補足説明ですが、9982号は御坂本人の前で電車で圧殺されたミサカです。気になる方は原作かアニメのとある科学の超電磁砲で。
11話 御坂妹
第2部 妹達編
インデックスとの戦闘より2週間が経過したある日・・・
理解できない。私は実験のために生み出され、実験のために死ぬ定めだ。なのになぜ、お姉さまは9982号の死に驚き、怒り、悲しんだのか、ミサカ9997号には理解が出来ない。しかも、なぜ9982号は・・・
死にたくない、と思ったのだろう
しかし、時は残酷に過ぎ、第9997次実験が始まろうとしていた。
「ミサカ9997号は、これより実験を開始しますとミサカは考え事をやめて、冷静に告げます」
彼女はスナイパーライフルを構えて、白髪の少年に向けて放った。
そしてその夜ミサカ9997号は死んだ。
同時刻、空条家
ボン
承太郎の家の中に爆発音が響き渡った。
「おいインデックス!また電子レンジ壊しやがったな⁉︎」
「ち、違うんだよ。インデックスは卵を温めただけだよ」
やれやれ。承太郎はため息をついた。インデックスとの戦闘から1週間後、2人は晴れて退院することができたのだがその翌日、ステイル口車に乗り、上条が承太郎に内緒で姫神という少女を助けに行き、右腕を切断する重傷を負って帰ってきた。おかげでまた上条は入院。インデックスの面倒は承太郎が見ている。しかし、インデックスは家事の「か」の字すら知らず、料理を任せれば必ず何かが爆発するのであった。ついでにさっき爆発した電子レンジは5台目である。
「やれやれ、これから作り直すのも面倒だからファミレスで済ませるか」
「ファミレス⁉︎やったー!」
子供のように喜ぶインデックス。しかし、承太郎の財布は喜んではいなかった。
それから数時間後、辺りはもうすっかり暗くなっていた。承太郎とインデックスは帰宅の途中であった。
「あー、お腹いっぱい。久しぶりにこんなに食べたんだよ。ん?承太郎、どうしたの?」
「やれやれ、テメーとはもう二度とファミレスに行かねえ」
「えー!何で〜」
「やかましい!ファミレスで食べただけなのに、何だこの金額は?テメーはジャンプに出てくるどこぞのサイヤ人か!」
そんな事を言っていると、承太郎はある人物とすれ違う。
御坂美琴である。しかし、様子が少しおかしかった。いつもの御坂なら、挨拶ぐらいはするはずなのに承太郎を見かけても全く反応がない。しかも変なゴーグルを掛けている。違和感を覚えた承太郎は声をかけてみることにした。
「ねー、承太郎。聞いてるのー?」
「インデックス。少し静かにしてろ。おい、御坂」
すると
「ミサカのことを呼びましたか?とミサカは不審な人物に警戒しつつ答えます」
承太郎は確かにこの人物が御坂と名乗ったのを聞いた。しかし、謎はさらに深まる。話し方から察するに性格は本物の御坂と真逆であることから、少なくとも御坂美琴本人ではないことがわかった。そこで御坂美琴の兄弟か親戚かとも思ったが、御坂美琴には兄弟はおらず親戚も学園都市には1人も来ていないという話を以前聞いていたため、少なくとも兄弟や親戚ではない。では一体今目の前にいる人物は何者なのか。承太郎は確かな情報を掴むため御坂にそっくりな人物に質問をした。
「おい、テメーは何者だ?」
「ミサカは、御坂美琴お姉様の妹です。とミサカは以前警戒しつつ答えます」
「だがそのお前の言う御坂美琴は妹は居ないと以前言ってたが?」
「ミサカはれっきとした御坂美琴お姉様の妹です!とミサカは告げます」
このままだと何処までも平行線か。インデックスもいることだし、今日はこの辺りにしておくか。
「分った。おい、インデックス。帰るぞ。」
「え、あっ待ってよー、承太郎ー!」
「最後にもう一度だけ聞くが、本当に御坂美琴の妹なんだな」
「はい!とミサカは自信満々に告げます」
「そうか、じゃあな御坂の妹。気をつけて帰れよ。あと、お前の姉によろしくな」
「はい。さようなら」
しかし、ミサカの表情はどこか複雑そうな様子だった。
承太郎達が去った後、ミサカは一人で呟いた。
「ミサカ10001号よりミサカネットワークへ。御坂美琴お姉様の知り合いらしき人物と接触。少し感づいた様子でありましたが、ミサカ10001号は実験の時間のため対応ができませんでした。あの人物との接触は避けることをミサカ10001号は勧めます」
『了解。とミサカは告げます』
今稼働している全てのミサカから返信が来た。
彼女達はシスターズ(妹達)。ある男を最強へとするだめだけに作られた存在。御坂美琴の劣化クローンである。
ミサカ10001号は実験のためある少年の元へと向かった。
ミサカ10001号は学園都市中心部から離れた工場跡地へと来ていた。
「実験開始まであと1分となりました。準備はよろしいですか?とミサカは問いかけます」
「あ?準備なんていつでもできてるっての。早くだるいから始めようぜ」
「時間になりました。これより第10001次実験を開始します」
実験を開始を告げると同時にミサカ10001号は目の前にいる白髪の少年に対し銃を放った。しかし、これまでの実験でこの少年にバリアのようなものがあることは分かっている。しかし、超能力であるからには限界はある。そこでミサカ10001号が考えた作戦。『一点集中攻撃』。
「いくらバリアといえども、これだけ同じ箇所を集中的に攻撃すれば演算は間に合わないはず。とミサカは・・・」
しかし、ミサカ10001号が放った弾丸は全て帰って来た。慌てて回避するも左胸と左肩に2発ほど命中した。御坂美琴と同じ常盤台の制服が赤色へと染まる。左の肺を撃ち抜かれたのか、息が苦しい。
「なーんだ。結局、俺の能力のこと全然分かってないんじゃん」
胸が苦しく言葉を返すことすらできない。
「もう終わりか?チッつまんねぇなー。まあいいや、楽にしてやんよ」
殺される。ミサカ10001号は薄れる意識の中で覚悟を決めた。
しかし、その時不思議なことが起きた。地面に転がっていたのだが気がついたら男に抱えられていた。よく見ると先ほど話していた巨大な男だ。その男は白髪の少年に詰め寄る。
「テメーなにやってやがる」
「あ?」
「なにをやってるかって聞いてんだ!」
それは全身全霊の怒りだった。
To be continued→
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