とある魔術と科学の奇妙な冒険 〜絆の物語〜   作:かじもこ

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日曜日に投稿する予定でしたが、都合が良くなり完成させる事が出来たので投稿ました。

さて今回のお話は今作のヒロインであるインデックスが登場します。

あと、これは全く関係ない話ですが、宇宙戦艦ヤマト2202が2月27日上映らしいですね!楽しみです!



6話 禁書目録(前編)

 虚空爆破事件から3日後、承太郎は目を覚ました。なぜ病院なんかにいるのかと考えていると、なんとなく思い出してきた。あの時、承太郎は白井を助けるために残りの3秒を使い白井の元へ向かい、ラッシュで爆風とを相殺すると同時に破片を跳ね返すはずだった。が、しかし爆風と細かい破片に気を取られ大きい破片を弾くことに失敗し、脇腹に刺さって激しい激痛に襲われた所までは覚えている。

 そんなことを考えていると上条が病室入ってきた。

 

「おお!承太郎、やっと目を覚ましたのか!心配させやがって」

 

「おかげさまでなんとか無事だぜ。それより、白井の方は無事だったか?」

 

 破片は承太郎に刺さったもの以外は全て弾いたはずだが不安だったので確認した。

 

「ああ、お前のおかげでかすり傷で済んでたよ」

 

「なら良かった」

 

 そんなことを上条と話しているとカエルみたいな医者が入ってきた。

 

「やあ、気がついたようだけど傷の具合はどうだい?」

 

「ああ、少し痛むが動いた感じだと日常生活は問題無さそうだ」

 

 承太郎は早くいつもの生活に戻りたかった。ずっと病室に居ては体が鈍ってしまう。

 

「その様子だと問題は無さそうだね。傷の具合によっては4日後ぐらいには退院できるだろう。でも、無理すればまた傷が広がるから、退院しても2、3週間は安静にしててくれよ」

 

「ああ、わかった」

 

 突然上条が、今日補習であることを思い出した。

 

「あっ!やばい、今日補習だった!ごめんな承太郎、俺補習あるから!じゃあなー」

 

「おお、じゃあな」

 

 日曜日も補習とは上条も大変だな。

 

 それから2時間後、承太郎が目が覚めたことを聞いて小萌と黄泉川が来た。やれやれ、ゆっくり休みたいところなんだが。

 

「空条ちゃん大丈夫なのですか⁉︎」

 

「空条、大丈夫か⁉︎」

 

「ああ、おかげさまでなんとかな」

 

 やれやれ、みんなこんな感じでお見舞いに来られると考えるとさすがに鬱陶しいぜ。

 

「すまない、空条。現場の近くにいたのにお前を守れなくて」

 

 そういえば黄泉川はアンチスキルだったか。もしあの爆発現場にいても爆発に巻き込まれるだけだったので居なくて良かった。

 

「いや、ぜんぜん気にしてないぜ。それより犯人はどうなった?」

 

 承太郎が一番気になっていた事は、犯人が逃走しさらに犠牲者が増えているのではないかと懸念していた。しかし、黄泉川の話によると、現場近くに居て任意同行を求めると反抗し逃げ出そうとしたのですぐさま御用となったらしい。やれやれ、これで一件落着か。

 

 それから3時間後、今度は御坂と白井がお見舞いに来て病室が騒がしくなり休養どころではなかった承太郎であった。

 

 そして4日後、ついに承太郎は退院し、さっさと学校へと通う事にした。学校へ戻った時のみんなの反応がとても鬱陶しがったが心配してくれているという事を考えて我慢した。

 そしてこれは試して分かった事だが、どうやら傷の影響で体が弱っており、スタープラチナを本気で使う事ができない。それはつまり前のように激しい戦闘がしばらくできないということ。そしてザ・ワールドを使う事ができないという事だ。強敵が現れたら上条に頼るしかないという事か。やれやれだぜ。

 しかし承太郎の心配とは裏腹に時は過ぎ、強敵が現れる事はなく、あっという間に7月末のの終業式の日となった。事件からすでに2週間が経ち、承太郎の体力はまだ完全とはいかないが、回復し戦闘は辛うじて可能になった。ただ、まだ完全ではないのでザ・ワールドは使うことができなかった。何より先日ジョセフより送られてきた写真に写っていた、白髪のシスターの事で何も起きないかと不安だった。

 そんな事をよそに小萌の話が終わり、夏休みが始まった。

 

「じゃあみなさーん!夏休みだからと言ってハメを外しすぎないでくださいよー」

 

 夏休みが始まった。と言いたいが、承太郎は入院で休んだ分、上条は期末テストの赤点の補習があり、明日からしばらくは学校があった。

 そして、HRが終わってすぐ、上条に久しぶりに晩御飯に誘われ2人で食べに行った。2人でしばらく歩き、いつものファミレスへと入った。

 

「俺はパスタにするけど承太郎は何にするんだー?」

 

「俺はハンバーグ定食だ」

 

「分かった。じゃあ注文する・・・ん?あれはビリビリ?」

 

 上条の見た先には、不良と話をする御坂の姿があった。その様子を見た上条が、

 

「なあ、承太郎。あのままだとあいつらやばくないか?」

 

「確かにな。あいつら、話している相手がレベル5のレールガンって事気づいないな。あのままだと確実に・・・。」

 

 やれやれ、たまには人助けでもするか。上条と承太郎は御坂と話す不良を助けに向かった。

 

「おいおい、やめなってその子にナンパするのは」

 

 上条が先に向かった。

 

「あぁん?誰だぁてめぇ?」

 

「そんな事はいいからこのビリビリをナンパするのはやめた方が身のためだよ」

 

 後ろには、突然の事に戸惑う御坂と白井の姿があった。

ん?何か面倒ごとの予感がするな。これは下手に首を突っ込まない方が身のためか。すると御坂が

 

「ちょっと!あんた何やってんの?」

 

「いや、何って人助けだよ。なあ承太郎」

 

 不良たちは、上条が承太郎と呼んだ人物を見た。その瞬間、190センチはある身長とガッチリとした体を見て、顔を真っ青にして逃げ出して行った。

 

「あんなやつ勝てるわけねぇ!」

 

「逃げろー!」

 

 やれやれ、どうやら見た目だけの腰抜けだけだったらしいな。しかし怪我の影響で今の状態だと喧嘩が出来ないから逃げ出してくれて助かったぜ。

 

「ちょっと待ってーー!」

 

 御坂と白井が焦って不良たちを追い出す。やっぱりビンゴだったか。

 

「おーい、ビリビリー!何があったのかわからないけどとりあえず追いかけてみるよ!承太郎はどうする?」

 

「俺はまだ傷が治り切っていから、すまんが俺は残ってる。7時まで帰ってこなければ先に寮に戻ってる」

 

 正直、傷が治り切ってないという事もあったが一番の理由は、これ以上面倒ごとに巻き込まれたくないというのが本音であった。

 

「分かった!じゃあ後でな!」

 

 その後、1人で食事を済ませ、7時まで上条の事を待ったものの、予想通り帰ってくる気配がなかったので寮へ戻った。

 

 次の日の朝。承太郎は最高に機嫌が悪かった。上条と御坂がなぜか戦い、御坂が奥の手である能力の雷を落とした影響で上条と承太郎の寮周辺で停電が起き、この真夏にクーラーと扇風機が使えず、また冷蔵庫の物も全滅であった。

 

「やれやれ、御坂のやつめ・・・」

 

 承太郎が冷蔵庫の被害確認をしていたところ、突如上条に隣のベランダから呼ばれた。

 

「承太郎ーー!ちょっと来てくれー!ベランダに変なものがかかってるー!」

 

 クーラーが使えず窓を開けていたのではっきりと聞こえた。何事だ?朝から。そう思いつつ上条の家に向かい、ベランダを見た。そこには、布団などではないなにか白い物体がかけられていた。

 

「承太郎。これ、何に見える?」

 

「何ってそりゃあ・・・っ!」

 

 上条の家のベランダにかかっていた物。それはジョセフから送られてきた写真に写っていた白髪のシスターの少女であった。

 

「うう・・・」

 

 少女が微かに動いた。

 

「上条気をつけ・・・」

 

 承太郎が、気をつけろと上条に言おうとした時、ぐうううううという音が、この少女から聞こえた。腹の音か?そして少女は喋った

 

「お腹すいた・・・」

 

『はぁ?』

 

 2人は声を揃えて言った。

 

「お腹すいたって言ってるんだよ?」

 

 あまりの唐突すぎる言葉に承太郎と上条は目が点になったのであった。一体この少女は何者であるのか?

 

 To be continued→

 





今回のお話は長すぎるため前編と後編に分けました。承太郎の入院中の出来事も書きたかったのですが、入れてしまうと字数が6000を軽く超えてしまったため泣く泣くカットしました。希望があれば5.5話として投稿したいと思います。
あと、承太郎に怪我を負わせ弱くし、時止めも封印したのにはある理由があります。皆さん考えて見て下さい( ̄▽ ̄)

次回 7話 禁書目録(後編)
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