人造人間〝デザインベビー〟の暗殺教室 『更新停止 削除予定』   作:煌酒ロード

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こっちの小説に当分かかりっきりになりそうで他の小説の更新が止まるのが怖いw
この小説が皆さんの良き暇つぶしになればいいと思います


転校と暗殺の時間 2

教室内が爆風で埋まる。皆の悲鳴が聞こえてくる。が、そんな事はどうでもいい。

俺の計算と、あのタコの性格上 。教室の四隅で爆発が起こればまず真っ先に人質である倉橋陽菜乃を守ろうとするだろう。だからそこをついて対先生用特殊BB弾を仕込んだ爆薬を設置して置いた。予想通りボロボロになった標的(ターゲット)に倉橋の首に仕掛けた爆弾で吹っ飛ばす。俺の作戦は滞り無く完了した。したはずだ

ならなぜ標的(ターゲット)()()()()()()()()()()()()()()!?

 

「初めてですから知らないでしょうが、先生月に一度ほど()()が出来ます。爆風程度ならそれで防げますから」

 

知っていた。渚のノートに書いてあったから。ただ予想外だったのは、

 

「脱皮してから倉橋に皮かぶせるまでが速すぎる・・・」

 

標的の顔が緑と黄色のシマシマになる。

 

「ヌルフフフ、あの程度朝飯前です」

 

「チッ・・・自信あったのになぁ・・・」

 

どうやら俺はここまでらしい。

 

「君の暗殺は失敗ですねぇ・・・、生徒に危害を加えるのは感心できませんよ?」

 

「それに関しては悪かったと思ってるよ。彼女には謝っといてよ」

 

「いいえ、自分で謝りなさい。明日からもこの学校に通う上で、仲間達との間に壁など作るものではありませんよ?」

 

「無理だよ」

 

不思議そうな顔をする標的。その時校舎の校門前に黒い車が止まる。そこから黒服の男がりて来る。

 

「検体56番。来い」

 

それだけ簡潔に言って、俺の腕を掴む。俺は逆らわない。いや、逆らえない

 

「待ちなさい!」

 

標的が叫び、男が振り返る。そして感情を感じさせない声で

 

「貴方の一般人への干渉は禁止されているはずだ。それに56番はもう貴方の生徒ではない。あなたの言うことを聞く理由が私にはない」

 

「いいえ、一度この教室に入った以上彼も私の生徒です」

 

「いいよ標的。俺は失敗した。要するに俺の存在意義(生きていい理由)も無くなったから」

 

「それでもです」

 

言い放つ標的。

 

「一度面倒を見ると言ったからには最後まで面倒を見ます。せんせーとして」

 

俺は少し驚いた表情になる。これが化物(モンスター)かよ。泣けてくるぜ

 

「もっと早く会いたかったなぁ・・・」

 

「何か言いましたか?」

 

「なんにも、バイバイ殺せんせー。分かってるだろうけど、ついて来ちゃダメだよ」

 

多分涙に濡れてるだろうけど、飛びっきりの笑顔でお別れしよう。多分綺麗な笑顔になってると思う。

振り返らずに車に乗る。後ろから静止の声が聞こえるけど無視だ。その声を聞いてしまったら、死にたくないと思ってしまうから。

 

 

殺せんせー side

 

「まちなさ・・・」

 

止めよなければ、そう思って前に出るがそれを烏間先生に阻まれてしまう。その間に車は行ってしまう。

 

「なぜ止めるんですか」

 

「本人の意向だ」

 

烏間先生の有無を言わさぬ口調。それに何かを感じるが、それは言わない。烏間先生の目が、今は待てと物語っている。

 

「・・・わかりました」

 

教室に戻り、倉橋さんをチェックする

 

「アイツマジ意味わかんない!」

 

「人質とってしかも殺そうとするとかありえねーだろ!」

 

中村さんと前原君が怒っているが、倉橋さんがそれを否定する。

 

「キリカちゃんは私を殺そうとなんてしてないよ」

 

「ハア!?何言ってんだよ倉橋!首の爆弾破裂させられたの忘れたのかよ!」

 

「先生もそう思います」

 

私の声にみんなが訳の分からないといった顔をする。

 

「まず第一にですが、教室の四隅に仕掛けられた爆弾は、爆風が上がる位置を計算して仕掛けられたものでした。外から中が見えなくなるよう。決して中央に被害が行かないように、事実飛んできたのは対先生用BB弾だけですし、あの程度なら先生が盾になれば防げます。次に首の爆弾ですが、ごく少量の火薬を使ってBB弾を周囲に飛ばす為だけの仕掛けです。なので倉橋さんが負う怪我は酷くても軽度の火傷位です。そして倉橋さんの首元ですが、耐火用コーティングが施されていました。これにより倉橋さんは無傷でした。」

 

教室全員の顔が驚きに満ちる。先生でも驚いたのですから当然と言えば当然でしょう。しかしそれよりも気になるのは彼の言葉だ。生きていい意味とは一体。そこまで考えた所で烏間先生が呼びに来たので廊下に出る。

 

「彼が連れていかれた場所がわかった。」

 

そう言ってタブレットPCを見せてくれる。

 

「いいのですか?本人から止められていたのでは?」

 

「俺は別に彼の拘束場所を調べた訳では無い。そこは違法な人体実験を行っている施設で、防衛省としてはそれを見過ごす訳にはいかないわけだ。お前を連れていけば制圧が楽にすむと思ってな」

 

そういう建前で通すんですねぇ・・・、良いでしょう

 

「つかまってください烏間先生。すぐつきますので」

 

「仕方がない」

 

私は急ぐ。今度こそ救うために

 

 

 

56番 side

 

目が覚めて感じるのは、浮いているような感覚。目の前には忙しなく動く白衣の人達、私が生まれて、育って、また生まれる場所。もう直ぐこの意識も消えるんだろう。頭の中を書き換えられ、身体も作り替えられた。

ああでも体の中身はまだ変わってないみたい。要するに外見しか作り替える必要が無かったのか。後は記憶を消すだけ。もう直ぐその作業が始まる。そうしたら56番は死ぬ。次は何番になるんだろう。

目を瞑ると見えるのは、怯えた倉橋さんの顔。私が唯一残した、後悔。

 

『ちゃんと謝っときたかったなぁ・・・』

 

声にならない声。脳につけられてる機械が動き始める。その時

視界が、真っ赤に染まった。

次に聞こえてきたのは、怒声。そして悲鳴。私は何が起こったのか全く分からずにただ黙って浮いていた。そして私の足元に現れたのは

 

「ヌルフフフ、さっきぶりですねぇ・・・、徒花さん」

 

標的(殺せんせー)だった。

 

「貴方を連れ戻しに来ました。教室に戻りましょう」

 

笑顔でそう言う殺せんせー、私は巨大ビーカーの中で考える。そして殺せんせーの近くのモニターに言葉を文章として写す。

 

『何しに来たの?』

 

「迎えにきました」

 

『必要ない。帰って』

 

「私が帰ったら、貴方が死んでしまいますので」

 

『・・・なんでわかったの?』

 

それには答えずに、殺せんせーは手馴れた手つきでビーカーを分解していく。数分とたたない間に私は外に連れ出されてしまった。

 

「・・・寒い」

 

当然のことながら私は全裸で、すごく寒い。そして殺せんせーの目つきがイヤらしい。私はわざとジト目で、

 

「変態・・・」

 

「にゅ、にゅやっ!いえいえそんなつもりは!」

 

なんか慌ててあたふたしてる。面白いかも。

 

「冗談だよ殺せんせー。でもまあ全裸のまま放置するのだけはやめてほしいかな。寒いし」

 

それもそうでした、直ぐに何か着る物を探してきます。と言って消える殺せんせー。単純だな。

 

「ばいばい、殺せんせー」

 

聞こえるはずのない言葉を残して僕はその場をさる。見つからないように。

 

 

倉橋 side

 

 

キリカちゃんが来なくなってから一週間がたった。もうすぐ修学旅行だというのにそれもすっぽかして。班を決めるときに私たちの班にキリカちゃんを入れてって殺せんせーに言われて、私は賛成だったんだけど、他のみんなは渋々って感じだった。

そして今日。いきなり殺せんせーから朝少し早く来て教室に待機しておいて下さいと言われて少し早く向かってる。どうやらみんな言われたらしくて、みんなぶつぶつ言いながら向かってる。

 

「おはよう。倉橋さん」

 

「渚君おはよ~、今日朝早くなんなんだろうね~」

 

「さあ?でも殺せんせーのことだからまたきっとろくでもないことだよ」

 

そう言って苦笑いを見せる渚君。さすがに殺せんせーがいっつもろくでもない事をしてる。みたいな発言はどうかと思うけどなぁ・・・

教室にはもう殆どの人が集まってて、みんな何で朝早く呼ばれたのか不思議がってる。そこに殺せんせーに押されるようにして、黒い帽子を深く被って、顔が見えないようにしてる女の子が入ってきた。みんな誰だろうと思っていると

 

「改めて紹介しましょう。我らE組に新しい仲間が加わります。ほら帽子とってください」

 

「うっさいエロダコ。人の服を無理矢理剥ぎ取ってあんなことやこんなことしといてその上でコスプレまでさせてその上で飽きたらずまだ要求するのか」

 

高めのハスキーボイス。

 

「「「「殺せんせーなにしてんだよ!?」」」」

 

クラス全員が殺せんせーに向けて批難の目を向ける。

 

「せ、先生は不登校児を着替えさせてついでに体と髪を整えて歯を磨いてあげただけです!やましいことはしていません!信じて下さい!!」

 

慌てて言い訳をする。殺せんせー。でもみんな聞かずにせんせーに詰め寄っては質問している。でも彼女が帽子を取った途端みんなが黙った。

 

「・・・・・キリカちゃん?」

 

「・・・・・・今は検体番号56番だけどね。久しぶり、倉橋さん」

 

目の前の少女は一週間前に私を人質にした。キリカちゃんだった。




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