久しぶりに投稿しました。気が向き次第続編は書く予定です。
今回は内容を大幅に変更しました!
1989年7月2日(日曜日)午前11時
承太郎は今、学園都市へと向かうタクシーの中に居た。しかし、承太郎はどこかソワソワしていた。それもそうである。元々6月の末には転校する予定であったのだが、手続きなどは全て
「このジョセフ・ジョースターに任せておけ!」
と言うのでジョセフ全て任せていた。しかしそれは間違いであった・・・。先週あまりに手続きに時間がかかるのでジョセフに聞いてみたところ・・・
「しまった!すっかり忘れておった!すまん!」
その直後、承太郎とホリイの様子を見て逃げるんだよおおおおと脱走しようとしたジョセフの顔面に2人の鉄拳が飛んできた。なんだかんだあったが、なんとか終わらせる事が出来た。
こんな事もあり、本当に大丈夫なのかと承太郎は内心とても不安であった。
「お客さーん学園都市にもうすぐ入りますが身分証や証明書の準備は大丈夫ですかー?」
「ああ、問題ないぜ」
心の準備は全然大丈夫ではなかったが。
そして検問所。かなり厳重で、例えるなら要塞のようだ。そんなことを考えていると、検問のアンチスキルに声をかけられた。
「学園都市は初めてですか?」
「いや、ガキの頃半年ぐらい居たことがあるぜ」
「分かりました。では身分証と転校証明書を拝見します」
こんなものが本当に使える不安であったが、まあ使えなかったらじじいにもう一度鉄拳を喰らわすまでだ。などと考えていた。
「えー、空条承太郎さんですね、問題ないです。どうぞ!」
以外とすんなり学園都市へ入ることができた。そして承太郎は、ふと街を眺めてみた。
「これが学園都市か、確かに外より30か40年年ぐらいの技術の差があるな」
街の中心部付近にはニュースでしかみたことがなかった軌道エレベーターがあった。
「こんな所で驚いてたらきりがないですよーお客さん。学園都市じゃあ能力者や警備ロボ、清掃ロボなんてざらにいますからねー」
こんな所で暮らしていくと考えるとなぜか自然とため息が出てきた。
それから1時間ぐらいタクシーに揺られ、ようやく承太郎はこれから通う学校に着いた。
今日は日曜日であったので学校にいる生徒は少なかったもののその身長と体格から注目の的であった。
「見て見て!あの人マジでかっこいいwww」
「ほんとだ!かっこいいーwww」
「あんな人彼氏に欲しいよねーwww」
「あんた彼氏いるじゃんwww」
ワイワイガヤガヤ
こうなる事はある程度、承太郎も予想済みではあったがやはり鬱陶しいことには変わりはなかった。
「やれやれ、まあとりあえず担任に挨拶だけして今日は帰るとするか」
荷物の整理はスタープラチナを使えば1時間で終わるから今日はゆっくりできるだろうと、承太郎は思っていた。
校舎に入った承太郎は案内書を見ながら、とりあえず職員室を目指していた。
「職員室は1階の奥の方か」
「あー、補習かー」
『⁈』
職員室に向かおうと歩き出した時に、横から出てきた学生と衝突した。
もちろん体格差から吹っ飛ぶのは承太郎ではないのは当然であった。 ぶつかった衝撃で彼の手に持っていた筆箱の中身をぶちまけながら転ぶかと思われたが次の瞬間、彼は何事も無かったかのように承太郎の前に立っていた。
「おい、大丈夫か?ちゃんと前を見て歩け」
こっちもよそ見してたから承太郎も悪くないとは言えなかったが。
「あ、ありがとうございます」
承太郎は倒れた学生を起こすために手を貸した。しかし、その学生が承太郎の手を握った瞬間、とても不可思議なことが起きた。
彼の右手に触れた瞬間何とも言えない『違和感』を感じた。まるで普通なら出会うことない2人が、出会ってしまったような感覚に襲われていた。
それは上条も同じだった。彼に触れた瞬間幻想殺しが発動して、何とも言えない違和感に襲われていた。
「テメェ、何者だ?」
「お前こそ何者なんだ?」
2人が手を握ったまま警戒し合い膠着状態が続いていた中、小萌が割って入ってきた。
「上条ちゃん?やっとついたのですね。それにしても男2人で昼間からラブコメなのですか?」
そこには小学生ほどの大きさの少女がいた。なぜこんな小さい子が高校にいるのか疑問に思った時、承太郎の手を握っていた男は手を急いで離し、少女の元へと向かった。
「先生!お待たせしました。この上条当麻、ちゃんとお昼まで戻って来ました!」
「お疲れなのです。黄泉川先生が待ってますよ」
「あの?先生、俺お昼ご飯食べてないんですけど・・・」
そんな様子を見て承太郎は2つの疑問が思い浮かんだ。まず1つ目は、なんでこんなところに小学生がいるのかということである。承太郎は高校に来たはずだが、明らかに目の前にいるのは先生の真似をしている小学生である。そしてもう1つは、さっきからこの男が話している小学生の『小萌」という名前と承太郎の担任の名前が同じということである。
しかし、早く帰りたいためそんな悩みは一瞬で消え去った。
「おい、テェーら。ふざけてないでさっさと補修とやらに行け、鬱陶しいぞ」
「先生に向かってテェーらとは何事ですか!失礼にもほどがあります!」
「分かった分かった」
「あー!流しましたね〜⁉︎」
「大体、なんで小学生が高校なんかにいるんだ?」
「私は小学生じゃないのです〜!」
小萌と言い合いになる承太郎。するとさっき先生と話していた男が承太郎の肩をつつき、小声で声をかける。
『おい、おい!』
「なんだ?」
『あの人、見た目は小さいけど本当に先生だぞ』
「本当か?」
『ああ、小萌先生は小学生みたいな見た目してるけど、酒を普通に飲めるような年だぞ』
承太郎は再びその先生とやらに目を向ける。やはり小学生にしか見えない。
そんなことをしていると騒ぎを聞きつけた黄泉川がやって来た。
「よおー、小萌先生。どうしたじゃんよ?」
「そこの大男に小学生にしか見えないって言われたのです〜!」
「確かにそれは一理あるな」
「そんな〜、黄泉川先生〜」
小萌と黄泉川は話し始める。しかし、よく小萌を見ると確かに服も大人っぽいのを着ている。とりあえず、このままだと話が進まないので、小萌は学園都市の能力で小さいままということで割り切った。
それから承太郎と小萌の間で一悶着あったものの、黄泉川の仲介でなんとか収まり、承太郎は小萌から学校生活の説明、上条は補修へと向かった。
それから数時間、承太郎は小萌から連絡や学園都市でのルール、能力などについてみっちり話された。話の途中で「不幸だーー」などという声が隣の教室から聞こえたが気にしなかった。そして話が終わったら能力検査などが行われた。結果を見ると承太郎は「念力使い」のレベル3ということであった。
承太郎はふと外を見ると、もう夕方になっていた。
「小萌、すまねえがもうそろそろ家に帰りたいんだが」
「先生をちゃんとつけるのですー!ま、確かに明日から学校ですので今日はこの辺にしておくのです」
そう言われ、隣の部屋に承太郎は連れていかれた。そこには白く燃え尽きた上条の姿と、ニヤニヤする黄泉川の姿があった。
教室に入って来た承太郎と小萌の様子を見て黄泉川がこちらに歩いて来た。
「そういえばさっきは挨拶ができなかったな。黄泉川だ。主に体育を教えてるからよろしく」
「黄泉川先生かよろしく」
「なんで黄泉川先生には付けるのに私には先生を付けないのですか〜!」
「好かれてるんだよ、な?承太郎」
「やれやれだぜ」
すると突然、小萌が何か思いした様子で上条の元へ向かった。
「上条ちゃん起きるのですよー!」
「んー、るーとさんはひとなみにおごれるーとには・・・」
「上条ちゃん!」
「うわっ!小萌先生、どうしたんですか⁉︎」
「上条ちゃんと空条ちゃんは隣の部屋同士なので仲良くするのですよー」
「えっ!そうなんですか!」
確かに上条の隣の部屋は4月に卒業したため、片方は開いたままになってはいた。
「なるほど、上条当麻です!よろしく」
「空条承太郎だ。よろしく」
「えっと承太郎さんでいいかな」
「承太郎で問題ないぜ」
「そうか、承太郎。改めてよろしくな!」
承太郎はなぜかわからないが上条と気が合いそうな気がした。おそらく上条の雰囲気がDIOとの戦いで死んだ花京院や、アブドゥルに似ていたからかもしれない。
それは上条も同じであった。今まで自分の不幸体質のせいもあって、あまり人は信用できなかったがこの承太郎は信用できる気がした。
「それじゃあ、俺たちはこれで失礼します」
「気をつけて帰るのですよ〜!」
「お疲れじゃん!」
帰り道、承太郎と上条は晩ご飯の材料を買うためにスーパーに寄り、そこから寮への帰宅の途に着いた。だがその帰り道、事件が起きた。
「あんた、見つけたわよ!今度こそ決着を・・・でかっ!あんた誰?」
突然顔も知らない少女に声をかけられたというか喧嘩を売られた。茶色の髪に制服のミニスカートを履いた今時の学生だ。しかし、この少女はは承太郎を見てかなり驚いた様子であった。
「上条、誰だこのガキは?誰か知らんがこんなガキに用は・・・」
承太郎が言いかけた時、上条が必死な様子で止めに来た。
「あ!承太郎やめたほうがいい。あのビリビリは・・・」
「ビリビリ言うな!それと、私はガキじゃないーー!」
突如承太郎に向かって電撃が放たれた。
To be continued→