その後、朝食を終えた家族達は、それぞれの仕事場等に向かった。
登校中……
「それにしても、最近は良い天気が続いてるな」
「そうだな……今度の休みに何処か花見にでも行くか」
「だったら花が散る前にしないとね」
「そうね、葵姉さんの言う通りだわ」
「み、皆〜、ちょっと待ってよ〜」
高校生組が歩いてる中、茜は壁に隠れながら移動していた。
「全く……茜のカメラ嫌いはひどいな。いつもの道なんだから慣れてるだろ」
「違うよ!先週にカメラの配置が変わったんだよ!!
せっかく全部覚えたのに……」
「全部って……確かこの町内にあるカメラって結構あったよね」
「確か……200台位だった様な」
「勿体無いわね、私ならそれを利用して選挙活動するけどね」
「悪いけど茜に構ってたら遅刻するから俺は先に行くよ」
修は自身の持つ特殊能力“瞬間移動”で、その場から移動した。
「だったら私も行かせてもらうわ、生徒会に遅れたら困るのよ」
「あっ、修ちゃん!奏ちゃん!」
「大丈夫よ茜、私が一緒に行ってあげるから」
「しょうが無いな、俺もついていくよ」
「ありがどうー葵ちゃん、武昭ー」
茜は涙を流しながらお礼を言った。
「別にお礼を言われる様な事じゃないよ“家族が困ってたら助けるのは当然の事だからな”」
「そうよ茜、武昭の言う通りよ……(けど、それで武昭は……)」
武昭の言葉に賛同した葵は[手袋]をしていた武昭の左手を見た。
それからしばらくして………
「武昭、葵ちゃん、私に掴まってくれる? 能力を使って学校まで行くから」
「良いのか茜? いつもなら嫌がるのに」
「だって、私のせいで2人を遅刻させる訳にはいかないもん………」
「茜………わかったわ、だったらお願いするわね」
「その前に、ちょっと待って」
武昭は2人に声をかけた。
「どうしたの武昭?」
「急がないと遅刻しちゃうよ」
「わかってるよ、けど、そのまま飛んだら2人はスカートだから危ないだろ?」
武昭の言葉に2人共頬を染めてスカートを抑えた。
「け、けど、どうするの?」
「今日は私も葵ちゃんも体育は無いよ?」
「だから、こうするんだよ、ちょっと悪いな茜」
「ふぇっ!?た、武昭!?」
武昭にスカートを触られた茜が顔を赤くしてるとスカートが光ってパンツルックに変わった。
「そっか、武昭の能力があったっけ。なら私のもお願い」
「あぁ、わかったよ葵姉さん」
再び武昭がスカートに触れると茜と同じ事が起こった。
「よし、これでスカートは大丈夫だな」
「ありがとう武昭!じゃあ二人共私の手に掴まって!!」
葵と武昭が、それぞれ茜と手を握ると茜の体が光って、その場から浮くと、そのまま学校に向かった。
その後、学校に着いた三人は物陰に隠れていた。
「じゃあ二人のスカートを直すか、はいっ姉さん」
「ありがとう武昭、じゃあ放課後に行くから」
「わかったよ、武昭、私のもお願い」
「あぁ、これで良し じゃあ教室に行くか」
武昭がスカートを直すと、葵は3年生、武昭と茜は2年生とそれぞれの教室に向かった。