明日終われば明後日卒検だ…頑張ろう!
ダイヤ「お兄様、起きてください!今日はもちろん予定ないですよね!?」
なんだよ…朝早くから……
今日土曜日だろ…?制服なんて着てどうしたんだよ…
ダイヤ「授業参観、お兄様が見に来てくれるのですよね!?」
ユウ「はっ!そうだった!!何時からだっけ?」
すっかり忘れてた…今日はこいつらの授業参観じゃないか…
ダイヤ「授業は13時からですわ。とりあえず遅れずに来てくださいね?」
ルビィ「お兄ちゃん起きたー?ルビィのところにもちゃんと来るんだよ?」
ユウ「はぁーい…じゃあ2人とも頑張ってな?」
2人を見送り俺はリビングへ向かった。
軽い朝食が置いてあった。
いつもダイヤは俺の分も作ってくれているみたいだ…今度は一緒に食べなきゃな…。
朝食を終えたあと、俺は身支度を始めた。
いつもよりおしゃれに。
時間をかけて支度をした。
なぜ妹の授業参観にそんなに気合いを入れるかって?
良く考えてみろ。
ルビィの授業を見に行く=花丸に会いに行く。
だからこそ、誰よりもかっこ良く、おしゃれに決めなきゃならないのだ!
あ、もちろんダイヤのところにも行くよ?
そして…できるだけ今は曜には会わないようにしなきゃな…。
色々考えながら用意をしているうちに、お昼を回った。
余裕をもって家を出たので、早めに学校に着いた。
俺は早速ルビィのいるクラスへ向かったが、俺以外の保護者は来ていないようだ。
授業はまだ始まっていない様子。
とりあえず教室の外で待機していると花丸が俺を見つけた。
花丸「あ!ユウ!!来てくれたんだ♩」
ユウ「花丸!会いに来たよ!授業見てるからちゃんと頑張るんだぞ?」
花丸「うん///」
俺はそう言って花丸を撫でてあげた。
それを見ていた他の女子生徒達は…
生徒A「ねぇ、あれ花丸ちゃんの彼氏?」
生徒B「かっこいいかもしれないけど…少し怖いね…」
生徒A「そこがまたいいんじゃん!やばい超かっこいい!!」
そんな会話が聞こえてきた。
その会話を聞いたルビィは教室を飛び出して俺に抱きついてきた。
ルビィ「お兄ちゃん!!待ってたよ、今日はルビィのためにありがとね!」
花丸「ちょっとルビィちゃん?今ユウはおらと話してるんずら」
ルビィ「お兄ちゃんはルビィのお兄ちゃんだもーんだ!」
花丸「ユウはおらの彼氏ずら!」
ユウ「2人とも喧嘩はよしてよ…そーいえば俺は何の授業見るんだ?」
ルビィ「なんかね、教育実習生の人の授業みたいだよ?科目は国語かな?」
ユウ「え?授業参観で教育実習生使うのかよ…中々面白い学校だな…」
ルビィ「そーなんだよね…あの人いつも用意しにくるの早いからそろそろ来るはずだよ?…と噂をすれば!きょーや先生!!」
ユウ「え?きょーや…?ってボス!!ボスじゃないか!」
こいつは俺の中学の友達木村きょーや。
俺はボスと呼んでいた。
まさか…こいつがこの道を進んでいたとは…
きょーや「お前、ユウか?久しぶりだなぁ!中学以来か?」
花丸「ユウと先生って知り合いずら!?」
ルビィ「確かに同い年だけど!!知らなかったよ!」
きょーや「こいつとは中学の時一緒だったんだ。卒業した後、すぐにプロレスやるって言ってどこか行ってから連絡も取ってなかったからな…そーいえば、テレビ見たぜ?お前チャンピオンなんだってな!」
ユウ「あぁ…おかげさまでな。まさかお前が教師やるとはな…」
きょーや「高山の影響だよ…あいつが教師になりたいって必死こいてたから…俺もついてきた感じだ。ていうかルビィ…黒澤って名字を見てまさかとは思ってたんだけどこいつの弟とはな…全く似てないな!!」
ユウ「うるせぇよ、お前妹に手出すんじゃねえぞ?」
きょーや「お前みたいなロリコンとは違うからな、俺は年下には手を出さんよ」
ユウ「μ'sの真姫ちゃんにマジ惚れしてたくせによくいうぜ…」
きょーや「ま、そのことは許してくれや!」
ユウ「そーいや、高山も教師目指してるみたいなこと言ってたけど、あいつはどこいんの?」
きょーや「あいつも今ここに来てるよ。3年生担当してると思うよ?」
ユウ「3年生って…ダイヤも俺の友達のお世話になってるんかい…」
きょーや「ダイヤ…あの子はマジで可愛いよな、べっぴんさんだわ…スタイルも良くて…俺にくれないか?」
ユウ「花丸、ルビィ先に教室戻ってて?少しこいつにはお仕置きが必要みたいだ!」
花丸「う、うん!ほどほどにね!」
ルビィ「け、けんかは良くないですぅ!!」
2人は逃げていくように教室に戻った。
ユウ「さて…と…?お前はどの技で苦しみたい?」
きょーや「冗談だからやめてくれって!!な?な?」
ユウ「あんまりそんな冗談口に出すもんじゃねぇぞ?」
きょーや「すまねぇ…許してくれや…。とりあえず俺は準備があるから先に行くわ」
ユウ「ん、了解。また後で顔出しに来るよ」
俺はダイヤに会いに3年生の教室に向かったが…
途中お腹を壊しお手洗いに寄った。
俺が3年生の教室に着く頃、授業は始まっていた。
確かに…俺の同級生である、高山しゅーへーがそこで授業をしていた。
だがやはり教育実習生の授業。
どうしても見ていてつまらない。
仕方ないのでダイヤのことをじっと見ていた。
自分の妹ながら、やはり美しい。
後ろ姿…完璧。
そして横顔…完璧。
時々見せる笑顔…完璧。
最高の女性だな…と見つめていると、ダイヤと目があった。
ダイヤはこちらを向きニコッと笑い黒板の方へ向きを戻した。
あ、やばい。可愛い。
今日は一緒に寝てやろう!!
とりあえず満足した俺はルビィの元へ行ったが…やはり授業を見てても退屈だった。
高校に行っていない俺からしたらなおさらだ。
しょうがなく俺は先に家に帰ることにした……。
同級生2人がまさか…先生をやっているとは!!
帰るには少し早かったので、ジムへ寄ることにした。
今なら学校もあるし曜はいない。
そう思い込んでしまった俺がバカだった。
ジムへ入ると…
曜「やっと来たよ〜もう待ちくたびれたんだよ?」
ユウ「おまえ!?いつから!?」
曜「朝からいたよ〜もっと早く来ると思ったのに…」
ユウ「学校は!?学校はどうしたんだよ!?」
曜「お兄ちゃんに会うために休んだんだよ?」
やばい…こいつは正気の沙汰じゃねぇぞ。
曜「でも…遅くなっても来てくれるお兄ちゃん…やっぱり大好きだよぉ…」
曜はそういうと俺にじりじり滲み寄ってくる。
俺はただ恐怖に怯え後ずさりするしかなかった。
だがそんなことで逃げられるはずがない。
すぐに曜に押し倒され…どこかで見たことある感じに…
曜「私…今日ブラ着けてないよ…?好きなようにして…///」
そう言った曜は俺の手を完全に抑え、前のように無理矢理唇を奪いとても深いものをした。
曜「お兄ちゃん…だいしゅき…///」
曜の声が耳元に囁かれる。
最初は恐怖でしかなかった曜の行為だったが…
時間が経つにつれ、無理矢理やられたそれも、段々気持ち良くなってしまっていた…。
だが、そんな俺を止めたのは花丸の存在だった。
ユウ「も、もうやめろ!!」
曜「うん…ごめんね…?」
おや、なんだ?今日の曜はやけに素直だ…。
あんなに無理矢理やったくせに…
曜「私…本気でお兄ちゃん好きになっちゃって…こうすれば花丸ちゃんから奪えるかなと思ったけど…お兄ちゃんからの頭から花丸ちゃんがいつまでも離れないから…虚しくなってきちゃって…本当ごめん…」
ユウ「……」
曜「気持ち悪かったよね?怖かったよね?ごめんね……嫌いになって当然だよ…もう…電話も…LINEもしないから…」
ユウ「大丈夫だよ?こんなことで嫌いにならない。でも…花丸がいるから、好きにもなれない…それはごめんな…?」
曜「ううん…わかってたから大丈夫……。でも……私じゃ絶対奪えないのかな…?」
ユウ「………ごめんな…」
俺は…また人を泣かせてしまった。
でも……仕方ないんだ…。
大切な人を傷付けないために…。
ユウ「本当ごめん…!」
その場にいるのが怖くなってしまった俺は走ってジムから出ていった。
その後曜はその場で何時間も泣き続けていたそうだ…
全く授業参観の件いらないと思った人多いと思います。
このいらない件はユウの同級生っていう設定の2人を出しておくためにあったものです。
この2人が今後もストーリーに関わってくるということなのです……。
そして後半のことなんですが…
元々俺はこの話を皆ハッピーにさせる気は無く
誰かを幸せにするには誰かを不幸にしてしまうことがある。そんなことを書きたかったので…かわいそうなところはあると思うんですが…許してください!!