梨子ちゃんと付き合いたいんだけど、花丸ちゃんを傷付けたくない。
そんな主人公の葛藤を描いた回です。
あのパーティの日
俺はAqours全員とLINEを交換した。
実はルビィとダイヤのLINEもここで初めて知った。
いつもメールか電話だったからな。
そして…数日後…
梨子ちゃんからLINEが来ていた。
なんだろうと思って見てみると
梨子「お返事まだですか?焦せらせるようで悪いんですが…私も…気になってしょうがないです」
そういえばまだ答えを出していなかったな…
そろそろ返さないと…
ユウ「ごめん、今日中には返すから…もうちょっと待ってて!」
俺は自ら今日中と期限を決めた。
これは…今日中に花丸ちゃんに俺の想いを伝えなければならないということなのだ。
もう…さすがに逃げてられないな…
そう覚悟を決めた俺は花丸ちゃんにLINEをいれた。
ユウ「花丸ちゃん、今日大丈夫?とっても大切な話があるんだけどさ…」
すると花丸ちゃんからはすぐに返信が来た。
花丸「大丈夫ですよ!この前の海岸に集合でも大丈夫ですか?今、近くにいるので!」
この前の海岸…花丸ちゃんに告白された場所でもあり…梨子ちゃんに告白された場所でもある…
でも今近くにいるってことはすぐに話せそうで良かった。
俺は…重い足取りで海岸へ向かった。
するとそこには既に花丸ちゃんがいた。
ユウ「花丸ちゃん!!待たせてごめん!」
花丸「あ!ユウさん!!全然待ってないずら♩」
花丸ちゃんは上機嫌だ…恐らく…告白の答えを期待しているのだろう…
俺は…この子に真実を言えるのか…
いや、言うしかないんだ…
ユウ「あの…さ…この前…俺のこと好きって言ってくれたじゃん…?そのことなんだけどさ…」
花丸「やっぱり…で!ユウさんの気持ちはどうなんですか?」
やばい、今花丸ちゃんは満面の笑みだ。
ちくしょう…俺はそれでも言うしかないんだ…
ユウ「ごめんな……?俺、好きな人がいるんだ…」
花丸「………え?…ご、ごめん、ちょっと聞こえなかったずら…」
ユウ「俺には…大好きな人がいるんです…だから…その…」
花丸「なんで…この前は好きな人いないって!!」
ユウ「嘘ついて…ごめん…」
パンッ!!
!?痛い。俺の頬に刺激が走る。
俺は花丸ちゃんに叩かれていた。
あまりのことにビックリした俺は花丸ちゃんの顔を見る。
彼女は…泣いていた…。
花丸「最低…本当に最低ずら!!」
俺は本当に最低だ…
ごめん…花丸ちゃん…
花丸「まるのこと…期待させて…まるの気持ち踏みにじって…もう大嫌いです!!顔も見たくないずら!!!」
そう言って花丸ちゃんは泣きながら走って帰ってしまった。
凄く…痛い。
どんなプロレス技をかけられるよりもずっとずっと…
胸の奥がかなり痛むんだ…
でも俺はこうして花丸ちゃんに気持ちを打ち明けたんだ
これで梨子ちゃんとお付き合いができる!!
とはいかなかった。
俺は何の罪もない女の子を悲しませてまで幸せになりたかったのか…
花丸ちゃんのあんな姿…見たことなかった…
こんな気持ちのまま付き合ったって梨子ちゃんを幸せにできるはずがない…
俺は……梨子ちゃんへの返事が未だに出せないでいた。
そもそも…なぜこんなに花丸ちゃんのことが気になるんだろう。
俺が好きなのは梨子ちゃんのはずなのに、花丸ちゃんがいつも邪魔をするんだ。
花丸ちゃんの気持ちが…とか、花丸ちゃんが悲しむ…とか。
俺は梨子ちゃんが好き。
その気持ちに嘘はない。
けど…
花丸ちゃんのことを好きじゃないかって言われたら
それは違う…
俺はどっちが好きなんだ?
俺は…恋をしたことがなかった。
だからこそ…こんな曖昧な気持ちになってしまったのだろう。
レスラーとしては確かにチャンピオンになった。
けど…男しては未熟だったんだ…。
ユウ「……梨子ちゃん、ごめん…もう少し時間くれないかな…?」
俺はそう梨子ちゃんへLINEを送った。
すぐに返信は来たが怖くて内容を見れなかった。
俺は…その日夕方まで海岸にいた。
かなり時間が経ったが、勇気を振り絞って、梨子ちゃんからの返信を見た。
梨子「いえいえ!大丈夫ですよ!私もちょっといきなりすぎたんで…気長に待ちますね?」
梨子ちゃんは良い子だった。
こんな子さえも傷付けてしまう俺は…
もう少しちゃんと考えよう。
俺は、花丸ちゃんの気持ちが落ち着き次第もう1度会ってちゃんと話そうと思う。
まぁ…会ってくれるかわからないけど…。
そして、ちゃんと自分の気持ちに向き合おう。
俺の複雑な恋物語はここからが真のスタートなのかもしれない…。
正直、メインヒロインは梨子ちゃんにするつもりでした。
花丸ちゃんが振られて…それでも花丸ちゃんはめげずにユウを振り向かせるためにアイドルを頑張る…みたいなあれでしたが…
なんだか…花丸ちゃんが可哀想になってきて…
今後の恋の展開に注目してください!
さてAqoursの皆様はテストが終わりましたので、次回以降はアイドル活動を再開し、主人公のユウは再びサポートをするような形に戻る予定です!
期待していてください!