ダンディ君を救えのゲームが終わってから数日後………
「ふぅ……次は向こうのトイレか……」
茜が城内のトイレ掃除をしていた。
「それにしても……本当に数が多いなぁ……」
「茜様、もうよろしいですよ」
「えっ?まだトイレはありますけど………」
「お忘れですか?今日はこれから演奏会がある筈」
「あぁーっ!そうだったー!!」
「そんなに慌てなくても武昭様がドレスを持ってきてますよ」
「ふえっ?アキちゃんが?」
「やっぱり忘れてると思ったから早めに来て良かった」
茜が声の方を見るとスーツケースを持ったタキシードを着た武昭が立っていた。
「ホラ、茜のドレスはあるから部屋で着替えてこい」
「うん!ありがとう!アキちゃん!!」
茜はスーツケースを受け取ると自分の部屋に向かった。
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それから時間が経って桜田家は演奏会が行われているコンサート会場に来ていた。
「うーん……やっぱりクラシックは落ち着くな………」
「武昭って、結構な多趣味よね」
「確かクラシック以外にJ-POPや演歌も聞いてるんでしたっけ?」
「それに音楽以外でも色々やってるからな」
会場のbox席は桜田家12人が4人三組に分かれていた。
A席 総一郎 五月 輝 栞
B席 葵 修 奏 武昭
C席 茜 遥 岬 光
「まぁ、
「そう言えば……武昭って茜ちゃんから上着を返してもらったの?」
「葵姉さん 上着って……あぁ、ゲームの時にスカートの代わりに俺が錬成した奴か」
葵の言葉を聞いた武昭はポンと手を叩くと思い出した様に話した。
「返してもらってる訳無いよ、事情はどうあれ姉妹のスカートを欲しがったら
それは、ちょっとまずいでしょ?」
「そっか、確かにその通りね」
「それに新しい服が欲しいなら、古い服を錬成しなおせば良いんだからさ」
「武昭、あまり能力を使うのはよしなさい」
「別に良いじゃないか奏姉さん、お金を出して無理して買う事も無いんだし……か、奏お姉様?」
「お金が無いなら、私が出してあげるわよ………だから能力を使うのは、なるべく控えなさい」
「は、はい、分かりました奏お姉様」
武昭は奏の目にハイライトが無く肩を掴む力が強くなるのを感じると猛スピードで頭を縦に振った。
一方………
「全く……奏も武昭の事となると凄い心配性だな………」
「それは、そうよ修……武昭が
「違うよ葵姉………あの時に俺が、ちゃんと止めてれば………」
2人が話していたが視線は武昭の左手を見ていた。
「だから、出来るだけ私達が無理をしない様に見てあげてないと」
「そうだな……家族なんだし……
それよりも武昭、モノは相談なんだが……その上着を俺に売って……」
「お兄様?一体何をおっしゃてるんですか?
「いや、これは男同士の話であって………」
「修兄さん、幾ら家族内でも親しき中にも礼儀ありってものだよ」
武昭は奏の矛先が修に向かったのを確認すると一緒に攻めだした。