さて、今回のお話は前回の続きヒロインとの出会いです。
「お腹すいたって言ってるんだよ?」
急になんだこいつは⁉︎と2人は思った。
「何か食べさせてくれると嬉しいな」
何かって言われてもなー。すると上条が、腐っている上に踏んづけたゲテモノ焼きそばパンを見つけた。
「こいつには、どこか遠いところで幸せになってもらうとするか。なあ上条。」
ニヤリと上条は頷いた。そして上条が焼きそばパン?を持ち、白髪シスターのところへ向かった。
「こんなもんしかないけどいいか?」
すると、このシスターはすぐさま
「ありがとう!そしていただきます‼︎」
ガブリ
「うぎゃあああああ!」
なんと、このシスターは上条の手ごと焼きそばパンを食べたのである。やれやれ、こいつはある意味ただもんじゃないな。
承太郎はジョセフの念写に写っていたという事が気になっていたので、落ち着いたところこのシスターから事情を聞こうと思っていたが、お腹が空いて喋れないと言うので上条に腐った野菜でゲテモノ料理を作らせ、このシスターに食べさせた。そしてシスターがゲテモノ料理を食べ終えると1人で勝手に喋りだした。
「美味しい料理ありがとう!自己紹介がまだだったね。私はインデックス。目次って意味だよ」
「おい、ちょっと待て。インデックスって偽名じゃあないのか?」
「そうだ!偽名じゃなくて、本名を教えてくれ!てかどうやって学園都市に入ってきたんだよ⁉︎」
承太郎と上条は怪しんだ。
「むー!インデックスは偽名じゃなくて本名だよ!全くここの人たちはみんな失礼なんだよ!」
そんな格好してるからだろ。と2人は思った。
「そんな事はどうだっていいが、なんでベランダになんか干されてたんだ?」
「私、追われてたの。魔術結社に。逃げてる途中でビルからビルに飛び移ろうとした時に落っこちちゃって」
「ビルからビルに?てめぇ超能力者か?」
能力がなきゃこの高さから落ちたら死ぬのは当たり前のことだ。つまり落ちても無事ということはなんらかの能力を持っているということだ。
「違うよ。魔術師なんだよ」
「魔術師?」
「うん。私はイギリス清教第零聖堂区の「必要悪の教会(ネセサリウス)」に所属する魔術師だよ」
「イギリス清教?魔術師?」
上条のこのシスターに対する疑念が深まる中、承太郎はあることを確認した
「まあいい、それよりまず一つだけお前に確認したい事がある。てめぇ俺の後ろのが見えるか?」
承太郎はスタープラチナを出した。
「見えるよ!これ、スタンドでしょ?魔道書の中に載ってたよ!確か魂を弓と矢の力によって魂を、具現化したものでしょ。すごい、初めて見た!」
「なに?てめぇ、これが本当に見えるのか⁉︎」
スタンドはスタンド使いにしか見えない。だがこいつはスタンド使いじゃないのに見えている⁉︎なんなんだこいつは。
「うん。たぶんこれは予想だけど、魔術師が使う魔術とスタンドはかなり近いものだから見えるんだと思う。超能力者が見えない理由はよくわからないけど」
「さっきから魔術師とか言ってるがお前はどんな能力を持ってるんだ?」
これが一番の問題だ
「私は魔術は使えないよ。でもその代わりに完全記憶能力を持ってるよ」
「完全記憶能力?」
「そうだよ。魔道書の内容とここ1年間で見たもの聞いたものは完全に覚えてるよ。」
「しかし妙だな。それじゃあ高層マンションから落ちても無傷なんだ?」
「それはこの服のおかげなんだよ」
2人は彼女の修道服を見た。どこからどう見てもただの修道服だ。
「この服は歩く教会の能力を持っていて、どんな攻撃や衝撃も無力化しちゃうんだよ」
「ほう、それは面白い能力だな。だったらここは一つ矛盾を解決するか」
「矛盾?」
彼女が不思議そうに聞いてきた。
「そうだ。さっきお前が噛んだこの上条には幻想殺しという能力がある。異能の力ならなんでも無力化出来るってやつだ。お前の歩く教会と幻想殺しどっちが強いかってことだ。ついでに効果があればお前が異能の力を持っていることの証拠になる」
「え⁈俺がやるの?」
「ああ、スタープラチナで殴って効果がなかったら大怪我させちまうからな。お前の幻想殺しの方が安全だ」
「まあ確かにな。いいぜやってやるよ」
「さあ、いつでも来ていいんだよ」
「よし!」
上条の右手が彼女の修道服に触れる。すると
ハラハラハラ
なんと服が突然バラバラになったのである。もちろん彼女の裸をモロに見た上条は5、6回噛まれた。承太郎はギリギリ見えなかったのと彼女から離れていたので難を逃れた。やれやれ、危なかったぜ。
「不幸だーーーー!」
彼女がこのままだと着るものがないので、お詫びとして承太郎がスタープラチナの精密さを生かし縫い合わせた。
「ほれ、できたぞ。すまなかったな」
「むー、いきなり女の子を裸にさせるなんてあんまりなんだよ」
このシスターはまだ不機嫌である。
「悪かったな。まさかこうなるとまでは思いつかなかったんでな」
「あ、はははははは・・・。不幸だ・・・」
噛まれた上条は、未だに放心状態である
「そういやお前なんで追われてたんだ?さっき魔道書がどうたらとか言ってたな」
「私は10万3千冊の魔道書を持っているから、それが目当てで狙われてるんだと思う」
するとここで上条が話しかけてきた
「承太郎ー!小萌先生が補習忘れてないですか?早く来ないと追加ですよ?だってー!」
やれやれ、話の途中だがそろそろ時間がまずいか
「すまねぇ、俺らは補習があるから今から学校に行くがこれからどうする?」
「私もこれで行くとするよ。もしかしたら奴らがここに来るかもしれないからね」
「分かった。気をつけろよ」
「うん!ありがとう!」
そして承太郎が行こうとした時、上条がシスターに声をかけた。
「なあ、よかったらここにいてもいいんだぞ?1人じゃ不安だろ?」
「じゃあ地獄まで一緒に来てくれる?」
「っ!」
2人とも息を飲んだ。この一言は、小さな少女の抱える過酷な運命を物語っていたからだ。
「ごめんね!でも巻き込みたくないから。じゃあねありがとうございました!」
ペコリと、お辞儀をして彼女は消えていった。
しかし上条と承太郎は、自分でもよくわからないがとてつもない不安に襲われていたのであった。
To be continued→
東京怖いですね。普通に地元の電車の感覚で乗ったら女性専用車でやらかしてしまった主です。やっぱり田舎者は田舎の方が安心しますね!
次回は出来るだけなら今週中には更新したいですが、まだ主が多忙のため更新が遅れるかもしれませ。ご了承下さいm(_ _)m
次回 7話ステイル=マグヌス