色の男とも女ともとれる中性的な顔立ちの子が入ってきた。そして綺麗な字で黒板に名前を書いていく。
「
そう言ってニッコリと微笑んだ。その姿にみんなは思った。
((((((綺麗だ!))))))
「貴方が潮田渚君?」
気がつくと目の前には徒花さんが立っていた。
「そうだけど・・・・なにかな?」
「貴方が殺せんせーの情報を集めてるって聞いたからさ。よければ教えてくれないかな?」
「うん。いいよ」
僕はノートを渡す。徒花さんは有り難うと言って自分の席に戻った。
授業が終わると質問攻めにされるのは嫌だという風に教室から出て行ってしまったけど。僕は胸騒ぎがしていた。なにかありそうな予感が。
徒花 side
潮田渚から借りたノートに書いてあった情報はとてもありがたかった。おかげで
俺は今ある家の前にいる。それは、
「倉橋さん・・・であってるっけ?」
「そうだけど、よく私の家が分かったね~」
「まあそれはいいや、じゃあさ、」
花開く満面の笑みとは対照的に俺はドス黒く濁った笑みを浮かべる。それに気がついたのか倉橋さんが怯えたような顔で少し後ずさる。
「
崩れ落ちる倉橋さんを抱き留める。大切な人質だ。
「殺すよ・・・・・・
次の日の朝。俺は教室で倉橋さんを天井から吊して、その首に手榴弾をぶら下げる。中身は対先生用BB弾を入れておいた。爆発と同時に飛び散る仕組みだ。それ以外にもいろいろ仕込みをして一段落ついたところで倉橋さんが起きた。
「・・・・ん。あ、あれ?」
ここでようやく自分の置かれている状況に気がついたらしい。
「あぁ。おはよう倉橋さん。まず君の質問に全部答えようか。ここはE組の教室。君が吊されている理由は俺が攫って吊したから。なんでそんなことをしたのかと言うのは君に人質になって貰うため。後君には首のネックレス以外何もしてないから安心して良いよ」
そんな折。他の奴らが登校してきたが、教室前に仕掛けておいたブービートラップに気づき、教室に入って来れないでいる。
「あ-、みんな登校してきたねぇ・・・・・、あ、渚君じゃん。ノートありがと、助かったよ」
「ちょっと徒花!これどういう事!」
「あ、それ触れない方が良いよ、お友だちの首吹っ飛ばしたくなかったらね」
俺に喰ってかかり、扉に仕掛けてあったワイヤーをどけようとする中村に注意する。中村は俺の言葉と倉橋の首に掛かっている手榴弾に驚いて、後ろに下がる。そこに、
「これはどういうことですかねぇ・・・・・キリカさん」
黄色い顔の超生物が教室の中にいた。
「やっぱあれくらいじゃ死んでくれないし止まってもくれないか。動くのメンドウなんだよなぁ・・・」
「どういう事かと聞いているんですよキリカさん。先生を暗殺するのは別に構いません。むしろ大いに結構です。しかし、仲間に危害を加えるの関心できませんねぇ」
その声は後ろから聞こえ、標的が倉橋さんを吊しているロープを切ろうとするが、
「にゅやっ!?」
「対先生用特殊ワイヤー。それで吊しとけば
その言葉と共に俺は開けておいた教室の窓から飛び出す。その直後、教室の四隅が
「クッハハハハハハハハ!どうよ!そんだけのBB弾浴びて無事でいられっかぁ?」
「「「殺せんせー!!」」」
教室の中央には、倉橋を庇って、BB弾をもろに喰らい。形の崩れた
「にゅ、にゅや・・・・・」
「んじゃだめ押しかな・・・・・
俺が手元のスイッチを押すのと、倉橋の首元が爆発するのはほぼ同時だった。
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