城下町の錬金術士   作:北方守護

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第2話 学園にて

その後、朝食を終えた家族達は、それぞれの仕事場等に向かった。

 

登校中……

 

「それにしても、最近は良い天気が続いてるな」

 

「そうだな……今度の休みに何処か花見にでも行くか」

 

「だったら花が散る前にしないとね」

 

「そうね、葵姉さんの言う通りだわ」

 

「み、皆〜、ちょっと待ってよ〜」

高校生組が歩いてる中、茜は壁に隠れながら移動していた。

 

「全く……茜のカメラ嫌いはひどいな。いつもの道なんだから慣れてるだろ」

 

「違うよ!先週にカメラの配置が変わったんだよ!!

せっかく全部覚えたのに……」

 

「全部って……確かこの町内にあるカメラって結構あったよね」

 

「確か……200台位だった様な」

 

「勿体無いわね、私ならそれを利用して選挙活動するけどね」

 

「悪いけど茜に構ってたら遅刻するから俺は先に行くよ」

修は自身の持つ特殊能力“瞬間移動”で、その場から移動した。

 

「だったら私も行かせてもらうわ、生徒会に遅れたら困るのよ」

 

「あっ、修ちゃん!奏ちゃん!」

 

「大丈夫よ茜、私が一緒に行ってあげるから」

 

「しょうが無いな、俺もついていくよ」

 

「ありがどうー葵ちゃん、武昭ー」

茜は涙を流しながらお礼を言った。

 

「別にお礼を言われる様な事じゃないよ“家族が困ってたら助けるのは当然の事だからな”」

 

「そうよ茜、武昭の言う通りよ……(けど、それで武昭は……)」

武昭の言葉に賛同した葵は[手袋]をしていた武昭の左手を見た。

 

 

 

それからしばらくして………

 

「武昭、葵ちゃん、私に掴まってくれる? 能力を使って学校まで行くから」

 

「良いのか茜? いつもなら嫌がるのに」

 

「だって、私のせいで2人を遅刻させる訳にはいかないもん………」

 

「茜………わかったわ、だったらお願いするわね」

 

「その前に、ちょっと待って」

武昭は2人に声をかけた。

 

「どうしたの武昭?」

 

「急がないと遅刻しちゃうよ」

 

「わかってるよ、けど、そのまま飛んだら2人はスカートだから危ないだろ?」

武昭の言葉に2人共頬を染めてスカートを抑えた。

 

「け、けど、どうするの?」

 

「今日は私も葵ちゃんも体育は無いよ?」

 

「だから、こうするんだよ、ちょっと悪いな茜」

 

「ふぇっ!?た、武昭!?」

武昭にスカートを触られた茜が顔を赤くしてるとスカートが光ってパンツルックに変わった。

 

「そっか、武昭の能力があったっけ。なら私のもお願い」

 

「あぁ、わかったよ葵姉さん」

再び武昭がスカートに触れると茜と同じ事が起こった。

 

「よし、これでスカートは大丈夫だな」

 

「ありがとう武昭!じゃあ二人共私の手に掴まって!!」

葵と武昭が、それぞれ茜と手を握ると茜の体が光って、その場から浮くと、そのまま学校に向かった。

 

その後、学校に着いた三人は物陰に隠れていた。

 

「じゃあ二人のスカートを直すか、はいっ姉さん」

 

「ありがとう武昭、じゃあ放課後に行くから」

 

「わかったよ、武昭、私のもお願い」

 

「あぁ、これで良し じゃあ教室に行くか」

武昭がスカートを直すと、葵は3年生、武昭と茜は2年生とそれぞれの教室に向かった。

 

 

 

 

 

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