ひと段落ついたので再開します!
なぜだ……なぜ俺は追い出されなくてはならないのだ…
電気を消そうと思っただけなのに…あれは事故だ!!
曜のこともありかなり疲れてた俺は歩くのも嫌になり、玄関の前で座り込んでいた。
少ししてダイヤから電話が入った。
ダイヤ「お、お兄様!?まさか本当に出て行ってしまったのですか!?」
ユウ「いや、出てけって言われたからな…どうしたんだ?」
ダイヤ「冗談に決まっているじゃないですか〜!早く帰ってきてください!」
ユウ「まぁ、玄関の前にいるからすぐ入るよ」
冗談に聞こえなかったわ…てか冗談でもそんなこと言うなや…と思いながら家に戻った。
ダイヤ「もう……心配したんですのよ!」
ダイヤの目はほんのり赤い。泣きそうだったんだな、可愛いやつめ!
いや、追い出したのお前だけどな!?
ユウ「出て行けって言ったのダイヤじゃないかよ……まぁ俺も悪かったけどさ…。もう今日は疲れたから寝るわ」
ダイヤ「ちょ、ちょっと待って!」
ユウ「?なんだよ?」
ダイヤ「明日祭りありますわよね…?やっぱり花丸さんと行くのですか?」
そう、明日は夏祭りがある。
俺は祭りが大好きなので花丸を誘って一緒に行こうとしたんだが…
花丸は前からルビィと一緒に行く約束をしていたらしい…
うんうん…友達は大事だよね!
ルビィ……俺と代わってくれないかな?
ユウ「いや、花丸はルビィと一緒に行くみたいだよ?」
ダイヤ「もし良かったら…一緒に行ってくださる?」
ユウ「お?まじで!一緒に行く人いなくて困ってたんだよね!行こうぜ!!」
ダイヤ「お兄様とお出かけって本当久しぶりですわ…楽しみにしてますわね♩」
ユウ「おう!じゃあ寝るわ!」
ダイヤと祭りか。
なんだか懐かしい気持ちになるな。
ウキウキしていると既に日が昇り始めていた…。
ユウ「やっべ、早く寝なきゃ!」
明日は早く起きなきゃ、またダイヤに怒鳴られる!
俺は眠りについた…。
そして次の日…
ダイヤ「お兄様ー!!!?まだ起きないのですか!?当然準備できてますわよね!?」
うるせぇなぁ……まだ朝早いだろうよ…今何時だよ…?
時計を見ると、針は4時半を指していた。
ユウ「まだ早いだろ……もう少し寝かせてくれよ…」
ダイヤ「ふざけるのも大概にしなさい!」
ユウ「わかった…わかったから……全く…まだこんな時間だろ…」
身体を起こして携帯を見ていると…16時30分との表示が…
ユウ「うっわ!!まじかよ!これだからアナログ時計は嫌いなんだよ!!悪りぃ、すぐ用意するから待ってて!!」
ダイヤ「もう……仕方ないんですから…早くしてくださいね?」
とりあえず急いで用意しなきゃ…そんなに変じゃない服に着替え、財布と携帯を持ちダイヤのいるリビングへ向かった。
ダイヤ「はぁ…遅いですわよ…?ていうか…その格好なんですの?」
そこには浴衣姿のダイヤがいた。
髪を結び、とても綺麗な妹が…
もし妹じゃなかったら……いやいや、俺には花丸がいるから!!
ユウ「ダイヤ…綺麗だなお前…」
ダイヤ「そ、そんなお世辞はいいですから!/// お兄様も昔着てたやつがあるでしょ?」
あぁ…中学の頃家族で行った時に着たやつか……
ユウ「そうだな……じゃあもう少し待ってもらってもいい?」
ダイヤ「仕方ないですわね……少しだけですからね?」
ダイヤを待たせないように、素早く着替えた。
正直…動き辛い…
いつも機動性を意識した服しか着てないから少し辛いかもしれないが…ダイヤのためだ!!
ユウ「お待たせ……変じゃないかな?」
ダイヤ「大分似合ってますわよ?こう見ると…お兄様の成長がよくわかりますわね…」
ユウ「ダイヤもかなり成長したよな…」
昨日の光景が蘇った。
あの程良く膨らんだ胸…
花丸ほどじゃないけど…成長したよな…
ダイヤ「お兄様……あなた最低ですわ…」
そうだ、ダイヤはユウキチだった。
俺の考えをほぼ読めるんだ…。
ユウ「ご、ごめんなさい……じゃあ行きますか?」
ダイヤ「えぇ…今日はよろしくお願いしますね」
少し歩くと祭りの会場についた。
そんなに大きい祭りではないので、人もそんなに多くは無かった。
Aqoursのグループラインを見てみると、果南と鞠莉以外は来ているらしい。
とりあえず花丸に会いたい!!
はぁー!会いたいよー!!!
という気持ちを胸にしまい、出店を見て回ることにした。
ダイヤ「昔から何も変わらないですわね…昔は良くルビィと3人で来てましたよね」
ユウ「そうだな…俺がいなくなってからも来てたのか?」
ダイヤ「お兄様がいなくなった次の年に2人で行ったのですが…なんか物足りなくて…その翌年から行かなくなったのです」
ユウ「そっか……本当寂しい思いさせてたな…」
ダイヤ「そうですわよ…ですから…今日はルビィはいないですけど、満足するまで帰らないですからね?」
ユウ「わかったよ。何でも言ってくれ!今日は言うこと聞いてやるから!」
ダイヤ「じゃあ…まず…1つよろしいですか?」
ユウ「うん、言ってみ?」
ダイヤ「お兄様…いや、お兄ちゃん……手、繋ぎたいですわ…///」
ダイヤの上目遣いのお兄ちゃんは反則だよ。
ユウ「ん、ほら繋げよ///」
俺は手を差し伸べた。
ダイヤは嬉しそうに俺の手を取った。
なぜかわからないが恋人繋ぎをしてきたダイヤを連れてしばらく見て歩くことにした。
途中りんご飴を食べたり金魚すくいをしたりして楽しんでいた。
しばらく歩いているとAqoursの2年生組に出会った。
曜「あ!ユウ!と…ダイヤさん!?ユウは花丸ちゃんと一緒だと思ってたんだけどな…」
ユウ「あぁ…家族との時間を大事にしたくてね」
ダイヤ「花丸さんに断られたのですよね、ルビィと出かけるからって」
梨子「ユウさん…カッコつけてるのバレバレですよ…じゃあ、花丸ちゃんはルビィちゃんと一緒にいるんですか?」
ユウ「そうだよ。まだ2人のことは見てないの?あ、多分よしちゃんも一緒にいるんじゃないかな?」
千歌「うん、まだ見てないですよー!あ!良く見たらダイヤさんとユウさん恋人繋ぎしてるじゃないですか!!」
ダイヤ「こ、これは!違います!///」
そう言うとダイヤは俺の手を離した。
確かに…考えてみたらこれは恥ずかしいな…
曜「へぇ…花丸ちゃんに言っちゃおうかな〜??」
ユウ「ちょ、それは本当やめて!兄妹だし、そういう時もあるでしょ!」
曜「でも…ユウの誘い断っちゃうなんて…花丸ちゃんは彼女失格じゃないかなー?」
ユウ「そんなことないよ!前から約束してたし、仕方ないことだから!」
千歌「え!?花丸ちゃんとユウさんって付き合ってるのー!?」
梨子「あ、千歌ちゃんは知らなかったんだっけ?」
千歌「知らないの私だけなの!?仲間ハズレみたいじゃん!!」
ダイヤ「知らないのが貴女だけなんじゃなくて…気付かなかったのが千歌さんだけなのですわよ…?」
ユウ「やっぱ…鞠莉ちゃんとか果南ちゃんも気付いてる?」
曜「うん、もうとっくにね。花丸ちゃんがカバンにつけてるリング見れば誰だってわかるよ…ユウのネックレスにだって同じリング付いてるし…」
千歌「えぇー!!じゃあもうデートとかしたんですか!?キ、キスとかも!!」
ユウ「その話は後でゆっくりしようね?じゃあ皆も祭り楽しんでねー!」
千歌「えぇー!!早く教えてくださいねー!」
梨子「ほら、行くよ千歌ちゃん!」
曜「ラブラブな兄妹の邪魔をしてはいけませんよー♩」
ダイヤ「だ、だから違いますわ!///」
いつもと変わらない様子の2年生を見送って再びダイヤと手を繋ぎ歩き始めた。
そういえば2年生の皆も浴衣だったな…。
皆やっぱ綺麗だな…。
会場をほとんど見て回った俺らは、最後の花火を見るために席を取ってゆっくりしていた。
そこへやって来たのは…Aqoursの1年生組だった。
ルビィ「あ、お兄ちゃん!お姉ちゃん!2人とも浴衣着てるんだー!」
そっか…3人は私服なのか…花丸の浴衣見たかったな…
花丸「2人ともモデルさんみたいずら…」
善子「2人で祭りなんてなんか意外ね…そんなに仲良い感じしないのに」
ユウ「そうか?俺ら兄妹3人は皆仲良いよな?ルビィ!」
ルビィ「うん!皆仲良いよ!」
ユウ「花丸!会いたかったよ!!」
花丸「おらも会えて嬉しいずら♩でも…なんでダイヤさんと恋人繋ぎしてるずら…?」
あ、しまった!またやってしまった…。
ダイヤ「こ、これはたまたまですわ!たまたま!///」
善子「まさか…あんなにキリッとした生徒会長が実は甘えん坊なんて…」
ダイヤ「違いますわ!誰がこんな男になんて甘えますか!?」
ユウ「こんな男!?酷くない…それ…?」
花丸「本当ずら!ユウは立派な人ずら!!」
ルビィ「大丈夫だよ花丸ちゃん!お姉ちゃんは本当はお兄ちゃんのこと大好きでしょうがないんだよ?」
ダイヤ「ル、ルビィ!!家に帰ったら覚えておくことね!?」
善子「本当…仲良いこと……ユウは昔から変わらないわねぇ…」
ユウ「よしちゃんは大分変わったよな…なんか…おぞましくなったよ…」
善子「当然…私は堕天使ヨハネ…」
ユウ「ルビィは浴衣あるのになんで着なかったんだ?」
善子「え!?シカト!?」
ルビィ「なんか動き辛いから私服にしたの。でも…お兄ちゃん達着てるんだったら、着てくれば良かったなぁ…」
ユウ「また家族で祭り行く時着て行こうな!」
ルビィ「うん!でもまさかこの2人で来ると思わなかったなぁ…お兄ちゃんと手繋ぐなんてお姉ちゃんずるいよ!」
ダイヤ「だから私は別に手なんて繋いでませんわ!///」
花丸「ユウも花丸のこと放っておいて…酷いずら…」
ユウ「え!?放っておいてってどういうこと!?花丸はルビィと行くからって……ごめんなさい!!」
花丸「冗談ずら♩でもあんまりイチャイチャしてたらおらも妬いちゃうからね?」
ユウ「わかってるよ!花丸達は花火見ていかないの?」
善子「私達は違う場所で見るつもりよ。どうするユウ、ずらまるここに置いていく?」
花丸「いや、おらは折角だからルビィちゃんと善子ちゃんと見たいずら♩ユウとはいつでも見に行ける!」
ルビィ「なんか私達と見に行けるのは今年が最後みたいな言い方だね…でも来年お兄ちゃんと見に行くのはルビィだからね?」
ユウ「はいはい、皆で見に行けばいいだろ?ここで皆で一緒に見るってのもいいんじゃないか?」
ダイヤ「ま、まぁ!無理にとは言いませんわよ?向こうで場所取ってるならそっちに行った方が…」
花丸「はい、そうします!ユウ、またね!……あ!ユウもやっぱりリングつけてくれてるんだ!」
ユウ「それ今気付くかよ……俺は花丸がつけてるのすぐわかったよ…」
善子「本当ラブラブだこと…ほら行くわよ」
ルビィ「また後でね!お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
ルビィ「ねぇ花丸ちゃん。本当にお兄ちゃんと花火見なくて良かったの?」
花丸「うん。さっきも言った通りこれからチャンスはいくらでもあるし…それに…ダイヤさんのあんなに嬉しそうな表情初めて見たずら。きっと久しぶりにユウと2人の時間過ごせてるから幸せなんだと思う。おらもユウとの2人の時間は凄い幸せだからよくわかるずら!」
ルビィ「お姉ちゃん……ああ見えて実はお兄ちゃんのこと大好きだからね…。ルビィや花丸ちゃんに負けないくらいお兄ちゃんのこと愛してると思うよ?でも…お姉ちゃんに譲っちゃっても大丈夫なの?」
花丸「ほら…いつかはおらのお姉ちゃんにもなるから…仲良くしておきたいずら!」
ルビィ「そっか!花丸ちゃんとお兄ちゃんが結婚したらルビィとお姉ちゃんは花丸ちゃんのお姉ちゃんになるんだ!」
花丸「うん!その時はルビィちゃんもおらのことよろしくずら!」
ルビィ「そーしたらたくさん遊べるね!!」
善子「はぁ…本当幸せそうね…」
ルビィ「善子ちゃんもお兄ちゃんとは前からの知り合いなんでしょ?好きになったりしないの?」
善子「そうね……友達としては好きだけど…恋愛としては……ね」
花丸「あんなにイケメンな人放っておくなんてありえないずら!まぁおらの彼氏だから渡さないけど…」
善子「相変わらず惚気るわね…ほら、花火始まるわよ!」
ダイヤ「お兄様…2人で花火なんて…たまにはいいですわね」
ユウ「あぁ…ルビィがいないだけでこんなに雰囲気違うんだな…」
ダイヤ「そうですわね…お兄様、そろそろ花火が始まりますわよ」
ユウ「うん。そーだな…」
そうして花火が始まった。
何発か打ち上がったところでダイヤが話しかけてくる。
ダイヤ「ねぇ…お兄様……甘えてもいいですか…?」
ユウ「なんだよ、急に………いいよ?今日だけなら許す」
ダイヤ「はい…お兄ちゃん…大好きですわよ…」
ユウ「俺もだ、ダイヤ……今日はありがとな?」
俺はそっとダイヤを抱き寄せた。
ダイヤ「花火……綺麗ですわね…」
ユウ「ダイヤ…お前のが…綺麗だ…」
そう言って髪を撫でる。
ダイヤ「お兄ちゃん……そんなありがちな言葉……嬉しくないわけないですわ…」
ユウ「お前も…早く彼氏見つけて俺に紹介してくれよな?」
ダイヤ「彼氏なんていらないですわよ…お兄ちゃんがいれば…」
その後終わりまでダイヤと寄り添って花火を見た。
帰りにはもちろん家まで手を繋いで帰った。
久々にダイヤと2人の時間を過ごした。
俺は…この家族を愛してる。
この気持ちを改めて実感した日になった。
後日、ダイヤと必要以上にイチャイチャしたせいで花丸に物凄く叱られました。
ダイヤまじ可愛いっす…
お兄ちゃんって呼んで甘えてほしいっすね…